宇宙刑事シャイダー
シチュエーション


「ふう…元気なお嬢さんだったなあ〜」

不思議獣・メリメリは一息ついて呟くと、宇宙刑事訓練生の
女性・アニーに視線を向けた。
へスラー指揮官の、子供を人形化し殺人マシーンとして養る
「殺人マリオネット計画」の元、人員を集めていたところ
憎き宇宙刑事に嗅ぎ付けられ、シャイダーのパートナーの女に
突撃されたところだったが子供たちと同じく人形化光線を浴びせ、
何とか手中に収めたのだ。メリメリはその獲物をじっくりと観察した。

「あらら〜これはかわいいというより美しいフランス人形といったところだね〜」

そう言いつつ、メリメリは、中年の腹話術師の姿に再び変身すると、
身動き一つしないアニーに近づく。
人形化光線を浴びたアニーは、弾かれた銃を拾おうと、しゃがみこんだ
姿勢で硬直していた。

「こんな格好で戦ったら、大事なところが丸見えだよ、お嬢さん」

そういうと、中年はアニーの足首を掴み持ち上げる。硬直したアニーは抵抗することなく
地面に転がされ、腹話術師に向け、自らの股を見せ付ける姿勢となった。
そのまま、腹話術師はアニーのふくらはぎから太腿へと手を伸ばし、その質感を楽しんだ。

「綺麗な足だねえ。細すぎず、肉感も良いなあ…」

呟きながらも、腹話術師の視線はそのストッキングを履いた美しい足から、
大胆に覗かせる黄色の下着へと移る。そのまま下着の後ろ側から手を滑り込ませると
アニーの形の良い尻の感触と温もりを堪能した。

「おしりも良い形してるねえ…。訓練の賜物ってやつかな〜。」

中年の男性に間近で自らの下半身を揉まれ、股をまじまじと覗き込まれても、
今のアニーは恥じらいの表情一つ浮かべず、視線を宙に向けたまま沈黙していた。
もっとこの女性の肢体を味わいたいが、彼女は先ほど人形化する直前に
腕時計で通信音を鳴らしていた。おそらく相方のシャイダーに自分の位置
でも知らせたのだろう。そうなればぐずぐずしてはいられない。

「ちょっとお嬢さん。場所を移させてもらいますよ。」

無抵抗のアニーを抱きかかえ、耳元で腹話術師は囁いた。

―場所は変わってとある空間。無数の人形達がアクロバティックな動きを
している中心でアニーはブランコをこいでいた。無論、そこに彼女の意思は
なく、優雅な姿勢で無表情のまま、ブランコの慣性運動に身を任せていた。
何ともいえぬ幻想感漂う空間の中、腹話術師はアニーの傍に佇んでいた。
シャイダーが来たらこの光景を見せつけ、女を人質にしようという算段
だったが、予想外に到着まで時間がかかっていた。

「座って待つのも退屈だし、もうちょっと人形遊びに興じてみるかな」

そう呟くと、ブランコを止め、微動だにしないアニーに近づくとそのまま
彼女に抱きつき、彼女の艶のある黒髪に顔を埋めた。

「良い匂いだなあ〜。ホントにお嬢さんは最高の芸術品だよ。」

そこから、アニーの首筋に舌を這わせ耳元で囁く。

「ああ、美しいお嬢さん。もしよろしければ、あなたの唇を味見
させていただいてもよろしいかな?」

返事がないのをいいことに、そのまま彼女の柔らかな両頬をがっちりと
押さえ込み鼻息も荒く、腹話術師は自らの唇をアニーのそれに押し付けた。
硬直しても、アニーの唇は下半身と同じように、奇跡的とも言える
柔らかさを保っていた。その質感、温もりをしばらくの間、腹話術師は楽しむ。
ブランコに乗った姿勢で視線を前に向けたまま、美しき少女は中年男性
のねっとりとした接吻を、声を出すことも無く、受け入れた。
舌を入れられ、歯茎をなぞられ、腹話術師の唾液を口移しで送り込まれても
優雅な姿勢を崩すことなく、無表情のままアニーは、自分の口を通しての
一方的な性行為を甘受した。
数分後、腹話術師が顔を離すと、二人の顔の間に、絡み合った両者の唾液が
銀色の糸の軌跡を紡いでいた。その光景を満足げに見ると、次に腹話術師は
おもむろに自分のチャックを降ろし始めた――。

――それから数時間後。

「はっ…!?んんんんぅっ!」

駆けつけたシャイダーが人形化光線を発していた腹話術人形を破壊することで、
硬直していた子供達は全て元に戻った。当然、アニーも人形の状態から開放
されたのだが、意識が戻った途端、急に襲ってきた違和感に嬌声を上げた。
記憶こそ飛んでいるが、彼女の肉体は確実に官能的な刺激を覚えている。
―何…?口の中が苦い…。毒でも飲まされたのかしら…?―
おそらく、子供達のように固められたであろうことまでは考えが及んだが、
性的な事に関しては鈍いアニーは、その後自分が行われた行為については
想像がつかなかった。
その後、無意識に自分がされた性行為の経験を上書きしたかったのか、
シャイダーに対して積極的に迫るようになるのだが、それはまた別のお話。






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