シチュエーション
![]() 「富士鷹ナスカ」 「はい?」 サナは思わず訊き返していた。目の前には、ピンク色の制服をまとった看護婦、おっと看護士さん。 「一富士、二鷹、三なすび、で富士鷹ナスカ。覚えやすいでしょー?あ、ナスカお姉さんで良いからね」 この療養所に二ヶ月缶詰めとなったサナ少女。初めての朝食の時間だった。 自分の個室…木造で大分年代モノな…に、がらがらと荷台に乗っけた朝食を運んできてくれた彼女は。 こんこん。はーい。しつれいしまーす。の後に、そう名乗っていた。 「なすか、お姉さん」 「はーい?何かしら?」 歳の頃は二十代だろう。むっちりと張った身体、制服の下からつんと存在を誇示する両の胸。豊満な腰。 顔立ちは中々に整っていた。さぞかし男性患者に人気が有るだろう。 だが、この部屋の新米主となったサナは女性であった。女神のように微笑む看護士にこう言う。 「朝食の配膳、お願いします」 鳥海サナは中学一年。今年の春に小学校からランクアップしたての少女だ。 顔つきはまぁ、人並み?手入れがうっとうしいので艶の有る黒髪は短く切り揃えている。 体形は…だから人並みだってば。ナスカと名乗ったあの看護士さんに比べたら俎板も同然。 もっとも比べる相手も悪いか。あちらはぱっつんぱっつんなのだから。 言わばまだ蕾。そう言うことだ。 で。 入院して早々、サナ少女はこの療養所の闇を観ることになった… 年代物なサナトリウム。未だ木造なこの建築物は、空気の綺麗な山中にあった。 街からは車で一時間くらいか。 その施設は、古いながらも充実していた。例えば… 「うわ、でかっ!」 全裸のサナは驚いた。まだつるぺただ。 「うっさい、ナレーション」 こほん。 彼女が驚くのも無理はない。入浴時間になってサナがやって来た大浴場(女湯)は、まさに大浴場だった。 温水プール?と見紛う程の規模な湯船がどーんと広がっている。 洗い場も席が多い。その割に誰も居ない… 「じゃ、まさか、貸切?やっりぃ!」 サナは元気に雄叫びをあげた。 流行の曲を鼻歌しつつ、サナはふと気付いた。 ここって、割と大勢の人が入院してるんだよね?それにしては。 入院手続きをした時の事務の人たち、診察してくれたお医者様、そしてナスお姉さん。 それ以外の人間に会っていない。 … 自分が部屋にこもってテレビ(無料)を見たり、携帯ゲームをやり込んだりしてたからかも知れないが。 手拭い片手に、この浴場に来るまでの間も。誰にも、会わなかった。 「…」 ま、そうゆー偶然も有るわよね。サナは脳天気に思う… がらがら。不意に引き戸が開く音がした。脱衣所から誰か来たのだ。 目は良いサナ。やってきた人物をすぐに捉えた。 「あ、ナス」 「ナスじゃない、ナスカです」 お姉さんはにこやかに訂正した。サナ同様全裸だ。風呂に入るのだから当然だろうが、タオルで隠そうともしない。 ごくり。制服と言う拘束から解き放たれた女体は、迫力満点だった。 豊かな乳房、陰部を彩る淡い繁み。もちもちしているが決してたるんではいない肉欲の塊。 そんな、彼女は。サナに近付き。手桶でまず湯をかぶると、サナの隣にやってきて座った。 「もう泳いだ?」 「しょ、小学生じゃないんですからっ」 ナスカ看護士が来なかったら泳ぐ気まんまんだったのはおくびにも出さず。 ふふふ。看護士は笑った。 「私、幾つに見える?」 「へ?」 二十代位だろうとナレーションが。 「ぶー、はずれ。実はね…」 … 「…うそ。嘘ぉ??」 驚愕した。どう見てもそんな歳には見えない! 「…冗談、ですよね?」 サナは恐る恐る訊く。だが答えは無常かつ残酷だった。 「ホ・ン・ト(愛)」 嘘だろ…私のお母さん、いいや、お婆ちゃんより歳上なんて嘘に決まってる。そう、嘘だ、悪い冗談だ! あからさまに疑いの目を向け始めたサナに構わず、《ナスカ》は言った。 「貴女、此処の出身じゃないでしょ」 「え」 まあ、確かにそうですけど。小学の時にお父さんの転勤で引っ越してきて。 「都会の匂いがするモノ。ま、地元の人間だったら、余りココには近付きたがらないからねぇ…」 何を言っているんだ。 「でも、人身御供は差し出さなきゃならない。あ、孫悟空とは違うわよ?」 だから何を言っているんだ。 「本当に美味しそうなつるぺたちゃん」 !! サナは不意に唇を奪われていた。 ナスカと名乗った看護士の女は。湯船の中でサナを羽交い絞めにしていた。 その状態で器用に首を舌を伸ばし、サナの唇を、口中を味わう。 「美味…若いおなごはまっことビミ」 はぁ、はぁ、はぁ。な、何なの。何なのよう! 口を吸われる度、何かぴりぴりと痛い。そう、まるで、何かを。血を吸われているような。 元気一杯だったサナのつるぺたな身体は身動き一つ取れず、段々と抵抗力を失ってゆく。 「あら?」 《ナスカ》が口を利いた。 「いいわいいわ、さなとりうむの少女はこうでなきゃ」 だから、何を言っているのよ!!身体に絡みつく彼女の乳に、手足に。サナはまだ抗おうとした。 「私はねぇ、病弱な女の子が好きなの」 放して…放してよ。 「でも元気一杯な女の子も好き。だって…」 ひぃっ!? 「その有り余る精気を吸い取って、わらわが美貌の肥やしと出来るからのう。くくく」 女郎蜘蛛。そんな単語が不意に頭をよぎった。 「さーてー。サナちゃんはぁ、まだ生娘よねぇ?」 え。 「よーしお姉さん、今日はハッスルして処女姦通までしちゃうぞー!」 や。 「やめてぇぇええ!」 ちゅうちゅうとサナの胸を吸う。ふくらみかけた柔らかな乳房を。 吸われる度、サナの肌からは血の気が失せてゆく。 そして《ナスカ》の右手は、くりくりとサナのクリトリスをいじくっていた。 「こりこりしてる。食べたら歯ごたえ、良いんだろうなー」 あ、あ。クリトリスは刺激にぷっくりと膨れ上がるも、じゅうっと焼けるような痛みと共にすぐ萎んでしまう。 「そろそろ、本番行こうかな?」 やめて、やめて。私、初めては、すきなひとに。 「まだ居ないんでしょう?じゃあ頂戴よ。貴女の初めて」 いやあ。 「嫌じゃない…すぐに気持ち良くなるわ…」 《ナスカ》の股間がぱっくりと割れた。女性器の中から、何かおぞましい物が出てくる。 それは長めなざんばらの髪を粘液に絡ませた、男の上半身だった。 「おなごじゃ、おなごじゃ!久々の生娘じゃ!!」 男は…しわくちゃの老人は。女体の手足に絡め取られ動けないサナに。両の腕で這いずって。 大きくサナの太腿を広げさせた。毛も生えていない割れ目が、縦一文字のすじが露わになる。 そのまま男は、幼い女性器に吸い付いた… ぺろぺろ。舐めまわす。その舌が急に膨れ上がった。やがて見事な男性器を形作る。 そのまま、唾液で無理くりぬるぬるにされた、サナの陰唇を押し広げ、膣口に突き立てられて… 「あ?ああ、あ。ああああああぁぁあ!!」 サナの身体など一切気にせず。舌ペニスは強引に処女膜を引き裂いた。 流れる鮮血さえも吸い取ってゆく。己が養分として。 じゅぽん。一度ペニスが引き抜かれた。 「なんて美味しいんでしょう!やっぱり生娘は、若い娘は良いわ!」 そう恍惚とつぶやく《ナスカ》は、サナを捕らえたまま口を、胸を吸う。 もうサナに、抵抗する気力など残っていなかった。 再び、老人の舌が捻じ込まれる… 何度も、何度も、何度も… その度に。膣から、子宮から。たっぷりと少女の養分は搾り取られてゆく。 快感など感じない、ただ激痛が走るだけのレイプ。 化け物の宴は、誰も居ない大浴場の真中で延々と続いた… 「サナちゃーん、朝ご飯ですよう?」 … 翌朝。サナは病室のベッドに寝かされていた。その顔色は青白い。 昨日までの彼女とは別人のようだ… 「たーくさん食べて精力付けないとう」 ナスカお姉さんは制服姿で嘲笑する。 「ミイラになっちゃうゾ?あはははははははははは」 頬のこけたサナは結核特有の咳にむせながら、懸命に起き上がる… 食べなければ。食べなければ。 自分が、喰われて終わるから。 症例一つ目、終わり ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |