美香の誘惑セールス
シチュエーション


吉田 美香はS&Gスポーツクラブのヨガインストラクターである。
規模の小さいスクールだが、収益はうなぎのぼりだ。
理由はひとつ。
美香をはじめ美人インストラクターが訪問営業も兼ねているからである。

夏も終わりの午後。
美香はあるマンションに向かった。
ドアの前で、ゆっくり息を整える。そしてボタンを2つほどはずした。
開かれた胸元には、柔らかそうな谷間がのぞく。
ちらりと見えるブラ紐は黒かった。

「ごめんください。島田様はご在宅ですか?」

インターフォン越しに甘い声を響かせる。

「はい・・あ・・」

出てきたのは、20代前半の若者であった。

「島田やすし様ですか? S&Gの吉田と申します。
この度は弊社に関心を持っていただき、ありがとうございました。
ご注文いただいたサンプルをお持ちしました。」
「えっと・・あ・・はい」

突然のことに、やすしはどきまぎしていた。

島田 やすしが、S&Gに資料請求をしたのは3日前。
最初はいかがわしいダイレクトメールに抵抗を感じていたが、
ついそそられて付属はがきで請求したのだ。
目当ては特典DVD。
好きなレッスンコースのダイジェストが見られるサンプルである。
もっともヨガはどうでもよく、美人なインストラクターの面々に引かれたのだ。
特に、気に入ったのがハタ・ヨガ入門講座の吉田美香である。
可愛らしいショートカット、透き通るような肌、
すらりと伸びた鍛えられた脚そして、張りのある巨乳。
わずかに汗を浮かべながら、赤いレオタード姿で微笑む写真に、
やすしはとりこになった。
もっとも、やすしはヨガには興味はなかった。
だいたいスポーツそのものにも興味はない。
ただ、美香の指導するDVDが見たいだけである。
入会する意思はもちろん、ない。
なにしろ、入会金は10万円、月謝は4万円、そのほか教材料がかかるのだ。
仕送りが比較的多い大学生のやすしであっても、これは厳しい。

「吉田さんって・・・・インストラクターのですか?」
「ええ、吉田美香と申します。ハタ・ヨガ入門講座を担当するほか、
営業にも出ていますのよ。よろしくお願いしますね。」

美香は両手で名刺を差し出した。
そして腰を折りながら、丁寧に渡す。

「は・・はい・・どうも・・
え・・まさか先生本人が届けに来るなんて・・驚きました」

むにゅっと寄せられた胸の谷間を見せ付けられ、やすしの声はうわずった。

「ふふ・・・私どもはお客様への直接サービスをモットーにしております。
では、島田様、こちらがご注文のDVDとレジュメです。
それから、こちらキャンペーン中につきヨガマットをご贈呈します。」
「はい・・どうも」

「あと、島田様。アンケートにご協力願えますか?
今なら回答いただけた方には、入会金の大幅割引をしておりますの。」
「あっ・・そう・・ですか」

やすしの胸の鼓動は激しくなった。アンケートに答えたら、そのまま
入会させられそうな勢いである。
とはいえ、単なる勧誘員ではなく先生本人が
来ているのだ。無碍には断れない。
なによりも、好みの女性が目の前にいるのである。
まじかで見る美香は写真よりも魅力的であった。
やすしは、我慢できず、さらに声をうわずらせて言った。

「いいですよ。あの・・それと・・ここじゃなんですから・・あがっていきますか?」
「え・・そんな。・・・分かりましたわ。お手間はとらせません。じゃ、失礼しまーす。」

涼やかな顔立ちの美香は、可愛らしい笑顔を浮かべる。
やすしの顔はみるみる紅潮していった。

「そうですか・・いままで一番高い買い物は20万円のステレオですか。
すごいですね・・失礼ですけど・・学生さんでしょ・・感心しますわ」
「はは・・まー・・たいしたことないっす。バイト代貯めまして。」

本当は親に出させたにも関わらず、やすしは調子よく答えた。

「20万円もご自分の興味あるところに投資されるのは、すごいですよ。」
「いやー、結構のめりこみやすくて。興味がでちゃうととまらないもんで・・はは。」
「ふふ・・私としましてはヨガにも興味を持っていただけたらなーと思っておりますが」
「えー、でも・・スポーツは苦手で。あっ、でも美香さんには興味ありますよ・なんて」
「ふふ・・もう。・・・じゃあ、一応コースのご説明をしてよろしいですか?」

美香はおもむろに、パンフレットを広げた。
カラフルな色彩の大判である。写真が多い。

「もちろん、今お申し込みになられる必要はございません。
ご興味をもたれましたらで、結構ですよ。いつでもお申し込みは受け付けております」

美香はそっと、やすしの横に身を動かした。
やすしの胸の鼓動は、また高鳴る。
フレグランスと汗がほのかに混じった香りが、鼻孔をついた。

「ヨガにはタントラ、グンダリー二、ハタなど多くの種類がありまして・・・」
「入門からパックコースでお申し込みされるとさらにお得ですよ・・・・・」
「体が硬くても大丈夫ですよ・・むしろ自覚のある方のほうが上達されますね」

美香の説明が始まった。
よどみがない、慣れた口調である。
話しながらも、やすしの視線はしっかりチェックしていた。
さきほどから、やすしが胸の谷間ばかり見ているのも当然確認済みである。

もっとも、今のやすしの視線はパンフレットの写真に集中していた。
ピンクのレオタードを着て、ヨガポーズを取る美香の写真である。
体を反らせたときの胸の谷間、臀部に食い込むレオタード。
レオタード生地はかなり薄く、体の線がはっきりと見えていた。

「島田様・・・」
「えっ、はい・・・」
「ふふ・・退屈ですか?」
「いや・・別に・・ただ美香さんの写真に見とれちゃって・・・」
「えっ・・まぁ。この写真ですか?もう・・結構恥ずかしいんですよ・・これ」
「いや・・ほんとにセクシーですよ・・・えっ・・いやいや。えーと何の説明でしたっけ・」
「レッスンの具体的な内容ですね・・。まぁ、これは実際にやってみるのが一番です
お時間ありますか?・・良かったらこの場で少しやってみましょうか?」
「え・・でも・・はい・・はい・・お願いします」
「はい、分かりました。えーっと・・この格好だとちょっとアレですから。
着替えてもよろしいですか?一応、ウエァをもっておりますの」
「・・・はい・・じゃ・・洗面所使ってください・・・」
「ふふ、ご迷惑をおかけします。ちょっと失礼。」

洗面所のドアの前で、やすしは息を潜めていた。
少しの物音も立てないようにしている。
わずかに開けたドアの隙間から、美香の姿をのぞきみているのだ。
距離は短い。
しかし、美香はのぞきに気付くそぶりもなく、淡々と服を脱いでゆく。
シャツ越しに見えていた通り、黒下着だった。
思わず、やすしはジーンズで締め付けられた股間を押さえた。

ふと、美香はドアの方向に体を向けた。
やすしは唾を飲み込んだ。体が硬くなる。
だが、美香はなんともなかったかのように淡々と脱ぎ続けている。

(!)

見事な裸体であった。
滑らかな体線を描く、どちらかといえば細身の体である。
しかし、乳房はアンバランスなほど大きかった。
張りがある。上向きの乳首はやや大きめで、赤黒かった。
下腹部の陰毛は意外な程薄い。
やすしは目を見開いた。息をするのも忘れている。
美香は、携帯フレグランスを取り出す。
そして、さっと胸元にかけた。
たちまち、バラの香りがたちこめる。
やすしは恍惚の表情を浮かべ、見入っている。
次に、美香はカバンに手を伸ばし、ウェアを取り出した。
濃厚な赤のレオタードだ。
ぱっと広げ、足元からはいていこうとして・・・
突然、美香は顔をあげた。視線がぶっかる。

「やばい・・」

やすしは反射的に、飛びのいた。
そして踊るようにあたふたと居間へにげこむ。

「そうです・・そのままゆっくり前屈してください。
そう・・息はつめないで・・そう、はいて・・」

美香の声はさきほどとは違い、弾んでいた。
ほぼ180度に脚を広げ、美香はマットに座している。
そして、そのままゆっくり上半身を倒す。
滑らかな動きであった。

「はい・・う・・なんか苦しい。」

やすしもやってみるが上手くはゆかない。
第一、脚が広がらない。むろん、腰も曲がらず、猫背のまま悶絶している。

「ふふ・・無理しないで。最初はそれで上出来ですよ」

美香の優しい言葉に、やすしの顔は熱くなった。

(さっきのぞいていた事、絶対バレてるよな・・・)

恥ずかしさから、やすしはまともに美香の顔を見れない。
それでも、視線はちらちらと盗み見るように美香に向けられている。
狭い部屋に、男女が股を広げ向かい合っているのだ。
クーラーの効いた部屋でも、ある種の熱気が渦巻いていた。

美香のレオタード姿は素晴らしかった。
生地は想像以上に薄く、体の線ははっきり見えている。
魅力的な乳房の先端には、くっきり突起しているものがうかんでいる。
バラの香水の香りも相まって、やすしの理性は段々薄らいでいった。
美香はもう一度、上半身を倒す。
柔らかな乳房が床に押し付けられ、むにゅりと形が崩れた。

(んん・・・)

それを見たやすしの我慢は、限界に達そうとしていた。
股間は激しく勃起し、ジーンズを突き破りそうな勢いである。
体は熱く、心臓の鼓動が自分の耳にも聞こえた。
とはいえ、やすしに行為に及ぶ自信はなかった。
なにしろ美人を家にあげただけで精一杯なのである。

「あ・・あの・・ちょっとすいません」

たまらず、やすしは言葉を発した。

「はい・・大丈夫ですか?・・えーっと」

美香はやすしの横ににじりよってきた。
口元には、いたずらっぽい笑みが浮かべられている。

「あ・・」

やすしは言葉を飲み込んだ。

「息は吐いてくださいね・・これは股間節を柔らかくするポーズです。」

美香はそういって手をやすしの下腹部に伸ばした。
股関節のあたりを柔らかくさする。
そして盛り上がった股間部を指ですりあげたのだ。

「!!」

やすしは思わず美香の顔を見た。
美香は意味深な笑みを浮かべている。目に光が宿っていた。
それは艶笑ともいうべき、ぞくりとする表情だ。
やすしは言葉を失った。
ただされるがままである。
美香の愛撫は続く。指先だけでなく、今度は手のひらで。

そして、美香はやすしを抱くように身をよせた。
豊かな乳房がやすしの目の前に迫る。
やすしは上目使いで美香を見たあと、おそるおそる乳房に顔を近つけた。

「ん・・・っ・・ん」

美香の悩ましげな吐息で応じた。

やすしは乳房に顔をうずめた。
そして突起した乳首をレオタード越しに吸う。
唇をあて、熱っぽい息を吹きかけた。

「ん・・ん・・あ」

美香の熱い吐息が、頬にかかる。股間への愛撫にも力が入った。
たまらず、やすしは激しく顔を動かした。
美香の美巨乳をむさぼる。

「あ・・ああ・・んんんん・・ああ・・島田様・・」

やすしは止まらなかった。
圧迫されたペニスがぴくんぴくんと脈打つ。
美香の乳房をつかみながら、一心に顔をこすりつけている。

しばらくして、美香の愛撫がとまった。
つられて、やすしも乳房から顔を離す。
そしてうつろな視線を美香に向けた。
美香は笑みをたたえたまま、肩口からレオタードを脱ぎ始める。

「ん・・」

圧迫された乳房がむにゅりと飛び出す。
つんと勃起した乳首がいやらしい。
滑らか肌には薄っすら汗がにじんでいる。
バラの香りは、美香の発情臭とまじり
やすしの衝動を激しく高めた。

やすしは、ほうけたような表情で美香の動作を見守った。
瞬きすらしない。
一糸まとわぬ姿になった美香は、やすしに手をのばした。
やすしもおずおずと手を差し出す。
美香はそのまま左手でやすしの背中を抱きこんだ。
二人は重なり合い、マットの上に倒れこむ・・・。

その夜。
美香はオフィスで後輩インストラクターと談笑していた。

「さっき入金を確認したわ。これで島田さんも会員ね」
「さすが、美香先輩。おつかれです。」
「ふふ、ありがと。
まぁ、楽な子だったわね。
お口で抜いてあげたら満足していたし。
もう覗き見していたときからビンビンだったみたい、ふふ」
「んー、いやらしい。でも先輩、大学生なんて大丈夫なんですか?」
「お金のこと?心配ないわ。
彼の凄いお金の使いっぷりは下調べ済みよ。
まぁ、いつも最後は親が払っちゃうみたいだからね。」

「へぇー、なんで知ってるんですかぁ?」
「業者から個人情報を買ってるのよ。
彼の買い物の履歴はまるわかり。
そこから島田さんの好みや性格まで推測できるわね。
結構、怪しいのにも平気で手を出しちゃうみたいだし、ふふ。」

「すごい、そんなのものも分かるんだ」
「そうね・・、ついでにいうと、うちも個人情報を売ってるのよ。
今回のことで、島田さんは女の武器に弱いことが分かったでしょ。
これもおいしい情報よね。だから他の業者も欲しがるわ。
ふふ、大変よ、彼。
このあといっぱい私みたいなのが来るから」

「へー、でも・・なんか悪い気もするけど・・・」
「そう思う?
でも、男の人ってこういうの結構、好きなのよ。
分かっていても、ついついはまっちゃうのね。
可愛いわよ、ふふ。
それに私達は本当にヨガを教えているし、
なによりしっかり体で奉仕しているわ。
高度なサービス業だと思いなさい、ね。
今日だって、ちゃんとピル飲んでいったんだから・・ふふ」
「ん・・やっぱり美香先輩はすごいなぁ。
明日もがんばってください!」
「ありがとう。おつかれさま」






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