変態幼なじみ
シチュエーション


「ねぇねぇ、琴乃と新川くんて付き合ってるの?」

新川正樹との関係を聞かれるその問いは彼女、鈴原琴乃にとって慣れたものだっ
た。
小学校から高校まですべて同じクラスというかなり低確率な記録を成し遂げている
二人。家が近所ということもあり、関係はかなり親しい。
クラスでもよく楽しげに談笑する二人の姿が見受けられ、二人が付き合ってると思っ
ているクラスメートも多かった。

「うんにゃ」

最初に答えたのは正樹だった。
平凡と言ってしまえばそれですべてが事足りるような特徴の無い少年であった。よ
くよく見れば顔立ちはそれなりに整っているがそれでも人をひきつけるタイプではな
い。

「俺と琴乃は幼なじみなんだよ」

どこか眠そうな声で今まで何度も聞かれ答えてきた言葉を返す。それこそ小学校か
ら聞かれてきたことだった。今更かけらも恥じることは無い。

「ってなことを言ってるけど、琴乃のほうはどうなの?」
「え?えぇ、ん、そうですね。正樹くんにはよくしてもらってますけど……
その今は幼なじみです……んっ」

ほんのり紅潮させた声で恥じらうように琴乃は答える。
おっとりとした声に丁寧な物腰。一切染色されていない長い髪は彼女の清楚な雰囲
気をさらに高めていた。美少女と称される彼女は密かにクラス内の人気も高い。

「今は……ねぇ……」

琴乃の言葉にクラスメートは小さく笑う。

「毎朝、起こしに来てもらってお弁当まで作ってもらってるのに恋人じゃないんだ」
「勝手に設定を作るな……起こしてもらったことも弁当も無いぞ」
「あぁ、そうなんだ。ちぇ、カマかけたのにな」

正樹は呆れたように手を振る。
琴乃に起こしてもらう……正樹にはあまり想像のできない風景だった。

「ないから。そんなこと、だいたい琴乃は朝弱……」
「あ、あのごめんなさい……」
「ん?」

正樹の言葉を打ち切るように琴乃がおそるおそるといった感じで声をかける。

「なんだか……気分が悪いので保健室に……」
「え?大丈夫……そういえば顔もなんか赤いし……風邪?」
「そ、そうですね……たぶんそうだと思います」
「最近多くない、琴乃ほんとに大丈夫?」
「え、ええ」
「はぁ」

ガタッ

正樹は無言で立ち上がると半ば強引に琴乃の手を引いていく。

「え、正樹くん?」
「新川?」
「ほら行くぞ。保健室行くんだろ?」
「え……、は、はい♪」

だれの目にも分かる満面の笑みを浮かべると琴乃は正樹とともに歩き出す。

「…………あれでただの幼なじみねぇ」

仲むつまじく(?)保健室に向かう二人を見て残されたクラスメートは半笑いで言っ
た。

クラスメートたちの想像とは違い、実際の所、正樹と琴乃は恋人同士のような関係で
はなかった。

「ご、ご主人さまぁ……」

人気の少ない旧校舎……南月学園では部室棟として使われるその場所は昼休みは
ともかくただの休み時間は利用者は少ない。
旧校舎の廊下にさしかかった瞬間、琴乃は正樹にしなだれかかるように言葉をつむ
ぐ。

「はぁ、相変わらず変態だな。琴乃は」
「んぅん」

冷たく言い放ちながら正樹はわざとらしいため息をつく。

「だって、ご主人さまに入れてもらったおもちゃがぁ……」
「どうなってるんだ?見せてみろよ」
「は、はい」

正樹の言葉に琴乃は一瞬の迷いも無くスカートをまくりあげていく。
スカートがあがり、琴乃の真っ白な太ももが露わになる。琴乃の白肌にはまるでナメ
クジが這ったように湿った液体が伝わっていた。
その先をたどれば琴乃の清楚な雰囲気とは真逆のものが存在していた。
スカートをまくしあげれば当然見えるはずの下着がない。

隠すものが何もない琴乃の性器。淫密を垂らすその場所には普通の女子が見たら嫌
悪感しか覚えないような凶々しい形のおもちゃが振動をたてて琴乃を刺激している。
異常はそれだけではなかった。琴乃の年齢を考えればあって当然のはずの恥毛。そ
れはまるで最近全て剃り落としたように全く見受けられなかった。

「琴乃のおまんこもうこんなにぐちょぐちょなんです……」
「変態」

罵るような正樹の言葉にもむしろ琴乃は心地よさそうに体を震わせる。

「うぅ……ご主人さまぁ……」
「朝からこんなもの突っ込んで授業中も感じまくってたんだろ。何が気分が悪いだよ
……素直に発情してましたと言えよ、この痴女」

わざとらしく乱暴な口調。手では琴乃に突きささる肉玩具を荒々しく動かす。
そんな行為にも琴乃のは感極まった声で泣いた。

「あ、あぁ、ああん、き、きもち、いいです」
「誰か来るかもしれないのによくそこまで声出せるな」
「だ、だってぇ……」
「おいで」

もはや一切の気遣いを見せず出来の悪いペットをしつけるように正樹は琴乃の手を引
いていく。もちろんそれは幼なじみにする行為でもましてや恋人にする行為でもなかった。
ペットとご主人様。二人の関係はまさしくそれだった。

「あ、ああぁ」

部室棟の一室には正樹と琴乃が所属する天文部の部室があった。真面目な優等生
で通っている琴乃は部室の鍵も預かっている。

「もう、もう我慢できないです、ご主人さま」

琴乃は部室に入ると、焦るようにスカートに手をかける。正樹に見られることで発情状
態にあった琴乃の身体はさらに燃え上がっていた。

「誰が服を脱いでいいって言った?」
「え?」
「そのままで」
「は、はい」

正樹に命令に琴乃はさも当然のように頷くと正樹の足下に跪いていく。

「んっ」

琴乃は熱い息をもらすと正樹のズボンに顔を近づけていく。そのまま一切手を使わず
に正樹のジッパーをくわえ、おろしていく。何度も繰り返して慣れてきたことだということ
は琴乃の手慣れた動きが物語っていた。
半勃ちしていた正樹の肉棒は琴乃の口に導かれすぐに窮屈な場所を抜け出してい
た。

「ご主人さま、おちんちんしゃぶっていいですか」

目の前に飛び出た肉棒。それをうっとりと眺め琴乃が求める。

「待て」
「え、えぇ」

「しつけのなっていない雌犬をしつけるのも飼い主の務めだからな」
「あ、あぁ」

まさしくそれは雌犬のしつけだった。涎を垂らし今にもペニスにむしゃぶりつきそうな
雌犬を正樹は厳しく律していた。
二人とも無言で部室の中には静かにバイブの音だけが響いていた。
普段の清楚なイメージは欠片もない琴乃の瞳は目の前に存在する男性の象徴に釘
付けだった。

「クラスのみんなも琴乃が淫乱恥女だって知ったらびっくりするだろうな」
「はぁ、はぁ」

正樹が小さく笑う。だが琴乃はそんな正樹の言葉も聞こえていないようで、ただ主か
らの許可がおりるのを待っていた。

「ってきいてないか。仕方ない、よし、いいぞ」

正樹が許可が降りた瞬間弾かれたように琴乃が正樹にむしゃぶりつく。

「んぅ、ああ、ちゅ……、あぁ、これ、これが欲しいんです」

変態のうっとりとした声が響く。喉奥までくわえ込み余すことなく唾液をまぶしていく。
主に奉仕するという行為だけで感じているのか、荒い息をつきながら琴乃は正樹への
奉仕を続けていた。

「ご主人さまのあちんちん熱くて……大きくて……あぁ」
「ほんとに琴乃はチンコが好きだな」
「だいすきですぅ……朝も昼も夜も……頭の中はご主人さまのおちんちんでいっぱいな
んですぅ……」
「……チンコならだれのでもいいんじゃないの?」

ちょっと意地の悪い口調で正樹が問う。

「いやぁ、ご主人さまじゃなきゃ……イヤですぅ、私をいっぱいイジメて気持ちよくしてく
れるのはご主人さまだけがいいんですぅ」

泣くように叫ぶと一層の忠誠を見せるように更に熱心にフェラチオに集中する。竿に舌
を這わせるだけでなく、優しく睾丸を口で転がす。
正樹が仕込んだ技術だけでなく、琴乃自身が考えた行為も一切余すことなく実践す
る。
琴乃にとって正樹に尽くすことがすべてで、正樹が望むならどんな変態行為にも及べ
た。正樹に捨てられないためには何でもできた。

「よく言えたな……じゃあ、そろそろ挿れてやるよ。後ろむいて」
「は、はい。ありがとうございます」

琴乃の好きな体位は正常位と対面座位だった。だが、主が命ずるならどんな体位で
もプレイでも喜んで股を開く。それが琴乃という少女だった。
床に四つん這いになると正樹に挿入してもらいやすいようお尻をあげる。邪魔にしか
ならないスカートはまくりあげ……準備は万端だ。
授業中からずっと発情していた琴乃の性器は正樹の侵入を待ちきれずバイブをくわえ
たまま苦しそうにひくついていた。

「は、はやくくださぃ……おもちゃじゃなくてご主人さまの熱いおちんちん……」
「焦るなよ……変態」

正樹は愛液でどろどろに湿ったバイブを引き抜くと、ごく無造作にもう一つの穴にぶち
込んだ。
ただでさえ太いバイブ。だが正樹の手によって何度も調教されてきた琴乃の尻穴は
愛液の湿りもあって驚くほどあっさりと飲み込まれていく。

「ひゃん、そんなご主人さまいきなりぃ!!!」
「あっさりバイブくわえこんで何言ってるんだよ」

調子を確かめるようにバイブを何度か動かしながら正樹が笑う。

「あ、ああぁん!ひゃん!」
「変態の琴乃には前一本じゃ足りないと思ってね」
「あああ。そんなこと……」

ズプッ!!

「ああああっっっ!!」

琴乃の言葉をさえぎり、正樹は無造作に肉棒を突き刺していく。遠慮の無い乱暴な
挿入にもかかわらず琴乃の秘処はすんなりと正樹を受け入れ愛液を溢れさせた。

「おちん、ちんご主人さまのおちんちんがぁ……!!」

正樹も熱い膣壁に自身を包まれすぐに達してしまいそうな快感だった。毎日のように
抽挿を繰り返し精液を注ぐ場所。だが琴乃の性器は今もまだ処女地のような締め付け
だった。

「あん、んぅ。ああ、気持ちいい、気持ちいいですぅ……ご主人さま」

一切琴乃の体を気遣わない……自らの快楽だけを求める乱暴な抽挿。だが真性の
M気質を持つ琴乃にとってそれが何よりの快楽になることを正樹は知っていた。

「相変わらずだな……まったく……雌豚」
「そ、そうです!琴乃はっ、変態の雌豚ぁ、なんですぅ!!ご主人さま専用の肉穴で
すっ」

「とんだ淫乱だな。ま、性欲のはけ口になるからちょうどいいけどな」
「あひんっ、性欲のはけぐ……ち……なんです」

正樹のどんな言葉も琴乃にとっては快楽を深めるスパイスでしかない。正樹に言葉を
かけられるたび、突かれる度に深い快楽にのめりこんでいく。

「ご主人さま……気持ち、気持ちいいですかぁ……」

振り返りながら琴乃は正樹の動きに合わせ腰を激しく振るう。正樹にどうすれば気持
ちよくなってもらえるか、それだけを考えるのが奴隷である琴乃の役目だった。

「あぁ、いいぞ琴乃。琴乃の中は相変わらず締まる」
「ご主人さまに、気持ちよくなってもらえれば嬉しいです」

にっこりと笑う琴乃。
前の穴を肉棒に貫かれ、尻穴をバイブにえぐられていることを考慮しなければ、だれ
もが見とれてしまうような笑顔だった。

「っ!琴乃イクぞ」
「は、はい、私ももうすぐ」

琴乃の笑顔にむしょうに射精感が高まっていく。今にも爆発しそうな肉棒を抑え込
み、琴乃のタイミングを計る。処女の時から何度も貫いてきた肉穴。絶頂のタイミング
はよく分かった。

「あ、あ、あぁ、ご主人さま、いく、いく」
「あぁ、なかに出すぞ。いいな」
「はいっ!はいっ!琴乃の膣内にご主人さまの精液注いでくださぃぃぃーー!!」

琴乃の背筋が伸びる。口から悲鳴がほとばしる。
絶頂に達した瞬間、正樹もまた最奥で爆発していた。
避妊などかけらも考えない、快楽だけを求めた行為。

「はぁ、はぁ」
「んん」

絶頂に達し、琴乃は荒い息をはきながら床に顔を伏せてしまう。
正樹は琴乃のなかから肉棒を引き抜くと倒れている琴乃を眺めながら苦笑する。

「授業さぼっちまったな……」
「あぁ、ごめんなさい」

時計を見上げればすでに授業も中盤。はたして保健室にいましたという言い訳が通じ
るっだろうか?

「まったく……いつまでこんな関係続くんだろうな」

琴乃の髪をひき、愛液にまみれた肉棒を琴乃の口に近づける。屈辱的な行為にも琴
乃は笑みさえ浮かべ、正樹の肉棒を愛しそうに掃除していく。

「んぅん……ん、琴乃は一生ご主人さまの奴隷ですから……」
「ん」
「ご主人さまの望む時、望む場所でセックスします。ご主人さまのために毎日ご飯作り
ます、掃除も洗濯もします、孕んだら産まれた子どもの面倒もちゃんと見ます……だか
らぁ」
「……琴乃さんや」

情事の後始末と言わんばかりに肉棒に奉仕する琴乃。そんな彼女の頭を無造作に
撫でながらふと頭にわいた疑問を正樹は口にした。

「はい」
「最初のはともかく、あとの項目は雌奴隷じゃなくて『奥さん』やら『嫁さん』と呼ばれる
ものがやることじゃないか」
「…………」
「…………」
「……変態なお嫁さんはいや、ですか?」

性欲にうなされた時とは少し違う、真っ赤な顔をして琴乃がささやく。

「うんにゃ」
「♪」

多分、正樹の答えはずっと前に決まっていた。
正樹は苦笑いを浮かべると、徐々に硬度を取り戻した肉棒を琴乃に再び向ける。

「あ……」
「今から授業にも出れないし。もう一回くらいするぞ」
「はい。ご主人さま」

ご主人さまと雌奴隷。二人の関係はまだまだ終わりそうになかった。






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ