大人の恋
スライ×ルンルン


コパール城の戦いから早1ヶ月が過ぎた。
呪いをかけられた王様や、魔物に体を乗っ取られていた大臣も元に戻り、1000倍に設定されていた物価は
いつも通りの価格に引き下げられた。
平穏さを取り戻した街には子供達の賑やかな笑い声が響き渡り、昔のような和やかな空気に包まれている。
城をモンスターの魔の手から救ったニケとククリはすでに次なる場所へと旅立っており、
しばらくコパールに留まっていたアダムスキーとトマもまた、昨日大きな荷物を背に抱え行脚の旅へと出かけていった。

「ふぅ〜・・・、退屈ねぇ〜・・・」

と、とある一軒の民家から気の抜けた声が漏れ出された。
大きなため息と共に先程の声の主である黒髪の女性は机につっぷしてだれている。
彼女の名はルンルン。闇魔法結社の総裁の側近である。ただ、この名を彼女に向かって呼ぶとマジギレするので要注意だ。

「うむ・・・ゴム骨とじゃれるのも飽きたわい・・・」

威厳性のある声で間抜けな言葉を発したプードル犬、『一応』闇魔法結社の総裁である。
その昔、ギリに呪いをかけられて犬の姿に変えられたらしいのだが、日に日に
言動が犬らしくなってきている事にルンルンは少なからず危機感を覚えていた。

「総裁・・・はっ、そーいえば、ジュジュちゃんはどこ行ったのかしら?」

ハッとして身を起こしたルンルンが辺りをキョロキョロと覗うが、その名に該当する少女は見当たらない。

「ああ、さっき庭へ行くといっておったぞ」

総裁は可愛らしい前足をスッと家の外へと指した。

「また聖書でも読んでるのかしら?ちょっと様子を見てきます」

そう言うとルンルンはすっくと椅子から立ち上がり、日の差し込むドアへと歩を進めた。

その庭は暇を持て余していたルンルンによって見事に手入れされて、ガーデニングという
言葉に相応しいものとなっていた。様々な花や植物が己の魅力を最大限に引き出すべく、
太陽の下でその色を満々と映わせていた。
庭のほぼ中央に設置された木製の机と椅子、そこに座る少女が1人ルンルンの目に入った。
彼女こそ、『探し者』ジュジュである。
やや大きな本を熱心に読んであり、ルンルンの存在には気がついていないようだ。

「ジュジュちゃーん、何読んでるの?」

問いかけながら近づくルンルンに対し、ジュジュは本から目線を外さずにそれに答える。

「『せいしょ』よ」
「そう、聖しょ・・・って、ジュジュちゃん!?そ、その本・・・!」

ジュジュの隣に来て腰を下ろしたルンルンは、ジュジュの持っている本の内容を見て驚きを隠せなかった。
なぜなら、ジュジュが手にしていたのは聖書ではなく、せくすぃーな女性の裸満載の、言わば『性書』であったからだ。

「どうしたのこの本!?」
「さっきおかしらさんが来て、『城の戦利品だ、たまにはこれでも勉強するんだぞ』ってくれたの」
「あんのエロおやじーーーぃ!」

ルンルンの怒りの矛先である人物、それはコパール城での戦い時に手を組んだ
盗賊団ガバの頭、スライである。

「一体何を考えてるのかしら!子どもにこんな不健全なモノ与えて!」

まさに頭から湯気が出そうな勢いで憤慨するルンルンに対し、ジュジュはクールに質問を試みた。

「お姉さんもこういうのした事あるの?」
「なっ!!?」

そう、子どもは時に突拍子もなく困る質問をするものである。
当然ルンルンもこの質問には戸惑いを隠せず、たった今までの怒りは一気に消沈した。
顔は赤いままだが、先程とはまた違った色、『紅い』と言った方が相応しいものとなった。

「な、なに言ってるのジュジュちゃん、何で、あ、あんな奴としなきゃ・・・」
「あんな奴って誰?わたし、した事あるかないかだけを聞きたかったんだけど」
「あ・・・」

自ら墓穴を掘ってしまったルンルンは、顔を真っ赤にさせたままコキーンと一時停止してしまった。

「そ、そうよね、あいつは誰だっていいわね。ジュ、ジュジュちゃん、ちょっとその本貸してちょうだい」

気を取り直すも引きつった笑いをしながらジュジュから本を受け取ると、再び顔を怒りのものへと変えて

「あいつに文句言ってくるわ!」

と言い残しそのまま盗賊の森へと向かった。
その後ろ姿を見つめるジュジュの表情には、ほんのわずかではあるがニヤ〜っとした笑みがあった。

うっそうとした森の中。日の光も半分以上が木の葉に遮断され、真昼間だというのにここは薄暗かった。
そんな中に、ややほつれた衣類を身にまとった2人の男が洞穴の前で座り込みながら話し合っている。

「今日も結構稼いだな」
「ああ、あの家にこんなにお宝があるとは思わなかったぜ」

彼らの前にはキラキラと輝く宝石が多数転がっており、時たま手に持ってホクホク顔で眺めている。
どうやら盗みを働いた時の戦利品であろう。

「見ろよこの輝き、高く売れるぜこれは」

顔に隠しきれないほどの笑みを表して、男達はまるで子どものようにはしゃいでいた。と、その背後から

「あんたたち」
「うわあっ!」

突然発せられた声に、2人共手に持っていた宝石を落とし、飛び上がって驚いた。

「だ、誰だっ・・・って、闇のねえさんか」

男達が後ろを振り返ると、見知った人物がそこには立っていた。おかげで2人は一瞬にして緊張から解き放される事が出来た。
「今日はどうしたんですかい?」
「おかしらはいる?」
「あ、ああ、いるっちゃあいるが、一体・・・」

盗賊Aの質問を無言で流したルンルンは、すたすたと洞穴の中へと向かっていった。

「どうしたんだ?やけに恐い顔してたが・・・」
「さあ・・・」

そのルンルンの後姿を見つめる2人はしばらくそこで立ち尽くす事しか出来なかった。

洞穴の奥では、無精ひげを生やした男がナイフを手に料理を作っていた。
彼の名はスライ。コパール王国では名高い盗賊団ガバの頭である。

「ふむ、もう少し塩がいるな・・・」

火にかけている鍋からお玉ですくい上げたスープを一口すすった後、威厳のある声と風貌には似合わないセリフが
薄暗く湿り気のある空間に放たれた。
以前、盗賊修行で入団していたニケの相方:ククリの特訓のおかげで、殺人的な味は解消されたが、それに気を良くした
スライはますます趣味(料理)にのめり込んでしまったのだ。

「えーっと、塩はっと・・・」
「ちょっとあんた」
「ん?」

ごそごそと戸棚を漁っているスライの背後から声が投げかけられた。その発生源であるキッチン入口に視線を向けると、
胸元までボタンで留めてある、落ち着いた赤色のワンピースを身にまとったルンルンが腰に手をかけて立っていた。

「よう、お前か」
「ようじゃないわよ!あんたねえ、ジュジュちゃんになんて物渡すのよ!」

ルンルンは手に持っていた『性書』をテーブルの上にバンッと投げ置き、それをあごで指す。

「ジュジュ?ああ、あの子か。毎日お堅い本ばかりじゃ、退屈だろうと思ってな」
「あのねえ、ジュジュちゃんはまだ11歳なのよ!少しはそこんとこ考えなさいよ!まったく!」

怒りがおさまらないルンルンは、スライに詰め寄りながら説教をぶつけた。その勢いに全く動じずにスライはクールに反論する。

「小さい頃から教えておかないと、大人になって間違った『やり方』してしまうだろ」

最近問題となっている、若者の歪んだ性社会。一応の正論にルンルンはややたじろいだ。

「それはそうだけど・・・だからってあんな本渡さなくてもいいでしょう!」
「だったら、お前が教えてやるんだな」
「なっ!」
「まさか、知らないって事はないよな?」

不敵な笑みを浮かべたスライがそう言うと、ルンルンは顔を赤くして反論する。

「し、知らないわけ、ないじゃない!ば、馬鹿にしないでよ!」
「ほう、じゃあ本当かどうか、試してみるか」
「え・・・ちょ、ちょっと・・・やだ、冗談は・・・」

突然ルンルンに迫ったスライは、スッと彼女の腰に手を回すと体を引き寄せる。スライとルンルンの体はピタリと密着し、
ルンルンの胸辺りで大きく突起した服の先端がスライの胸板に触れた。柔らかい感触と共に、早い鼓動がスライに伝わる。

「ば、馬鹿、ふざけるのもいい加減に・・・」
「俺は別にふざけちゃいないが」

抵抗しようとしたルンルンの腕を掴んだスライは、真面目な顔で彼女に囁く。彼女の体から急に力が失われた事を感じ取ったスライは
そっと顔を近づけキスを交わした。

「んっ・・・」

ルンルンはゆっくりと瞳を閉じ、身を彼に委ねる。
口に入ってくる舌は熱く、また無精ひげが時々唇に触れて軽い痛みが神経を刺激した。それがある種の心地よさを感じさせるのだった。

「んふぅ・・・くちゅ・・・」

濃厚な口付けの音が、洞穴にこだまする。壁に取り付けられた蝋燭の柔らかい明りに照らされる2人の影は、上から下まで重なって
離れなかった。幾分か時は過ぎ、2人が口を離すと、一筋の白い糸がお互いを繋いだ。それが切れると同じタイミングでスライが口を開く。

「さっきまでの威勢はどこへ行ったんだ?」
「う、うるさいわね・・・」

不敵な笑みを浮かべて放たれたスライの意地悪な言葉に、顔を紅く染めたままルンルンは精一杯の威勢をとる。
しかし、心臓のドキドキが一向に止まらず、間近の彼に目線を向けられないでいた。

「まったく、素直じゃないなお前は」

言うや、スライはそのまま顔を彼女の首筋に持っていき筋にそって舌を這わせた。

「あ・・・あふっ・・・!」

ビクンと全身を反応させ、吐息を漏らすルンルンに構わず、スライの舌は容赦なく彼女の白い肌の上を走り回る。
時々チュゥッと皮膚を吸うと、赤い痕が付いた。そこをまた舌で舐め撫でる。

「やあ・・・キスマークは付けないでよ・・・」
「誰にも見えやしねえよ」
「あぁん!・・・そんな問題じゃないでしょ・・・やっん!」

息遣いを荒くしながら、ルンルンの体は時折ピクンと反応を繰り返した。
スライはそのまま自分の手をルンルンのワンピースのボタンにかけ、ゆっくりと外していく。胸元までのそれらを全て開けると、
服の両肩を掴みそのまま下にずり下げて彼女の乳房を露わにした。なかなかの大きさをしているそれは、脱がした時の反動で
軽く上下に揺れていた。

上半身全て白い肌をさらけ出したルンルンの後ろに回ってスライは、彼女のピンク色した両方の乳首を指でつまんでクリクリ転がす。
するとみるみる内に先端が鋭角に変化していった。
と同時にルンルンの息遣いもやや荒くなり、体温が上昇している事もすぐに感じ取れた。

「おい、まさかもう感じてるのか?」
「ま、まさか・・・そんなわけ・・・あん・・・ないじゃない・・・」

言動が矛盾しているルンルン。それを見たスライは自分の手をスッと彼女のワンピースの裾をたくし上げた。そしてそのまま
薄い水色したショーツの中へと滑らせる。

「やっ・・・どこ触ってんのよ・・・」
「へっ、やっぱ感じてんじゃねえか。こんなに濡らしやがって」

ルンルンの秘部からは、スライの巧みな指使いによってクチュクチュといやらしい音が立てられた。

「はぁ・・・ん・・・恥ずかしい事言わないでよ・・・馬鹿・・・」
「誰が馬鹿だって?」
「ああん!」

キュッとルンルンのクリトリスを摘まむと、彼女は大きな喘ぎ声を発して全身を振るわせた。

「そ、そこ・・・だめぇ・・・」
「そこ?そこってどこの事だ?」
「はあ・・・あんたって・・・んんっ!・・・ほんと、性格悪いわね・・・」
「そりゃどうも」

キュッ

「ひゃっああっ!!」

スライは先程よりもやや力を入れて、もう一度お豆を摘まんだ。ルンルンの体は一瞬大きく硬直し、全身に電気が流れるような衝撃が
走った。そのままピンクのお豆の上をグリグリと捏ね繰り回していく。

「あっ!あんっ!も・・・もう・・・きゃふっ!・・・だめぇ・・・」

力ないルンルンの声にも全く耳を傾けず、クリトリスを弄るスライの指はその動きを早めていく。

「やっ!やだっ!も、もう、・・・それいじょ・・・っ!はや・・・っく、ああぁぁぁん!」

喉の奥から搾り出たような呼声と共に、ワンピースの下間から大量の水が地面に降り注がれた。と同時に、
ルンルンの体からは力が一気に放たれて、支えているスライの腕をすり抜けるようにその場にペタリと座り込んでしまった。
しばらくの間小さく痙攣を繰り返しながら・・・。

「じゃあ、次は俺のを咥えてもらおうか」

スライはズボンの腰紐を外してするすると下げ、大きく反り立つ肉棒を座り込んだままのルンルンの眼前に晒した。

「きゃっ・・・大きい・・・」

突如現れた巨根にルンルンはやや恐怖を覚え、身をすくめる。「それ」は、ククリの杖よりも一回り以上太く、
長さもニンジンを軽く上回っていた。ドキドキと不安に駆られている彼女を知ってかしらずか、ゆらゆら上下に揺れる黒い大砲は、
真っ直ぐルンルンの柔らかい唇へとその照準を合わせていた。

「さあ、咥えろ」
「咥えろって・・・そんな大きいの口に入んないわよ」

縮こんだ体を何とか引き伸ばし、拒否を試みた。

「だったら舐めろ」

しかし、ほれと言わんばかりにルンルンの顔に近づけ催促する。これ以上の抵抗は無駄だと察知したルンルンは、ため息を一つ付いて
それをそっと手に取った。

「・・・もう、しょうがないなあ」

両手の指先で肉棒を掴むと、ゆっくりと舌先を亀頭に近づけ優しくくすぐった。そのまま先端の割れ目に歩みをすすめた後、
上下の唇で甘噛んだ。

「ちゅ・・・くちゅ・・・ぴちゃ」

亀頭の先端からじわじわとあふれ出すガマン汁を唾液と絡め、まるでパンに蜂蜜を塗るように巨大な突起物全体に擦り付ける。
その側面を舌で何度か往復させると、それまで透明だった液体は徐々に白く濁り始め、同時にその粘性を増していった。

「なかなかうまいじゃないか。いつも練習でもしてるのか?」
「ぷはっ、ば、馬鹿言わないでよ!そんな事、するわけないじゃない!」

根元を横から咥えていたルンルンはモノを口から離すと慌てて反論する。

「だったら、何でそんなにうまいんだ?」
「し、知らないわよ」

ルンルンは焦りの色を隠しきれず、プイッと顔を横に背ける。

「おいおい、まだ終わりとは言ってないぜ」

しかしスライはルンルンの顎を手で掴むと、再び正面へと向きなおさせた。

「もう充分でしょ?」
「まだ咥えてないだろ」
「だから無理だって。私の顎が外れるわよ」
「無理かどうかはやってみないと分からないぜ。そらっ!」
「むごっ!?」

いきなり、ルンルンが抵抗する間もなく肉棒は口内へと突き刺さった。その先端は喉の奥まで届いており、ルンルンは
苦痛の表情を浮かべる。

「・・・っ・・・っぷ・・・」

しかし本当の苦しみはこの次であった。スライが自らの腰を動かし始めたのだ。

「しっかり吸い付けよ」
「〜〜〜〜〜!!」







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