娼婦アメリーの休日2
シチュエーション


バラリアス共和国の北部に位置する港町ベレスタ。
そこは主に漁師の収入で経済が成り立っており、人口はあまり多くなく、代わりに自然が豊かな場所だった。

「ん〜潮風がきもちい〜♪」

穏やかな日差しが降り注ぐ午後、海岸沿いの砂浜の上をサンダルで歩く大人の女性は、大きく伸びをした。
彼女の金髪ロングヘアーは昼下がりの微風に揺れてキラキラと輝いている。

「やっぱり海が近くにあるって最高よね〜」

彼女の名はアメリー・レンティーレ。この近辺にある売春宿で働く二十五歳の娼婦である。
以前は南の方の町・レウラで働いていたのだが、あることをきっかけとしてここに移住することにした。

(そういえば、あの子今頃何してるのかな……)

"あの子"とは、レウラで出会った十一歳の少年のことである。
夕暮れ時に彼と偶然出会ったアメリーは、悪戯心が疼いて、あろうことか彼の筆下ろしをしてしまった。
彼女にとって、幼い少年を相手にするのはそれが初めてであった。
その時の妙な興奮は忘れられなかった彼女は、"ある噂"を頼りにこの港町ベレスタへ向かうことを決めた。それが三ヶ月程前のことである。

(すぐにあの町を出発しちゃったから、結局、あの後一度も会ってないんだけど……やっぱりもう一発くらいヤっとくべきだったかなー……)

そんなことを考えながら砂の上を歩いていると、前方約百メートル程先に、子供らしき人影がいくつか見えた。

「あら……」

少し近づいていくうちにわかったのだが、どうやら彼らは全員男の子で、魚釣りをしている最中らしい。

「ねえ、釣れてる?」
「あっ、アメリーさん、こんにちは」

十一歳の少年二人――――ケチャールとバシェック――――はアメリーと面識があった。いや、実はそれだけの関係ではないのだが……。

「へえ、今日は少ないのね」
「うん。ちょっと少なめ」

木製の籠の中には小振りな海魚が四匹入っていた。この辺りで頻繁に釣れる、大して珍しくもない普通の魚だ。

「ねえ、これでどこまでしてくれる?」
「さあ……どこまでかしらねえ……うふふっ」

ニィッと妖艶な笑みを浮かべて流し目を送るアメリー。
前で組んだ両腕に圧迫された胸は、谷間をさらに豊かなものに見せている。
北方に位置する地域でありながら、この町の気候は比較的温暖である。
それゆえ、今日のアメリーのような薄着でも問題無く過ごすことができるのだ。
白の半袖ブラウスと紺のマイクロミニのタイトスカート。
ブラウスのボタンは鳩尾の辺りまで外されており、彼女お気に入りの真っ赤なブラジャーがバッチリ見えてしまっている。
今まで数多の男達を悩殺してきたIカップ爆乳が成す白く豊かな谷間は、真紅の下着によって持ち上げられ美しく盛り上がっていた。
スカートは極めて丈が短く、彼女の長く美しい素足があらわになってしまっている。
少し風が吹いただけでショーツがチラチラ見えてしまいそうな危うさが、男の興味をそそってやまない。
少年二人は、そんな娼婦の艶姿を好色そうな目でジロジロと見ながら提案した。

「一人二匹ずつで、口でしてくれない?」
「うふふっ、ダメよ君達。お姉さんはそんなに安い女じゃないんだから」

「えー」とがっかりした声を上げる少年達。

この港町ベレスタには、一風変わった風習があった。
それは、娼婦が魚と引き換えに少年の相手をするというものである。
その起源については定かではないが、少年の性教育という点で意味を持ち、
さらに少年が漁業に関心を抱くきっかけになったり漁法を身につけたりできることも重要であるため、
ベレスタでは肯定的に受け継がれ続けている。
しかしながら、年少者との性行為はこの国では犯罪と定められているため、
表向きには"大昔に存在していた旧制"ということになっているのだが。
この珍しい風習は娼婦にとっても都合が良かった。
ベレスタにはあまり住人が多いとは言えないため、必然的に客の数も少なく、そして娼婦に入る現金も少ないことになる。
身体と引き換えにもらえる新鮮な魚は実にありがたい副収入であり、
アメリーもこの伝統に感謝して積極的に少年達と関係を持つようにしていた。
もっとも、彼女の場合は魚よりもむしろ少年の身体の方が好物なのであるが……。

「まあこれぐらいのヤツなら、手か足、ってとこよね」
「うん、じゃあそれでいいよ」

少年達は実に堂々としたもので、まだ十一歳であるにもかかわらず既に女遊びに慣れた中年男性のような態度をとっている。
この町では十歳前後の時に童貞喪失する者が多く、彼らもそうだった。ゆえに、娼婦との関係は一年以上続けていることになるのだ。

「じゃ、二人とも座って」

砂浜の上で、ケチャールはアメリーの正面に、バシェックはアメリーの右に座った。
アメリーも砂浜に尻をつけると、すぐにサンダルを脱ぎ、ケチャールの股間をズボン越しに足の指で撫で上げた。

「ううっ」と声を上げ、気持ちよがるケチャール。
バシェックは既にズボンも下着も脱ぎ去っており、充血しきった怒張を娼婦に見せ付けていた。

「バシェック君は、お手々でされるのが好きなのよねぇ」

そう言って、右手で優しく彼の肉塊を包んでやる。

「お、オレもおねがい」

前を見ると、ケチャールはいつの間にか下半身裸になっており、早くしてくれとばかりに腰を浮かせて愛撫を催促していた。
アメリーは両足の裏でケチャールのペニスを挟み、ゆっくりと上下に擦ってやる。それと同時に右手も攻撃を開始した。

「あっ、すっ、すげえ……」
「アメリーさん、さいこうだよぉ……」
「んふっ、二人とも、オチ○チンがもうビクビクしてるわよ。我慢できないんじゃないの?」
「だっ、だって……アメリーさんがうますぎるから……」
「アメリーさんほどじょうずな人、今までいなかったんだよ……ううっ」

やはり娼婦遊びが原因なのだろうか、少年二人の肉棒は、どちらも実年齢に相応しくないほど大振りなものであった。
包皮は完全に剥けきっており、亀頭もこの歳のものにしてはよく膨らんでいると言える。
見た目だけでなく、耐久性も普通の少年の比ではない。
この町の少年達は皆、娼婦によって鍛え上げられ、そしてその武器で娼婦をよがり啼かせるのである。
ケチャールとバシェックも例外ではなく、この町の娼婦の責めにはある程度耐えることができるようになっていた。
しかし、他所の町から来たアメリーによって、二人の自信はことごとく粉砕されることになる。
彼女の性技術はベレスタの娼婦のそれの水準をかるく上回っているのだ。

「どうせ釣り糸垂らしてる最中もオマ○コの事ばっかり考えてたんでしょ?私がここに来ること期待してオチ○チン勃起させてたのよねぇ?」
「うっ、うん……」
「でも残念。お口もオマ○コも今日は貸してあげないわ。さあ、そろそろイきなさい、イっちゃいなさい!」
「ああっ、あうううっ!」
「ううっ……!」

我慢の限界を超えた二本の肉竿がほぼ同時に放出を開始し、迸った飛沫は手足を白く汚した。

「うふふっ、いっぱい出たわね……」



少年達から新鮮な魚を受け取り、浜辺を後にしたアメリーは、一度自室に帰ることにした。
彼女は勤めている売春宿に住み込みで働いている。
少し窮屈な部屋だったが、収入が少ないことを考えればこれが自分にとってちょうど良いのではないかとも思えた。

(前の町ではもうちょっと多く稼げたんだけどな〜)

心の中で愚痴をこぼすが、しかし彼女は今の生活を非常に気に入っている。
やはり自分は少年達の相手をするのが好きなのだ。

「んっ……」

唐突に、下腹部に熱い疼きを感じた。どうやら先程の愛撫で自分も興奮してしまったらしい。

(やっぱり最後までしてあげたほうが良かったかなぁ……。いや、ダメダメ!私は安い女じゃないの!)

前の町で一番人気の娼婦だったということが、彼女のプライドを高くさせていた。

(でも、今日はこれで終わりってのも味気無いわよね…………んっ?)

「よっ、アメリー」

浜辺周辺の防砂林を歩いていると、見知った少年が朗らかに声をかけてきた。
彼の名はロンダ。実家で素潜り漁を学んでいる十三歳の彼は、アメリーの熱心な客だ。
といっても、もちろん、現金を払うというわけではなく、他の少年達同様に魚を引き換えにしているのだが。

「それ、魚もらったのか?」

ロンダの人差し指はアメリーの持っている籠に向いていた。

「ええ。ケチャール君とバシェック君から」
「へえ……で、どこまでヤったんだ?」
「ご想像にお任せするわ。うふふっ」
「ちぇっ。まあいいさ。オレも持ってんだからな。ほら」

ロンダは持っていた木籠の中をアメリーに覗かせた。

「うわぁ、すごいじゃない!」

先程手に入れた魚の四倍はあると思われるほど大きな魚が三匹も中に入っていた。

「へへへっ。これだけあれば充分だろ?」
「んっ……」

スッと伸ばされた褐色の右手が、アメリーの左胸をむにゅっと鷲?みした。
半袖ブラウスに包まれたIカップの豊乳は指の動きに追従してその形を変えていく。
突然の性的接触だったが、アメリーは嫌がるそぶりを全く見せることなく、むしろ楽しんでいるように妖しく微笑んでいた。

「いいわよ。どこでする?」
「こっち来てくれ」

ロンダはアメリーの手を引き、防砂林の奥まった所へ連れて行った。

「ここならいいだろ?」

密生している木々の間。少年の示す場所にはちょうどシングルサイズのベッド程の面積があった。
二人が砂の上に腰を下ろすやいなや、ロンダはアメリーの肉体に手を伸ばす。

「今日はやけに積極的なのね」
「へへへっ、十日ぶりだから溜まってんだよ」

アメリーは二十五歳、ロンダは十三歳。
年上の女性に対してへりくだることなく、まるで同い年の女子を相手にするかのような口調で話すのが彼だ。
やはり幼いうちに初体験を済ませるとそうなるのだろうか、この町に住む少年のほとんどにその傾向がある。
彼は特に顕著で、彼の生意気さは有名だった。
しかしながら、彼はその人当たりの良さから、町の住人から大層可愛がられている。
アメリーもこの少年のことは気に入っていた。

「オレ、アメリーとヤる時のためにオナニーせずにずっと我慢してたんだぜ。今日はこゆ〜いのをたっぷり出してやるから覚悟しとけよ、へっへっへっ!」

言いながら、日焼けして真っ黒になっている両手はブラジャーで覆われた大振りな柔乳を揉み捏ねていた。
その手つきは実に手馴れており、彼の性経験の長さを示していた。

「うふふっ、アンタってほんっとにドスケベねっ」
「そいつはオレにとっちゃあ褒め言葉だな」

へへへっと笑うロンダの表情は、まるで友達と遊ぶ幼い子供のそれのように無邪気なものであった。
アメリーはそんな彼の相手をするたび、童心に帰ったような気分になる。
そう、まるで自分が彼と同じ十三歳に戻ったかのような錯覚。

「んっ……あっ……あ……ふうっ…………」
「おい、もう乳首勃ってるぞ。すぐコリコリになるんだよなあ、アメリーのは」

上にずらされた真紅のブラジャー。拘束を解かれたIカップバストは桃色の先端を露呈させていた。
ロンダの指先は吸い寄せられるようにその突起に近づき、そして擦り上げていった。

「あっ……ああん…………いいわ……上手よぉ……!」
「このオッパイも十日ぶりだ……やっぱすげえな……ホントに超デケぇーよ……」

眼前の美巨乳の素晴らしさに嘆息しながら、そっと顔を近づけ、肉果実の最も敏感な部分に軽くキスをする。

「んっ……!」

少年の唇から伸びる舌は充血した部分へ絡み付き、その雌味を堪能しようとするかのように舐めしゃぶった。
続いて唇が全てを覆い隠し、乳汁を吸い上げるような吸引で責め始める。

「あん……はあっ…………ねえ、キスしよ……」
「ああ」

大人と子供、十二歳もの差がある二つの唇は、互いに自然に引き寄せられるように重なった。
すぐに舌同士が出会い、そして互いの唾液が交換される。二人とも、慣れた動きだった。

「ふぅっ……んっ……!」

ロンダは左の手の平で乳肉の柔らかさを堪能しながら、右手をマイクロミニスカートの中へ入れていった。
ゆっくりと、焦らすように太ももをくすぐりながら。
ショーツが指先に触れたのがわかると、女の溝に沿って布越しに何度も擦り立てた。

「んああっ……ああんっ……!」

そしてついに布地の内側に指が侵入する。彼を待っていたのはアンダーヘアと、そして湿度の高い空気だった。

「なんだよ、ヌレヌレじゃんか」
「そうよ……したかったの。ロンダも、もう我慢できないんでしょ?」

アメリーの右手は、いつの間にかロンダの股間を触っていた。
彼のソレはズボンをパンパンに張らせてしまうほど元気が良い。

「このまましちゃおうよ」

セックス慣れしているとはいえ、やはり思春期の男子だ。
今にも暴走しそうな性衝動を押さえ込んで愛撫を長く続けるのは相当しんどいはずである。
アメリーはこの町の少年達の相手をすることでそれを理解した。
そしてアメリー自身もきっちり最後まで済ませたいと思っていた。
先程の手コキと足コキで感じてしまった状態で自室に帰っても気持ちがモヤモヤするのがオチである。
既に彼女の媚肉の準備は完了していた。

「ね、挿れて……」

正常位で迎え入れるため、砂上に仰向けになる。
真紅のショーツだけ脱いでおき、スカートはそのまま。
長く美しい二本の脚線は砂上に投げ出され、挿入に備えて大きく股を広げていた。

「んじゃ、いくぞ」

ロンダは下半身裸になってアメリーの股間へ近づいていく。
浅黒い色の幹の上に、よく膨らんだ傘。
彼の股間にそびえ立つモノは、海に潜って狩りをする彼に相応しい野性味を持っていた。

「うん、来て」

蜜滴る洞窟に、肉槍の切っ先が押し当てられる。

「あっ……」

そしてそのまま加えられた圧力によって、深く深く沈んでいく。にちゅっ、にちゅっという音を立てながら。

「ああああぁん!はいった……はいっちゃったぁ……!」
「あーっ、あったけぇなあ、アメリーのオマ○コはよぉ!」

根元まで埋没。今二人は一人になった。
しかし間も無く挿入感の余韻を掻き消すようにピストンが動き始めるのだ。

くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ、くちゅっ………………。

「あっ!ああっ……ああぁあぁっっ!」

中に収まっていた少年による、突然の前後運動。
媚肉を擦り立てられたアメリーは、ただただ喘ぎ続けるだけだ。
靴下もタイツも履いていない両脚が、少年の胴体へと絡み付く。
より深い交合を求めているようである。
アメリーは今、燻ぶっていた官能がパチパチと音を立てて燃え上がり始めるのがわかった。
そして子宮が性液を欲しがっていることも実感できた。

じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽ、じゅっぽ…………。

絶え間無く続く肉往復を受け、アメリーの身体が急速に淫熱を上昇させていった。
浅黒く育ったペニスが、淡桃色の肉壁を突き込んでは引っ掻き回す。
少年ならではの硬度の高い肉茎はアメリーの大好物であり、ロンダのソレも年齢相応の硬さを誇っていた。
そんな鉄芯のような硬直棒で責められ続けているのだ。
アメリーは両腕を少年の背中に回し、たまらず尻をくねらせた。
透き通るような色白のアメリーと、真っ黒に日焼けしたロンダ。
対照的な二つの肉体が絡み合う様は、なんとも淫靡で美しかった。

「子種ちょうだいっ!ロンダのっ、クサくってこゆい男汁っ、たっぷり子宮にかけてぇっ!!」

自身の終わりが近いのだろう。アメリーは下からすくい上げるように腰を動かしていた。
一方ロンダはというと、こちらも達する直前であった。
人並み外れた名器であるアメリーの女陰に締め付けられていれば、大抵の男はすぐに終わってしまう。
彼が我慢できている原因は、やはり経験なのだろう。
今までこの町の娼婦を何人も抱いてきた。
アメリーとの交合もこれでちょうど十回目だ。

「ああっ、出してやるよ、出してやるよッ!」

強気な態度を崩すことは無かったが、実際のところ、彼に余裕はほとんど無かった。
すでに精液が発射体勢に入っており、こみ上げてくる射精感と戦いながらロンダはさらに力強くピストンを繰り出した。

「出すぞっ!出すぞぉっ!」

宣言の直後、アメリーの最も深い部分で大量の熱白濁が吐き出され、それが何度も何度も襞表面を叩いた。

「ああああぁあぁぁあんっ!いくいくいっくぅぅぅぅっっっ…………!!」

直撃するザーメンを鋭敏に感じ取り、狂おしく腰を跳ね上げて娼婦は極みに達した。
脳をも溶かすような強烈な痺れが全身を襲い、女体はがくがくと震え、ひきつる。
それと同時に姫園がキュッキュッと断続的な強い収縮を起こし、十三歳の少年の肉幹をぎゅうぎゅうと締め上げた。

「ああっ……まだ出るのね……すごいわぁ…………」
「へへっ。十日分だって言ったろ?」
「それに、すっごく濃いわ……」
「ああ。超熟成されてるからな」

秘孔に肉突起を差し込んだままでの会話。
そこには、身体を交わした男女特有の気安い雰囲気があった。
年齢差を超えて愛し合う二人は――――少年と大人の女性、ではなく――――ただのオスとメスでしかなかった。

「っ!」

突然、海岸の反対方向にある草むらの奥の方からガサッという音が聞こえた。二人は反射的に身体を強張らせる。

「おい、誰かそこにいるのか?」

ロンダの呼びかけに、その二人の少年はゆっくりと姿を現した。

「なんだ、お前らかよ」

草むらに隠れていたのは、ケチャールとバシェックだった。
二人とも、顔を紅潮させて、さらにズボンをパンパンに張り詰めさせている。
彼らは悪戯が見つかったときの子供のように、にやけた表情をしていた。

「今はオレがヤってんだからな。お前らはあっち行っとけよ。シッシッ」

すると悪びれることなく、ケチャールがこう切り出してきた。

「ロンダくん、オレたちにもヤらせてよ」
「オッパイさわらせてくれるだけでいいから、ね?」

バシェックも同じ事を思っているらしい。

「何言ってんだ。魚もねえくせに」
「じゃあ、ツケでお願い」

ロンダの正論をするりとかわし、再度嘆願するケチャール。
粘り強い彼らに、アメリーは呆れたような表情で言った。

「そこで見てるだけならいいわよ、もう」
「おいおい、アメリー……」
「いいじゃない。この子達も満足したいのよ。

それに、見られながらするのも刺激的でイイんじゃない?」

「ちぇっ。あーもういいよ。勝手にしろお前ら」

うっとうしいが仕方ない、と言いたげな声調でしぶしぶ了承する。
なぜならば、今のロンダはアメリーの独占よりも二発目の放出を優先的に考えていたからだ。
女体に飢えていた少年の肉棒の回復力は大したもので、
彼のモノは既に最高の状態まで充血を取り戻しており、すぐにでも再戦可能な具合なのだった。

「あっ、んあっ……」

自分の内部でゆっくりと始まった律動を感じ、アメリーはまた媚声を漏らし始めた。

(ふふっ、見られてるわ、私……)

ケチャールとバシェックは、少年と娼婦の絡みを凝視しながら、ズボンから出したイチモツを右手で擦っていた。
幼い少年達の憧憬の的となるのは、なかなかどうして気分が良いものだ。アメリーは心底そう思った。

「あああっ、ふああっ、あああんっ……!」

雌雄両方の性液でとろけるような膣内を、張り詰めた怒張が行き来する。
股間は既にグチョグチョに濡れきっており、まるで小便を漏らしてしまったかのような有様だ。

(きっと私達、すっごくイヤラシイ事してるのよね……)

砂浜に植えられた防砂林の中で、少年と肌を合わせ、別の少年達にそれを見物させて自慰を促す。
客観的に見て、法律に違反しているだけではなく、性的な倫理からも外れてしまっているのだろうとアメリーは思った。
こんな自分達を目撃した者はどんなふうに思うのだろうか。
地域の伝統文化ということで黙認してくれている地元の警察ですら眉をひそめるのではないだろうか。
ちなみに、ベレスタのこの風習は、娼婦達によって守られている。
というのも、地元の警官に対して娼婦達が性的なサービスをすることで口止めが効いているのだ。
町長は町の予算から出資をして娼婦達にこの口止め行為を依頼する。
町の住人もほぼ全員がそれに賛成しており、異を唱える者はごく少数である。
警官達も無料で美味しい思いができるとあって、告発する者は一人もいない。
かくして、ベレスタの民俗は堅牢に維持されているのであった。

「おいっ、見られて感じてるのかよっ。前より締まってきてるじゃねえかっ」
「そっ、そうよぉっ、見られると気持ち良いのぉっ、感じちゃうのぉっ!」

周囲に聞こえるように、大きな声で自らの性癖を暴露する。
そうするとより一層官能が増すのをアメリーは知っているからだ。
辺りには、濃厚な性臭が漂っていた。
四人が性器を剥き出しにして摩擦していると、やはりそうなってしまうものなのだろう。

「あっ、こっ、擦ってぇっ!私のぉっ、エッチなトコをっ、しっかり見てっ、おチ○ポ擦りまくってぇっっ!!」

時折、顎を仰け反らせ、激しくもがくような動きを見せる。
官能という濁流に翻弄されてしまっている今の彼女には、もはや歳相応の威厳など存在しない。
そこには、一匹の雌がいるだけなのである。

「このっ、このっ」

より大きな声で啼かせようと、腰を思い切り女体に叩きつけるようにして責め上げる少年。
その背中にはアメリーの白い腕が絡みついていた。
彼女の指には力がこもっており、まるで死にかけの虫のようにもがき続けている。
ドスッドスッと亀頭が最奥を叩くそのリズムに、アメリーは歓喜の声を乗せて啼きまくっていた。

「んっ……あっ……!そんなにっ……オマ○コっ、掻き回さないでぇっ……!」

そう言いながらも、自分の腰はしっかりと上下に運動していた。
そして恥知らずの娼婦は、更なる肉悦を求めてケチャールとバシェックに向かって叫んだ。

「ねえっ、かけてっ!私の顔にかけてっ!」
「おいっ、オレにもかかるじゃねえかっ!」

これにはロンダも面喰ってしまった。

「まったく、しょーがねーなぁ……」

面倒臭そうな顔で、背を反らして少し上体を起こしてやった。
こうすれば、自分に直撃する確立はずいぶん低くなるはずだ。
それに従って、少年の胸板によって圧迫されていた爆乳が開放され、ぷるんぷるんと美味しそうに揺れ始めた。
その動いている様子は、まるで水を入れて膨らませた水風船のよう。それも、特大Iカップの水風船だ。
触って揉み捏ねて確かめなくとも、その甚だしい柔らかさは見る者に容易に想像させることができた。

「あっ、オレ、もうイきそう……」
「おっ、オレも」

傍でアメリーの痴態をじっと見つめながら必死に自分の若突起をイジっていた少年二人が、相次いで終局の兆しを告げた。

「わっ、私も、もうダメぇっ!」

少年に同調するようにズンズンと股間を突き上げ、悦楽を貪ろうとした。

「ああっ、ダメッ、私、もうっ……!!」

その瞬間、アメリーの顔面に向かって次々と十一歳の劣情のしぶきが上がった。
粘り気の強い熱濁液は、美顔をあっという間に白く汚していく。
新鮮な雄の子種臭がアメリーの鼻孔へと侵入すると、ますます彼女の官能は急上昇していった。

「ああああっ!イくわぁっ、イくわぁっ!!」

頭の中が真っ白になった娼婦の口から悶絶の声が弾け飛ぶ。
そして稲妻のような電撃が女体を貫き、瞬間的にエクスタシーの高波にさらわれ、
それと同時に内側から大量の蜜が溢れ出て来た。
後を追って始まる膣内の締め付けに、ロンダも我慢の限界を迎える。

「うっ」と小さい声を漏らし、浅ましい欲望を解き放った。

「ああっ、出てるわぁっ……はあっ……いっぱい……すごく熱い……」

二回目にも関わらず、ドパッドパッと勢いの良い――――しかも大量の――――噴射が繰り返される。
性感が鋭敏な娼婦は、中出しの感触にビクッビクッと肌を震わせた。
唇はだらしなく半開きになっており、ハァハァと淫靡な吐息を繰り返している。
それからしばらくの間、アメリーは行為の余韻を存分に楽しむのだった。



夕暮れ時の太陽を背負いながら、アメリーは売春宿への帰り道を歩いていた。
片手には、一人で食べきれないほどの魚が入った籠。
同じ売春宿で働く他の娼婦達に分けるのが良いと思った。

(この町に来て、本当に良かったわ)

強く望んでいた少年とのセックス。
それが許されるこの港町はなんと自分にぴったり合っているのだろう。
金では買えない幸せを噛み締めるアメリーなのだった。






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