西暦2050年の保健体育
シチュエーション


「なあ、どんな女が来るのかな」
「巨乳だといいなぁ。グラドルみたいなの希望〜!」
「オレはやっぱり大人っぽい女がいい」
「あれ、お前ロリコンじゃなかったっけ?」
「おい、そろそろ時間だぞ」

男子しかいない教室は、あられもない猥談で賑わっていた。
ここは公立の中学校の一年生のクラスであり、
室内を満たす声はまだ声変わりしきっていない幼い少年のそれである。

「き、来た?」

男子の一人が、廊下の足音を敏感に聞き取る。
コツ、コツという硬質なそれはハイヒール特有の靴音であり、
歩いている人物が女性であるということを彼に教えた。

「おい、来たぞ!」

同様に靴音で察した別の男子の一言で、教室内は水を打ったように静まり返った。

(や、やっぱりそうだ)

特徴的な靴音は教室前まで来た途端、消えてしまった。
唾をゴクッと飲み込む音がはっきりと聞こえそうなくらいの静寂の中で、
男子達は期待に胸を高鳴らせている。そしてついに、教室の戸が開けられた――――。

「こんにちは」

男子の「おおっ」という歓声を浴びながら教室内に入ってきたのは、
外見年齢二十代中頃の女性だった。
紺色のスーツとタイトスカート、そして白いブラウスという、
一見するとまるで教育実習生のような服装。
しかしそのスカートの丈は極端に短く、見事な脚線美を包み込む黒タイツの上側のガーターベルト部分まで露出してしまっている。
前を大きく開けられた白いブラウスの胸元からは、白く深い谷間が覗いていた。

「アリサです。よろしくね」

男に媚びるような装いは、見る者に"娼婦"を連想させることだろう。
それもそのはず、教壇に立ち、端正な顔立ちで天使のような笑みを浮かべる彼女は、
彼ら男子生徒達の筆下ろしに協力するために来訪した、現役のソープ嬢なのだから――――。


西暦2050年、日本は画期的な法律を施行した。
"新性教育法"と命名されたそれは、"少年に性行為を実体験させることにより、正しい性行為の方法を教える"というものだった。
対象となる少年は中学一年生。
今年度に入学した彼らは、この法によって脱童貞を果たす最初の少年達となる。


「歳はいくつですか?」
「二十六歳、と言っておこうかしら」

アリサの曖昧な発言に、男子達はニヤニヤしながら小声で私語を交わし合う。

「どこで働いているんですか?」
「○○の"アルバトロス"っていうお店なの。海沿いにラブホが何軒か建ってるでしょ?あの近くにあるのよ。………………って、君達はラブホなんて入ったことないか」

アハハッと笑うその姿は、まだ少女らしさを残していた。

「僕この前行きました〜!」
「嘘つけっ、お前童貞だって言ってたろうが!」

男子二人のやりとりで教室内にドッと笑いが起こる。すでにアリサと少年達は打ち解けた雰囲気をつくっていた。

「アハハッ、君達面白いね。ん〜、こうして話すのもいいんだけど、それじゃ時間なくなっちゃうから……」

男子達は、期待の眼差しを向けながら美女の言葉を聞いている。
その青い欲情に満ちた視線の束がアリサにはたまらなく新鮮だった。
いつもの営業では大人の男性を――――しかも一対一で――――相手にしてばかりだからである。

(こういうのも悪くないわね……私までドキドキしちゃう……)

ゴクン、と唾を飲み込む音がいくつか聞こえてくるような気さえしてくる。

「……そろそろ始めようかしら?」

体育館へと移動した後、アリサは既に用意してあった授業用マット――――木の板が敷き詰められた硬い床の上で"行為"を行えば身体が痛くなってしまうだろう――――の上に座った。

「なんか……そんなふうに見つめられると照れちゃうな……」

スーツに合わせた紺色のハイヒールを脱ぎ、マットの上で折った膝を横に倒して座っているアリサの周囲には、
指示されたわけでもないのに背筋を伸ばして正座している18人の男子達がいる。
彼らは興味津々といった眼差しで大人の女性の肢体を凝視していた。

(……ほら、見て……)

少年環視の中、ついにアリサは行動を開始した。
彼女の細く優美な指先が、スーツのボタンをゆっくりと外してゆく。
私語を交わす者などそこには一人としておらず、皆が美女の一挙一動に見とれていた。
スーツの前側を完全に開け放った後、毛先に緩いウェーブのかかっている美しい金髪を指で軽く梳くようにかき上げ、
そして観客のほうを一瞥して妖艶な笑みを見せる。
その時、興奮を堪え切れずに自身の股間を両手で覆っている最前列の男子の姿が見えた。
彼のその部分はすでにいきり立っているのだろう。その手はゆっくり小刻みに動いているようにも見えた。

(もう我慢できなくなっちゃったの?アハハッ、可愛い!)

おあずけをくらった飼い犬を弄ぶような感覚を、アリサは楽しんでいた。
スーツを脱ぎ去った後、白いブラウスに手をかける。
ボタンが上から外されていくと、胸元を飾り立てる漆黒のブラジャーが姿を現した。
彼女自慢のHカップを包むそれは、普通の成人女性が使用するブラジャーよりもかなり大きめだ。
マイクロミニのタイトスカートを下へとずらせば、ブラジャーと同じ色のショーツが顔を覗かせる。
角度のややきついハイレグ仕様で、さらにTバックということもあって、男子生徒達はすぐにそれに目を奪われてしまった。
豊かに実った双臀は、まるで爆乳とバランスをとるためであるかのように大きく張り出している。
下着とストッキングだけの姿になった彼女の肉体は、メリハリの強い成熟した女性のシルエットを呈していた。

(さあ、これが大人の女の身体よ……)

両手を背中に回し、ブラジャーのホックを外す。肩紐を下に落とすと、特大のHカップバストが完全に開放され、桜色の先端があらわになった。

「おおおお〜っ!」

男子達は一様に感動の声を上げた。
西暦2050年の現代では、既に性的な情報が厳しく規制されており、
成人向けの書籍や映像メディアなどは未成年の少年達にとって手の届かないものになってしまっている。
少年達に女性の裸を目にする機会はほとんど無いだろう(それでも、何らかの手口でそういった性的情報を得る者はいるのだが)。
それゆえ、アリサという若く美しい女性の裸体を目の当たりにした時の感慨深さもひとしおなのだろう。

そしてついに、女性の陰部を隠す布に指がかかる。
アリサは若いオスの荒い鼻息の熱を感じながら、ゆっくりと両手で下方へとショーツをずらしていった。

「みんな、見えるかしら?」

完全に脱ぎ去った後、自身の白く長い両脚を大きく広げてやった。いわゆるM字開脚という座り方だ。
少年達が初めて目にするその部分には、わずかな黒い茂みと桃色肉があった。

「さあ……最初の子は誰?」

どうやら、黒ストッキングは脱がないつもりらしい。

「ぼっ、僕です……!」

順番はすでにアミダクジで決めてある。返事をして一歩前へ出たのは気弱そうな印象の少年だった。

「頑張れよ〜、吉村〜!」
「頑張れ〜!」

吉村と呼ばれた少年の両脚は震えていた。まるで産み落とされた直後に自分で立とうとする小鹿のようだ。

(すごく……緊張してるのね……)

吉村が目の前まで来ると、アリサは全裸になるように指示した。しかし彼はなかなか脱ごうとしない。

「あっ……で、でも僕、はっ、恥ずかしいです……」

周囲からは彼を応援する声が飛び込んでくるが、やはり恥じらいが脱衣を拒ませているようである。
筆下ろしのための授業時間には限りがあるため、この硬直した状況は速やかに打開しなくてはならない。

「それじゃあ、みんな脱いじゃおうよ」

全員が等しく全裸になれば、吉村も少しは大胆になれるのではないか。
アリサの思惑は功を奏し、男子のほぼ全員が下着まで脱ぎ終わった頃、吉村もようやくワイシャツのボタンを外し始めた。

「もっとこっちに来て。私の前に座ってちょうだい」

生まれたままの姿となった少年を手招きするが、少年はアリサの脚の付け根の前で膝立ちになったまま、
次にどうすれば良いのかわからず固まってしまっていた。自身の突起のすぐ近くには、赤く充血し、潤いきっている淫花があるというのに。

「ほら……入り口が見えるかしら……?ここが君の入るところよ……」

アリサは両手の指先で小陰唇を左右に引っ張り、膣口をさらけ出した。
そこは物欲しそうにヒクヒクと艶かしく蠢いており、まるで雌の淫欲をそのまま具現化しているかのような様相を呈していた。
そして、少年の眼前の美女は両脚を広げたまま後ろに倒れ、背をマットにつけた。
このまま正常位で挿入してほしい、ということなのだろう。
2050年の日本では、避妊と性病の問題は技術の進歩によってほぼ完全に解決されていた。
薬剤の服用による方法が最先端なのだが、しかしながら、避妊と性病予防という二つの効能を持っている新世代型ピルは大変高価で、
しかも処方箋が無ければ入手すらできないので、"安全な生挿入・膣内射精"は一般庶民には手の届きにくいものであった。
アリサの所属する高級店ではこの新世代型ピルを利用してサービスを行っており、
今回の保健体育実習でも同様にコンドーム無しでセックスをする予定となっている。
中学生の初体験として考えた場合、実に贅沢な状況であることは間違いないだろう。

「それじゃ、君のオチ○チンを入れてみようか」

そう言われてやっと腰を前に突き出し始めるのだが、彼の先端は媚肉の表面を撫でるだけで一向に挿入の兆しを見せない。
しかしながら、アリサは男を相手にする職業の女性である。当然、童貞の男性とも経験があり、どう誘導すれば良いのかを彼女は熟知していた。

「ゆっくりでいいから……焦らないで……」
「は、はいっ!」

優しい言葉をかけつつ、彼女は女陰に触れる亀頭の感触を堪能していた。

(ん……でも、これはこれでいいかも……)

小陰唇や膣口の上をぬるっと滑る亀頭。それが焦らしのような効果を発揮し、アリサをさらに昂らせているのだ。

「あんっ……」

そしてついに少年は、大人の階段を上り始めた。

(は、入った!)

少年の視線の先には、亀頭が埋め込まれた女陰。まだ先端部分のみだったが、彼の感動は大きかった。
彼の周囲にいる同級生は、興奮気味にその光景を実況している。

「すげえ!ホントに入ってる!」
「うわー!スゲーよ!チョースゲー!」
「お、オレにも見せろっ!」
「おいこらバカっ!押すなってば!」

雄の侵入を許した入り口はグイグイと締め付けてくる。このままじっとしているだけで射精してしまいそうなほど気持ちが良かった。

「いいわ。そのまま、私の方に近づいて」

ハアハアと荒く息を吐きながら、全身をアリサへと傾ける吉村。挿入はより深くなり、ついに根元まで陰茎が埋まる。

「んっ…………いいのよ、そのまま倒れてきても」

アリサの言う通りに身体を前に傾け、両手を彼女の頭の両脇に置く。
すると、100センチメートルオーバーの爆乳が薄い胸板に触れた。

(あ、温かくって柔らかい……!)

少年は微動だにできなかった。何もかもが初めてで、新鮮な情報が次々と送り込まれている脳は正常に機能してくれない。
まさに思考停止状態だった。

「ゆっくり動いてみて……」

アリサの声でハッと我に返った少年は、言われるがままに身体を動かそうとした。
それは初体験らしいぎこちないものだったが、蜜壷に収まっている肉茎は確実に往復運動をしていた。

「あっ……あっ……いいわ…………上手よ……!」

グッ、グッ、という確かな感触は、硬いペニスならではのものだ。
柔らかな膣肉を擦り上げる陰茎は、硬ければ硬いほど異物感が強くなる。
年齢を重ねるに伴って勃ちにくくなってしまった中年男のフニャチンでは味わえない官能がそこにはあった。

(中学生とするセックスも、なかなかイイわね……ふふふっ)

彼の若勃起は細身で先細りではあったが、前述の通りかなりの硬さを持っていた。
まるでゴムで包まれた小型の鉄パイプを出し入れされているような、その奇妙な感覚に妖しい興奮を覚え始めている自分に気がついた。
ふと、周りに目をやれば、欲望で目を血走らせている少年達が自分の痴態を必死になって凝視しているのがわかった。
そして彼らはアリサという雌を虎視眈々と狙っているのだ。
女体における最も恥ずかしい部位をさらけ出し、雄を呑み込んで精液を搾り取ろうとする雌を。
突き込みを喰らうたびに悩ましげな喘ぎ声を漏らす雌を。

「あっ、でっ、出そうですぅっ!」

膣壁による刺激に負け、情けない声で射精を知らせる吉村。やはり経験の無い少年なのだ。
早漏だとしても不思議ではない。

「出していいのよ。中に出して……あっ」

びゅくっびゅくっびゅくっびゅくっびゅくっ……。
アリサが言い終わる前に、すでに射精が始まっていた。果ててしまった少年は「はーっ、はーっ」と荒い息を吐き続けている。

「あ、ありがとうございました」

射精痙攣が治まると、吉村少年は身体を起こして離れていった。

(それにしても……すごい光景よね…………)

十八本の若棒に囲まれる中、一人ずつ全員のモノをしゃぶってやりたい衝動に駆られるが、
しかし今回の仕事は少年達の筆下ろしを最優先にしなくてはならないため、フェラチオは時間的に無理だろうとアリサは思っていた。

「次は誰なの?」
「はいは〜い、僕で〜す!」

満面の笑みで挙手しながら立ち上がった少年はひょうきんそうな顔立ちをしており、動物に例えるならばニホンザルかな、とアリサは思った。

「アリサさん!僕はアリサさんに乗っかってもらいたいで〜す!」

サル顔の少年は腹に密着しそうな程に突起をいきり立たせ、恥ずかしげも無く騎乗位をせがんでくる。
先程の吉村とは大違いだ。おそらく彼は前の少年よりもいくらか性知識を多く持っているのだろう。アリサはそう思った。

「もう……おませさんなんだから……」

困ったような顔をして見せるが、まだ一度もイッていない彼女は早く女穴を埋めてほしがっていた。

「うお、うおおっ……」

腰を下ろしていくと、彼の生意気な若竿はくちゅっと音を立てて呑み込まれていった。

「うわっ、すげえっ!マ○コ、めちゃイイよ!」
「んっ……あんっ……はあっ…………!」

少年は嬉々として下から速いリズムで突き上げ始めた。
その稚拙ではあるが勢いのある抽送を受けているアリサは、女陰に痺れるような快感に気付く。
最初の少年の時こそ余裕があったが、その彼よりも若干逞しい肉棒に少しずつ追い詰められていく自分に少し焦りを覚えていた。
Hカップという規格に属する二つの巨大な果実はブルンブルンと躍動し、今にも弾けそうなくらい柔らかに形を変えながら腰の動きについていっている。
「あっ……」

不意に下方の少年が手を伸ばし、勝手にアリサの見事な爆乳を下からすくい上げるようにして揉み始めた。

(もう……この子は……)

未知の感触を両手の平で存分に堪能する少年。
二つの肉果実は指でグニグニと押され、その圧力で形を歪に変えられていく。

(おおぅ……セックスってすげぇっ……!)

キュッ、キュッ、という肉の締め付けを受けるたびにゾクゾクッとする背筋。
アリサの女陰に咥え込まれた少年棒は放出欲に耐えながら激しく前後移動している。

(この子、けっこう強いのかも)

おそらく先程の少年よりも長持ちするだろう、とアリサは考えた。

(でも……早くしたがってる子もいるから、あんまり長引かせるわけにもいかないわよね……)

そう思ったアリサは、眼下の少年に悪いと思いつつ、下半身に力を入れる。そしてさらに自らも強く腰を振った。

(うわっ!)

不意に膣内部から受ける快感が強くなり、少年の射精感は一気に高まってしまった。

「あっ、ヤベっ……!」

まだ性交を続けていたいと思ってはいたが、雄を堕とし慣れた媚肉にはやはりかなわなかった。
どくどくどくどくっ……と青春の白濁が次々放たれていく。

(……ふふっ、まだまだ未熟よね)

所詮は幼い中学生なのだ、と思ってほくそ笑む。

「じゃあ、次の人は?」

男子に正しい性知識を教えるための体験学習は続いていく。
グラビアアイドルとしても充分通用しそうな美貌と爆乳を持つ大人の女性によって、少年は大人への階段を上っていくのだった。




「ああぁぁぁ〜〜……!!」

あれから何人もの少年の相手をしたアリサ。
今彼女はマットの上に四つん這いの状態で後ろから貫かれていた。
パーマが施された美しい金髪は、彼女の流す汗で顔に貼り付いている。

「あっ、あっ、イイっ……!」

後背位で絶え間無く喘がされている爆乳美女は、背中を仰け反らせ、両手をマットの表面を絞るように強く握り締めていた。
それは大人の余裕など微塵にも感じさせない、雌の本気よがりだった。

「ああんっ、そこっ!そこっ……すっごくイイっ!気持ち良いぃぃっ!」

快感慣れしているはずのアリサがこうなってしまったのには理由があった。
十二人目の生徒に正常位で抽送された時、刀と鞘の相性が非常に良かったのか、偶然彼女の快感ポイントを少年の先端が強くなぞり上げた。
そして彼女の喘ぎ声が一瞬大きくなった事に目ざとく気付いたその少年は、アリサが一番良く啼く場所を探すように、腰を回しながら突きまくった。
それを発端として、何度も同じ所を摩擦された女体は完全に火がつき、今では後に続く他の少年達にもよがらされている始末だ。
もはや制御不能と言っても差し支えないほど昂ってしまっているアリサだった。しかしながら、なにしろヤリたい盛りの少年が十八人もいるのだ。
百戦錬磨のアリサと言えど、やはり分が悪かったのか。

「あっ、あっ、中に出てるぅっ〜!あぁぁぁあああっ〜!!」

十七人目の生徒のザーメンを内部で受け止める。それと同時に彼女も登り詰めていった。
若いエキスを搾り取ろうとする貪欲な女陰は男のシンボルを締め付けることを忘れず、ぎゅうぎゅうと圧迫し続けている。
ずっぷりと根元まで差し込まれている男性自身は非常な快感を享受していることだろう。

「あ、ああ……」

アクメの余韻に浸り、顔をマットにつけてぐったりとしているアリサ。
しかしながら、彼女の仕事はまだ終わってはいない。彼女には、このクラスの男子全員の精液を受け止める義務がある。

「で、オレが最後です」
「デカチン千堂キタ〜!」
「おおっ!千堂がんばれ〜!」
「いけ〜!デカチン千堂ぉ〜!」

(えっ……!?)

アリサの眼前には、女性の手首と同じくらいの太さの肉茎が天を向いてそそり立っていた。
先端部分はキノコを連想させるほど大きく広がっている。

(こ、こんなに大きいなんて……まだ中一なのに……)

「じゃ、じゃあ、いきますよ」

仰向けで荒い息を吐いている女体に、少年がのしかかってくる。

「あうんっ!」

彼はアリサの両太股を掴み、大きく左右に開いて姫孔に突撃してきた。
雄と雌、両方の生殖液で既にその洞窟は充分すぎるほど潤っていたのだが、やはりモノが大きいのでこじ開けるように中へ入っていく。

「うおっ……すげっ、締まるっ……!」

膣壁は肉棒を押し出しそうな勢いで圧力を加えてくる。ペニスが大きいほど、男女双方の圧迫感は強いのだ。

「あっ、すっ、すごいっ」

強引にピストンが開始され、ゴリゴリと削られるように肉壷の表面が刺激される。

「あ〜っ!あぁ〜〜〜んっ!」

侵入してきた時もそうだったが、いきり立った肉塊が進退を繰り返し始めると、質量の大きさをますます強く感じさせられる。
充血して膨らんだ亀頭が進めばズンッと最奥を突き上げ、退けば傘が襞を引っ掻き回す。
膣口はこれでもかと広げられていたが、経験豊富な彼女は痛みを全く感じておらず、むしろ燃え上がる官能にその身を焼かれてヒィヒィ悶え啼いていた。
結合部からは今までの精液を洗い流さんとするかのように大量の愛液が溢れている。

「キミのアソコでっ、私のオマ○コがっ、いっぱいになってるわぁっ……!」

そしてアリサの美脚は自然と十三歳の巨根少年の腰へと絡まっていき。

「はあっ……!おっきくって、すごいっ……!」

いまや彼女の姿は、獲物を捕らえて離さないジョロウグモのそれに似ていた。
正常位で絡み合い、中学生の集団に中出しされまくる爆乳美女。
事情を知らない者がこの光景を目の当たりにしたら、きっと中学生によるレイプ現場と勘違いされてしまうのだろう。

「ああっ、ああっ、いいっ……!」

男子中学生という活きの良いオスの律動が、むさぼるように女の秘穴を擦る、擦る、擦る。
冷たい床の上で一番長くオアズケをくらっていた生徒は、今までの欲求不満を全てぶちまけんばかりの勢いでズコズコ突きまくっている。
それを受け止めるアリサの方も必死だ。巨大な槍による猛攻は媚肉に絶えず性感を与え続け、快楽の高みへと追いやっていく。
既に官能は身体全体に広がっており、アリサはまるで全身がヴァギナになってしまったかのような錯覚すらさせられてしまうのだった。

「あっ、もうダメ、いく、いくぅ!」

少年達を惑わす娼婦は今、その少年の若々しい勃起でまた限界に達しようとしていた。
今日何度目のアクメかわからない。思い出すだけの余裕が既に無かった。
それほどまでに追い詰められてしまったのだ。
背中に回した両手の指も、腰に絡めた両脚の指も、迫り来る絶頂に緊張してぎゅっと力が入った。

「ああああ〜っ……!!」

アリサがビクンビクンとその蠱惑的な肢体を短く痙攣させ、悦楽の坂を駆け上る。
デカチン少年の方もそろそろ終わりが見えてきたらしく、抽送のピッチを上げていった。

「うあっ…………」

そして、そのまま勢い良くドパァッと濃い子種汁を奥の奥へと解き放つのだった。

「あっ、でっ、出てるぅっ……」

そして長い射精を終えた太マラが抜き去られると同時に、淡い桃色の亀裂から大量の白濁がどぷっと流れ落ちる。
ぐちゃぐちゃに撹拌されて泡だらけになったそれは、このクラス全員の子種の混合液だ。
生命の様式、性の仕組みを目の当たりにした生徒達は一様に感嘆の声を漏らした。
これで全員の筆下ろしが終了したことになる。
童貞を捨てた彼らの表情はどこか堂々としており、自信すら感じさせるものになっていた。
大人の女性の身体を知ってしまった彼らにとって、もはや同い年の女子など子供にしか映らないだろう

(ちなみに男子が実習に参加している間、女子は生理の仕組みや対処方法、避妊方法などの講義を受けることになっている)。

「アリサさん、延長お願いします!」

突然、一人の男子生徒が大声を上げた。

「延長お願いします!」
「お、オレも延長がいいです!」
「お願いします!」

それを皮切りに、異口同音、次々と"延長"を求める声が続く。
この体験授業は、時間内に終わらなかった場合に限り時間の延長が認められている。
彼らはその延長システムを利用して二度目の性交をしようと考えているのだ。

「僕達、まだアリサさんと一緒にいたいんです!」
「もっかいヤりたいです!お願いします、アリサさん!延長!」

少年達の哀願は途切れることなく、さらに切実さを増していった。

「延長、ねえ……」

思わせぶりに言い、妖しい笑みを浮かべながらチラッと流し目で少年達を見る。
それはまさしく男を惑わす女郎の眼だった。
アリサは傍らに畳んで置いておいた紺色のスーツから、おもむろに携帯電話を取り出す。
そしてボタンを数回押して顔の右横に近づけた。

「あっ、はいどうも。アリサですが」

中学生らは真剣な眼差しでその様子を凝視している。

「はい、そういうわけなので……はい…………はい、失礼します」

通話を終えたアリサは携帯電話をスーツのポケットに仕舞い込み、少年達の方へと視線を向けた。

「キミたち」

ゴクッとつばを飲む音さえ聞こえてしまいそうな静寂がその場を包んだ。





「延長決定よ」

大きな歓声が、体育館に響き渡った。
こうして、アリサはもう一クラス分の精液を受け止めることになるのだった。





「えっへっへっ!じゃっ、いっきま〜っす!」

二週目の二番手、サル顔の少年が嬉しげな声を上げて女体に歩み寄る。
表情はまさに好色、女好きの助平といった感じである。よく見ると彼のペニスは少し右曲がりだった。

(この子、すっごく印象的なのよね……特に顔が)

彼はアリサの後ろに陣取ると、すぐにぐにゅっと自身の一部をねじ込んできた。

「ああっ……」

それが引き金となり、くすぶり続けていた彼女の官能にまた火がついた。

(んっ……あっ!)

彼のソレは右方向へ少し曲がっているので、妙な具合に膣壁を引っかくようにして動いていく。
彼にその意図は無かったが、それは結果的にアリサの弱点に攻撃を加えることになった。

(あっ、イイところに、当たるっ……!)

アリサの肉体と彼の肉体、そして体位の相性が抜群に良いのだろう。
彼は肉付きの良い美尻を鷲?みにして腰を振り立てている。
まだまだ不慣れな腰使いだったが、しかし彼の肉突起はこのクラスの男子の中でも長持ちする方だ。

「アリサさんのオシリの穴、しっかり見えますよ〜!」

そう、この後背位だと、淫花の上方にある菊穴もはっきりと確認できる。

「ああっ、言わないでぇっ……」

年下の少年の言葉責めに対して、処女のように恥らうアリサ。彼女にとってソレはまさに恥部であり、隠しておきたいものだった。
しかしながら、サル顔の少年は無情にも追撃を始めた。

「ひゃっ……!?」

突然、尾?骨の辺りに妖しい感触。ゾクゾクッと寒気のような快感が背筋を震わせる。菊門を指の腹で撫でられたのだ。

「ここはどう?ねえ、ここはどう!?」

言いながら、しつこく愛撫を繰り返す少年。腰を揺らし、欲望の塊を大人の女の中心に打ち込んで、抉り立てていく。

(ああん、イかされちゃう!生意気な、おマセな中学生にイかされちゃうぅっ……!!)

もはやアリサは限界だった。曲がった肉棒での急所突きに加え、裏門まで嬲られてはたまったものではない。

(あっ……っく、くるっ……きちゃうぅっっ……!)

若い雄が腰をぶつけるたび、男ならば誰もが我先にともぎ取りたくなるような魅惑の果実がゆっさゆっさと振り子のように揺れる。
少年はその雌の肉体に覆い被さり、美しい乳房をすくい上げるように揉み立てた。

「あっ……!イくぅっ……イくぅっっ!!」

たまらず、自らの終末を宣言する大人の女。
きゅううぅっと締まりを強めた女陰に少年も降参し、どっぷどっぷと、二度目とは思えぬほど大量に射精した。
そしてじゅぽっと音を立てながら肉槍が抜き取られる。

「はあ、はあ、はあ…………つ、次は、キミなのね……?」

新しい少年がアリサの背後に歩み出る。そして、活き活きした新鮮な肉棒が侵入してきた。

「ああっ、また硬いわぁっ……!」

それから数十分もの間、館内に嬌声が響き続けるのだった。





「大人になったら、お店に来てね♪」

少年達に別れを告げると、校内の駐車場に止められている軽自動車に乗り込んだ。
ソープ客の送迎に用いられるものではない、普通の車である。

「お待たせ、アツシ君」
「アリサさん、お疲れ様っす」

車内には運転手席に二十代中頃の青年が待機していた。
彼は普段、店の客の送迎を担当している運転手だ。

「んじゃ、出発しますよ」

後部座席に座っているアリサは、遠ざかっていく校舎を惜しむように眺めていた。

「それにしても、延長だったんすか。本当にお疲れ様っす」

バックミラーでチラチラと彼女の胸元を見ながら、そう言ってアリサを労うアツシ。
その視線は非常に熱っぽいものだった。そう、アツシはアリサに惚れているのだ。
結婚したいと本気で思っているほどである。アリサが実は子持ちの未亡人であるということを知っていても。
アリサの夫は数年前に交通事故でこの世を去った。
悲しみに暮れるアリサの手元に残されたものは、二人の娘と、家と、夫が妻に内緒でつくっていた多額の借金だった。
返済のために選んだ道はソープ嬢。最初こそ嫌がっていたが、しかし夫とのセックスでは味わえない快感に気付いてからは天職とすら思えるようになった。

「予想通り、元気の良い子達ばっかりだったわよ♪」
「……へえ、そうなんすか」

つい、そっけない返事をしてしまう。

(ちくしょう、アリサさんを……!)

アリサを慕っているアツシにとって、年下の少年達にアリサの肉体を貪られるのは屈辱の極みだった。

(オレだってまだしたことないのに……)

風俗業界では従業員が同じ店のソープ嬢に手を出すことをほとんどの店が禁じている。
それはアルバトロスも例外ではなかった。そういう事情があり、アツシはまだ一度もアリサを抱いたことが無い。
そもそも、アツシのような貧乏人では、アルバトロスのような超高級ソープに行くことは難しい。しかもアツシは二十六歳にして童貞だった。

(アリサさんにガキの相手なんてさせちゃいけないんだ。ガキはそこらへんに捨ててあるエロ本でオナニーでもしてろよ、くそっ)

店で出会ってから約一年が過ぎようとしているが、自分はまだ、アリサの本名すら知らない。
それなのに、今日顔を合わせたばかりの中学生達はアリサの内部まで知り、あまつさえ子種すら撒き散らす始末だ。
アツシは眉間に深いシワを寄せた。と、そこでアリサの声が耳に入ってきた。

「あーあ、法律、また改正しないかなぁ〜」

ハッと気付く。もしかして、アリサ本人は実はこの出張に乗り気ではなかったのではないかと。

(そうっすよね、こんな法律はいらない!)

しかしアリサはアツシにとって予想外の事を述べるのだった。

「中学生でも風俗に行けるようになったらいいのにね」
「そうっすよね、こんな法律はいら……って、えっ……えっ?」
「そしたらもっといっぱい……あれ、どしたのアツシ君、へんな顔しちゃって」

アツシの気持ちも知らず、アリサはアハハッと笑うのだった。






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