面接の前日
シチュエーション


ここは都内某所のホテル。
少年は、明日に控えた面接に、昂ぶる気持ちを抑えられずにいた。

明日は某私立男子高の特待生面接。わずか一人という狭き門だが、
これに通れば3年間の学費免除、希望すれば寮に無条件で入れ、
そして特進クラスにも無条件で編入される。
地方からもかなりの人数が殺到し、一次の学力試験を抜けて残ったのは5名だという。
幸運にもその一人となった少年は「面接内容は当日提示」ということに不安を覚えつつも、
とにかく何が来ても全力で取り組むしかない、と覚悟を決めていた。

***

部屋のチャイムが鳴る。
時計を見れば夜の9時。…こんな時間に、何だろう?
ドアの覗き窓から見ると、ホテルの従業員の女性のようだった。

「何か御用ですか?」
「はい、ルームサービスでございます」
「え? いえ、何も頼んでいませんが」
「リクライニングコースでございます。お部屋のパンフレット、ご覧になりませんでしたか?」

どうやら、マッサージのサービスらしい。
確かに両親が気を利かせてそういうコースを頼んでくれたらしいけれど、
まさかそういうサービスがあるとは知らなかった。

「受験生の方などひどく緊張されたお客様へ、ゆっくりおくつろぎ頂くようにと」

確かに緊張して眠れないかもしれないのは確かだった。
こんな美人にされるのは逆に緊張しそうだけど…でも、せっかくだから受けてみようかな。

まず椅子に座らされ、肩を揉まれた。女性なのに、意外と指先の力が強い。
今日はずっと電車に乗っていたから、結構凝っていたらしい。
僅かの間に、すっかり肩の力が抜けてしまった。
そのまま右腕を、ぎゅっ、ぎゅっと揉んでくる。
…香水かな。その女性の髪が顔をかすめ、花のような甘い匂いがした。
指先まで丁寧にほぐされ、左腕に。
マッサージなんてされたことないけど、多分この人、すごく上手い。
上半身が脱力した。血の巡りも良くなった気がする。

「すみません、足をほぐすので、ズボンを脱いで、こちらのハーフパンツに
着替えていただけませんでしょうか? 上半身もこちらのゆったりとした服に」

そう言って服を手渡され、女性はたらいにお湯を張り始めた。足湯だろうか。

…ここで着替えるのかな。ちょっと恥ずかしい。でも、全然気にした様子ないし…
だから、女性が振り向く前に、ささっと着替えを済ませた。

椅子の背もたれに背中を預けて。ゆっくりと素足をお湯に浸す。
少し濁っているのはハーブなどを配合しているって説明してくれた。
足の裏からつま先、ふくらはぎまで。しなやかな指先が踊るように揉んでいる。
ところどころ、「ここは〜のツボです、〜〜に効果があります」と説明されながら。
だんだん、体がぽかぽかしてきた。

…全身の血の廻りが良くなったからだろうか。
アソコにまで血が廻って来て、半勃ちになってしまった。
見られたらと思うと恥ずかしくて、わからないようにさりげなく、左手で隠す。
これで大丈夫かな、とその女性を見たら。

制服の胸の辺りがはだけてて、濃い青色のブラジャーや胸の谷間がくっきりと見えてしまった。
全身を使ってほぐしているから、おっぱいが揺れてて。
ぷるん、って音がしそうなくらい。
真剣にマッサージしてくれてるのに、こんなスケベな目で見ちゃ駄目だって、
顔を背けようとしたけど。
今なら、見ててもバレないかも…っていう気持ちに勝てず、
女性の様子を伺いながら、食い入る様に胸を眺めてた。
当然、股間は痛いくらい勃起して、隠せないくらいになってる。
だけど、おっぱいの誘惑には勝てない。

ふくらはぎを終えた女性が顔を上げる。
目が合った。
くすり、と笑顔を向けられて胸を隠すような仕種。

…バレてた。
恥ずかしいのと情けないので、顔が真っ赤になってしまう。

「お客様、宜しいんですよ」

胸元から手を離し、太ももに両手を当てながら、その女性は笑顔で言った。

「殿方の一番緊張する部分は存じております。恥ずかしいと思わずに、
自然体で大丈夫ですよ」

自然体、って…

「お客様がわたくしの胸元に目が行くのも自然なことですから、どうぞご自由に」

そして、太ももをぎゅっ、ぎゅっと手のひらで挟むように。
明らかに勃起してくっきりと形がわかるアソコが目の前にあるのに、
何事もないように女性はマッサージを続けている。
はだけた胸元を直す様子もない。
胸元を見てもいいってことなんだろうか。
と、また目が合った。赦しを与えるように、にっこりと微笑みマッサージを続ける。
ふわっと、髪からあの甘い匂いがする。
だんだんと、揺れるおっぱいに目が釘付けになるのを抑える理性は消えていった。

太ももの付け根ギリギリ、勃起するアソコを小指が掠める。
妖しい感触にゾクッと全身が震えてしまった。

「そろそろ、殿方の緊張もほぐして差し上げますね」

その言葉に脳が反応する前に、女性がさっと胸元を開いた。
濃い青のブラジャーが、目の前にあった。
勿論、生で女性の下着を見るなど初めてだった。
興奮のあまり、心臓と股間が連動して早鐘を打つ。

「直に、ご覧になりますか?」

ブラジャーを外そうと背中に手を回した女性に、バカみたいにこくこくと首を縦に振る。
くすり、と笑って。少し身をよじりながらブラジャーを外した。
その仕種がめちゃめちゃエロい。

特別大きい、ってわけじゃないんだろうけど、形のいいおっぱい。
ぷるん、とおとがしそうなくらい揺れ、先端の乳首がツン、と上を向いてる。

「そんなにじっと、見つめないで」

頬を少し赤らめ、顔を少し伏せる。
その恥らう姿に背中がゾクゾクしてしまう。
女性はそのままゆっくりと、両手でおっぱいを下から支え、見せ付けるように揺らす。
いやらしい。
揺れる乳房に、そして無秩序に動く桃色の乳首に、ただただ目が食いついて離れない。

顔が、全身が熱くなる。のぼせたみたいに、ぼぅっとしてきた。

「足を上げて」

言われるがままにたらいから足を上げる。女性がおっぱいから手を離し、たらいをどける。
その間も、乳首を目で追ってしまう。
動くたびにおっぱいが揺れて、体全体がそれに連動してしまう。
正面を向いた女性。

「あなたはこのおっぱい、好き?」

うなづく。

「わたしのおっぱい、きれい?」

うなづく。

「柔らかいと思う?」

うなづく。

「じゃ、試してみようか」

おっぱいが顔に近づいてくる…ほっぺたに、あてられた。
やわらかくてあったかくて、とてもしあわせなきもち。
はだがすべすべしてて、きもちいい。

「どう? やわらかい?」

おっぱいにかおをはさまれながら、うなづく。
なんども、なんども、おっぱいにぎゅってされる。
きもちよくて、このままはなれたくない。
あ、おっぱいがはなれてく。あ、あ、もっと。

「ほら、好きなだけ、見ていいのよ」

おっぱいがゆれてる。みてるのも、きもちいい。
あっ、おちんちんがなでられてる。くすぐったい。
あ、だめ、ぎゅってにぎらないで。

「おっぱいを見ながら、おちんちんいっぱい、気持ちよくなって?
いっぱい、せーしだして?」

あ、あ、あ、だめ、だめ、でちゃう、きもちいいのでちゃう!
あ、あぁあああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

あたまがおっぱいとおちんちんのきもちよさでいっぱいに、な、る…

***

次の日、面接会場。
一人を除いてみな、前かがみで頬を赤らめていた。
朝起きてより、頭の中では皆、それぞれの大きさの魅惑的な乳房が妖しく揺れている。
乳首が無秩序に踊り、それを追ってしまう。
全く思考が定まらない。

結果は言うまでもなかった。

***

━━あーあ、あんなガキんちょじゃ、堕とすの簡単すぎるよ。
━━仕事なんだから、文句言わない。ちゃんと払う物払ってもらってるんだから。
━━こんな高い金払ってまでして入りたいもんなのかな?
━━詮索はご法度です。…さ、次の仕事に行きますよ。






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