大会の控え室
シチュエーション


ジャンは決勝を前に、控室で闘志を高めていた。
世界中の格闘家が集うこの大会。優勝者とは即ち世界一の強者を意味する。
昨年は準決勝で敗れた。その相手が、昨年の大会の覇者であり、今回の決勝の相手であった。
勝てる。
ジャンの自信に揺らぎはない。
相手の試合は何度か見たが、昨年のようなプレッシャーを感じなかった。彼が弱くなったのか、
それとも自分の強さが超えたということか。
ジャンは、じっと試合の始まりを待っていた。

コンコン・・・・・・

ようやく来たか。
ジャンは立ち上がったが、控室に入って来たのは大会の役員ではなく、

「こんにちはーー♪」

エロティックな衣装に身を包んだ三人のバニーガールだった。

呆然となるジャンに、バニーガールの一人が申し訳なさそうに詫びた。

「すいません。決勝戦のセレモニーの準備に時間がかかってしまっているそうで、もう少し、
お待ちいただけますか?」
「そ、そうか・・・・・・わかった。わざわざ知らせに来てくれてありがとう」
「いえー、とんでもないです。それより、どうです?勝てそうですか?」

正直、決勝前は一人で静かにしていたかったのだが、あまり邪険にするわけにもいかない。

「う〜ん、そうだね。自信はあるけど、始まってみないとわからないかな。俺は全力を尽くす
だけです。期待はしていてくれてかまわないよ」
「やーん、かっこいい!めちゃくちゃ勝つ気じゃないですかー」

金髪の可愛らしいバニーガールが抱きついてくる。
ジャンはハーフパンツを穿いただけの上半身裸だった。柔らかい乳房の感触が腕に押し付けら
れる。

「うあ・・・・・・ちょ、ちょっと・・・・・・」

もう片方の腕にしなだれかかるのは、先に謝った茶髪のバニーガールである。
金髪の少女より二回りは大きいバストに包み込まれる。

「フフ、ラクにしてくださいね〜」

三人目の、黒髪のバニーガールが妖しく微笑んだ。

「すごい筋肉・・・・・・どんなトレーニングをなさっていたんですか?」

細い指先が、しなやかにジャンの胸板をなぞる。

「う、あっ、い、いや、そ、んんっ・・・・・・」

どんな拳も寄せ付けない厚い筋肉が、女の指先一つで脆くも声をあげさせられてしまっている。
白く細いバニーガールの指は、くねくねと這い回りながら、ジャンの性感を巧みに突いていた。
振り払おうにも、両側から二人に腕を押さえ込まれてしまっている。

「んっ、くぅ・・・・・・あ、やめっ、そこは・・・・・・・あああっ!」
「あら、そんなに乳首が感じるんですか?」

笑いながら、黒髪のバニーガールは乳首を嫐り続ける。

「ああっ、あ、あ、あ、んあああ!!」

もう立っていられない。二人に支えられながら、ジャンはソファに座り込んだ。

「フフ・・・・・・」
「そろそろ私たちも・・・・・・」

耳たぶに生温かい息がかけられたかと思うと、ねっとり唾液を含んだ舌が舐め始めた。

「え、あ、んあああ・・・・・・」

快楽にうっとりした声をあげてしまう。
温かい舌が這い、そして、口に含まれてしゃぶられる。両耳を唾液塗れにしながら、バニーガ
ールたちはジャンを弄り続けた。

「へぇ、乳首だけじゃなくって、耳も弱いんだ・・・・・・」
「弱いところだらけですね。クスクス・・・・・・」
「そんなんで決勝戦に勝てますか?」

抵抗できない。
こんな女など、たとえ三人がかりでも力でねじ伏せられるはずなのに。
修行ばかりで女性とは縁の薄い生活をしていたジャンには、初めての感覚だった。

「んっ!あ、あああっ!」
「フフフ・・・・・・舌で、舐められるのがお好きなんですね・・・・・・」

黒髪のバニーガールは、ジャンの膝に座って、彼の胸板に舌を這わせていた。
鍛え抜かれた筋肉が、少しずつ少しずつ、解されていくような気がした。そして、それとは別
のものが埋め込まれていくように思われた。

「ちゅぱ、ちゅ・・・・・・じゅるっ、ちゅ、くちゅ・・・・・・」

バニーガールたちの舌は、やがて耳や乳首だけでなく、首筋、頬、わき腹、と敏感なところを
這い回っていった。

「パンツ、脱がしちゃいますね」
「あ・・・・・・」

もう腕を抑えられていないのに、ジャンは抵抗できなかった。
彼女たちの妖艶な雰囲気に呑まれてしまっていた。

「あらあら・・・・・・」
「おっきい〜〜」
「ビンビンですね・・・・・・」

分身を、美しい女たちにじろじろ見つめられて、羞恥に顔が熱くなる。

「クス、試合前に、ココは抜いておいた方がいいですよね〜」
「え!?あっ・・・・・・い、や・・・・・・」
「大きいままじゃ、動きにくいでしょう?私たちに任せてください」

金髪のバニーガールが亀頭を口に含み、しゃぶり始めた。

「お、おおおっ、はああ・・・・・・」

舌で裏筋を扱き、亀頭を甘噛みする巧みなフェラチオに、ジャンはたちまち登り詰めた。

「あっ、ああああ!!」

びくびくと腰が振るえ、バニーガールの口に精を放ってしまう。

「ぁん・・・・・・んっ、フフ、美味しい。でもぉ、もっとイケるよねぇ・・・・・・」

金髪のバニーガールは上目遣いに妖しく笑うと、再び亀頭を口に含んだ。

「なっ、あ、あああ!!」

射精直後で敏感になっている男根に凄まじい快感が走る。
ジャンはソファにもたれて仰け反りながら、ぐっと堪えた。
しかし、

「私たちも手伝ってあげましょう」
「そうね」

傍観していた二人もジャンの分身にしゃぶりついてくる。茶髪のバニーガールが竿を、黒髪の
バニーガールが玉袋を、唇と舌で弄ぶ。
亀頭への責めに、玉袋のじわじわと射精へ導く快感、竿への締めつけ、吸い上げる快感が加わ
って、ジャンは堪えられるはずもなかった。バニーガールたちのトリプルフェラは、あっとい
う間に二度目の射精へと責め上げていった。

「んああああっ!やっ、だ、だめぇ、イッ、イッちゃうぅぅーーー・・・・・・」

快楽の悲鳴。
ジャンは目の前が明滅するような衝撃に襲われながら、再びイッてしまった。
どっと身体に疲労が浸み込む。
大会に備えて万全を維持してきた体調は、眩暈がするほど消耗していた。
これ以上はやばい。ジャンは危険を感じ始めた。
しかし、彼は逃げることはできなかった。

「やぁん、すごぉい。二回目なのに、こんなに濃い・・・・・・」

感嘆する金髪のバニーガールを羨ましそうに見ながら、茶髪のバニーガールが萎えた男根に身
を寄せる。

「あの娘ばっかりずるいですわ。私にも、いただけます?」

上目遣いに問いかけながら、彼女はバニーのスーツの胸元をはだけた。
思わず釘付けになる目線。
衣装の上から見るよりずっと大きい。悩ましく豊満な乳房が、ジャンの分身を貪り喰らうかの
ように迫ってくる。
だが、これ以上射精するわけにはいかない。まともに戦うことすら危うくなってくる。

「ま、待ってく・・・・・・・・・」

だというのに。

むちぃっ・・・・・・・・・・・・

「ひっ、ひいいいいっ!!」

男根が埋没するほどの肉感的な柔肉に押し込められ、ジャンは絶叫した。

「フフフ・・・・・・どうですか?気持ちいいでしょう?ほらほら、もっと喘ぎなさい、泣き叫びな
さい。萎えさせたりなんてしませんわよ・・・・・・」

男を魅了してやまない白い双房。
ジャンの理性を粉々に打ち砕く柔らかい凶器は、たぷんたぷんと揺れ蠢きながら、彼を敗北へ
と誘う。
悪魔の谷間に追い詰められた分身には、逃げ場すらなく、苦しみ悶え、のた打ち回るばかりだ。

「すごい顔・・・・・・涙と涎でぐちゃぐちゃだね〜。さっきまでは格好良かったのに」
「フフ、仕方ないんじゃない。まだ意識がもってるだけ、マシかな」
「でも、ちょっと可愛そう。ここまで頑張って決勝に出られたのに、バニーガールに搾られて
負けちゃうなんて」
「いいのよ、オーナーの指示なんだから。どうあっても、去年のチャンプに勝たせたいみたい
だし。クスッ、彼にはもう一、二回はイッてもらわないとね・・・・・・」
「ひいっ、ひ、ひやあああ、んぐぅっ・・・・・・」

ジャンの悲鳴を遮ったのは黒髪のバニーガールの唇だった。
むっちりと吸いつき、舌が口腔を犯し回る。歯を食いしばって堪えることも許されない。

そして、なす術もなくジャンは果てた。

「そろそろ、決勝の時間かな?」
「そうね。あと十分くらいで呼び出しがかかるでしょう」
「じゃあ・・・・・・最後に私が・・・・・・」

バニーガールたちの会話は虚ろな頭には全く理解できなかった。
未だにこの事態を把握できず、呆然と荒い息を吐く。
立てるだろうか。
パイズリによってごっそり体力をもっていかれ、ジャンはいよいよ危機感を覚えていた。
そこに、黒髪のバニーガールが覆い被さってきた。
本能的に危険を感じ、ジャンは身を捩ってソファから逃げ出そうとする。

「ダ〜メ♪あなたをヘロヘロにするっていう契約なの。悪いけど、逃がすわけにはいかないわ」

ジャンの肩をつかんで抑えつけてしまうと、再び唇を合わせた。

「ん・・・・・・んん、んむうぅぅ・・・・・・・・・」

ねっとりと甘いディープキス。
マウントポジションで押さえ込んでくる彼女に対して、如何な格闘家といえども疲れ切った身体
では抗する術もない。
徐々に動けなくなっていくジャンに、黒髪のバニーガールは彼の股の間に脚を割り込ませた。
そして、三度の射精に萎れた男根を、網タイツに包まれた太股で挟み込んだ。

「っ、ん、んむうううう・・・・・・・・・」

唇を塞がれているために悲鳴もあげられない。
容赦ないバニーガールたちの快楽責めに、ジャンは苦悶の表情を浮かべる。
ムッチリした太股と尻に挟み込まれ、男根はびくびくと勃起し始めていた。
さっきの乳房ほどの柔らかさはないが、たまらない張りに加えてザラザラした網タイツの感触
が男根を擦り、いたぶるのだった。

「クス、格闘家のくせに、女の子に押さえつけられて悔しくないのぉ?」
「きっと嬉しいのよ。女の子に虐められて喜ぶ変態。ホラ、あんなに射精したのにもう勃起し
てるわよ」

二人のバニーガールは、ジャンを見下ろしながらクスクス嘲り笑う。

「んん、んん、んんんんーーー」
「あれぇ、もっと虐めて欲しいって?」
「いいわよぉ〜」

太股と尻に挟まれた亀頭を、バニーガールたちの指が弄ぶ。

「んんっ、ん、んんん〜〜〜!!」

ムッチリと締めつける太股、巧みに擦りつけてくるヒップ、亀頭を弄る指先。
ジャンに堪えることなど不可能だった。
バニーガールのタイツに白濁を迸らせ、白目を剥いて気絶してしまったのだった。

「決勝進出の選手っていっても、大したことないわね」
「女の子三人に弄り回されて気絶しちゃうんだものね」

ジャンの後片付けを済ませ、バニーガールたちは控室を後にする。
彼はまだ気絶したままだ。

「これで、契約は成立、かな」
「そうね。まあ、私たちとしてはどっちが勝っても、どうでもいいんだけどね」
「それじゃあ、頑張ってね、ジャンくん。期待してるわよ」

そうして、大会の華たるバニーガールたちは祝福のキスを施し、去っていった。






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