宿なし汚ギャルは電波系・おまけ
シチュエーション


「うう、きもち悪い、頭痛てー」

気が付くと私は道端の茂みで転がっていた。

「(あのるんぺん汚ギャル、一体何してくれたの?バチムカMAX〜っ!)」

私は身体を起こした、道端だったからなんか身体が痛くなってっしぃ。
そこでなんか違和感?

「(げろ、おいにーサックー、あのるんぺん女のじゃね?うげぇ〜リバりそう)」

あのるんぺん汚ギャルのおいにーの臭ささに鼻つまみしたんだけど、そしたらまた変なのに気付いた。

「あ?え?何この服??」

この服ってあのるんぺん汚ギャルのじゃね?
どうして私が着てんの?なにゆえ?
って言うか私の制服どこ?
どこも誰もいないし。

「(もしかしてパクられた?)」

慌てて前をめくってブラも確認するが、私んじゃなかった。

「くっそ、ラヴィジュのなのに」

もしかして下も?
サロペットを上げスパッツを下して見て見たら、やっぱ私のじゃ無くてココルルのロゴが入った見せパンはいてた。
私のオキニのランジェだったのに。
ちくしょー、今度会ったらボコってやる。
こんな事やるか普通?

私はムカつきながら、学校に戻ろうとしたんだけど自転車も無くて更にムカついた。

学校に戻ってきたはいいけどもう昼休み終わってるし。
かなりハラヘリでおなかペコってるんだけど。

「おいお前!」

うわ、先公だ。
あのザビってる頭は物理の遠野、あいつ説教マジ長いし。
逃げよ。

「まて!補導されてきた奴だろ?勝手に出歩くな」

あのるんぺん汚ギャルと間違ってんの?
サイアクぅ。
まあ、どっちにしろ面倒だし逃げるけど。

♪キンコーン カーンコーン

あ、5時間目終ったチャイム。

「(しめた。鬼ダッシュで教室に戻ってしまえばこっちのもん)」

私は遠野から逃げて自分の教室へ向った。
そしたら丁度、カナっち達が教室から出ってくるとこが見えた。

「おーい、カナっち〜」

声を掛けて合流しようとしたけど。

「うわぁ〜、さっきの汚ギャルだ!」
「あたしらも遣りに来たの!?」
「にげよ〜」

なんでか逃げて行っちゃった。

「だ〜か〜ら、私はさっきのるんぺん汚ギャルじゃなっての」

カナっち、うち等仲ラビッチだったじゃん、逃げないでよ。

さっきからこのカッコが悪いんだ。
マジでおいにーサックーでさげさげなんだけど。
着替えしたいけど、服ないし。

「おややぁ?こんなとこに居たんですかぁ?」

ん?この声は根本先生。

振り向けばやっぱりだ。

「あれ?先生じゃないですねぇ」

何だかカマっぽいしゃべりだけど、お姉キャラとかだったらキショイ。

先公の中ではわりとイケてる方だし、強引な奴だけど大人の余裕とか感じて気にいってんだけど。

「何言ってん根本、私が先生に見えるってかって〜の、フシアナってるんじゃない?」
「先生を呼び捨てにするな。まったくお前は。それにその格好はなんだ。制服ですらないだろうが」

あれ?いつもの感じ?

「好きで着てんじゃねーよ、こんなマックなダサいの。鼻もげる」
「そうか?俺はいいと思うぞ。学校では駄目だがな」

根本先生ってサーフ系のファッション好き?

「私は脱ぎたいんだよ」

マジでおいにーサックーMAXでリバりそうだし。ろくな事無いし。

「だったら、保健室にでも行くんだな。あそこには制服の予備あるから」

おおグッドニュース、根本先生サンクス。

「お前が指定通りの制服を着てくれると、生活指導としてこっちも助かるしな」

それはなんかビミョーにムカTk。
ってもこのままのカッコヤダし、保健室行くか。


結局この後、保健室でダサい制服に着替えて遅れて6時間目の授業に出させられたし。
ショーツは置いてたサニタリーの貰ったけど、ブラまでは無いからノーブラで過ごす事になったし。
お昼食べ損ねるし、服パクられるしで超サイアク。
カナっち達とも気まずいし。
今度会ったらあのるんぺん汚ギャル、マジぶっ殺っ!






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