ある研究室での話
シチュエーション


僕は某大学院の院生で。
この暑い夏の中、教授の研究室で雑務をしていた。

修論がやっと完成したと思えば教授に呼び出されて、
来週の学会準備があるから、と定期考査の採点を押し付けられてしまった。
セミの声が耳に響く。汗もなかなか引かない。
クーラーはついているが、オンボロだからか効果が薄い。

それでも、300枚の答案用紙を相手に赤ペンを走らせていたら。
ノックがした。

教授は留守だよ、と言おうとドアを開けたら。
小柄で可愛い子が立っていた。肩がむき出しの黄色いキャミソールを
いかにもふくよかそうなおっぱいが押し上げて、可愛いへそが丸見えだった。
触ったら柔らかいんだろうな、とつい胸に目がいってしまう。

「あの、如月教授は…」
「学会準備で、しばらく来ないよ」
「そう、なんですか…」

肩を落とす女の子。どうしよう…と呟いている。
廊下はこの部屋よりもさらに暑いようで、女の子の首筋からつぅっと流れた汗が、
胸の辺りに流れていく。
…ゾクゾクするくらい、健康的な色気だった。

「何か困りごと?とりあえず入りなよ」

と、下心を隠して部屋に招き入れた。

「実は、私、特別奨学生なんですけど、教授の講義が難しくて…」

特別奨学生ってアレか。
成績優秀な奴に大学が学費無料にするって制度か。
この子、こんなエロい体してて、頭もいいのか…

「特別奨学生って、Cだとマズいんだっけ?」
「…そう、なんです」

Cってのは成績のこと。
A+、A、B、C、Dの5段階評価で。
A+が一番良くてDは落第。Cはギリで単位はOKってこと。

「教授の何の講義?」
「○×概論です」
「あー…」

今まさに採点してる、これだ。
確かにこれはかなり難しい問題ばっかだ。
ちゃんと理解してても半分も取れないだろっていうレベル。
僕も8割取れないんじゃないか?って思ってたけど。

「私、家が貧乏で。学費払えなくなったら辞めるしかなくて…」

それで、相談に来たって訳か。

「でもあの教授、相談に来てもムダだと思うぜ」
「そう、なんですか?」
「その辺容赦ないから」
「…」

言葉が止まり、部屋の中をセミの音だけが響いている。
グラスの中の氷がカラン、と音を立てた。

…と、教授の机の本が雪崩をうって倒れた。
同時に机の上の答案用紙も、床にばら撒かれた。
あぁもぅ、適当に積み上げてるから!

「あの…もしかして、これって…」
「…あー、その、採点してたから」
「…」

じっと見つめてくるその子。
綺麗な目に吸い込まれそうになって、慌てて目を逸らす。

「さっき、私の胸、見てましたよね?」

声質が変わった。
はっとして見ると、さっきまでの真面目そうな顔がどこへ行ったのか。
AV女優もかくやってくらい、いやらしい目をしていた。

…猫かぶってたのか?

つい、と体を寄せてきて。胸を腕に押し当てられて、ドギマギしてしまった。
学部の時フラれて以来、女の体に久しく触れていなかったせいか、
腕にあたるほよんとした柔らかい感触に、あっという間に僕のペニスはフル勃起してしまった。

「少しでいいの。採点、おまけしてくれません?」
「え、いや、その、」

すりすりと体を押し付けられて。
彼女の体から、強烈に女の匂いがする。
石鹸と汗の混じった、セックスの時の匂い。
くらくらしながらも、何とか耐えた。

「ダメだよ、こういうの!フェアじゃないし、バレたら大変なことになるって!」

どこにあったのか、僕の中のありったけの正義感を振り絞って、彼女を押しのけようと腕を伸ばした。
…伸ばそうとした。
だけど、できなかった。
彼女の手が、いつの間にか、僕の股間に伸びていたから。
…撫でるような動きがもどかしくて、気持ちいい…

「私とあなたの秘密にすれば、誰にもバレないですよ」

耳元で誘うように囁かれる。
ココロが、彼女の女の魅力に折れかけていた。

目が合った。

「ヒトミって、呼んで」
「…テツ」

互いの名前を確認して。
どちらともなく唇を合わせた。

ヒトミの体はおかしいくらいにエロかった。
おっぱいは顔を埋められるくらい大きいのに、揉めばすごい張りがあった。
何度ら揉んでも飽きない。飽きないどころか、ずうっと揉んでいたくなってしまう。
汗が止まらないけど、そんなのどうでも良かった。

「テツさん、可愛い。子供みたい」

胸に顔を埋めていると、頭を優しく撫でられて。

「ここはこんなにおっきくて、オトナなのに」

僕の股間でヒトミの手が妖しく動く。
どう擦れば気持ちいいのか、全部わかってるような動き。
袋をやわやわと揉まれ、竿を指でぎゅっと締められて。
手が汗ばんでるからかたまらない感触だ。
そして既にぐしょぐしょになっている先っぽは、指先でつぅっと、撫で回された。

「女の子みたいに濡れてるよ」

くすくすといやらしく笑われて、それすらもドギマギしてしまう。
ヒトミの声そのものが、男の性感を煽るような響きをもっているみたいに。

「おっきくて、すっごい固いよ」

彼女の手全体で握られて。
男の自尊心がぐっと満たされていく。

「私のおまんこに、入れたい?」

ぞくっとした。
こんなかわいい女の子が、おまんこなんて、いやらしい言葉を言って。

「あは、入れたいんだ。おちんちん、すっごいビクってしたよ」
「うん…ヒトミのおまんこに、入れたい…」
「それじゃ、準備、させて」

ずっと埋めていたい欲求をなんとか振り切って、顔をおっぱいから足の方に移動した。

ヒトミのそこは、今まで見たどんなそこよりも、綺麗だった。
陰毛が薄く生えていて、入り口は小さくてビラビラが少しだけ割れ目から顔を覗かせていて。

「そんなに、じっと見ないで。恥ずかしい…」

消え入りそうな、恥じらう声。今すぐ入れたいのを我慢して、指で割れ目を開く。
途端、つぅっと流れ出るいやらしい雫。
指ですくって、クリトリスに擦り付けてやる。

「んぁっ、ダメ、もっとやさしくっ」

ヒトミの体が快楽の衝撃で大きく跳ねた。
中に指を入れたり、舌で舐めたり。そのたびに体が震え、いやらしい声がして。
自分の指でヒトミをよがらせている。興奮が抑えきれなくなる。

「テツさん、うますぎるよ…もぅ、準備いいから、…」

目をそむけて、…欲しいの、って小さく恥じらうように言われて。
頭が真っ白になって、獣みたいに、ソファーに押し倒した。

「あっ、す、ごいっ、テツさんのおちんちん、おっきいよぉ」
「ヒトミのおまんこも、すっげぇ、気持ちいい…」

ヒトミの膣はキツくて、ぎゅうぎゅう締められる。
前の彼女が緩かったせいなのか、ただ入れただけなのにイキそうになる。
セックスってこんなに気持ちいいものだったんだ…

ピストンしようとペニスを抜こうとしたら、カリに襞々が絡み付いてきてゾクゾクして。
奥まで突き入れたらおまんこの入り口がぎゅっと締まる。
気持ちよすぎてヒトミを腕で抱きしめる。ヒトミの足が、僕の腰に巻きついてくる。
奥の奥までつながって。

「テツさん、きもちいい、おちんちんきもちいいよぉ!」

快楽に我を忘れて淫らに喘ぐヒトミ。
可愛い顔がエッチな顔になって歪んで。
めちゃめちゃ、そそる。

ほんとにイキそうになって、腰を止めたら。

「もっと、もっと、わたしのおまんこ、めちゃくちゃについてよぉ…」
「ごめ、もぅ、出そう」
「いいよ、いっぱいだしていいからっ!」

腰をくねらせるヒトミ。
ペニスがぎゅっと絞り上げられて、中でぎゅ、ぎゅっと締まる。
なんだ、これ!すごすぎるっ…
腰の奥から精液がせり上げられる…ダメだ、出る、でるッ!
めちゃくちゃに突き上げて、何度も精液をヒトミの中に注ぐ。
注ぐたびに、嬉しそうにぎゅって抱きしめてくるヒトミが可愛かった。


汗まみれになって射精の余韻に浸っていると、ヒトミが背中を撫でてくれた。
胸板に当たるおっぱいの感触がたまらなく柔らかい。とけてしまいそうだ。

「気持ちよかったですか?」
「気持ちいいなんてもんじゃない、おかしくなりそうだった」
「ふふ、良かった。テツさんのおちんちんもおっきくて素敵でした」
「でもイッてないだろ?」
「もう少しテツさんが頑張ってくれたら、イけますよ」

そういって、ヒトミが腰を動かす。

「ぅわ、中で動いてるぞ」
「私の特技なの。こうしたら男の人ってたまらないんでしょう?」

ただ入れてるだけなのに。手と舌で愛撫されてるみたいだ。

「あは、またおっきくなりましたよ」
「そりゃ、気持ちいいから」
「ふふ、どこが気持ちいいんですか?」
「…ヒトミの、そこが」
「ちゃんと言ってくださいー」

催促するように、きゅっと根元を締められる。

「ヒトミの、おまんこが気持ちいいです!」

叫ぶように言ったら。ヒトミがブルブルと体を震わせている。
口をだらしなく空けて。イッてるみたいに恍惚な顔で。
…まさか。

「ヒトミのおまんこ、最高だぞ」
「やっ、はぅ…」

やっぱり。

「ヒトミってこんな事言われて感じるのか。変態だな」
「うん、私、変態なの、だからっ」

もっと言って、突いて!とせがまれて。
僕は意識がなくなるまでヒトミの女体に溺れていた━━

気がついたら夜だった。
くしゃみをして目が覚めた。部屋の中には僕一人。
さっきのアレは夢だったのか?と思ったけれど、机の上の書置きを見て、
夢じゃなかったんだとわかった。

「自分の答案用紙は直しておきました。
ありがとうございました♪ ヒトミ」

やっちゃいけないことだけど、ま、不可抗力ってコトで…と思うことにして、
その紙を破り捨てた。




…その半月後。
教授の学会についていったら、何故か僕の修論そっくりの内容を発表している男がいた。
あまりの衝撃に呆然としていると、その男の傍で。
真面目な学生風の格好をしたヒトミが、あの時のように淫蕩な笑みを浮かべていた…






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