俺の幼なじみが(ry
シチュエーション


※凌辱、寝取られ、スカトロ気味


■異変

最近、俺の幼なじみでクラスメイトでもある田村麻奈実の様子がおかしい。
この三日間ずっと学校を休んでいる。
健康と真面目さだけが取り柄の麻奈実には珍しい…いや人生初の出来事ではないだろうか。
心配になって麻奈実に送ったメールの返事も、なんだかそっけない。
というか昨日からは、メールの返事すら返ってこない。
いくらなんでも、あの生真面目で馬鹿正直な麻奈実が返事もしないなんてあり得ないことだ。
普段通りほわわんとした声で『京ちゃ〜ん』と俺の名前を呼ぶ麻奈美の声が聞こえないと、気分が落ち着かない。
それに、ボケ役の居ない突っ込みほど空しいものはない。早く復帰してもらわんと俺としても困る。

「幼なじみの高坂京介としては、ことの真相を確かめねばならんか…」

こういう時は、まずは情報収集からだ。
俺は麻奈実と最近親交のある少女――新垣あやせに事情を聞いてみることにした。
あやせは俺の妹の桐乃の親友でもあり、女子中学生にして売れっ子読者モデルでもある。
待ち合わせの場所に現れた黒髪の美少女、新垣あやせの表情を見ると、どことなく俺を睨んでいるような気がする。
俺に対して、なにかと突っかかってくるのは、この娘の性格と女子中学生ゆえの純粋さだろうが
なにかと気苦労が絶えない娘ではある。

学校を休み、メールも来ないことを俺はあやせに告げると、あやせがみるみる怒りを募らせていく様子がわかる。

「麻奈実さんがですか?私も先日メールしたんですけど、まだ返事がないんです」
「そうか、俺だけ避けられてるわけじゃないのか……」
「おにいさん!!麻奈実さんになにかしたんじゃないでしょうね?!なにかあったら私が許しま…」
「ちょ、待て待て。俺だってなにがなんだか」

あやせが俺を疑うのも無理はないが、俺としても真相を知りたいところだ。

「とにかく、麻奈実さんが心配です。今から会いに行きましょう」
「あぁそうだな。俺もそう考えてたところだ。プリントとか届けものもあるしな」

結果的にあやせと同じ考えに行き着いた俺たちは、麻奈実の家――和菓子の田村屋に向かった。

こうやってゲリラ的に訪問することになった田村屋では、俺たち二人を麻奈実のお祖母さんが出迎えてくれた。

「そうなのよ……あの子、なんだかすごく塞ぎこんじゃって……京ちゃん、あなたもあの子の様子をみてくれるかねぇ?」

幼なじみで家族同然の付き合いをしてきた田村のお祖母さんから、俺たちは麻奈実のことを神妙に頼み込まれてしまった。
やはりただ事ではない。麻奈実の部屋に案内された俺とあやせは、麻奈実と相対することになった。

「麻奈実〜俺だ。あやせも一緒に居る。入っていいか?」
「いぃよ……」

小さな返事を待って、俺たちは麻奈実の部屋に入った。

昼間っからカーテンを閉めきった部屋。
お盆に載せられたままの手付かずの食事。
そして、真っ赤に泣きはらした麻奈実の目、布団をかぶったまま動こうとしない態度。
今までの麻奈実からは考えられない状態だ。

「麻奈実……どうした。大丈夫なのか?お前らしくないぞ。学校を休むなんて……」

場を和ませようと、半分軽口、半分真面目に声を掛けた俺を遮ってあやせが話しかける。

「おにいさんが麻奈実さんに何かしたんじゃないですか?私で出来ることなら相談にのります」

気色ばんで麻奈実に話しかけるあやせに対しても、麻奈実は沈んだ表情のままだ。

「京ちゃん、あやせちゃん。心配掛けてごめんね。私は大丈夫」

無理に作った笑顔が俺の心に刺さる。

「大丈夫じゃねーよ!!」
「だいじょうぶじゃありません!!」

奇しくもハモった俺とあやせは顔を見合わせる。

■告白

「ごめんね、あやせちゃん……でも、京ちゃんは悪くないの」
「本当ですか?だって麻奈実さん……」
「おねがいがあるの、京ちゃんと二人にしてくれないかな……あやせちゃん。本当にごめんね」

小さな声だが決意を込めた麻奈実の言葉に、あやせは引き下がらざるを得なかった。
納得はしてないようだったが、あやせは麻奈実にメールか電話を下さいねと言って、そっと部屋を去っていった。
あやせが立ち去った今、残された二人。俺と麻奈実に沈黙が訪れる。

その重苦しい空気を破ったのは麻奈実の方だった。

「京ちゃん。今から私、馬鹿なことを言うね。きっと信じられない…ううん信じなくてもいいから聞いて」

涙声でようやく口にしたその言葉のあと、麻奈実は俺に語り始めた。

「私、妊娠してるみたいなの」
「!?」

絶句という状態を俺が味わったのは、これが人生初だった。
言葉を失った俺をよそに、麻奈実は俺の目を見ながら話してくれた。

半年前に電車の中で、普段の周期とは違うのに生理が来たこと。
その日に、駅や学校で何度も不思議な下痢に見舞われたこと。
家に帰って風呂場で身体を洗っている最中に女性器が傷つき血が出ていたこと。
そして、その日の夜に部屋の中でレイプされる<夢>を見たこと。

それが全ての始まりだったという。
その後ずっと生理が不順になり、幾度も悪夢に悩まされたと言う麻奈美。
妊娠検査薬では陰性だが、どんどん膨らむ腹部と悪阻のような吐き気。
ただことではないと思い始めた矢先の三日前、この部屋で寝ていて再び悪夢をみたという。

「あのね…知らないおじさんが部屋の中で私の身体にエッチなことしながら言ったの……」

言葉を詰まらせ、大粒の涙を流して話す麻奈実。

「お腹の赤ちゃんは、私とその知らないおじさんの子だって。時間を止めて私が知らないうちに何度もエッチしたって」

そう告げて、麻奈実は布団をはだけて、俺にボタンが張り詰めるぐらい膨らんだパジャマの腹部を見せた。
麻奈美の腹部は確かに不自然に膨らんでいる。
麻奈美が本当に妊娠?そんなバカな。知らない男に時間を止められて子どもができたって?
俺は麻奈美に向かって冗談半分に『太ったんじゃないのか?』と言っていたことを思い出して自分の発言を悔いた。

「ま、麻奈実……」
「やっぱり信じないよね。おかしいよね私」

目を伏せ、大きく息を吐く麻奈実は、小さく肩を落とす。
ともすれば、そのまま消えてしまいそうな雰囲気すらある。

「俺は信じる。麻奈実が俺に嘘をついたことはないしな。それにお前の顔を見れば分かることだ」

その言葉に嘘偽りはない。俺は全面的に麻奈実を信じることにした。
たとえそれが麻奈実の勘違いや、自己の精神防衛のため<虚言>であっても、俺に対しては<嘘をつかない>はずだから。

「京ちゃん……だってわたし、わたし……エッチしたことないんだよ!それなのに」
「わかってる。俺は麻奈実を完全に信じてる。とにかくだ、俺と一緒に病院に行こう。いますぐ」

そう強く宣言した俺に、何者かが耳元でささやいた。

■闖入

「きょーちゃん、かっけーな。漢だよアンタ」

揶揄するような男の声が俺の耳のすぐそばで聞こえた。

(何者だ?!)

声がでない、いや首も動かせない。

「きょーちゃんに対しては、はじめまして…でいいよね。オレが噂のおじさん。よろしく」

聞いたこともない男の声が確かに聞こえる。
ここは麻奈美の部屋の中だ。たとえ和菓子屋兼住居の家屋とはいえ、他人が勝手に入ってこれる場所じゃない。

「身動きはとれないはずだよ。随意神経系の伝達を止めてるからね。俗に言う金縛りとおもってよ」

確かにその言葉通りだった。俺の身体は一体どうしちまったのか、鋼のようにびくとも動かない。
そのくせ意識は明瞭で、目も耳もそして匂いもはっきりと感じられる。これが金縛りというものだろうか?

その男――麻奈美がついさっき俺に打ち明けてくれた<知らないおじさん>が俺の視界に入ってきた。
メタボ腹に無精ひげ、どこにでもいる様な風体だが、その男は全裸で和菓子屋田村屋の麻奈美の部屋に侵入してきていた。
俺と麻奈実の間に割り込んできた男は、ニヤニヤと笑っている。
目の前に謎の男が居るにもかかわらず、麻奈美はやはり完全に静止していた。
身動きひとつせず、瞬きはおろか息もしていない。
本当に時間が止まっているのか?

「彼女に聞いたよね?オレは時間を自由に操作できる。いまこの<系>で動いているのはオレと君の大脳の意識だけだよ」

事実、俺の身体も世界を構成するすべての動きも止まっている。

「しばらく、自由に喋れないし瞬きもできないけど我慢してね。あとで麻奈美ちゃんの首から上だけ<系>に繰り込むから…」

この中年オヤジの言う<系>ってなんだ、それに麻奈美の首から上だけ自由にするって、まるで意味がわからない。

「噛み砕いていうとだね……今から麻奈美ちゃんとラブラブエッチするから、京ちゃんはそこでじっと我慢して見てて」

『ラブラブエッチ』だと?コイツまさか本当に麻奈美を…麻奈美の身体を……

「ちなみに半年前まで新品処女だったよ。麻奈美ちゃん。ごちそうさまでした。ブハハハ」

ゲラゲラ笑いながら、男は麻奈美のパジャマのボタンを外していく。

「それが、半年後の今はもう、ご覧のとおりボテ腹JKだよ。時の流れは残酷だね〜」

麻奈美の上半身は男の手によって、あっけなく裸に剥かれてしまう。
その間、麻奈美には本当に意識がないのか、一切の抵抗がない。

「ね、ほら。このボテ腹の中にオレと麻奈美の<愛の結晶>が詰まってるわけよ。ね?妬けるっしょ?ね?」

望まぬ妊娠で膨らんだ麻奈美の腹を、ドヤ顔で撫で回す中年オヤジ。
コイツが麻奈美の心と体を苦しめる張本人に間違いないようだ……絶対に許せない。

「それに、ほら。麻奈美ちゃんの生ミルクもね……こんなに出るようになったよ」

むき出しにされた乳房を男が手荒く揉み上げると、乳首から白い液体が染み出してきた。
ついさっき麻奈美から打ち明けられた事実――レイプと妊娠という衝撃的な話は、紛れも無い真実として俺につきつけられた。

(母乳だって? 本当に妊娠してるのか……麻奈美。この半年間ずっとこのオヤジのおもちゃに……)

「すごいでしょ。女の子のカラダって不思議だよね。半年前までキスも知らなかった麻奈美ちゃんがもうすぐママになるなんてさ」

ダッチワイフ同然に扱われ、誰のものとも知れぬ子を孕み、母乳を垂れ流す幼なじみの姿を目の前にしても、俺にはなにもできない。
この男の時間操作の力の前では、叫ぶことも歯噛みすることも許されない。

「というわけで、今から麻奈美ちゃんの意識をコッチに繰り込むから。オレと麻奈美のラブラブエッチよーくみてよね」

ヤツは俺にむかってウインクをしたあと、指を鳴らした。

■傍観

「きゃっ!えっ?うそ……」

麻奈美が驚いたときによくする仕草――目をぱちくりする様子が俺の視界にはいる。

「いやぁっ!!また?またなの?京ちゃん!京ちゃん助けて!!」

全裸の中年オヤジの姿を見てしまたっのか、麻奈美は驚き恐れ、そして俺に助けを求めている。

「あぁ、麻奈美ちゃん。ソイツは止まってるから気にしないで。それに麻奈美ちゃんも首から下は止めてあるから」

ニヤニヤ笑いながら俺を指差すオヤジ。

(麻奈実、違うんだ。俺は…俺の意識は止まってない!!)

必死に声をだそうとするが、俺の声帯はピクリとも動かなかった。

「やだ、やだよぅ……もうゆるして。もうエッチなことはやだよぅ」

あっという間に涙が麻奈美の瞳から溢れて落ちる。
本当に麻奈美はコイツに犯され子を宿していた……その事実が俺を打ちのめす。

「じゃあ、3日ぶりの愛のキスから……」
「やだぁっ…きょーちゃんが見てる…」

麻奈美が俺の顔を見ながら必死に中年オヤジに訴えかけている。

「あぁ、大丈夫だって。コイツは…えっと、幼なじみの高坂京介クンだっけ?完全に止めてるから意識ないよ」

オヤジは俺に言ったこととはまるで正反対の事実を麻奈美に告げ、俺にむかってウインクしてみせる。
麻奈美には俺が目覚めていることを告げず、そしてまるで俺に見せつけるように脂ぎった顔を麻奈美に寄せていく。

「やだ、キスはやめ…んむっ…うぅぅっ」

髪を鷲づかみにして、嫌がる麻奈美を布団に押し倒した男は、そのまま強引に唇を合わせてキスを強要している。
身体の自由が聞かない麻奈美は、男にされるがまま口唇を蹂躙されている。

「んんっ!!むむ…んぅぅっ」

俺の目の前で舌を絡め、唾液と涙を垂らしてむせび泣く麻奈実の姿は正視に耐え難い。
何分も続くような執拗なディープキスから解放されても、麻奈実は逃げ出そうとしなかった――いや逃げられない。

「さっきコイツと話してた内容を聞いたんだけどさ。麻奈実ちゃん、産婦人科いくの?」

ヘラヘラ笑いながら話す男。二人だけの会話の内容を知っているコイツは、やはり特別な力を持っているのか?

「やだよぅ……わたし産みたくなんてないよぅ……」

男が流し込んだ涎を手で拭うこともできない麻奈実は、唾液の糸を引いた状態で泣き続ける。

「なんで私なの……まだ京ちゃんとキスもしてないんだよ。どうして、どうして…」

「そんなに嫌なら、オレの力で産まなくても済むようにできるよ」

口元を邪に歪ませながら提案するオヤジ。この顔はなにか企んでる顔だが、麻奈実は気づいていない。

「だって、もう時間は戻せないって…」
「とっておきがあるのさ。麻奈実が素直になって言う事を聞くならなんとかしてあげるよ」

メタボオヤジはそう言っていきり立ったペニスを麻奈実の口元に押し付けた。

「まずはナメナメあんどゴックンしてよ。オレを満足させたら望みを叶えてあげるからさ」
「うぐ、くさい……う、うぇっ」

滑り光る亀頭を半ば強引に麻奈実の唇に押し込んだ男は、次々と指示を出していく。
身体の自由さえ効けば、すぐにでも助け出せるのに。
俺の目と鼻の先で、薄汚い男の亀頭を舐め回す麻奈実の姿が否が応でも目に入って来る。

「舌を使って…そう竿も先っぽも……麻奈実ちゃん、自室で客をとるデリヘル嬢みたいだね」

風俗嬢呼ばわりされ、嘲笑されても麻奈実は、目を閉じ必死に舌を使って男を満足させようとしている。
唯一自由になる舌と唇で、オヤジのそれを舐め続けている。
しかし、見るからに拙い仕草の口唇奉仕では、なかなか男は射精に至らないようだった。
麻奈実の髪を鷲掴みにしたオヤジは、自分で腰を進めて麻奈実の喉奥深くにペニスを突っ込んだ。

「お、お…ディープスロートいいね。麻奈実ののどチンコにオレのチンコが当たって……」

快楽をむさぼる男と対照的に、麻奈実は喉奥を荒らされ白目を剥いて苦しんでいる。

「だす、だすよ麻奈実〜」

その言葉の意味――何を出すつもりなのかはもちろん俺にもわかる。
麻奈実もなんとなく理解しているようだ。瞳を閉じて眉をひそめて必死に耐えているのがわかる。
俺にも、そして麻奈実にもどうにもできない時間の流れの中、オヤジは麻奈実の喉奥で果て、大量の自分の子種を口の中に放出した。

「ぜんぶ飲み込んでね。いつも飲ませてあげてるから、ザーメンの味はよくしってるでしょ?」

顔をしかめて苦しむ麻奈実。だが男の指示に逆らって吐き出すわけにもいかず、すべて飲み干す。

■和菓子

「はーい。一回目終わり。次は……やっぱ普通にラブラブエッチだよね」
「もうやだよぅ…京ちゃんたすけて……」

すがるような目で俺を見る麻奈実。手を出せば届く距離にありながら、俺は何も出来ない。

「言ったろ、ソイツは全部止まってるから目も耳も頭も動いてないって」

このオヤジはわざと俺に聞こえるように言っているようだ。

「いやだ…もうこんなエッチいやぁっ…」

麻奈実の哀願を無視して、中年男は身体を布団の上に押し倒し、パジャマのズボンとパンティを取り去る。
わざわざ俺に見せつけるように下半身をこっちに向けて、指で麻奈実のアソコをいじりまわし始めた。

「麻奈実の剥け剥けクリちゃんカワイイよ。お風呂で皮剥いてあげたんだよ?」

初めて目にする幼なじみの局部には、皮が半分ほど剥かれたクリトリスが見える。
男の指でこね回される麻奈実の陰核は徐々に充血し、まるで小さな男性器のように膨らんでくる。

「麻奈実ちゃんはホントにクリ大好きだね。いつもハメてるから、性感帯はバッチリ把握してるし〜」

開け広げられた股間を這う男の指が次第に麻奈実を狂わせていく。

「んん…んぅぅっ!!うぅぅ…」

鼻にかかったような声、何かに耐えるような呻き。麻奈実が出す声が次第に艶やかさを増していく。
湿った音が指の動きに合わせて聞こえてくるようになると、もう麻奈実は快感を隠せなくなっていた。

「もうゆるし……ひ、ひぃっ!そこは…ひぃっ!!」

たとえ身体が動かなくとも、剥き出しのクリトリスを責められる快感は伝わっているように見える。
得体の知れない中年オヤジに弄ばれ、愛液を滴らせる幼なじみの姿が、目と鼻の先にある。
いつの間にかシーツに大きな沁みができるほどの分泌液が麻奈実のアソコから溢れ出している。

「さぁ、ハメる準備ができたね。こんな恥ずかしいマンコを京ちゃんが見たらなんていうかなぁ」
「やめて…ひっ…お、おねがいだから京ちゃんのことは……んんぅっ」

快感に溺れながらも俺の名前を聞くたびに、麻奈実は罪悪感に襲われるようだ。

「そうだ、麻奈実ちゃん。お尻が寂しいでしょ?今日は何を浣腸にしようかな〜」

いつの間にか、この男の手に巨大な浣腸器が握られていた。
一体どこから取り出したのか……
しかし、この男が時間を止めることが可能なら、俺や麻奈美に認識させないうちに何かを調達するのも容易なのかもしれない。

「ひぃっ。お尻はいやぁっ!ここではダメぇっ」

俺は半年前のあの日の朝を思い出した。
あの日、通学途中で急にトイレに駆け込んだ麻奈実は、しばらく便所の中に篭っていた。
あれもコイツの仕業だったのだろうか。

「和菓子屋さんの看板娘なんだから、練りアンとかどう?」

その言葉と同時に、どこからとも無く現れた黒いペースト状の物体が浣腸器のシリンジを満たしている。
和菓子屋特有の甘い匂いが部屋に漂っているのが俺にもわかる。

「ひっ…いやぁっ!!」
「アンコのウンコなんて和菓子屋の看板娘らしくていいじゃん」

冗談なのか、本気なのか、この男は次々と異物を麻奈実の腸内に練りこんでいく。

「ほら羊羹とお餅、それに…かりんとうも用意したよ」

ゼリー状の羊羹、弾力性のある白い餅、そして最後に栓をするようにねじ込まれた茶色いかりんとう。

「ギャハハ。麻奈実ちゃん。かりんとうがお尻から見えてるよ。まるで漏れてるみたいだ」

あざ笑うオヤジの言葉通り、肛門から半分頭を出したかりんとうが生々しい。
便意を我慢しているのか、括約筋の動きに合わせてピクピクと肛門のかりんとうが蠢く様子が滑稽にも見える。

■陵辱

「じゃあ、このままハメるからね。お腹の中の時間は流すから腹圧が掛かるよ。がんばって我慢してね」

オヤジがよく分からないことを言っているが、どうやら浣腸の効果を生かしたままにすると言っているようだ。
その証拠に、麻奈実は急に苦しみ始めた。

「ぎぃっ…い、いたい。お腹いたいよぅ」

苦悶に喘ぐ麻奈実を無視して、男はのしかかっていく。
ゆっくりと剛直が麻奈実の秘部に沈む。
オヤジの竿が、麻奈実の媚肉を割り裂いて入っていく様子がはっきりと見える。
目を閉じることもできない自分が腹立たしい。

「ひっ、入れないで!!ひっひっ!!お腹のが…もれ…もれちゃうよぅっ!!」

濡れた秘部にオヤジの抜き身のペニスがスムーズに出し入れされる様子がはっきりとわかる。
完全に麻奈実は男の思うがままに操られていた。
自室の布団の上で、むさ苦しい中年に犯される麻奈実の姿が俺の脳裏に焼き付けられていく。
しかも、麻奈実の口から漏れる吐息が、もう隠せないほど甘く切ないものになっていることが辛い。

「んっんっんっ…んくく……」

湿っぽい音、シーツに広がる沁み、そして麻奈実の悦ぶ声。

「ん…んっんんっ!!やめ…やめっ…んんんっ!!」

オヤジの腰の動きが速くなるにつれて、麻奈実の泣き声が大きく、そして甲高くなっていく。

「感じてるね。イクの?京ちゃん見えてないからイッちゃっていいよ」
「いやぁっ!!わたし…いやぁっ…んんんっ!!」

声とは裏腹に、麻奈実は大きな声を上げ、そして沈黙の後に身体を震わせた。
AVで見たことのある反応を、まさか幼なじみが示すなんて信じたくなかった。
麻奈美が絶頂に登りつめたと同時に、男の方も麻奈美の中に果てたようだった。
白い粘液が秘裂からあふれ、布団のシーツを汚している。

「あらら〜まさか大好きな京ちゃんの前で、オレみたいなおっさんにハメられてイクとはね〜」

オヤジの嘲りの直後、麻奈実の排泄口から異音が響いた。
腸内を水が流れる様な音と、ガスが漏れる音。

「ん…んんっ!!」

麻奈実の絶叫とともに、肛門から頭を出していた<かりんとう>が押し流された。
白い布団に放出される黄土色の液体と異物。
餅をはじめとして、アンコや羊羹がムリムリと押し出されてくる。
そして鼻を突く異臭――紛れも無い麻奈実の排泄物もアンコと同時に排出された。

「ハハハ。イッちゃって油断したね?<和菓子>が出てきたよ?」
「だめ、だめだめぇっ!!」

麻奈実の絶叫は誰に向かってのものか。

「お餅、羊羹にアンコ……それにおや?この臭いのはウンコじゃない?」

ゲラゲラ笑うオヤジと嗚咽する麻奈実、そして声のない俺。
三者三様の思いが部屋の中に渦巻いている。

■再動

「よし、よく頑張ったね。じゃあ約束のあかちゃんの件だけど……」

布団の上で仰向けになり、肛門から液状便をチョロチョロ流している麻奈実に対して男は話しかけている。

「産みたくないんだよな?俺にできることはただひとつ。このまま子宮内の時間だけ止められるんだけど……」

膨らんだ麻奈実の腹部を撫で回しながらオヤジは言った。

「ハァハァ…それって?ずっとこのまま……」
「そう、ボテ腹はこのまんまだね。それに二度と子供を産めない」

俺にはよく分からないが、この男は麻奈実の胎内の時間を止めて産まないようにすると言っているように聞こえる。
それはつまり……。

「やだぁっ!!わたしは、まだ赤ちゃん欲しくない。それに、それにこの子は……」
「そうだよ、このまま一生オレの子供を抱えて生きるか、それとも諦めて産むか」
「約束が…約束がちがう。わたし、わたし言うとおりに……」
「うん、言うとおりにしてくれたね。お陰でサイコーに気持よかったよ。でもオレも嘘はついてない」

傷心の麻奈実に向かって平気で屁理屈をこねる男に、麻奈実は必死に食い下がる。

「せめて、せめて記憶を消してよ。わたしの記憶を消してよぅ……」
「そんなの無理だって。不可逆的な操作はできないんだ。じゃあ止めない方がいいんだね?頑張ってオレの子を産んでね」
「どうして……どうしてわたしが……ん、んんっ」

放心状態の麻奈実にキスをするオヤジ。

「お別れのキスもしたし、バイバイだね。身重の麻奈実ちゃんにはちょっかい出さないから安心してよ」

どうやら本当にこのまま立ち去るようだ。

「ていうか、あのJC……あやせちゃん。すげー萌えー」

その言葉が俺が聞いたオヤジの最後の言葉だった。

身体が自由になったど同時に、奴の姿は忽然と消えた。
いや、消えたというより、アイツが去った後で時間が動いたのか。
俺の目の前の布団の上では、便にまみれ股間からアイツの精液を垂らしながら肩で息をする麻奈実が横たわっている。

「おい、大丈夫か?あの男がそうなのか?!」

俺が言ってはいけない事を言ってしまったと気づいたのは、俺と目が合った麻奈実の顔がみるみる青ざめてからだった。

「え、京ちゃん……なんで知ってるの?」

「ま、麻奈実………」
「見てたの?私がさっき、あのおじさんに言われるがままやらされた事、見てたの?きょーちゃん!!」
「お、俺は…俺は…」

今さら取り繕うことができるはずもない。俺の目を見て麻奈実は全てを悟ったようだった。

「いや゛あ゛ぁぁぁ!!」

麻奈実の絶叫が部屋に響いたとき、俺はすべての真実を受け入れるしか無かった。
大きなお腹と、張り詰めた乳房をあらわにしたまま、眼前で泣き叫ぶ麻奈実を抱きしめることが俺にできる唯一の行動だった。
麻奈実を抱きしめ<だいじょうぶ>と何度も囁く。
俺に対する恥ずかしさと、子を身篭った恐ろしさで暴れ狂う麻奈実のことを想いやる一方、俺の中では、あの男が最後につぶやいた少女の名前が、どうしても耳から離れなかった。
本当にこれで終わりなのかどうか、俺にはどうしてもわからなかった。






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