粘膜接触(皆人×月海×結)
番外編


「ねぇ皆人さん」

ユカリの体操服とブルマ、というお気に入りの格好で結が言った。

「? なに、結ちゃん」
「ねんまくせっしょくって何ですか?」
「−−−−−−!!」

声にならない声と共に、受験勉強をしていた皆人は思わず振り向いた。

「むむ結ちゃん、なに言って?」
「……このあいだ、瀬尾様のところの光さん・響さんとお話ししてたんです。私のコブシ
の力、なんていうか、思ったとおりの力がでないなーって。そんな感じがするのはどうし
てだろう?って言ったら、ふたりともニヤニヤしながら『ねんまくせっしょく、してもら
ってないんじゃないの?』って。」

「………あのヒトたち、余計なことをぉ……… あ、あのね。つまりなんていったらいい
か…結ちゃんが羽化した時とか、祝詞で大きな力を出す時とか、その時のこと覚えてる?」

「羽化の時……ですか?皆人さんとはじめて出会って、私の葦牙様だって確信して、それ
で……だんだん、体があつくなって………あっ?」

「……そう、つまり、そのこと。粘膜接触って。」
「……光さんたち、言ってました。粘膜接触にもいろいろあるって。光さんや響さん、瀬
尾様に、もっといろいろと「求められすぎて」ウザいとかなんとか。……あんまりよく意
味がわかんなかったんですけど、何となくちょっと、うらやましく思っちゃいました。」
「……結ちゃん……」

「おしえてほしいです!もっと、いろいろな……こと。結は、皆人さんの、皆人さんだけ
のセキレイです。皆人さんが望むなら、どんなことでもできます。なんでもされたい!っ
て、いつも思っているんですよ?」

いつか聞いたことのある言葉が、まるで皆人への祝詞のように頭に響く。普通なら鼻血を
噴いてもおかしくない状況が、不思議と今の皆人には違和感がなかった。

「結ちゃん……」

結の前に座り、その肩にそっと手を置く皆人。ちょっと潤んだような目で皆人を見つめる
結。その結の前、皆人の背後から2人に冷たい視線を浴びせる月海。

「−−−−−−−−−−はっ!!!???」

般若やグリズリーに勝るとも劣らない、強烈な怒りのオーラを背後に感じ、皆人はおそる
おそる後ろを振り返る。

「つ、つ、つ、月海!? い、いつからそこに??」
「……あのヒトたち、余計なことをぉ……のあたりからじゃ。ミナトォ!!汝、いったい
どういうつもりじゃ!吾という本妻がありながら、妾ごときの色香に迷いおって!!」
「結もつまです!!」
「黙らぬか!!良人の相手は本妻である吾が取り仕切るのじゃ!ひっこんでおれ!」
「結のほうがおっぱいおおきいです!」
「黙れと言うておる!」

「あ……あの……2人とも落ちついて……」
「ミナト。そもそも汝が吾のことをはっきり本妻として扱わぬからこういうことになるの
じゃ。このぶんではあのエロメガネに公然猥褻物、はたまたようじょとて、いつミナトの
寝所に夜這いにくるか、知れたものではないぞ!」
「結がいちばん最初に皆人さんと婚いだんですよ!」
「えぇい妾がごちゃごちゃとうるさい!なれば勝負じゃ!本意ではないが、妾には妾の立
場があるということを、汝に思い知らせてやろうぞ!」

「お買い物勝負なら!結は一回戦は不戦勝ですね!」
「お買い物ではない!どちらが葦牙たるミナトを悦ばせるかの勝負に決まっておろう!」

「おぉ〜〜、なるほど!! で、よろこばせる、ってなんですか?皆人さん何をすればよ
ろこんでくれるんですか?」
「……婚いだ者どうしの…… よ、よ、夜のいとなみじゃ!吾も汝も裸になり、ミナトと
添い寝をし、自らの「女」を武器とし、ミナトを籠絡するのじゃ!!」

「なんだかよくわからないところもありますけど……裸で勝負!!ということですね??」

「わぁぁぁ!? 結ちゃん?? つ、月海??」

2羽のセキレイはあっという間に全裸となり、皆人をはさんで向かい合った。

「ミナト……」「皆人さん……」

自身を囲むセキレイの鳥篭から逃げられず、皆人は立ち尽くす。胸の前には結のおっぱい
、背中には月海のおっぱい。じわじわと包囲網が閉じ、皆人の全身はあたたかくてやわら
かい、セキレイのからだに埋もれてしまった。

「ミナトも裸になるがいい。本妻たる吾の体で、汝の体のすみずみまで、つつみこんでや
ろうぞ!」
「結だって本妻です!皆人さん、いっぱい、いっぱい粘膜接触しましょ?」

「ふ、ふたりとも、ちょ、ちょっとまってうわわっ!」

裸のセキレイ2羽の手にかかり、皆人もあっというまに全てを脱がされてしまった。

「ん………んちゅ……」

正面から向き合っているという体勢の利を活かして、先に結が皆人にくちづける。

「むん………はぁ……うふふ。皆人さん…いただきましたぁ……」

とろんとした目をして結が唇を離す。ふたりの間にかかる唾液の橋。

「む、む、結い!!汝、赦さぬ、赦さぬぞ!!」

すぐさま月海が皆人の顔を振り向かせ、その唇を奪う。

「ミナト……吾が本妻じゃ!吾だけを、吾だけを……」

目をとじた月海の舌が皆人に入り込み、思うさまその中を舐めまわす。

「むぅ。。。。」

結は背中にグリズリーを見え隠れさせながら皆人の手をとる。皆人の右手を自分の左のお
っぱいに導き、自らの左手をその上から押しつける。
ふにょん………つきたての餅のようにやわらかく、押しかえすような弾力をもあわせ持つ、
セキレイ1、2を争うおっぱいの感触が、皆人の脳髄を直撃する。

「……!!……」

鼻血を噴きそうになるのを必死でこらえる。結の手のひらが、皆人の手ごと胸をもみしだ
くようにしているため、掌の下で尖りはじめる突起の感触まで、はっきりと判ってしまう。

「結、わかってきました。粘膜接触のやりかた………ここも、粘膜…ですよ、ね?」

結は右手で皆人の左手をとり、自らの下半身に導いていく。
皆人は、指先に触れる、熱く湿った感触の正体に気がつくと、もうたまらなくなり、月海
の唇と結の両手をふりほどき、セキレイの鳥かごから必死に脱出した。

「ふ、ふたりとも……ちょっと、ちょっと待ってよ……」

「ミナト……吾の接吻がいちばんであろう?」
「結のおっぱいと……あ、あそ…こ、のほうがいいですよね??」

「だ、だから……俺には、どちらが一番か、なんて決められないよ。決められるわけがな
い。だれが一番で、他の娘がその娘より劣るなんて、そんなこと絶対にないんだ。ふたり
だけじゃない、松さん、くーちゃん、風花さんだって、みんな同じ、大切な《俺の》セキ
レイなんだ……」

「……………」
「……………」

「……結。」

沈黙を破って、月海が口を開く。

「……??」
「休戦じゃ。葦牙にこう言われては、セキレイとしていつまでも争っているわけにもゆか
ぬ。」
「……はい。そうですね!」
「……(よかった……なんとか収まった……)じゃ、じゃぁもう遅いから、ふたりとも部
屋に戻って寝……えぇぇっ?」

月海が上半身、結が下半身、という分担で、皆人の体を布団に横たえ、起き上がれないよ
うに押さえつけてきたのだ。

「な、なにをするつもりなんだ??結ちゃん?月海?」
「ナニです。」「ナニじゃ。」ユニゾンでふたりが答え、妖しく笑う。

「さっき、結が粘膜接触がどうのと言うておったな。結もそうじゃろうが、ここまで火の
ついたカラダ、このままではとうていおさまりがつかぬ。素直に部屋に戻ったところで自
分で慰めるか、へたをすれば結と朝までまぐわってしまうかもしれぬ。………最後まで、
責任をとってもらおうぞ。」
「賛成です!!」

「……(月海と結ちゃんが朝まで…それはそれでとっても興奮)っじゃなくて!!」

有無をいわさず、上半身担当の月海は、その豊かな乳房を皆人の顔にこすりつけはじめる。
下半身担当の結は、いつのまにか確保した皆人のモノを、いとおしげに掌でさすり、あ
っというまに最大限に膨張させてしまう。

「わぁっ!皆人さんの、これが……大きい……」
「ふ……立派なモノじゃ。頭はまだ覚悟が足らぬようだが、カラダのほうはすでに準備万
端というわけじゃな?」
「……………」

「む……あふぅっ!」

左右の乳房で交互に皆人の顔を攻める月海。知らず知らず、勃ちあ
がってきた乳首がこすれ、徐々に攻めているのか、攻められているのか、わからなくなり
つつあった。

「皆人、さん……」

結は、ぐんぐんと膨張する亀頭に圧倒されつつも、先からしみ出して
きた透明な液体を(ぺろり……)と舐めた。

「はうぅぅぅっ!!」

瞬間、その中に溜まった《精》を思わず噴き上げそうに腰を突き上
げたが、必死の自制心でかろうじて押さえ込んだ。が……

「ま、まいった………もう…これ以上我慢できそうにない……イかせて、くれ……」
「………結。ミナトはこう言っておるが……どうしてやればいいのか、判るか??」
「なんとなく。きっと……こうしてあげればいいんだと、思います……」

あーん、とめいっぱい口をあけ、結は皆人のモノを口内におさめた。暖かな口のなかでモ
ノはたっぷりの唾液にまみれ、密着したかわいらしい唇で外側の茎をしゅこ、しゅこ、と
しごかれる。

「もう、だめ、だっ……!!でる!結ちゃん!結っ!」

目の前に差し出された月海の乳首を唇でとらえてしゃぶりつきながら、皆人は腰を本能的
に結の喉奥に向かってぐんっ!ぐんっ!と突き上げた。

最後にぐぅぅっ!!と突き込んだ時、その亀頭は鈴口を思いっきり開いて、結の口のなか
に、たっぷりと精液を放出した。

「!!(……皆人さんのが……)」

次々と送り込まれる精液の奔流に圧倒されつつも、結
は皆人が落ち着くまで吸い付いていた。しばらくして放出がとまり、結は精をこぼさない
ように注意深く離れ、こくん…こくん…と、何回かに分けて飲み込んでいった。

「………すごい………こんなに、体中に力が湧き上がって……今、祝詞を唱えたら、結は
無敵のような気がします!!!」

「あは……あはは……そ、そう……」


「……………ミナト。」

じとっ、という形容そのままの言葉で、背後から月海が呼ぶ。

「は、はいぃ……!!」

こわごわ、皆人が後ろを振り向くと、今にも泣き出しそうな月海
の姿。

「………汝、まさかもう役に立たないのではあるまいな??」

自分で、胸と下半身を慰めながら、月海が訴える。

「これでは吾は生殺しじゃ。今まで必死に我慢したのじゃぞ。今の結以上に吾を登りつめ
させてくれねば、耐えられぬ!」

「う、うん、判ってるよ月海……少し、休めば……」
「……ここに、吾のここに、汝のものを……」

月海はうしろを向き、四つんばいになって、片手の2本指で自らのあそこを開き、皆人に
見せつける格好をとる。普段の月海からは想像もできない、屈服した姿勢を見せつけられ、
皆人はふらふらと月海のそこに近づいていった。

くちゅり……

月海が自分の指をあそこに沈み込ませて音をたてる。甘酸っぱいような、女の匂いがひろ
がり、皆人は花にさそわれる蜜蜂のように、月海のそこに口づけた。

「ひゃぁぁう!!」

もっとも敏感な場所にいきなり口づけられ、月海は思わず悲鳴をあげ
る。

(これが、月海の……味…匂いなんだ……)

興奮した皆人は、両腕で月海の太股を抱
きかかえ、舌を使ってなかを舐めまわす。

「あぁ、あぁ、ミナト!ミナト!」

悩乱した月海は、しがみついた皆人の顔ごとお尻をふりまわし、感極まって上体がくずれ落ちる。

ぷしゃあっ……とろり……

いっぱいに開ききった月海の「女」の部分から、皆人の顔面へと、男を迎えることのでき
る、愛の証拠が噴射される。

「……(はぁ、はぁ……)い、いくよ、月海……」

お尻だけを上げた格好の月海にむかって、皆人は自分の充分に回復したものを押し当てて
いく。

「待、待て、ミナト……今、挿れられたら…吾はどうなるかわからぬ……うぅっ!」

ぐい、ぐい、と、皆人は月海のなかへと、自身を侵入させていく。

「か、はっ……くぅ…う、ぬっ……」

破瓜の痛みに健気に耐える月海。

「……ミナト……そこが、吾のこれまで
の純潔の証じゃ。汝に、このからだ、捧げ、ようぞ………」

「月海………」

ずんっ!!

ついに、皆人のものが、最奥まで月海のなかに突き込まれた。
月海の膣奥は皆人の亀頭を優しく抱きしめるようにつつみこみ、歓喜の愛液がどぷりと湧
き出た。

「は、挿入った、のか??」
「うん、月海…いちばん奥まで、挿入った、よ…」

「そうか……ミナト……これが、汝のもの、なのじゃな……」

くい…くい…と、月海は皆
人の亀頭を締め付けてみる。ぐりん、ぐりん、と、月海内部の深いヒダがよじれ、皆人は
思わず腰がひけてしまう。

「だ、だめだよ月海!!そんなことしたら、すぐに終わってしまうよ!!」
「赦さぬ。さんざんいままでじらされておったのじゃ。葦牙らしく、セキレイを御してみ
せよ。」

言いながら、痛みもなくなってきたか、皆人の腰に向かってお尻をぐい!ぐい!
と押し付けてさえきた。

「うわわっっ!月海!だめ、だめだって!!」

あわてて月海のお尻をしっかりとつかみ直し、動きを少しでも抑える。

「ミナト……吾を、吾を、汝のものに…して…」

目を伏せて、顔を真っ赤にして恥じらう月海の痴態に、皆人も覚悟を決めた。と、そこに

「結もお手伝い、しまぁす!!」

と、月海の上体の下にすぃっ、と結がすべりこんできた。

「月海さん……おっぱい、ぱんぱんに張って……乳首もこんなにふくらんで……いまの
大きさ、結より大きくなってるかもしれないです。とっても、感じてるんですね??」

と言いつつ、結は上から垂れ下がる大きな胸の先をぱくん、とくわえ、グミのような大粒
の乳首を、唇と舌でちゅう、ちゅう、と吸引し始めた。

「や!!やめろ!結!!吾はミナトに、ミナトにしてもらいたいのじゃ!汝にイかせられ
てなるものか!!」

「……(よし……)」

少し月海にスキが出来たと見て取った皆人は、チャンスとばかりに
動き始めた。はじめはゆっくりと、少し慣れてくると月海のくびれた腰をつかんでパン!
パン!パン!と。かなり激しく突きこんでも、月海の大きなお尻は、皆人の動きをものと
もせずにしっかりと受け止める。

「あぁぁ、あぁ、ミナト!ミナトぉ!」

月海も今にも達しようとしていた。膣口は皆人の根元をしっかりと締め付け、内部は広が
って精液溜まりとなる。そこに向かい、ぐん!ぐん!と突きこまれてくる亀頭の先端。

「つ、月海、月海ーー!!!」

最後に腰を思いっきり月海の大きなお尻に押しつけ、開い
た亀頭からどくん!!どくん!!どくん!!と、精液をたっぷりとそそぎ込む。

「あぁぁ、出て……出て、いる!!感じるぞ、ミナト……汝の子種が、吾のなかに!!」

月海も皆人に向かってお尻を捧げ、少しでも沢山、皆人の精子を吸い取ろうとゆら、ゆら、とうご
めかせた。

(月海さん………すごい……これが、いちばんすごい《粘膜接触》、なのかなぁ……)

すでに一度、口内で皆人の精を受けてはいたが、少しだけ《黒いもの》が胸にうずまく結
だった。

………なんとなくその夜は、皆人と中心に3人寄りそって眠ることになった。

「ふっっ……これで、本妻は吾ということがはっきりしたな。」

疲労困憊、眠り込んだ皆人のむこうで、月海がささやく。

「聞き捨てなりません!どうしてそういうことになるんですか!結も本妻です!!」

「よいか。汝も吾も、1度ずつ皆人とま…ま…まぐわったが、本当の夫婦(めおと)のよ
うに、こ…子種を、子袋に注ぎこまれたのは、吾だけじゃ。……結。いちばんはじめに
皆人と婚いだのはたしかに汝かもしれぬ。じゃがな、いちばん最初に《本当の夫婦の
いとなみ》をしたのは吾じゃ。この事実、忘れずにいてもらうぞ。
「むぅぅぅ!!! ……………皆人さん!!皆人さん!!起きてくださいっ!!!」

「………む……結ちゃん??なに、まだ夜中……」
「皆人さん!!結にも《夫婦のいとなみ》して下さい!!お願いしますっ!!!」
「えぇぇぇっ………」
「自分だけが本妻だって、月海さんまだそんなこと言うんです!!結の…その……あそこ
にも、皆人さんの子種がほしいんです!!お願い!」

(……………もう、勘弁して……………)

……翌朝。「出雲荘では不純異性交遊は禁止です!!!!!」という美哉の般若と
ともに、3人が「一日じゅう、ごはん抜きです!」の罰を受けたのはいうまでもない。

続編:粘膜接触「松」編(佐橋皆人×松)







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