主人に寸止めを喰った
シチュエーション


主人に寸止めを喰った。
正確に言うと『主人はイッた。でも私は達しなかった』
私の中から萎れた愚息を引きずり出し主人は言う。

「気持ち良かった?」

そんな訳無い。まだ体のあちこちに燻った疼きが留まっていて、刺激を求めてわなないている。
だけど毎日始発で東京まで通う主人にもっととせがむのも酷な話。寝入ってから一人慰めればいい。
だから私は小さく頷いた。

主人が寝息を立て始めたのを確認してそっと秘処に指を這わせる。濡れた花弁と肉芽を指で擦ると次から次と愛液が溢れて来た。
(あっ…やだ…今日は特に凄いわ…どうしよう…)

そんなことを考えながら妄想に耽る。

(このはしたないアソコをもっとぐちゃぐちゃに掻き回して欲しいの、舐め回して…)

乳首を摘んで爪を立てる。

(唾液でベタベタにされて…甘噛みされたい…)

息が荒くなってくる。腰を浮かせ最後の追い込みに入ったその時。

「あっいけねっ」

主人が跳び起きたのだ。慌てたように寝室のPCを立ち上げる。

(なっ、何!?)

さも今起きた風を装い、問い掛けた。
すると。

「ヤフオクで狙ってるマランツのスピーカー、今日の一時が期限なんだ」

時計を見ればまだ十時半。
思わず叫んでいた。

「そんな元気があるなら私をイカせてよっ!!!」






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