義姉さん3
シチュエーション


義姉さんがさっき言っていた『練習台』という言葉の意味がやっとわかった。さすがにそんな扱いは御免だ。つーか何をバラしてんだ義姉さん

「ね、義姉さん!あのねぇ…」

怒気を込めて声を張り上げたが、二人はオレを無視した

「でも…私…」
「麻美ちゃん、自信なんかなくっても、何をすればいいかわかんなくても、あなたがここでする事は一つよ」
「……」
「男の人を気持ち良くして、楽しませてあげられる女の子になって?麻美ちゃん」

麻美ちゃんはお腹の前に手を組んでじっとしていたが、やがて目と唇にきゅっと力を込めて、こう言った

「お、お兄ちゃん…私の事、綺麗だと思う…?」
「え?」
「わた…て…」

何事か言っているが、声が小さくてよく聞こえない

「麻美ちゃん、何…?」

オレが聞き返すと、彼女はバッとオレの顔を見て、はっきりと口に出した

「お兄ちゃん、私とセックスして!!」

あまりに直球ド真ん中ストレートな台詞に、オレの精神は止まった
義姉さんは、静かな笑みでこくりとうなずいた

「や、やだっ!?」

麻美ちゃんの突然の声に、オレは気を取り戻す
彼女は両手で顔をおおって縮こまっていた

「も〜、いきなりどうしたの?」
「だ、だって、こんな事言うの初めてなんだもん!恥ずかしいよぅ…」

おぼこい…。こんなかわいい麻美ちゃんは初めて見た。若干ときめいてきたりして…

「そんな事言ってないで、ほら、お兄ちゃん待ってるわよ?」
「あ、そ、そうか。えと…」

麻美ちゃんは茹で上がったような顔でオレににじり寄る

「お、お兄ちゃん?ふ、服…脱がせてあげよっか?さっきの、続きで…」

またすごい事を言い出すものだ。しかも引きつった笑顔なのがさらに怖い

「い、いや、いいよ…」
「お願い、やり直しさせて!お願い!」
「ぐ…」

麻美ちゃんが頭を下げた。オレはこの子の頼みを断わった…いや、断れた事はない。その法則は、この異常な場においても有効だった

「いてててて」
「あっ?ご、ごめんなさいっ」

麻美ちゃんはオレのシャツの袖を綱引きのように引っ張っている

「ま、まだ頭が出てないから」
「いで!?逆関節っ」
「いや、ベルトはそうじゃなくて…」
「ちょっ、肉まで掴んでるって!」

…痛みの渦に巻き込まれながらも、どうにかこうにか麻美ちゃんの目的は達成できた。さすがにパンツは勘弁してもらったが…
一方麻美ちゃんはひと仕事終えて、額に汗をかいて息を切らせている
とにかく、オレはすっぽんぽんになってしまった。両手で股間を隠し、彼女の方に向き直る

「ど、どうも…」
「……」

麻美ちゃんはオレの股ぐらを凝視している

「お兄ちゃん…そこ隠してると…できないよ…」
「そ、そうだけど…」

今度はオレが恥ずかしさで顔を赤くする

「やあねぇ、アキトくん、まだ恥ずかしがってるの?女の子にここまでさせといて。麻美ちゃん、いいからどかしてあげなさい」
「は、はい…」

義姉さんのアドバイスを受け、麻美ちゃんはオレの両腕をつかむと、「えい」という言葉とともにオレの股間を開放した

「……」

麻美ちゃんは、珍しい物を見る目で見つめている

「これ…包茎ってヤツ…?」
「うん、まあ…」

しかも今までの出来事から、興奮しているわけもなく下を向いてぐんなりしている

「包茎のおちんちんって初めて見た…」

…………ハッハッハッ、麻美ちゃんて相当男運がよかったんだなぁ

「でもちょっとかわいいかも…。さわっていい?」

麻美ちゃんは今日初めて自然な笑顔を見せた
包茎がかわいいとはねえ…。姉妹なだけに、義姉さんと感覚が似てるんだろうか?
と思っているうちに、麻美ちゃんは勝手にオレの物をいじり始めた

「ちょっ、待っ…」
「やわらかい…。あはっ、好きかもこれ…」

オレの意見を無視して棒と言わず袋と言わず揉みまわす

「麻美ちゃん、アキトくんは皮をかぶってるだけだから、剥いたら普通になるわよ」

義姉さんが無慈悲な助言を妹に送る

「わ、わかった…。えいっ」

かわいい掛け声とともに、オレの未熟な本体があらわになった

「きゃーっ!ピンク〜!かわいい〜!!」

……この時オレは確信した。麻美ちゃんと義姉さんは、やはり血が繋がっている

「ね?アキトくんのおちんちんかわいいでしょ?」
「うんっ。すごいね、こんなかわいいおちんちんもあったんだね…。うはぁ」
「ほらぁ、アキトくん、私の言った通りでしょ?女の子はみんなかわいいおちんちんが好きなのよ」

…それはあんたらだけじゃないのかい。姉妹による羞恥プレイのネタになっていると、麻美ちゃんが更なる難題を言い出した

「でも全然固くならないよ…。おかしいな…」
「そりゃこんな状況で興奮できるかい」

二姉妹の視線責めと言葉責めによって、オレのメンタル面はめった打ちだった

「え……。お兄ちゃん、わたしかわいくない?やっぱりエッチしたくない?」
「別にそういうわけじゃ…」
「お兄ちゃんお願い、私として?何でもしてあげるから、私としようよ。キスがいい?それともギュ〜ってされたい?」

麻美ちゃんはオレの腕にすがりついてきた。どこでどう火がついてしまったのか、驚くほど積極的だ
上目使いでオレの事を見つめている、かわいく濡れた瞳の周囲は、先程の涙で少し赤くなっていた

「ね?ね?お兄ちゃんの事、気持ち良くしてあげるから…」

麻美ちゃんはぐっと力を込めて密着してくる。すると、腕から心地良い弾力を感じた。そこへ目をやると、淡い桃色のブラに包まれた、豊かな膨らみがあった。思わず視線が釘付けになる

「あ…、お兄ちゃん、私のおっぱいが見たいの?」

目線に気づいたらしい

「ち、違うよ。そんな事は…」
「いいよいいよ!おっぱいが見たいんなら、好きなだけ見てもいいんだから」

本気でオレの要望に応える事に嬉しさを感じるようになっているのか、本当に楽しそうな声を出す

「じゃあ、はい」

麻美ちゃんはくるりと後ろを向いた。背中にはブラのホックが見える。…外してくれって事か?

「あっ!ご、ごめん。お兄ちゃんにさせちゃいけなかったよね。えと、ちょっとだけ待ってね…」

麻美ちゃんが慌てて両手を背中に回す

「あ〜、麻美ちゃん、ちょっとストップ」

義姉さんが口を挟んだ

「考えたんだけど、そのままアキトくんに取ってもらいなさい。ね、アキトくん、自分で女の子の下着、脱がせてあげてみたいわよねぇ?」
「えっ?オ、オレがですか!?」
「あなたまだそんな事言ってるの?往生際が悪い子ねえ。それに、一度はしてみたかったんじゃない?脱がせっこ」

確かに、そういう妄想は何度かした事がある。でも義姉さんの時は自分で脱いでもらったし…
……今ここで…するのか?それを…

「お兄ちゃん、今の話、ホント…?」

麻美ちゃんは背中越しに振り返り、オレの目を見上げる

「…う、うん……」

つい口をついてしまった、肯定の返事

「そ、そう!じゃあさせてあげるから、私の事、裸にして?」

麻美ちゃんは改めて後ろを向く。白い背中を少しだけ丸めて、外しやすい姿勢になってくれた。そこへ、恐る恐る手を伸ばす

「………」

初めて女性の下着に手を触れた。ブラと背中の間に指を入れ、くっと軽く力を入れてホックを外す。指先に感じる、すべすべした肌の感触に、血の流れが早くなる
それから肩紐も下ろすと、後は麻美ちゃんも腕を抜いてくれて、ブラは完全に彼女の体から離れた

「お兄ちゃん…」

麻美ちゃんはオレの方に体を向ける。表情は緊張しているようだが、何か、少し微笑んでいるようにも見えた

「ほら、おっぱいだよ…」

彼女の胸には、白くて丸い、二つの大きな果実が豊かに実っていた

「ど、どう?私の…」

細身で活発な彼女からは想像できない豊満な双房が、胸でぷるぷると揺れている。小さくかわいらしい先端の桜色は、つんと上を向いて存在感を誇っている

「き、綺麗かな…?お兄ちゃん…」

麻美ちゃんは顔を近づけて問い掛ける

「あっ!?」

オレは彼女の腕をぐいっと引っ張ると、力いっぱい、強く抱きしめた
胸には彼女のおっぱいの弾力と、その先端がくりくり当たっている
背中に回した手には、羞恥によるものか、興奮によるものか、しっとり汗をかいているのが感じられる
細いと思っていた肌は、意外にも肉感的で、力を込めた指を心地よくはね返していた
なんでいきなりこんな事をしたのか、自分でもわからない。だが、麻美ちゃんの姿を見て、どうしてもたまらなくなったという事だけがわかる
オレにも火がついてしまったのか

「んっ!」

麻美ちゃんの柔らかな唇にむしゃぶりつく
唇を合わせた瞬間に舌をねじ込み、彼女のそれを愛撫する。反応はすぐに始まって、唾液に濡れた二人はぐちゃぐちゃに絡まりあった
荒い鼻息が顔に当たってくすぐったいが、もっとそれを感じていたい。いつの間にか、麻美ちゃんもオレを抱きしめていた
じゅるじゅるとお互いの口内の粘膜を味わいながら、オレの左手は彼女の胸を揉みしだく。肉が詰まっているかのような弾力の乳房を楽しみながら、つつましやかな突起を弄ぶ度、麻美ちゃんはんっんっと息を詰まらせる。
彼女の口の中を思い切り吸い上げると、すぐに同じようにやり返してきた。二人とも頬がぺこんとへこんでいた
興奮に満ちた目を見つめ合いながら、互いの唇をれろれろと舐め合う。もはや誰の物かわからない唾液が、顎まで伸びて雨垂れを作っていた

「お兄ちゃん、私として?私とセックスしよ…?」

唾液まみれの唇で、息を切らせながら、涙目の麻美ちゃんがお願いした

「したい…。させてくれ、麻美ちゃん…」

オレはもう麻美ちゃんの事しか頭に無かった

「お兄ちゃん…!」

今度は麻美ちゃんから舌を差し込んできた

お互いを激しくねぶり合いながら、絹糸よりも一層細やかな髪の毛をさらさらと愛撫していると、麻美ちゃんはオレの股間に手を伸ばしてきた

「ぼっきしてる…」

オレの物は、彼女を求めてガチガチになっていた

「したくなってるんだ」
「もっとさわっていい…?」

オレが無言でうなずくと、麻美ちゃんはごくりと唾を飲み込んだ

「ど、どんな感じ?お兄ちゃん、気持ちいい?」

不安そうな顔で、オレの目を見る

「………正直、あんまり……」

不安は困惑に変わり、綺麗に整えられた眉はハの字に曲がる
麻美ちゃんの気持ちは確かに嬉しいが、カリに指を引っ掛けてぐいぐい引っ張るだけでは気持ち良くなかろう

「ダメ?……どうしたらいい?」
「うん………じゃあ、オレの後ろに回ってみて?」

麻美ちゃんを背後に行かせると、脇の下から右腕を通して、細くて綺麗な指で、握らせた

「上下に…」

麻美ちゃんの手が、ぎこちない動きで茎を往復する

「お兄ちゃん…、これって男の人のオナニー?」
「うん…」
「気持ちいい?」
「ああ…気持ちいいよ…」

硬直の内部で、快感がじわじわと染み渡っていく

「うれしい?」
「うれしいよ。麻美ちゃんにしてもらって…」
「そ、そう?だったら、私も、うれしい…」

麻美ちゃんは、右手の動きを更に速め、オレの背中にちゅっちゅっとついばむようなキスの雨を降らせる。
そしてオレは、愛撫をしてくれている彼女の右手に、自分のそれを重ね合わせた

「あ…」
「一緒に…」
「うん…。私、お兄ちゃんと一緒にオナニーするぅ…」

麻美ちゃんの手を握りながら、共に上下運動を始める。同時に、手の平から暖かな体温が伝わる
麻美ちゃんはふくらみを押し付けながら、キスでは物足りなくなったのか、背中全体に舌をねろねろと這わせ回っている
その上で彼女と一緒にペニスをこすっていると、もうたまらない
物理的な刺激より、この異常な状況による興奮で、絶頂を迎えてしまいそうになった

「あ、麻美ちゃん」

慌てて手を掴んで、動きを止めた

「どうしたの?」
「このままだと、出ちゃいそうだから…」
「どうして?出してもいいのに…」
「ここで出しちゃったら、最後までできないよ…」
「あ、そ、そうか…」

麻美ちゃんは少し残念そうな顔をした。出る所を見たかったのかも知れない。ひいては、自分の手でイかせた瞬間を

「じゃあ、私何をしてあげればいいの…?」
「…麻美ちゃんのが見たい」
「う、うん…」

麻美ちゃんは、オレの要求に素直な返事をくれた。ただ、ちょっとだけ声が震えていただけだった

「オレの前に立って…」

麻美ちゃんと正面を向き合って、正座の姿勢をとると、目の前はちょうど彼女の股間になる
腰骨のあたりから両の親指を差し込んで、下着をずるずると下ろしていく
麻美ちゃんは目と唇をギュッと閉じて、恥ずかしさに堪えていた

「…っ!」

下着を太ももの中ほどまで下ろすと、麻美ちゃんの愛らしい股間があらわになった

義姉さんの黒々としたそれとは対照的な薄い毛量と、髪の毛と同様に細い毛質は、彼女のクレバスを隠しきれていなかった
その頼りなげな恥毛は濡れて皮膚に張り付いており、割れ目と下着の間には粘った糸が引かれていた

「濡れてる…」
「だ、だめ…。あんまり見ちゃだめ…」
「どうして…」
「だって、こ、子供みたいなんだもん…」
「オレだって、包茎だよ」
「で、でもぉ…」
「キスしていい…?」

オレは麻美ちゃんの答えを聞かずに、濡れた秘裂にそっと口づけをした

「はっ!?」

麻美ちゃんは小さな悲鳴をあげると、まるで支えを失ったかのように、ひざをガクンと折って前のめりに倒れた
オレは慌てて彼女の腰と太ももを抱き、麻美ちゃんはオレの髪をブチブチと音を立てながらひっ掴んで、転倒を免れている
力が入らないのか、脚はぷるぷる震えていて、これ以上立ってはいられないようだった
オレは背中と腰に腕を回し、抱え込むようにして、麻美ちゃんをベッドの上に寝かせる。彼女の手には、結構な量のオレの髪の毛が握られていた。だが、頭皮に全く痛みは感じない。何か、感覚が麻痺しているのだろうか
そして、長い脚に留まっている下着に手をかけ、するすると脱がせていって、つま先から抜き取ると、麻美ちゃんは完全に全裸になった

「きれいだ…」

生まれたままの姿になった麻美ちゃんは、妖精のように美しいプロポーションだった

胸の前でもじもじと手を組み、泣きそうな顔でオレを見上げている彼女に、オレはゆっくり手を伸ばす

「よく見せてね…」

だらんと力無く伸びている脚を割り開き、その間にしゃがみ込んで、股間に顔と両手を近づける

「やだぁ…やだぁ…」

自らが吐き出した粘液で、べとべとしている割れ目を開くと、より一層ぐしょ濡れで、桃色の性器が剥き出しになった

(これがクリトリス…ひだひだで…膣…)

義姉さんの時は色々あってゆっくり見る事が出来なかったが、今は感動と感心をもって見つめている
麻美ちゃんのそこは、まるで軟体の生き物のように、いやらしく、かわいらしく、何かを待っているかのように、ひくひくとうごめいていた

「ピンク…かわいい…」
「いや…」
「オレとおんなじだね…?」
「いやだよぉ…」

麻美ちゃんは両手で顔をおおってしまった。もう、今にも泣き出してしまいそうな声だ

「キスしていい…?」

さっきと同じお願いをする

「だ、だめぇっ」
「…そんなにイヤ?」
「だってぇ…恥ずかしいよ…、汚い所だもん…。だ、だから誰にもそんな事させた事ないんだもん…」
「………」
「ね、だからお願い…お兄ちゃん…」
「…麻美ちゃん…さっき、オレに何でもしてあげるって言ったよね…」
「う、うん…」
「だから…オレも麻美ちゃんに、何でもしてあげる…」
「お兄ちゃん…」
「キス…しちゃうね」

オレは、麻美ちゃんの秘部に唇を密着させると、舌を出してれろんと舐め上げた

「やっ!?あぁぁぁ!!」

麻美ちゃんの尻が、びくんと跳ね上がった

どんな味?と言われたら、「女の子の味」としか形容しようがない。しかし、舐めているだけで気持ちいい。もっともっと、舐めていたい、舐め続けたくてたまらないという欲求があふれてくる

オレの舌と唇の動きに合わせて、麻美ちゃんは上半身と言わず下半身と言わず、体をバタンバタンよじらせる
性器とお尻の間の細い道を、舌先でぬぅーっと沿わせると、いやいやをするように腰を動かした

「やぁっ、やえぇ、やえぇよぉ、いやぁ、いやぁあぁ……」

麻美ちゃんはもう完全に呂律が回っていない。泥酔状態以上に不明瞭な言葉を発しながら、太ももはオレの頭を挟んで締め付ける
太もものむちむちした肉の感触を感じながら、クリトリスをついばむように、強めにちゅうっちゅうっ、と吸うと、麻美ちゃんは頭を抱えて体を左右にねじりながら悶える

「んあぁ!〜〜っ!にあぁぁん!!」

唇で性器にむしゃぶりつき、あふれてくる粘液をもごもごと吸い上げながら、舌で麻美ちゃんのパーツを丹念に愛撫していく
初めてのクンニリングスはいつしか、舌遊びから、ディープキスになっていた

キスを強めると、体をねじらせて反応してくれるのが、嬉しい。舌の動きに合わせ、ぐにぐにとうごめいてくれるピンク色の性器が、なおさら愛おしい
さっきオレのペニスをしごいてくれた麻美ちゃんも、こんな風に感じていたのだろうか
彼女のためにしているはずの事が、何より得難い快感になっている。気持ち良くさせているのに、気持ち良くしてもらっている

オレは、麻美ちゃんを愛撫しているのか
それとも、オレがしてもらっているのか

そんな事を考えながら、ひくひくと口を空けている膣に舌を入れると、麻美ちゃんは裏返った悲鳴をあげながら、舌を奥へと飲み込んでいく
淫らなぬめりに満たされた麻美ちゃんの内部が、絡み付くようにきゅうきゅうと舌を締め付ける。それに抵抗するように、肉壁を舐め回し、奥へ奥へとほじくり返していると、唾液の混ざった愛液が大量に溢れ出てきた
オレはそれをずるずると吸い飲みながら、膣への攻撃を速めていると、舌への絡み付きが痙攣を起こしているかのような動きになり、絞り上げるように、ぎゅうっと強く締め付けてきた

「んあぁ〜〜〜〜〜!!!あっ……」

絶叫とともに、麻美ちゃんの背中は大きく反り返り、やがてドサッとベッドに落下した

ゆっくり上体を起こすと、眼下には全身が弛緩しきった麻美ちゃんが見える。体中は桜色に染まり、四肢の末端と腹部は、電気で打たれたようにぴくっぴくっと跳ねていた
オレは汗をびっしょりかいた麻美ちゃんに覆いかぶさり、達したばかりのかわいらしい顔を見つめた

「麻美ちゃん…」
「おいぃひゃぁ…おいぃひゃん…」

彼女の細やかな髪は、汗で額にべったり張り付いていて、瞳からは、涙がだらだら流れている

「麻美ちゃん…なんでもしてあげる…。キスがいい…?それともぎゅ〜ってされたい…?」

しばらくの間、お互いを見つめ合っていたが、やがて言語能力がある程度回復したのか、虫が鳴くような声で、麻美ちゃんが最後のお願いをした

「お兄ちゃん…セックスして…。おちんちんでセックスして…」

彼女の願いを叶えるべく、ゆらりと体を起こして、限界まで興奮しているペニスを握りしめる

「………くん、………トくん」

腰を屈めて、スリットに怒張を近づける。先端からは、麻美ちゃんを求めるヨダレが垂れていた

「アキトくん!アキトくん!」

聞き覚えのある声と同時に、肩をベシベシと叩かれた。刺激があった方に顔を向けると、義姉さんがいる
その時のオレは、一体どんな顔をしていたのか。義姉さんは一瞬びくっとたじろいだ

「ア、アキトくん…、さっきから呼んでるのに、全然反応しないんだもの。最後までするなら、これしなきゃダメ」

そう言うと、オレにコンドームを渡した

「あ…、ああ…」

そうか…しなきゃいけないよな…。だったら早くしないといけない。麻美ちゃんがオレを待ってくれているんだ

「待って…待ってぇ…」

袋を破ろうとすると、麻美ちゃんが子供のような声で話し掛けてきた

「わたしがやる…わたしがやる…」

力が入り切らない体をぐぐっと起こして、オレの手からゴムを奪い取った

「わたしもお兄ちゃんに…してあげる…」

ピリリと封を切って中身を取り出し、亀頭にあてがう

「あ、あれ…?」

初めての作業に、麻美ちゃんの手はもたつく

「そのまま…」
「えと…、これでいい…?」
「うん…」

どうにかこうにか装着は成功した

「セックスできる…?」
「ねむって…」

麻美ちゃんをベッドに寝かせて、股の間に入る。ペニスを握って、ぐっと腰を進める

「あ、あれ…?」

今度はオレがもたついた。ゴムをつけた亀頭が性器をなぞるだけで、なかなか膣口が見つからない
焦っていると、麻美ちゃんが腰をくねくねと動かして、入口まで導いてくれた

「お兄ちゃん、そのまま…」
「えと…、これでいい…?」
「うん…」

膣口が、亀頭に口づけしている

「セックスして…」

オレは短く息を吸って、麻美ちゃんの中に一気に入っていった

「あっ!?っ!っ!っ!〜〜〜っ!!」
「が…!?……っっ!」

挿入した瞬間に、凄まじい感覚が襲い掛かった。もう快感とは呼べない、圧倒的な一体感
二人とも全身を硬直させ、叫び声を上げられない程の衝撃に打たれている。オレは頭も体も真っ白になり、自分が呼吸をしているかどうかすらわからない。もう何を感じる事も、何を考る事もできなくなった
麻美ちゃんの事以外は

麻美ちゃんが震える腕を伸ばして、オレを求めているのが見える
だが、本当は見えていないのかも知れない。視覚が働いていないかも知れない。それどころか五感が全部マヒしているかも知れない
でも、麻美ちゃんの事だけがわかる。麻美ちゃんの事だけが、何故だか感じられる
麻美ちゃんの求めに応じるため、上半身を沈め、彼女の頭の横に両肘をつく。麻美ちゃんに力強く抱きしめられると、オレは自然と腰を動かしていた
オレがペニスを突き入れる度、膣内の絡み付きが強くなり、彼女の口からは、裏返った声が漏れる
オレの真下にある麻美ちゃんの顔に、ポタポタと液体が落ちはじめた。汗か、と思ったが、それだけではない。涙だ。いつの間にか、オレは涙を流して泣いていた。あまつさえヨダレまで垂らしている
顔中でオレの体液を受け止めながら、麻美ちゃんは両脚をオレの腰に絡みつかせ、ぐねぐねと腰を使い始めた。腰の動きと、肉壁の絡み付きが、ペニスを強烈に愛撫する
オレはもう絶頂が近かった。このままでは程なくイッてしまう。だが、腰の動きは止まらない
頭の中には我慢するという発想は、最初っから存在していないかのように、腰だけではなく、体全体を動かして、麻美ちゃんを突いた
汗を、涙を、ヨダレを撒き散らしながら、今度は精液を撒き散らさんが為に、無茶苦茶に腰を振る
麻美ちゃんが下からぐしょ濡れの顔を突き出して、唇に貪りつく
噛み付くようにキスをして、背中に爪を食い込ませて、両脚でオレの腰を締め上げて、オレと同じように、無茶苦茶に腰を振っている

「ちょ、ちょっと、二人とも……」

この時、義姉さんがオレ達に声をかけた、らしい。全く気づかなかったが…

オレは涙腺が溶けてしまったかのように泣き続けていたが、麻美ちゃんも、同じように大量の涙を流している
性器の結合部からはさらに大量の愛液が溢れ、セックスの動きに合わせ、尻と言わず太ももと言わず、腹までにも粘りを撒き散らしていた
互いの性器をぐちゃぐちゃにしながら腰をぶつけ合っていると、麻美ちゃんの鼻息が荒くなって、内部が、締め付けを、強める、それが、一層、ペニスを、刺激、す、るもう限界だった
今までにない激しさで麻美ちゃんを突く麻美ちゃんを抱きしめて唇にむしゃぶりつく抱きしめあってむしゃぶりあって叩きつけあってペニスに突かれる度麻美ちゃんの中が乱暴に絡み付いて
それに合わせて突いて突いて突いていると麻美ちゃんの息が止まり膣全体がペニスを飲み込むようにぎゅう〜っと締め上げると関を切ったように快感が一気に爆発した

「んむううぅぅぅ〜〜!!んんうぅ〜〜!!」

唇で繋がりあったまま、オレと麻美ちゃんは絶頂を迎えた。ペニスはコンドームの中におびただしい量の精液を吐き出し、内壁は収縮を続けている

「んむっ、むぅっ、んん…っ」

呼吸が苦しいが、二人とも唇を離さなかった
セックスが終わっても、麻美ちゃんは膣で、脚で、腕で、唇でオレを抱きしめてくれていたが、程なく、疲れ果てたのか、オレの腕の中でずるずると崩れ落ちた


義姉さんは、オレ達の事を唖然として見ていた…らしい

麻美ちゃんをベッドに寝かせ、コンドームを縛ってごみ箱に捨てた後、どかっとあぐらをかくと、一気に意識が戻ってきた

頭皮と背中が痛い。髪の毛が所々ハゲている。さっき麻美ちゃんに掴まれた所か。背中には爪が食い込んだ跡がある。どちらも、少し出血していた
ベッドのシーツはグシャグシャで、おもらしどころか洗面器をブチまけたようにずぶ濡れの状態だった

ベッドには、いつの間にか義姉さんが腰掛けていた

「すごかったわね…」

義姉さんはにっこり微笑んだ

「ほら、口…」
「口?…いてっ!?」

下唇が斜めにパクっと切れていて、鉄の味がする。麻美ちゃんの歯で切ったのだろうか

「ふふ…。こんなに激しいの、私もした事ないわ。…激しいってレベルじゃないかも」
「あ、ああ…」

恥ずかしさで、頭をぼりぼりと掻く。義姉さんの前で…人前で…あそこまでやっちゃったんだよな…

「私ね、あなた達にず〜っと話し掛けてたのよ?でも全っ然聞こえてないんだもん。完全に二人の世界に入っちゃって」
「………」
「そんなによかったの?麻美ちゃんが…」

ちらっと麻美ちゃんの方を見ると、彼女は目を閉じてすうすうと寝息を立てている。全身は、まだ赤く染まっていた

「ね、どうだった…?」
「あ、あの…、なんつーか…、よくわかんないです…」

常軌を逸した行為だったのはわかる。でも何であんな風にまでなってなってしまったのか、さっぱりわからない。知ってるなら誰か教えてくれ

「そう…。でもすごいわ。二度目のエッチで、もう女の子をあんなにイカせちゃうんだもの」
「…え?」
「どう?女の子をイカせた感想は」
「あの…、やっぱわかんないです…。ホント…そんなつもりなかったし…」

麻美ちゃんをイカせようとしてやったわけじゃない。自分がやりたいようにやっただけだ。だから、こんな事になったのが、今だに信じられない
義姉さんはフッと短く笑うと、オレの耳に近づいて、ささやいた

「麻美ちゃんの事……よっぽど好きなのね」
「えっ!?ち、違いますっ。何言ってるんですか…」

慌てて否定してしまったが、これでは図星をつかれてしまったかのようではないか。オレはそんなんじゃないんだから、本当に…

「何の話…?」

いつの間にか、麻美ちゃんは目を覚ましていた。全身の赤みは、若干引き始めている

「お姉ちゃん…、お兄ちゃんと一体何の話してたの…?」

かわいい瞳はオレと義姉さんを交互に見つめている

「なんでもないわ。麻美ちゃんの事、好きですかって聞いただけよ」
「………」
「麻美ちゃんは?お兄ちゃんの事、好き?」
「しらない…」

麻美ちゃんはうつぶせになって、ベッドに顔をうずめてしまった

「…麻美ちゃん、あなた今日、初めて自分からエッチしたのよね」
「うん…」
「どうだった?」
「…うん」

麻美ちゃんはしばらく無言だったが、やがて体を起こして、ベッドの上に女の子座りになった

「私…エッチの時に自分から何かする女の子って、いやらしいって思ってた。…男に媚びてるインランだって、バカにしてた」
「そうね…」
「でも…そうじゃないよね。媚びてるとかインランとか、そんな事じゃあないんだよね。自分からしなきゃ、わかってあげられない事も、あるよね」
「それで…?」
「女の子だって、セックスしなきゃね」

麻美ちゃんは少し照れた様子で、にこっと微笑んだ

「そう…。じゃああなた、このお仕事、やってみる?」
「お仕事…」
「そうよ。まだやってみたい?」
「………」
「やめても誰も責めたりはしないわ」
「わ、私…何もわかんないし…下手くそだけど…。お姉ちゃん、私、真剣にやるからっ、だから、お願いしますっ!」

麻美ちゃんが姿勢を正して深く頭を下げると、義姉さんはにっこり笑って麻美ちゃんを抱きしめた

「合格!麻美ちゃんが真剣にやるって気持ちが伝わったから、合格!」
「ホ、ホント!?」
「ホント。あとで、細かいお話をしましょうね?」
「うん!」


一件落着か……。合格通知をもらった麻美ちゃんは、本当に嬉しそうだ。初めはどうなる事かと思ったが、まあ、上手くいってよかったかな

「アキトくんもありがとう。あなたにお願いして本当によかったわ」
「はは…そんな…」
「ほらぁ、麻美ちゃんもお礼言わなきゃ」
「う、うん…。お兄ちゃん…ありがと…」

胸の前で手をもじもじさせながら、赤く染まった頬で、オレに感謝の言葉をくれた
感謝なんてされると、なんだかくすぐったいが…やっぱ、ありがとうって言われると嬉しいよな…

「じゃあ私、アキトくんにいっぱいお礼しなくちゃ…。ね、いいでしょ?」
「お礼…?」
「あんっ、だって二人が仲良ししてるの見てたら…私もたまらなくなっちゃったんだもん…」

義姉さんはニヤリと笑って、オレの股間ににじり寄る

「まっ、待って!無理!もう無理ですから!」
「そ、そうだよ。もう休ませてあげなきゃ」
「大丈夫。時間はたっぷりあるんだから…」
「時間?もう大分経ってるんじゃ…」
「んふふ…。時間って言えば、あなた達、全然気づいてないみたいだから、すごい事教えてあげましょうか」
「何を…」
「アキトくんが麻美ちゃんのパンティを下ろしてからおしまいまでの時間ね、実は十分もたってないの」
「はっっ???」

オレと麻美ちゃんは、同時に素っ頓狂な声を上げる

「しかもね、本番の時間は一分も無かったわ。どう?すごいでしょ」
「……」
「私、本当に驚いたわぁ。こんな短い時間であんな風になるなんて。こういうセックスもあるのねぇ」

何がどうなっているんだ…。麻美ちゃんの方を見ると、彼女もオレを見ていた。お互い微妙な表情をして、目を合わせたまま動きが固まっていた

「あら、愛し合った二人はアイコンタクトで無言の会話かしら」
「ち、違う…っ!」
「そ、そんなんじゃないもん!」
「私も仲間に入りたいなぁ…。ね、アキトくん、お願ぁい」
「いや、オレのライフはもうゼロですから…」
「うふん…、私の見た感じ、まだまだ大丈夫よ?す〜ぐ元気にしてあげるからね…」

義姉さんは、ぱかぁっと口を開けて股間に近づく

「お、お姉ちゃん!もうダメだよっ。ダメったらダメぇっ」
「いいからいいから、まあ見てなさい。あ〜ん……ぱくっ」
「うあっ!?」
「もごもごもご………ほら、元気になったわ」
「ホ、ホントだ…」
「ね、義姉さん、もうこれ以上は…」
「で、次はここを…」
「あ〜〜……」

「はぁ…だりぃ…」

昨日は都合三回ヌかれてしまい、翌朝になっても、体力は全然回復しなかった上に、腰と腹筋に力が入らない
おかげで今日の仕事は散々だった。お叱りと謝罪で一日が過ぎたような気がする。もう誰とも会いたくねえ…。さっさと帰って寝よう…
スーパーで適当な食い物と酒を買って、アパートに帰還。暗い階段を上って二階の廊下を歩いていると、オレの部屋のドアの前で、誰かうずくまっている

「あ、やっと帰ってきた」

人影の正体は麻美ちゃんだった。何故か大きなバッグを持っている

「あ、麻美ちゃん!?何してんの?」
「お姉ちゃんの所から…追い出されちゃったの」
「マジで!?…何で?」
「新婚家庭の家にいつまでもいちゃ迷惑だ、って…。行く所が無いって言ったら、お兄ちゃんの所に行けって…」
「…待て、何でそうなるんだ。話飛びすぎだろ」

新婚家庭の家はダメで、独身男の家はいいんですか、義姉さん…

「いいでしょ…。お金ためたら、すぐ出てくし…」

麻美ちゃんは口をとんがらせながら、もじもじとピアスをいじっている

「う〜ん、でもなあ…やっぱダメだよ」

オレがそう言うと、麻美ちゃんはパンッと音を立てて合掌し、ぺこりと頭を下げる

「お兄ちゃんお願い!ホント行く所無いの!ね?」

…麻美ちゃんの最終兵器。オレは今まで、彼女のお願いを断れた事がない…

「はあぁ…。わかったよ。ちょっとの間だけだよ?」
「やったあ!やっぱりお兄ちゃんだね!」

喜ぶ麻美ちゃんを尻目に、自分の情けなさを噛み締めつつ、ポケットに手を入れて鍵を探す

(………待てよ?)

ふと、ある事に気づいた

(これからしばらく…麻美ちゃんと暮らす…って事は…?)

昨日の事を思い出して、胸がドキリと高鳴る
麻美ちゃんはそんなオレの考えを感じとったのか、ちょっと後ずさりをした

「い、一緒に暮らすからって、変な事したらダメだからね!どうしてもしたかったら…あの…そ、そう!お店に来て私を指名してよ!そ、そ、そしたら、さしてあげてもいいし……」
「…何言ってんの、麻美ちゃん…」

自分で無茶苦茶な事を言ってるのがわかってるのだろうか

「と、とにかく、私に手を出したらダメだからね!私もうプロなんだから。わかった?」
「…わ、わかったよ。でも、最初からそんなつもりは無いから、大丈夫だよ」
「さ、最初からって…。もぉっ……」

いきなり釘を刺されてしまったが、まあ、気長に待てばチャンスが来る…かな?
……最大の問題は、オレにそんな度胸がない事だが

「お兄ちゃん、私の分のごはんは?」
「何言ってんの…。無いよ」
「え〜っ!?じゃあ買ってきてよ」
「やだよ…。車貸すから、自分で行ってきてよ。免許あるでしょ?」
「め、免許はあるけど…運転した事ない…。ペーパーなの…」
「えー」


「二人とも…仲良くしてるかしらね…」

えりかは、自宅の台所で夕食後の後片付けをしていた。泡まみれのスポンジが、キュッキュッと音を立てて茶碗を磨く

「やっぱり、二人とも相性よかったわね。……圧倒的に予想を超えてたけど」

洗い物を終えると、ベランダに出て夜空を見上げた。今日はちょっと暑い

「麻美ちゃんはどんな子に育ってくれるのかしら。…ま、長続きしなくても、アキトくんがいるから大丈夫ね。ふふ、どっちも楽しみ…」

今夜は、雲一つない星空だった






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