娼婦アメリーの休日
シチュエーション


ゴーンゴーンゴーンゴーン……。

聖ミルメリヤ学園から、一日の最後の授業の終わりを告げる鐘の音が鳴り響く。
児童達は学び舎から次々と出て行く。
ついさっき校門を出たエルト少年も自分の家に向かって歩き始めたところだった。
彼はまだ十一歳。背は同い年の男子よりもやや低く、まだ声変わりの兆しも無かった。

(今日は市場で買い物をするんだ)

足早に通学路を行く彼は、いつもと違う道を通って帰ることにした。
今日は予定があるので、なるべく早く家に着きたい。
少年の足は毎日歩く道を外れ、飲み屋と売春宿の密集している裏通りへと向いていった。

「おっと」
「きゃっ」

狭い十字路を曲がろうとしたその時、真横から来た誰かとぶつかりそうになった。
あわてて頭を下げて「ごめんなさい」と謝るエルト。

「ねえキミ、こんなところに何か用?」

頭の上から質問がきた。顔を上げると、そこには長身の女性がいた。

「ここは子供がいていいところじゃないぞっ」

にこやかな顔で少年を諭す。その姿はまるで宗教画に登場する美女そのものだった。
光に照らされた金髪は太陽のように輝き、青い目は大海のように深い色を持っていた。
堀の深く、鼻筋の通ったはっきりした顔立ち。
フリルのたっぷり付いた黒いドレスのワンピース、
そのマイクロミニスカートの部分から伸びる長い美脚はカモシカのそれのようであり、
ざっくりと開いた胸元からは零れ落ちそうなほどの巨乳が顔を覗かせている。
そのコケティッシュな容貌は、彼女がこの近辺で働く娼婦であることを強く示していた。

「わかった?」

そう言われても、少年はすぐに返事をしなかった。
いや、できなかったのだ。
網タイツに包まれ、ハイヒールで飾られた双脚に見とれていた少年には、彼女の言葉は届かなかったようだ。

「あ、す、すみません」

謝るエルトを見下ろす二十五歳の女性――――アメリー・レンティーレは、少年の性的な視線に気が付いた。

「ねえ、どこ見てるのぉ?」

艶かしく小悪魔的に尋ねる。

「あっ、うあっ、ご、ごめんなさい」

そういってエルトは目を横に逸らした。

(うふっ、カワイイ!)

赤面する少年を見ると、悪戯心が沸いてきた。
アメリーは普段大人の男性と接することが多いので、エルトのような反応をする相手は面白く思えるのだ。

「いけない子には、オシオキしちゃおっかな〜」

アメリーは少年の手を引き、裏通りのさらに奥深くへと誘った。

「えっ……あっ、ちょっと……」

エルトはただただ困惑するばかりだ。
それでも彼は導かれるがまま彼女についていく。不可抗力だった。

「もう、いけない子!こんなに元気にしちゃって!」
「あっ」

少年は小さく悲鳴を上げた。
小さくしゃがんだアメリーの指が彼のズボンの膨らんだ前部分をすっと撫でたのだ。

「気持ち良かった?ねえ、気持ち良かった?うふふっ」

今度は少しずつ指の調子を強めながら触り始めた。

「あっ……ああっ……んくっ……」

突然の、そして初めての体験に驚いているのだろう。
少年は今やされるがままの生ける人形であった。

「ねえ、ズボン脱いでみてよ」
「えっ……そんな……」

恥ずかしすぎる要望に、ますます顔を高潮させるエルト。

「脱いでくれたら、もっと気持ち良いことしてあげるよ?」
「……もっと……きもち、いい……こと……?」
「そう、もっと気持ち良いの。それにね、私のおっぱい、見せてあげてもいいかな」

(お、おっぱい……ほんとに……?)

ゴクッと唾を飲み込む音が聞こえた。
目の前には、漆黒のドレスから露出している魅惑の谷間。

「どう?脱いでくれる?」

くりゅくりゅっと指の爪の先でズボン越しに弄ばれると、もう辛抱堪らなくなった。

「……はっ……はい……ぬぎ……ぬぎ、ます…………」
「うふっ、良い子ね!」

そう言って手を離すと、少年がそろそろとズボンに手をかけた。

「う……でも……はずかしい…………」

決心の言葉を吐いたまでは良かったが、しかしながら、そこから先が続かない。
もじもじしながら、眼前の娼婦の視線をチラチラと窺う。

「がんばって!お姉さんにキミのカッコイイとこ見せてよ!」
「う、うん…………わかった……」

意を決して両手を下へずらしていくと、その下に穿いている白いブリーフが現れた。

「可愛い下着穿いてるのね。えいっ」
「あっ!」

じれったくなったアメリーは思い切って少年のブリーフをずり下ろしてしまった。
十一歳の少年の未成熟なペニスがそこにはあった。
それは小振りながらも勇ましく起立しており、彼の興奮が手に取るようにわかった。
かなりの急角度だった。

「あら、おいしそう……うふふ」

そう言ってペロッと舌なめずりするアメリーの表情は実にみだりがわしかった。

「それじゃ、味見させてね」
「えっ!?」

少年の動揺に構わず、肉突起を自分の口内に含む。

「あうっ」

今まで感じたことの無い、痺れるような心地よさが先端から伝わってくる。
アメリーの口の中へと消えているその部分は、今まさに舌で攻撃されているのだ。

「ちゅぷっ……んちゅっ……んはあっ……ねえ、どう?気持ち良い?」
「あっ、うううっ……き、きもち、いい、です……」
「続き、してほしい?」

頷くと、アメリーは少年を一軒の廃屋の中へと招いた。
その中に詰まれた藁の上に少年を座らせると、彼女は自身の胸元へと指を滑らせる。
すでに大きく開かれている胸元の生地を下にずらすと、特大の乳房がぶるんっと飛び出てきた。

「うわあ…………」

エルトは初めて見る母親以外のバストに見惚れた。
それはかなり大きめであるにもかかわらず全く垂れている様子が無く、乳頭はツンと上を向いている。
若々しく張りがあり、まさに食べごろの熟果実と言って差し支えないだろう。

「どう?触ってみる?」

恐る恐る手を伸ばすエルト。
指先にふれた瞬間の肌の滑らかさ、揉み込んだ時の柔らかさはなんとも言えないものだった。
こんな素晴らしい肉がこの世にあったのか、と少年は思った。

「ねえ、こっちのほうも見てみたくない?」

そう言ってマイクロミニスカートをたくし上げたアメリーが見せたのは、真っ赤なショーツだった。
黒い網タイツに包まれたそれは、さながら網にかかった赤い魚のよう。
まだ十一歳の彼には刺激的過ぎる光景だった。

「それじゃ、お姉さんも脱いじゃうね……」

ハイヒールを脱ぎ、網タイツを脱ぎ、そして残った真紅のショーツ。
彼女の白く美しい肌に良く似合っていた。その下着に手をかけ、一気に脱いでしまう。
少女には無い、大人の女性の茂みがそこにはあった。
エルトを藁の上に仰向けにさせ、自身は彼に跨っていく。
ちょうど、少年の顔の上に自身の股間が位置するようにアメリーは動いた。

「見て。これが大人の女よ」

淡い茂みの奥に、それはあった。
白い肌に包まれた、桜色の肉塊。
アメリーが指で広げてやると、もっとよく確認できた。

「どう?初めて見る女のアソコは?」
「えっと……あの……え〜っと……」

上手い言葉が浮かんでこない。
それは少年にとって非常に形容しがたいものだったからだ。

「うふっ、よくわからないのね。いいわ。もっとよく教えてあげる……」

アメリーは身体を後ろにずらしていき、少年の股間の上に陣取ると、彼のサオの部分に自身の陰部を擦り付けた。

「あうあっ」

弱冠十一歳の童顔が性の快楽で歪められていく。エルトは今、急速にそして確実に性の目覚めを始めていた。

「キミのオチ○チン……これねえ……お姉さんのアソコに入っちゃうのよ……?」

ゾクッとするような笑みを浮かべて少年を見つめるアメリー。
日常的に性を売り物にしているため、妖艶さは同年代の他の女性とは比べ物にならない。

「じゃあ、挿れちゃうわね」

見せ付けるように、ゆっくりと腰を下ろしていく。十一歳の未成熟な屹立が、二十五歳の使い込まれた肉壷へと埋まっていった。

「あ……うう……」

根元まですっぽり包まれてしまった幼茎。温かさとともに、むず痒いような快感が絶えず襲ってくる。

「ふふっ、まだイっちゃダメよ?」

(えっ?"いっちゃだめ"ってどういう――――?)

少年が疑問を感じるより早く、更なる痺悦が股間を責めてきた。アメリーが腰を上下に揺らし始めたのだ。

「ほらっ、がんばってねっ、うふふっ」

見目麗しい大人の女性からの手ほどきは、実に激しいものだった。
アメリーは、他の男に仕込まれた技術で少年を追い詰めていく。彼女はまるで獲物を狩る猛獣のような雌だった。

(んっ……こんな小さい子を相手にするのは初めてだけど……けっこうイイわあっ……!)

焼かれるような、熱い疼きを女陰に感じる。彼女自身、この交合に興奮しているのだ。
平日の夕暮れ時、裏通りの薄暗い廃屋の一室で、誰かに目撃されるかもしれないリスクを背負いながらするセックス。
年少者との性行為はこの国の法律で厳しく禁じられている。
同意の上でもそうでなくとも、懲役五年前後の刑罰は免れない。
その綱渡り的な興奮が、彼女をさらに昂らせるのだろうか。

(うふっ、今日が仕事休みの日でよかった!)

熱く濡れる花の園は、少年の一部を食い千切らんばかりに強く締め上げていた。

「あっ、ごっ、ごめんなさいっ」
「んっ、ど、どうしたのっ?」
「オシッコ、オシッコでそうなんですぅっ!」

アメリーはクスリと笑い、少年の頭を撫でてやった。

「それでいいのよ」

交合の終わりに向け、さらに腰の動きを速めてやる。
下に敷かれている少年の喘ぎはさらに切実さを増し、いよいよ最後の時が迫ってきていることをアメリーに知らせた。

(あ〜あ、もうちょっと楽しみたかったんだけどなあ……)

名残惜しさを抱えながら、上下運動を続けていく。
彼女の自慢であり武器であるIカップバストが衝撃に合わせてたゆんたゆんと悩ましく揺れていた。

「あっ、もれちゃうっ、もれちゃうっ!」
「出して。いいのよ、出して……ふふっ」

程無くして、内部で勢い良く白濁が飛び散った。



「今さっきしたことは、誰にも言っちゃダメよ?」

行為が終わる頃にはすでに辺りが暗くなっていたので、二回戦を開始することもなく、少年をすぐに帰らせることにした。

「あの子、またここに来てくれるかしら……ふふふっ」

もしも再会することがあれば、また相手をしてやってもいいと思った。

(そういえば、北の方に娼婦が子供とこっそりヤっちゃう町があるって噂を聞いたことがあるけど……)

アメリーはニヤリ、と口元を歪ませた。

「そこに行ってみるのもいいかもね、うふふっ!」






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