カチコチとっておき
シチュエーション


小学校の卒業式の時、私はとある性癖に目覚めた。


当時の私は、なんてことない、普通の小学生だった。
男子とかからは美少女だーなんて言われていたが、恋愛には興味が無い、至って普通の女の子。
成績も運動も、身長も胸も中途半端な、そんな子だった。
まだオナニーも知らなかった。

私の小学校は、小学4年生の時から、「在校生」として、上級生の卒業式に参加する事になっている。
勿論、在校生の場合保護者は来ない…が、学校の方針で、この日は私たちも、卒業生が着るようなビシッとした服装にしろと言われていた。
両親の勧めで、私は浴衣を着ていった。


卒業式が始まる前、在校生は卒業生を待つ為に、真っ先に椅子に座る。
私は出席番号の都合上、右側が別クラスの女子になる。
……それがいけなかったのだろう。 雨宮(あまみや)という名字が。

私の隣に座った子は、私と同じくらいの身長…なんだけど、胸は私より少し大きかった。
当時で言う「スチュワーデス」の衣装のような服を着た、ツインテールのベレー帽の少女。
彼女の名前は矢賀持(やがもち)ななは。 噂では子役としてドラマなんかに出ているらしく、余り学校に来ない。
だが、子役としての実力と、そして可憐さは本物らしく、その美貌は男子の間でもしょっちゅう話題に上がっていた。
学校でもドラマでも、いわゆる「普通の少女」の格好しか見た事ない為か、今日のビシッとした服装は、なおさら彼女に新しい魅力を与えていた。


事実、ビシッとした格好をしたななはを見て、私もぼーっとしていた。
隣の席の井野川(いのかわ)さんに呼びかけられるまで、私はななはに見惚れていた。
井野川さん。私の同級生。
彼女もボブカットの可愛い女の子だ。今日はブラウスとネクタイにタイトスカートという格好である。
普段はボーイッシュな格好しかしないスカート嫌いな女の子なのに、馬子にも衣装。なるほど、今日はかなり可愛くなっていた。

話を戻すが、私はななはに見惚れていた。
見惚れると同時に思った。(触ってみたい)とも。
……当時から私にはレズの素質があったのだろう。
10歳の少女は、……母親のエロビデオを覗き見して育った私はその時、説に願った。

(時間よ、止まれ…!!)


刹那、「音」がした。
物に例えるならどんな音かわからないが、「ビシッ」という感じの音が、体育館中に響いた。
その音が余りにも大きく、私はつい席を立ちあがり……そして、ばつが悪そうな顔をして周りを見渡した。
…… 動きは、無かった。
先程まで聞こえていた同級生達の会話の声や先生の説明の声も、その時にぷっつりと切れてしまった。

私が立ちあがったのを見て驚いたのだろうか、井野川さんが驚いた表情で私を見つめている。
見つめているだけで、何か声を出したり手でなだめたりせず、ただ大きな口を開けているだけだ。
「呆けている」とも言いたいが……何を隠そう、彼女は、時間が止められ、動けなくなっているのだ。
私が時間を止めた。
井野川さんは、私に時間を奪われ……驚いた表情で……動かなくなった。

(……あれ?井野川さん、可愛い?)

彼女もまだ10歳だ。 10歳ながら、今日の格好はさながらキャリアウーマンのよう。
幼い少女が大人っぽい恰好をしている……、普段はスカートもはかないような子が、こんな格好をしている。

「……貴方、こんな可愛かった?」

返事はない。井野川さんは大きな口を開けて、私を見つめているだけだ。
私は……賭けのつもりで、彼女の大きな口に手を突っ込んだ。
井野川さんは動かなかった。
今度は服を脱がし始める。 ネクタイを解き、ブラウスのボタンを一つずつ外し……そして、その小さなおっぱいを剥き出しにしてやった。
やはり返事はない。彼女は瞬きもせず、私に服を脱がされたのだ。
勿論、周りの同級生達も動きもしない。 卒業式の前の空間の写真の中に、迷い込んでしまった気分になった。

最初は夢か何かかと思った。が、先程時間よ止まれと念じた瞬間、本当に止まった。
……どちらにせよ、チャンスだ。ここから先時間が動いてなじられようとも、私は……後悔しない!!



今なら分かるが、ジュニアアイドルというものは、親に「脱いでも良い!」と言われて売り込まれるらしい。
だが、当時はアイドルというものは神聖な生き物だと思っていた私は、硬直したななはを見て躊躇した。
彼女は、微笑とも言える表情をして、礼儀正しく座っている。手はおひざだ。
マナー講習のビデオに出てくる女性のように、彼女は服装も恰好も、「ビシッ」としていた。

私は覚悟を決め、そんな聖域に、土足で踏み込む。
上着を脱がし、ブラウスを脱がし、スカートを脱がし、パンツを脱がし…ベレー帽と靴下は残したまま。
地面に大の字に寝かして、殆ど全裸になったアイドルを見て……私は携帯電話で彼女をくまなく撮影する。
そして、自分の「膣」を弄り始める。

「ん……!?」

……カメラまでは理性だったが、中に手を入れたのは、「本能」だ。
だが、膣弄りに理性が気づいても、止めるつもりにはならない、気持ちいいからだ。
これから私は、誰も踏み込めなかったななかをエッチする。
あのAVの女の人達のように。そう考えると、体が熱くなって…わけがわからなくなって。


せっかく裸にしたのに、私はななはにエッチな事をするまでもなく、「イッて」しまった。
最悪だ、と当時は思った。 …それと同時に、先程まで魅力的だったななはの裸体が、一気に「やってはいけない事をした」という気持ちを掻き立てる物体になった。
私はせっせと少女の服装を戻した。 勿論、井野川さんの服装もだ。
そして2人を(記憶の限り出来るだけ)元の状態に戻し……、再び念じる。

「時間よ、動いて。」と。


その後、何事もなかったかのように卒業式は行われた。


5年生になった時、ななはは転校してしまった。
都内の私立小学校に転入するらしい。
調べたところ、その学校には可愛い制服があるらしく、また、自転車で
(似合うだろうな……。)と、私は、再び同じクラスになった井野川さんを「犯しながら」考えていた。
私に時間を止められて、動かなくなった井野川さんは、私専用のダッチワイフ(当時はそんな言葉を知らなかったけど)。
そして……遠いところに引っ越してしまった「ななは」は、私のとっておきだ。


井野川さんで楽しんだ後、時間を止めたまま、別の場所に向かう。
給食の後、この時間が丁度いい。
そして、隠していた自転車で、ななはの通う小学校に向かう。
後は一直線だ。更衣室、女の子が学校内で唯一、乳首や性器をさらす場所。
セーラー服の上を脱いだ状態で固まっているななはを見て、私の体は熱くなった。




小学校の卒業式の時、私はとある性癖に目覚めた。
可愛い女の子を動けなくして、自分の好き勝手にしてしまうという、困った性癖に。






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