秘メ事+
シチュエーション


「あぁん!もっとぉ!もっと動いてぇ!」
「駄目ですぅ先輩!これ以上はボクもうっ……出ちゃいますぅぅ!」

放課後の体育倉庫の中で僕は後ろから先輩を犯している……いや、僕の方が犯されているというべきか。

「だめぇっ!イクっ!イッちゃうぅぅぅ!」

先輩が大声をあげ、激しい締め付けが僕のソレをギュゥゥッと襲う。

「先輩っ…!そんな…ボク…ダメぇ!」

激しい締め付けに耐えられずに僕は先輩の中に射精してしまった。

「はぁっ…!はぁっ…!はぁっ…」

僕は射精の余韻に身体を震えわせた後、断続的に息をしながら先輩の背中の上に倒れる。

(………これで三回目か)

あの図書室での先輩とのエッチから一ヵ月が経ち…あの日から毎日のように僕、二階堂アスカは先輩である天野頼子さんとエッチをしている。
トイレや図書室、僕の教室……いつ人が来てもおかしくない場所でも先輩は僕とエッチをしたがる。
僕も最初の頃は先輩を説得していたけど、今ではもうあきらめてしまった……どうせ押し倒されてしまうのだから。
まぁ、強く言う事が出来ない僕も悪いといえば悪いのだけど。

「う〜ん!今日も気持ち良かったねアスカ!」

帰り道を歩きながら先輩はにこやかな笑顔で満足そうに大きく背伸びをする。

「先輩……よく身体が持ちますね……僕はちょっと疲れましたよ…」

僕はため息を吐き、先輩の方に顔を向ける。

「むー、だらしないなアスカはー!こんなんで疲れたなんて言ってちゃダメだよ?アスカは男の子なんだからしっかりしなくちゃ!」
「はぁ……そうですか」

先輩、今日みたいに毎日あれだけ射精したら僕だって疲れます……人間だもの。

(それにしても……先輩は本当に元気だな……)

先輩でも身体を壊す事があるのだろうか……あまり想像出来ない事だけど。
だって先輩は毎日あんなに激しくエッチしても疲れを見せるどころか、逆に元気になっているのだから。

「ねえねえアスカ……私…またしたくなっちゃった………しよ?」

僕の考えを余所に先輩はそう言って僕の腕にギュッと抱き付いて来た。

「先輩……あなたという人は…」

こうなった先輩を説得する事は不可能だって分かっている僕は抵抗する事もなく、先輩に引っ張られるように物陰に移動していった。

(身体……持つかなぁ?)

「はぁ……」

翌日の朝、学校へ行く途中で僕はため息を吐く。
結局、昨日の帰り道でのエッチで四回も射精し……合計七回も射精してしまった。
僕は腰をトントンと叩く、毎日腰を酷使しているせいで少し痛む。
先輩の底無しのスタミナと性欲はまさに本でみた淫魔そのものだ。

(それにしても……)

いつも『おはよー!アスカ〜!』と先輩が僕に抱き付いて来るのに今日はその気配がない。
まぁ、先輩にも忙しい時もあるだろうし僕としても久し振りの穏やかな朝を迎える事が出来るので悪くない。

「うーん、良い天気だな」

僕は久々の静かな朝を満喫しながら学校へと向かって行った。

「………おかしい」

僕は帰る準備をしながら小さく呟く。今日の朝や昼休み、そして今、放課後になっても先輩が全く顔を出さないからだ。
いつもなら必ず先輩は僕とエッチするために現れるはずなんだけど…。
昨日はあんなに元気だったのに……もしかして先輩に何かあったのだろうか。

「一体どうしたんだろう……先輩…」

僕は先輩の事が心配になりながらも廊下を歩いていたその時、

「あの……二階堂アスカ君……だよね?」

と一人の女子生徒に声をかけられた。

「はい、そうですけど僕が何か?」
「ええと……私…頼子ちゃんのお友達なんだけど…。実は頼子ちゃんね……今日風邪でお休みしたの……」
「先輩が…?」
「それで頼子ちゃんからメールが来てね……アスカ君に家に来て欲しいんだって……」
「………!」

僕はその言葉に背筋に嫌な汗が流れるのを感じた。先輩の家に行くだって?
そんな事になったら確実に僕は襲われるだろう……最悪、監禁されてそのまま……なんて事も。
いや、先輩は風邪をひいているんだ……まさか、まさかそんな事は…。

「あの〜アスカ君?」
「は、はい!分かりました。それでは僕……先輩の家に行く事にしますね……」
「うん…ありがとう…じゃあこれ、今日のプリント…」

先輩の友人の声で我に帰った僕はコクリとうなずきプリントを受け取る。

「ねえ……アスカ君が頼子ちゃんの彼氏だって本当……?」
「え?は、はい……その…まぁ…」

僕は恥ずかしそうにうつむいて答える。確かに僕と先輩は付き合っている事になっているけど、実際はどうなんだろう。

「そうだよね……頼子ちゃん…毎日アスカ君の事を嬉しそうに話しているんだから当たり前だよね……」

「先輩が僕の事を?」
「うん、私…ちょっと羨ましいな……こんな可愛い彼氏がいて……」

先輩といい、先輩の友人といい、やはり僕は男としてあまり見られていないみたいだ。
慣れている事とはいえ、やっぱり男としては情けない気分になる。

「ハハハ……それじゃあ僕は先輩の家に行きますからこれで……」

僕は先輩の友人に軽く頭を下げると先輩の家へと向かう。

「うん……身体には気をつけてね……アスカ君」

という彼女の言葉に少し不安を感じながらも……。

「ここが先輩の家か」

僕は先輩の友人に渡された地図を確認しながらようやく先輩の家の前にたどり着く。
彼女の話によると先輩の両親は仕事中で今は先輩一人だけらしい。僕は軽く深呼吸して呼び鈴のボタンを押す。

「せんぱーい!僕でーす!アスカでーす!」

僕は大きな声で呼び掛けても全く反応がない、もう一度呼び掛けてみるが結果は同じだった。

(先輩……もしかして大変な事になっているんじゃ…!?)

心配になった僕がドアノブに手をかけるとガチャリッという音と共にドアが開く、どうやら鍵はかかっていないらしい。
勝手に先輩の家に入るのは気が引けるけど先輩の身体の方が心配だ。

「失礼します!」

僕は意を決して先輩の家の中に入ると

「ううーん……アスカぁ……」

と呻き声を出しながら先輩が玄関の前で倒れていた。

「せ、先輩!大丈夫ですか!?しっかりしてください!」

僕は慌てて先輩の身体を抱き起こしてみる、先輩の身体はとても熱く息の方もかなり荒い。

「ああ……アスカぁ……来てくれたんだ……嬉しい…」

僕の姿を見て嬉しそうな表情で先輩は僕の頬に手を当てて来る。いつも元気で明るい先輩がこんなに弱っているなんて……。

身体を支えながらどうにか先輩をベッドに寝かせると僕はホッと一息ついた。

「あの、どうしてあんな所で倒れていたんですか先輩?」
「うん…玄関でアスカを待ってたんだけど途中で気持ち悪くなって………それで…」
「駄目ですよ先輩、風邪なんだからちゃんとベッドで寝てなくちゃ…」
「だって……アスカの顔が見たかったんだもん……」

先輩は僕の手を掴みゆっくりと自分の頬に当てる。

「ああ……アスカの手…小さいけど温かい……」

目を閉じて嬉しそうに僕の手を擦っている先輩の姿はとても愛しく映り、僕は思わずドキッとなってしまった。

先輩だって一人で寝る事に不安を感じていたのだろう……それなのに僕は監禁されるとかされないとか、そう考えていた自分が恥ずかしい。

「……って先輩!僕の指をいやらしくしゃぶらないでください!」
「ふぇ〜、だってアスカの指って柔らかいんだもーん……」

全く、油断も隙もない……僕はしつこく舐めてくる先輩の口からどうにか指を抜き、ティッシュで指を拭く。

「むー!せっかくアスカの指の感触を楽しんでいたのに〜!」

恨めしそうに僕の顔を見ながら先輩は頬を膨らます。

「駄目です先輩、今は風邪を治す事に専念してください」
「………喉が渇いた…」
「あっ、喉が渇きましたか?僕、スポーツドリンク買って来ましたから……はい」

僕は鞄からドリンクを取り出して先輩に差し出すが、先輩はドリンクを受け取ろうとしない。

「どうしました先輩?スポーツドリンクは嫌でしたか?」
「飲ませて」
「えっ…?」
「身体が動かないからアスカが飲ませて……」

先輩は辛そうに身体を起こすと僕の方をジッと見る。

「そ、そうですよね。気が利かなくてすいません」

僕はキャップを外して先輩の口の前に差し出すが、先輩は首を振って飲もうとしない。

「もう、さっきからどうしたんですか先輩。喉が渇いたんじゃないんですか?」
「………口移しじゃないと嫌」
「くちっ……!?」

僕は思わずドリンクを落としそうになる、本当に先輩の考えている事がよく分からない。

「せ、先輩!風邪をひいているんですから今はそういうのは駄目ですよ!」

どうにか先輩を説得しようとするが頑として言う事を聞いてくれない。

「お願いアスカ……早くぅ…」
「はぁ…分かりましたよ……」

観念した僕は小さくため息を吐きドリンクを口に含むと先輩の唇に重ねる。

「んむっ…はむっ……」

肩を掴みながら僕は先輩の口の中にドリンクを流し込む。
ゴク…ゴク…と最初の内はおとなしくドリンクを飲んでいる先輩だったが段々と強い力で吸って来た。
嫌な予感がした僕が口を離そうとした瞬間、先輩が僕の首に腕を回しベッドの方に引き寄せると僕の口の中に舌を差し込む。

「はむっ……んっ……んんっ……!」

先輩は声を漏らしながら自分の舌を僕の舌に絡み付ける、僕も訳が分からぬまま取り敢えず舌を動かす。
ヌチャ…ヌチャ…と口の中で水音が鳴る。

(僕は一体何をしているんだろう……?)

そんな考えが僕の頭をよぎる。

「……ぷはぁ!」

ようやく先輩の口から離れた僕は息継ぎをしながら先輩の方を見る。

「美味しい……」

先輩は口の周りをペロリと舐めると満足そうに笑う。

「はぁ…はぁ…先輩………いきなり何をするんですか…」
「だってぇ……なんだかしたくなっちゃったんだもん……」

全く反省する様子もなく先輩は指先で僕の頬をちょんとつつく。
風邪をひいてもなお、そんな事をするなんて……呆れを通り過ぎて感心してしまう。

「とにかく!もうこういう事はやめて寝ていてください!良いですね?」
「ねぇアスカ……汗とジュースで服が濡れて気持ち悪い……」

先輩は人の話を聞いているのだろうか?少し腹が立ったけど先輩の言う通り、先輩の服は汗と口移しの時にこぼれたドリンクでビショビショに濡れている。

「それじゃあ先輩が着替えるまでの間、僕は部屋の外にいますね」

そう言って立ち上がろうとした時、急に先輩が僕の手を掴む。

「……先輩?」
「アスカが……私の身体を拭いて着替えさせて……」
「―――!?」

先輩の申し出に僕は硬直する。先輩は僕の目をジッと見つめたまま僕の手を掴み続けていた。






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