満員電車
シチュエーション


プシューーーー・・・・・・

鉄の扉が開き、俺は人の流れの中で押し流されるように電車に乗り込んだ。
社会人になって2年目。ようやく満員電車にも慣れてきたが、それでも会社勤めの疲れが残る身体
にはつらいものがあった。
車両の隅に空いたスペースを見つけて吊り革につかまる。もう片方の手は鞄を胸に抱き締めるよう
にして抱えている。痴漢に間違われないための工夫だった。

プシューーーー・・・・・・

電車に乗ってから二、三駅が過ぎる。それでも周りの人混みに減る気配はない。
残暑のまだきつい暑さに加えて、昼過ぎに降った雨が湿度を上げ、不快な蒸し暑さを演出していた。
クールビズといっても限界がある。俺は電車に揺られながら、ひたすら耐えるだけだった。

むにゅっ

(え?・・・・・・)

突然、背中に押し付けられる柔らかい感触。
官能を刺激する柔肉が、背中でつぶれ、這い回る。

「あぁん、ぁ、すいません・・・・・・」

若い女の声だ。耳元に甘い吐息がかかる。

「い、いえ・・・・・・」

首だけで後ろを振り向くと、背後にいたのは高校生らしい夏服姿の少女だった。
セミロングを茶色に染め、軽く化粧した顔立ちは可愛い部類に入るだろう。だがそれよりも、俺の
目線を釘付けにしてしまったのは彼女の胸元だった。ボタンがいくつも外れて大きく開かれた胸は
なんとも魅惑的な谷間を見せつけていた。

「はぁ・・・・・・ぁん・・・・・・」

悩ましげな呻きとともに、小さなメロンくらいはありそうな乳房が蠢く。
一時のガングロほどではないが、日焼けした肌が艶かしい。

(ば、馬鹿、いつまで見てるんだ。これじゃ、痴漢に間違えられ・・・・・・あっ)

慌てて首を戻そうとした俺に、再び別の柔らかい感触が押し付けられた。

「あ、ごめんなさい。バランス崩しちゃって」
「え、あ、ああ・・・・・・」

いつのまにか前にいたのはやはり女子高校生だった。制服が後ろの娘と同じかどうかわからない。
俺の方を振り向いて、悪戯っぽい笑みを浮かべる少女。そのチェックのスカートが、俺の股間を包
み込んでいた。
長い黒髪にきれいな白い肌、落ち着いた、清楚な雰囲気の少女だった。だが、俺の股間をズボン越
しに撫で擦るお尻は、ムッチリとして肉感的である。

(う、あ、ああぁぁぁ・・・・・・)

互いの服を隔てているというのに、尻に撫でられ揉みたてられる快感は、まるで俺自身を直接扱か
れているかのようだった。
二人の少女に挟まれ、胸と尻に挟まれて、俺はどうすることもできない。

(ん、あっ、ああっ)

危うく声を出すところだった。
しなやかな細い指が、ワイシャツ越しに俺の乳首を弄っている。
中指がくりくりと撫で回し、人差し指と親指がきゅっと摘み上げる。

(くぅ・・・・・・う、あ、あぅ・・・・・・)

妖しく蠢き、撫でくすぐる十本の指。

「フフ、気持ちいい?カラダ震えてるよ」

後ろの少女だ。
俺の背中に抱きつくようにして胸に腕を回している。豊満な乳房がぴったりと貼りついて、蕩ける
ような柔肉の感触を味合わせ、ミニスカートからのびるしなやかな脚が俺の股の間に割り込んで絡
み付いてくる。

「ホラ、もっと力を抜いて、イイ声出して・・・・・・」

脳をふやかしてしまいそうな甘いささやきが耳元で響く。
力が抜けていく。

(はぁぁ・・・・・・あ、あぁ・・・・・・な、何なんだ、この娘たちは・・・・・・)

そこへ前の少女が身体を傾けてきた。俺の胸に背を預け、ムッチリしたヒップでさらに股間を揉み
弄る。
俺の男根はすでにはち切れんばかりに勃起していた。

「アツくて、カタい・・・・・・もうイキたくてたまらないんでしょう?」

前の少女が淫らに笑う。その清楚な外見とのギャップに、俺は下腹部がさらに疼いてくるのを感じ
た。身を寄せてくる少女の甘い体臭が俺を包み込み、酔わせていく。

「乳首弄られてこんなに感じてる・・・・・・変態なの、お兄さん?」
「もぉ立っていられない?腰がぐらぐらしてるよ・・・・・・」

吊り革につかまっているだけで精一杯の俺。
後ろの少女が支えてくれていなければ、前の少女の尻責めで腰砕けになってしまっていただろう。

俺はようやく、痴漢の犠牲になる女性たちの気持ちがわかった。
隣でこんなことが起きているというのに、周りの乗客はまるで気づかないのだ。

「ほぉら・・・・・・つん・・・つん・・・つん・・・・・・」

(うわぁ、あ、ああぁ・・・・・・)

背後から執拗に乳首を弄ぶ少女。決して強く刺激することはなく、くすぐるような快感をじわじわ
と与えてくる。
早くここから逃げなくちゃいけない。
このままだと、何か嫌な予感がする・・・・・・。
それなのに、俺は少女たちを振り払うことができず、されるがままになっていた。

(いや、満員で動けないんだ。周りにぎっしりお客さんがいて、今はまだこの娘たちから逃げられ
ない。もう少し、もう少し空いてきたら・・・・・・)

誰にともなく、俺はそんな言い訳を考えていた。

むにゅ、むにむに・・・・・・くにゅっ・・・・・・

(うっ、く、うあぁ・・・・・・や、やめろ・・・・・・)

前の少女が、焦らすような尻ズリから腰の動きを変え、激しく押し付けてきた。
ムッチリと張りのある尻は、俺の股間を蹂躙し、たちまち絶頂へと追い詰めていく。
ズボン越しだというのに、柔らかな尻肉が的確に肉棒を挟み込み、弄り、擦り上げる。
膨張した肉棒から我慢汁が吹き零れた。トランクスの中でにちゃにちゃと粘り、肉棒へ絡みつく。
それがさらなる快感を生んでいた。

(ぐぅ・・・あ、あああ・・・・・・んああぁ・・・・・・)

「くすくす、目が蕩けちゃってるよ、お兄さん。イイ顔になってきたじゃない」

吊り革を握っていない方の腕が少女に抱えられる。
鞄はいつのまにか足元に落としてしまっていた。

「私のことも、気持ちよくして・・・・・・」

甘いささやきとともに、俺の腕は少女の胸へと導かれる。

(あ、あ、ああぁぁぁ・・・・・・)

手のひらに吸い付いてくる少女の乳房。後ろの少女ほどではないが、豊かで、どこまでも柔らかい。
乳肉に沈んでいく指先に、頭が真っ白になりそうな快感が走る。
すごく細身に見えていたのに、彼女はバストもヒップもムッチリと肉感的であった。これが最近の
女子高生なのだろうか。俺は引き寄せられ、酔わされていく。

すっ・・・・・・・・・

後ろの少女の手の動きが変わった。
俺の乳首をまさぐるように愛撫していた指が、上着の内ポケットへ潜り込む。

(ま、まさか・・・・・・)

一瞬で俺の頭が冷静になった。
内ポケットから財布を抜き取ろうとする少女の腕を押さえつける。
だが、それだけだった。

ちゅぱっ・・・・・・ん、むちゅ・・・・・・

耳たぶが口に含まれ、しゃぶられる。舌が耳の穴に侵入してくる。

(んああああっ!!)

敏感な耳たぶを甘噛みしながら、舐めしゃぶる。俺の腕は力を失い、財布をもった少女の手が逃げ
てしまう。

「動かないで。抵抗したら、『痴漢』て叫ぶから」

前の少女が意地悪な笑みを浮かべる。まだ彼女の胸には俺の手があった。

「わ、けっこう持ってるジャン。三万くらいもらっとくね」

内ポケットに戻される財布。そして、その指は淫らに俺の乳首へ絡みついた。

「フフ、敏感。ちょっと触られるだけで勃つようになっちゃったね」
「もうすぐ駅だし、そろそろトドメさしてあげるね。女子高生二人にイカせてもらうんだもん、
三万でも安いわよ」

少女の腰が動き始める。艶かしい腰の振りに、それだけで俺の膝から力が抜けた。
首筋を舌が這う。耳たぶをしゃぶりつくす。
豊満な乳房が背中に押し付けられ、柔肉の感触をたっぷり味合わせる。

(ああっ、あ、あ、あああああっ!!)

肉棒を上下に擦りあげる少女の尻。
俺は欲望の塊が吐き出されていくのを感じ、膝から崩れ落ちた。

プシューーーー・・・・・・

鉄の扉が開き、人々が押し流されていく。
その中に、悪戯っぽい、淫らな微笑を浮かべた二人の少女がいた。

「バイバイ、お兄さん」
「また遊ぼうね」






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