お笑いで
シチュエーション


「エロい事をさせてください」

坊主頭の野球部員が十人ほどで、土下座しながらそんな事を言った。その相手は、部
のマネージャーを務める村井千紗である。部員たちは部室で用具の手入れをしていた
千沙の前に直り、唐突に頼み込んだ。

「い、いやよ!ナニ言ってるの!」

顔を紅潮させ、千沙は怒鳴り返した。当たり前である。自分は野球部のマネージャー。
いったい、こりゃ何のまねじゃーと、怒り心頭のご様子。・・・スイマセン。

「実は・・・こんな事があってさ」

キャプテンが目に涙をためつつ、話し始めると、それにつられ他の部員も一斉に嗚咽を
漏らす。そろいもそろって、徳光さんもびっくりのいい泣きっぷりである。

「サッカー部のヤツラに、バカにされたんだ。お前ら野球部は、万年童貞小僧の集まり
だって・・・ほら、サッカー部は女子マネが五人も居て、その全員がエロい事をさせてく
れるんだって・・・それを聞いて、俺たち悔しくって・・・」

キャプテンはマジ泣きだった。いや、部員全員がそんな有り様である。千沙はこんなあ
ほうどもを見た事がない。童貞であろうがなかろうが、部活動には何の関係も無い。な
ぜ、このどあほうどもはそれが分からないのかが、千沙には不思議でならない。

「サッカー部の女子マネはヤリマンで有名な子ばっかりじゃないの。あんなのと、あたし
を同列に見るわけ?」
「そういう訳じゃないんだ。ただ、俺たち女の知り合いっていうと、マネージャーしかいない
から・・・」
「僕たちからもお願いします!エロいことさせて、マネージャー!」

キャプテンをはじめ、部員全員が五体投地で千沙に頼むと、部室内にはこれ以上ないっ
てくらいの情けない空気が漂った。男が十人集まって、土下座。それだけでも十分情け
なかったのに、ヘンな事をさせて欲しいと地に伏せったのである。並みの女子ならば、ここ
で彼らを足蹴にして帰ってしまう所だが、千沙は違った。

「全員とやるわけ?」

千沙が問うと、部員が皆、五体投地の姿勢から倒立した。訳が分からないが、どうやら
質問を肯定したという意味らしい。

「でもね、あたしコンドームも持ってないし・・・今日は危ない日だしなァ」

この言葉で部員が皆、ブレイクダンスを開始。嫌がっている模様。

「アナルセックスで良ければ、まあ・・・」

千沙が小声でそう言うと、やはり部員はそろって組み体操を始めた。種目は扇。体育祭で
は五重の塔に次ぐ、花形種目である。すなわち、それは喜びを表している。まったくもって
バカバカしいが、体育会系とはこんなものなのだ。いや、本当に。

「誰かシャンプーを持ってきて」

クラブハウスに設えられたシャワールームで、千沙は素っ裸となっていた。胸は控えめ
だが、小麦色に日焼けした肌が艶かしい。

「マネージャー、こちらに」
「うむ、苦しゅうない」

部員がうやうやしくシャンプーを差し出すと、千沙はそれを尻の割れ目に塗りたくった。特
に、穴近辺は念入りに。

「もう一回言っとくけど、たとえ先っぽでもアソコに入れたら、それでおしまいだからね。お
尻の穴だけよ、入れていいのは」
「承知」

まったくもう・・・と、呟きつつも千沙の目は燃えていた。実を言うと、彼女は自慰をする時は
アヌスをいじるのが常だった。ペンやらジュースのビンなどをそこへ押し当て、クリトリスを
触るのが、一番いけてる方法という展開である。なので、潤滑油代わりのシャンプーを尻穴
にすり込む指使いも、どうして念が入っていた。

「誰からいく?打順どうりでいいか」

千沙がシャワー室の壁に手をつき、尻を上げた。すると、一番バッターがすぐさま名乗りを
上げて、そこへ挑む。

「一番、川井、行きまーす!」
「うぐッ!」

先頭打者の男根が尻穴へ入ると、千沙の膝が震えた。すばらしい快感!思わずそう叫び
そうになったが、かろうじてこらえる。アヌス好きなどという認識をされても困るからだ。

「やった!脱、童貞!」

一番打者は歓喜に打ち震えた。しかし千沙は、お尻でしてるから本当の童貞喪失とは
言い難いのよ、なんて思っている。だが気は心。やったもん勝ちという言葉もある。

「マネージャー、中に出してもいいの?」
「な、中はやめて。後でお腹が緩くなるから」
「分かった。あッ・・・」

千沙のアヌスに埋まった男根は徐々にピッチを上げていき、早々と絶頂に向かう。一番
打者の使命は、とにかく塁に出る事である。拙攻だって点に繋がればいいのだ。そう言っ
た意味で、彼はその責務を果たしているといえよう。

「ああッ!な、中は駄目って言ったのに!」

肛内で男根が咆哮を上げた。生温かい子種が次々に放たれている──千沙は身震い
した。本来、排泄器官であるそこが欲望の対象になっている。そう考えただけで、ゾクゾク
する。

「二番、行けッ!」
「おすッ!」

キャプテンの号令で二番打者が千沙の尻に挑む。前客がいるので、ぽっかりと開いた尻
穴はやすやすと二本目の男根を受け入れた。

「うぐうッ!」

二番手のバットは太かった。千沙は体を壁に押し付けられ、尻穴に迫る衝撃に耐える。

「うああッ!こッ、壊れるうッ!」

二番手は力自慢のキャッチャーだった。自前のバットも大きい。千沙は尻穴を緩め、出
し入れされる男根の凄さに喘いだ。

「フレー、フレー、マネージャー!」

千沙の背後で、順番を待つ部員たちがエールを送った。特に意味はなさそうだが、体育
会系って本当にこんな感じ。

「ま、まかせて」

千沙は親指を立てて余裕げな所を見せる。何の、男根の五本や十本ごとき、すべてここ
で冥利をくれてやる──そんな笑顔も見せていた。まさに、女の中の女である。

「あああッ!ま、また中に!」

二番打者も見事にセンター前へ。いや、状況としてはバックスクリーンへの特大アーチと
言うべきか。千沙は再び、尻穴へ子種を放出されてしまう。

「三番手、いけッ!」
「ちょっと休ませて・・・ああッ!」
「三番篠田、行きます!」

一番、二番と美味く繋いで、三番手はテクニカルな面を見せなければならない。千沙の
アヌスを狙う第三の男は、送りバントの巧者であった。だからバットは短く持つ。

「や、やだ・・・入り口でコツコツしてる・・・」

三本目の男根は、奥まで入らずに入り口付近を散々に責めた。これが、中々によろしい。
千沙は目もうつろに、尻穴で味わう快楽に酔うのであった。

「あうう・・・うう」

いつしか千沙は膝を崩し、シャワー室の床に身を横たえていた。しかし、ぽっかりと開い
た尻穴は今も誰かが穿っている。

(イ、イキたい・・・気持ちいいんだけど・・・イケないよう・・・)

まだ尻穴だけで達する事が出来ない千沙は、そこばかりを責められることで蛇の生殺し
状態を味わっていた。アナルセックスは良いのだが、ちょっとくらい前も責めて欲しい。贅
沢は言わないので、クリトリスをひとつまみしてくれないかしら──そう願うのだが、

「いいか、マネージャーのアヌス以外、触ったやつはケツバットの刑に処すからな!」

と叫ぶキャプテンのせいで、それもかなわない。男だったら、女との口約束なんぞ蹴り散
らかして、アソコにずぶりとこんかい!千沙はそんな事を考えていた。

「い、今・・・何人目?」
「ちょうど十人目だ。最後の一人だよ、マネージャー」
「そ・・・そう。それは良かったわ・・・」

都合、十本の男根を自分の尻穴は迎え入れたのだ。そう思うと、この小さなすぼまりが
愛しく思える。千沙は満足だった。たとえ、自分が達する事が出来なくても。

「十番、山田・・・補欠ですが、いきます!」

どくんと十人目の子種が放たれると、千沙は全身から力を抜いた。乳首は痛いほど尖り、
クリトリスの皮も剥けっ放しだが、やはりアナルセックスでは、達するには及ばなかった。

「つ、疲れたあ・・・」

千沙がゆっくりと立ち上がると、尻穴から大量の子種が逆流する。若干、黄ばんでいて
何ともいえない香りを放っているが、部員は誰一人として、顔を歪める者はいなかった。
むしろ、グローリアスな気分であるといわんばかりに胸を張っている。

「終わったわね・・・お尻がヒリヒリするわ」

身を呈した女子マネージャーと、どあほう揃いの野球部員たちの間に暖かな空気が流れ
る。誰もが健闘を称え合い、ありがとう、シルブプレと呟いていた。繰り返すが、体育会系
である。難しい事を考えてはいけない。

「マネージャーを胴上げしよう!」
「そうれッ!」

何を思ったか、部員たちは千沙を抱えて胴上げを開始。己らが放った子種が顔面に降り
注ぐのもお構いなしだ。

「きゃあ!みんな、はしゃぎすぎよ、うふふ」

千沙の体が宙に舞い、控えめな乳房も揺れる。部員たちは目に涙をためて、ダンケ、サン
クスと叫んでいた。野球バカ万歳、物分りの良いマネージャー万歳と・・・そして、最後は
キャプテンがこう締めくくった。

「ようし、じゃあ、二回の表の攻撃だ。マネージャーに尻を出させろ!」

それを聞いて、九回までやる気かよ!と千沙は叫んだという。






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