保守子の受難2
シチュエーション


「はぁん…」

身を投げ出したベッドの上で、艶を帯びた吐息をする。

今日の保守子は、散々だ。
いつもの保守作業も、思考が乱れて、ままならない。
昨夜、みんなとの食事でワインを飲んだのは覚えているが、
その後記憶があやふやになって、気がついたら、ベッドで朝になっていた。
サイドテーブルの上のメモと、下腹部に違和感。

『今日1日、入れてなさい』と、

あの女(ひと)の字かかれていた、メモの対象物は、自分の膣に入っている物だと想像がつく。
恐る恐る膣に指を入れて触ってみると、親指大の大きさだろうか。
風船にゼリーを入れた様なプニプニと柔らかい感触の、繭の様な物が、指に当たる。
今までの経験で、これより大きな物も、入れた、いや、入れさせられた経験があるので、
ただ入れている程度なら大丈夫だと甘くみていた保守子だが、その予想は裏切られた。

この繭は、あの女が用意した物。
ただの繭では有るはずでない。
ローターの様に、しかも時々思いがけない時に、微弱に震える様になっているらしく、
初めて振動した時には、甘い悲鳴を上げてしまった。
また、グミの様な素材が、保守子の隙間を充填し一体になった感じがし、
微弱な振動でも、より一層感じられる。
しかも刺激するポイントが時々変わるので、
保守子の柔らかい肉を、緩やかにかき回しているいるみたいに、
繭が形を変えて居る気がしてならない。
数時間後には、保守子の秘部だけでなく、思考までトロトロにとろけてしまい、
何をするにも集中する事は、出来ない。

「よし、取っちゃおぅ。」

あの女が見ている訳でも無いし、もし何か有っても入れ直せば、バレることはない。
パンツはとうに役に立たず、履いていない。
膝まで濡れる蜜を隠すために履いたフレアスカートを、ベッドに寝たままたくしあげ、
人差し指を入れてみる。
十分に濡れた保守子の中に、指はすんなり入るものの、中の繭は水風船の様に、
プニプニと形を変えて、なかなか取り出せない。

「ぁんっ!ふぁっん!」

自分の人差し指がかき回す事による新たな快感が、自分で始めたい衝動を我慢しつつ、
頑張る保守子。
中指も使って自分の蜜で滑る繭を取りだそうと、ようやく二本の指で摘んだ瞬間、
中の繭が突然、金平糖の様に形を変えた。

「ひゃっん!」

グミ様な質感はそのままに、一本一本の柔らかい棘は、トロトロの保守子の肉に突き刺さる。
ゆるゆるととろ火で炙られ続けた躰には、耐えられない痺れるほどの快感が、脊髄を駆け上がり、
見開いた視界が、ホワイトアウトする。
その一拍の後に、繭が大きく震えだした。

「ふぁぁぁぁぁ、ダメ!あぁぁぁぁぁんっ」

突然バイブを強にした様な振動が、言いつけを守らないお仕置きとばかりに、
柔らかい肉壁の深くにまで突き刺さる棘から伝わり、保守子の躰がベッドの上で弓ぞりになる。
辛うじて、二つの指は繭を摘んだままだが、柔らかい棘は取りだそうとする動きそのままを、
膣壁をかき回す。
もう、保守子の動きは、繭を取り出す動きではなく、快楽の糸を紡ぎ出すものだ。

「あああんっ、止めて!逝っちゃうの〜!」

繭の棘の数本が、保守子の奥の感じるポイントに突き刺さり、そのまま絶頂に押し上げた。
逝った反動で、摘んだ指が外れたが、繭の震えは止まらない。

「あああんっ、やめて〜!もう、だめなのぅ!」

取り出そうとする指がなくなると、
次に繭は明らかに形を変え、保守子の中を震えながら掻き回しだした。
様々な形に形を変え、さらに保守子をとろけさせる。
震える繭はGスポットと子宮口を同時に押し上げられ、保守子の躰がベッドで跳ねる。
ますます潤う保守子の中で、緩やかにさらに複雑な形に変わり狂わせる。

「あんっ!これ、すごいっ!そこはだめ〜」

深い所を震えながらかき回される繭の動きに、誰も居ない安心感が、さらに保守子を乱れさせる。

「ふぁんっ!らめ〜!また逝っちゃうの〜!」

保守子はもう虜になっている自分に気がつきながら、
繭から与えられる甘い電気で、またさらなる高みに、連れて行かれていった。

今日も保守作業は出来そうにない。






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