美少女戦隊「セイバーファイブ」
シチュエーション


五人の美少女戦士が最後の力を合わせて繰り出した最終闘技。
『セイバー・ウルティメット・アタック』が遂に放たれ、敵の大総統が張り巡らすバリアを突き破った。

「バッ…バカナ!、新世界ノ覇者タルコノ私ガ!!」

轟音を立てて崩れ落ちる大総統の巨体。
それを見つめる五人の顔には、各々抑えきれない喜びと達成感が溢れていた。
ここに美少女戦隊「セイバーファイブ」は邪悪な秘密結社の組織を壊滅させたのだ。

「やったわ!…長く苦しい戦いだったけど、遂に私たちは勝ったのよ!」
「へへ、何度死ぬかと思ったことか!でも僕たちは本当に勝てたんだ…」
「レッド、イエロー。安心するのはまだ早いですわ!
大総統はこの通り倒せたけど、まだ最後に残った幹部が居る」

「そうよ、姑息にもお爺さまの研究を盗み出した挙句、
秘密結社に売り払って、いろんな魔人を作り出した張本人が残ってるよ!」

「…Dr.AZ」
「大叔父様の弟子でありながら悪に魂を売った卑劣漢、
奴の秘匿技術を放置しておけば、後々に禍根を残しかねない。」

ブラックの冷静な発言で、勝ちに浮かれかけた四人の気持ちも引き締まった。
危険を冒してこの秘密海底要塞に乗り込んだのは、これ以上悲劇を生み出させない様にするためなのだ。

「手分けして探しましょう!」

リーダー格のレッドがそう言った時、大総統の遺骸の影から白衣を纏った一人の青年が現れ、
五色の特殊強化服「セイバー・スーツ」に身を包んだ戦士たちと対峙した。

「…その必要は有りませんよ。お嬢さん方」
「!?」
「Dr.AZ!」
「自分から出てくるとは都合が良いや!」
「…残ったのはお前一人」
「大総統を屠った今、貴方との戦いが最後になるとは…まあコースの後の食後酒だと思いましょう」

それぞれ得意技の構えを取る戦士たちに、白衣の男、Dr.AZは全く無防備に近づいていった。
見れば彼が着ているのはシャツと白衣のみ、およそ武装と呼べるものを何も身に着けていない。

「どうした?お前の武器を出さないのか?」
「この期に及んで抵抗するつもりは無いようですね…
大人しく逮捕されるのならば、正当な裁きを受けられるように計らいましょう」
「えー、そんなの有り?」
「ピンク、私たちの目的は復讐でも鏖殺でもない」
「けっ、どうせ死刑だよ、こんな奴」
「フフフッ………」

自分の前で繰り広げられる少女達の会話を聞いて、Dr.AZは思わず笑った。

「何が可笑しいの?」
「いや失礼、勘違いなさっているようだが、別に私は降伏しようとしている訳ではありません」
「何ですって!?」
「ここに顔を出したのは、そちらさんが私のことを姑息だとか卑劣だとか仰られるので、
いささか事情を説明させて頂こうかと思ったのです」

不敵な笑みを浮かべるDr.AZは五人に語りかけた。

「まず初めに、私が桃里教授の研究を盗んだ事になっていますが、
それは誤解…いえ事実とは言えません」
「なにっ?」
「私は十四の時から桃里の元で研究をしていましたが、内的外的措置による人体強化の分野において、
教授から教えを受けたと云えるのは最初の一年程です。その後は私の方が先行していました」
「…」
「控えめに言っても、私は現在の世代で最も先鋭的で柔軟で優秀な頭脳を持っています。
教授は努力家であり、今でも尊敬はしていますが…私と比較するのは無理です」
「にわかには信じがたい話ですね。そもそも教授がこの分野を飛躍的に発展させた功労者でしょう?」
「ああ、その手の論文と研究結果は僕が代作しました」
「ええっ?」
「嘘だぁ!」
「嘘ではありません、強化細胞制御、新世代補助電脳、超々小型ジュネレーター、特殊機能新素材等々…
これらは私が完成させました」

「!?」×5

全員が驚愕するのも無理はない。
その技術は現在五人が着ているセイバー・スーツの誕生の根幹となったテクノロジーなのだ。

「ただし私は桃里教授とは違い、数多くの研究員を統率するとか、彼らを指導し研究結果を集約するとか、
予算を有効に分配するとか、講演や教授会などに出席して世俗と良い関係を維持するとか…
そういった才能には恵まれていませんでした。
だから私は教授との提携関係を極秘に維持していたのです」
「しょっ、証拠はあるでんすの?」

ブラックこと、黒澤瑛理がそう詰問する。
彼女の実家が経営する黒澤グループは、セイバーファイブのスポンサーであり、
現在も桃里教授に多額の資金援助をしているのだ。

「証拠?それは後でお目にかかるとして、次に私がなぜこの結社に加入したかお話しましょう」

五人とDr.AZはそう歳が離れているわけでもない。
将来を嘱望されていた若き研究者として名前は知られていたが、彼の言葉が真実ならば、
一体なぜ邪悪な組織の一員となったのか、少女たちは押し黙って次の言葉を待った。

「最初の数年間はその体制も巧くいっていたのですが、しだいに行き詰まりを見ることになりました…
原因は簡単。それ以上の結果を出すためには、どうしても当時の法的、倫理的規制で出来ない実験も
実施する必要があったのです。
しかし、教授は自分と職員の経歴に傷が付く事を恐れる慎重な方でした。
私は教授と袂を分かって、もっと自由に研究を行える場所を模索するほかありませんでした」
「それが、世界制覇を計画していたこの秘密結社ですね」
「ご明察」
「自由にって…結局は表に出せない人体実験だろっ!?」
「まあその通り、そうして私は研究を進めることができました」

眉一つ動かさず、青年は答える。
その実験の裏でどれほどの犠牲が出たかなど、まるで匂わせもしない。

「ただ私も若かったですから、裏で自由に研究できるという事のデメリットを考慮していませんでした」
「デメリット?」
「いかに私がそれまで出来なかった実験から新発見をしても、
そこでは発見を他の分野にフィードバックする事が難しかったのです…」

ここに至って、初めてDr.AZは恥ずかしそうに顎を撫でた。

「私は、凡人が一生かかっても到達できない着想を半日で掴むことも出来ますが、
世間には、凡人程度でも百人集まれば一年位で出来る作業もあります。
人類の発展において、天才を助ける数多の凡人たちの活躍が欠かせないのです。
そして少数精鋭・秘密主義の結社では、公開できない機密を抱え、逆に行き詰まってしまいました」

組織の首領の骸が転がる大総統の間で、六人の対話は続く。

「そこで密かに、私はある計画を立てました。
再び私の研究結果の一部を桃里教授に渡し、組織の外部で研究してもらおうと…
いうなれば研究の外注ですね」
「ええっ!?」
「そうして強化戦闘服の基礎理論とプロトタイプ他がそちらの物になったわけです。
その際に若干教授の記憶を操作して、これまでの私との提携関係を忘れて頂き、
全て自分で作り出した、私はそれを盗み出した…という記憶に差し替えさせて頂きました」
「そっ、そんな…」
「おや、信じられない話でしょうか?しかし二月ほど前に記憶操作によって
各国の要人を操作しようとした魔人と闘った筈でしょう?当時あの程度の技術は既にあったのですよ」

強化スーツのマスクの奥で、驚愕した面持ちで敵の幹部を見つめるセイバーファイブ。
彼女たちの武器が敵からもたらされたという話も驚きだが、
それを淡々と語る相手の真意は、いまだ図りかねていた。

「それでは、結局貴方は自分が作った技術で自分の首を絞めることになったのね」
「いや、その認識も正確ではありません」

課題に回答を出した生徒に駄目出しするかのように、白衣の天才科学者は片手を振った。

「教授がその技術を使い、結社への対抗勢力を組織する事は想定内、いえ望む所でした。
案の定、教授は黒澤オーバーテクノロジー社へ接近し、貴女がたを結成した」
「?」
「強い需要が無い技術は発展しない物です。
戦争が軍事技術を促進するのも、必要があるからです。貴女がたと結社との抗争によって、
結社も強化戦闘服及び魔人改造に本腰を入れるようになり、私にとって非常に有益でした。
実戦を経験することで、互いの技術を切磋琢磨出来たのですから…やはり人間協力が大切です」

「くっ!」

余りに利己的な発言に、レッドはブラスターを抜き、銃口を目の前の男に向けた。

「じゃ…じゃあ、全てお前が仕組んだっていうのか?
この戦いで、罪も無い何人もの人が犠牲になったというのに」
「仕組んだというのも正確では無い気がしますが…発端部分に関与しているといえば、その通りです」
「貴方は責任を感じないのですか?自分の開発した技術で多くの人に悲劇をもたらした事を」
「感じる事はありませんね。私は科学者です。
先程そちらのお嬢さんが悪に魂を売った、と仰ったが、
大宇宙の内外を律する真理を知ることが出来るのならば、魂など幾らでも誰にでも売ります」

呆れるほど平然と、男は言い放った。

「そもそも私がそちらに技術を供与しなければ、世界はとっくに結社が制覇していた所ですよ?
おまけに何の敵意もそちらに抱いていない。
私なんかに銃を向けないで、このまま帰還して皆さんで平和を祝って下さればいいのです」
「ふ、ふざけるなあっ!お前だけは許せない」
「ふう、赤橋のお嬢様は頭に血が上りやすい質だと聞いていましたが…どなたか止めてくださいよ」

本来武器も持たない非戦闘員を射殺するなど、正義の味方を自認する彼女たちには許されない行為だ。
だが、仲間の四人は誰も止めようとはしなかった。

「ひどいとは思いませんか?武器も敵意も持っていない私を一方的に撃つなんて…
それでは、あそこに倒れている大総統と同じですよ?」
「黙れーっ!」

カ シ ャ ッ

激情に駆られるまま、レッドは引き金を引いた。
しかし、ブラスターから放たれるはずの閃光は無かった。

(えっ?)

マスクのディスプレイに写されたエネルギー残量を確認する。
大総統との戦闘でかなり消耗していたが、ジュネレーターには若干の残りがある筈だった。

「そんな…」

思わぬ展開に声を詰まらせるレッドの脇を、青い影が一瞬で駆け抜けた。
そして、その影は白衣の男の手前で固まった。

「ぐっ?」

セイバーブルーの超瞬動攻撃は、改造魔人でさえ避けられない。
だが、その必殺の拳は、最後の踏み込みへと移行する直前で停止した。

「全く…本当に貴女がたは酷い人だ。私を本気で殺す気でしたね」
「馬鹿な…」
「これが先程言った『証拠』です。
貴女がたの纏うセイバー・スーツには、設計者を攻撃できない制御プログラムがかかっているのです」
「なんだって…」
「黒澤のお嬢さん、貴女は知っていますよね。
『敵に装備が奪われた時のために、セイバー・スーツの中枢にはBlackBoxを搭載してある』
そう桃里教授は言っていたでしょう?
…あれは教授も内容を知らない、私だけの秘匿技術が使われていた部分なのですよ」

全員信じたくは無かったが、現にレッドのブラスターは発射されず、
ブルーはDr.AZの前で彫像のように固まっている。
全身を覆ったスーツは装着者の意識、動作を察知する形で自在に動くはずなのにである。
さらに心中に蠢く疑惑は、続いてDrが取った行動で確信に変わったのだった。

「立ち話も疲れますから、私は座らせてもらいますよ。
ブルー、床に這いつくばって椅子になりなさい」

その言葉を発した瞬間、ブルーこと青山葵の体は動いた。
だがそれは装着者の意思によってでは無い

「なっ…」

普段はクールで無口なブルーには珍しい驚きの声をあげ、その体は床に四つん這いになった。

「とまあ、この通りです。
ご存知の通り、セイバー・スーツは強化外骨格と補助筋肉の両方の性質を持つ装甲戦闘服ですが、
その制御装置のBlackBoxには、暴走した場合の緊急用システムとして、
設計者の命令を最優先で受け入れるプログラムが入っているのですよ」

青い人間椅子と化したブルーの背中に、Dr.AZは腰を掛けた。

「貴様っ」
「こいつ、絶対許せないっ」
「威勢の良いのは結構ですが、貴女たちのセイバー・スーツも停止させて頂きます。
直接攻撃は出来ないとしても、天井を壊されたりしたら落下物で危ないですからね」

絶対的優位に立つ者の余裕の笑みを浮かべ、白衣の科学者が宣言すると、
残り四人の体もピクリとも動かせなくなった。
セイバー・スーツは常人以上の身体能力を行使でき、過酷な戦闘行為に耐えるよう頑健に造られている。
これまで戦いの中で自分の身体を護ってきた強化スーツが、今や動きを封じる拘束具となったのだ。

「あうっ…」
「何てことですの、ここまで来て…」
「くそったれ、正々堂々と勝負しろぉ」

ようやく動かせるのはマスクの下の口だけだ。

「…この期に及んで正々堂々とは。

言っておきますが、私はかなり腹を立てているんですよ?」

眉間に少しだけ皺を寄せて、Drは言葉を続けた。

「この機能を使えば、大総統との戦闘中にだって貴女がたを殺すことは容易でした。
でも私は科学者として、自らが世俗の大儀を決定するべきではないと思い、介入を控えていました。
それに引き換え、貴女がたは『危険だから』『自分の信条と異なる行動を取るから』
と考えて、敵意を持たない人間を抹殺しようとしましたね。これはかなり許しがたい行為です」

「…」
「だから私は貴女がたに対する配慮を完全に放棄します。
全員これから死ぬ位酷い目に会ってもらいましょう」

Drが指を鳴らすと同時に、レッドの身体が後ろに倒れた。

「レッド?」
「お姉ちゃん!?」

セイバーたちはヘルメットと頸部スーツが在る限り、銃弾を喰らっても鞭打ちにすらならない。
だがそれは通常の場合である。
この状況に至って、その機能が平常のように作動しているかどうか…
イエローとピンクは思わず叫び声を上げた。

「ヘルメット、マスク、off」

そうDr.AZが言うと頭部装甲が即座に消縮し、レッドこと赤橋紅子の顔が外気に晒された。
彼女の表情に苦痛が見られないことに、仲間たち喜んだのもつかの間であった。

(フォームコード、geLa01a[wmdp…)

ブルーの背に座った怒れる科学者が、脳内の電脳通信装置を通じてコードを指定する。
すると、仰向けに倒れたレッドの身体は強化スーツによって強制的に姿勢変更され、
両脚を開いて相手に股間を見せる体位へ変化した。

「なっ何よ、これ!?」

全身の力を振り絞って脚を閉じようとするが、生身の身体で動かせる強化スーツではない。
駆動システムの働かないスーツを着るのは、
鋼鉄で鋳造された服で全身を固定されているに等しいのだ。

だが、この程度の恥辱はまだ序の口であった。

「スーツオープン、Excretion」
「えっ!?、嫌あー!!みっ見ないでえー!?」

Dr.AZの命令に従って、紅子のスーツの股間が開かれた。
この機能は、スーツを来たまま用を足すために股間部分の結合を開放するコードである。
装甲繊維の伸縮により、紅いスーツの裂け目からセイバーレッドの白肌が、仲間と敵の視線に晒される。

「こちらの調査が正しければ、セイバーファイブの皆さんは全員処女だという事ですね」

跪かせたブルーの背から立ち上がり、Drは己の股間から一物を取り出した。

「では、お仲間の皆さんの前で、セイバーファイブのリーダー、赤橋紅子さんの処女を私が頂きます」
「やっ止めてえ!」
「駄目ー、そんなことは許しませんよ!」
「きっ貴様ぁ」
「ああっ…お爺さま、助けて!」
「Shit!」

五人が其々叫び声を上げるが、彼女たちに出来る抵抗はそれだけである。
そんな美少女たちの悲痛な叫びを浴びながら、横たわるレッドの股座に、初めて男の手が伸ばされた。

「汚らわしい手で触らないでっ」
「…」
「ああっ」

美少女の抗議を無視して、Dr.AZの指は未だ異性に触れらた事のない秘裂を押し開いた。

「まあ上出来ですね、これなら十分使えるでしょう」
「駄目駄目、そんな事しないで!触らないで!いっそ殺してー!」
「殺してくれと頼んで、殺してくれるような敵は、かなり優しい敵ですよ?
そして私はそんなに優しい方の人間ではないと自覚しています」
「イヤァー!!?っ指離してぇーー!!!」

男の指が裂け目の上部に存在する突起を摘むと、紅子はあらん限りの声で叫んだ。

「ああ、紅子さん…」
「レッド…」

仲間達が聞いていることも忘れて叫び続ける赤橋紅子、
だが、自分も仲間もまさに陵辱されようとしている彼女を救うことは出来ないのだった。

(ふむ、初めてだから愛液の分泌が少ない。
だらだらと前戯に時間をかけるのは趣味ではないので、少々操作………
補助電脳操作コード、kfc.akl;a………)

「ああぅんっ?」

Drが脳内通信で命じたのは、セイバーたちの脳機能とリンクして活動する補助電脳装置であった。
彼女達が戦闘スーツを使いこなせるのは、このシステムの力が大きい。
このシステムを使わずにスーツの力を発揮すれば、三半規管の混乱、内臓負荷による嘔吐感、
脳内物質によるショック防止、無理な体勢を取ろうとした時の姿勢補正等、
超人的身体能力の行使による様々な弊害を緩和することが出来るのだ。

(分泌腺を亢進する脳内物質、及び神経への電気的刺激を実施…)

もちろん目的はあくまで戦闘活動の補助であり、システムが装着者の身体に悪影響を及ぼさないよう
限界値の設定や使用機会の限定等配慮がなされている…
設計者による強制介入時以外には。

「あうっ」

(どうして?こんなっ溢れてきちゃう〜っ)

「濡れてきましたね、赤橋さん。ではこの分泌液を私の生殖器に塗らせて頂きます」

縦に裂けた美少女の裂け目に合わせ、男根がぴったりと付けられる。
秘唇からこぼれる愛液により、男の一物も少しづつ濡れていった。

「ぅいやぁいやいやいやぁー駄目駄目ーっ!」

もやはレッドの拒絶の言葉は脈絡を失っている。
ただ駄々っ子のように泣き喚き、男の行為に嫌悪感を表すだけであった。
だがその間も、男が擦り付けてくる性器の先端が肉芽を擦るたびに、悲鳴に甘い嗚咽が混じった。

「頃合ですかね…」

一度腰の動きを止めると、女陰の汁が十分に男根に付いていた。
その硬くそそり立つ生殖器を、Dr.AZは躊躇無く少女の割れ目に突き立てた。

「ひぃっ!」

ぶちぶちと割ける感触も一瞬のこと、Drの男根は身動きできぬ少女の膣の中を捻じ込まれていく。
己の意思にそぐわない初体験を強要されながら、レッドの身体はほんの少しも動くことは出来なかった。

(さすがにキツイ…これではどちらに苦痛を味あわせているのか分かりませんね)

その気になれば臀部の筋肉を弛緩させて、もっと簡単に挿入できたであろうが、
これは自分を殺そうとした美少女戦士たちへの懲罰であると思い、あえてそうしなかったのだ。

「どうですか、皆さん。この通り貴女がたのリーダーは皆さんに先駆けて女性になりましたよ?」
「…」

全員が掛ける声も無く二人を見ていた。
正確には顔を背けることも出来ず、そちらの方向に顔を向けさせられていた。
目を閉じても、聴覚ユニットを通じて二人が交わる音声が聞こえてくる。
何と言うことか、大総統を成敗したというのに、全員が急転直下性の地獄に突き落とされたのだった。

「ううっ、もっもう気が済んだでしょう?抜いて、お願いよぉ…」

普段の気の強い姿は微塵も無く、初めての陵辱に涙する女学生に戻ったレッドは、
自分の胎内奥にまで串刺しにした敵に哀願した。

「まさかコレで済んだと思ってるんですか?」
「いっ痛い!」

男の腰が揺さぶられ、割かれた膣口に苦痛を与える。

「射精するまでが性行為ですよ。貴女の子宮の中に私の精液を注ぎ込まなければ」
「そんなっ駄目、それだけは許して!中には出さないでーっ!!」

少女の泣き言を無視して、注挿は続けられる。
拓かれた直後のきつい締め付けであったが、
分泌腺調節と流血によって助けられた挿入は次第にスムーズになっていく。

「ふむ、子宮口はこの辺ですか…」
「ひぐっ、ひぐぅっ」

すでにレッドには男と会話する気力も無い。

「じゃあ行きますね」

目的地を確かめたDr.AZは、少女の股間へ最後の突き入れを続ける。

「ぎゃうぅー!!」

内臓まで突き上げられるような苦痛に、レッドは絶叫した。
だが、幸いなことに肉体的苦痛は長く続かなかった。
熟れていない膣壁に擦られる締め付けに、Dr.AZはついに少女の膣内で精を放ったのだった。

「イヤァっ!出てるっ私の中に出されてるぅっー!!」

四人の仲間に聞こえる絶望の声を上げながら、レッドへ陵辱は終了した。

「ふう、さて次は…」

身動きの取れない、いや、スーツが拘束しなくても動けないほどに疲労したレッドの身体から身を離し、
Dr.AZは己を撲殺しようとし、その罰で人間椅子になっている少女、ブルーを振り返った。
そのとき、彼に断固とした威厳の篭った美声が掛けられた。

「およしなさいっ、ブルーを陵辱するのならむしろ私を犯しなさいっ!」
「ブラック?」
「クロちゃん!?」
「私は黒澤グループの一員、そしてこのセイバーファイブの責任者です。
ブルーの責任は私の身体で取ります。だから他のメンバーには手を出さないでっ」

セイバーブラックセイバーファイブを支援する黒澤グループの経営者一族の出身である。
お嬢様育ちの彼女であったが、正義感と責任感はだれよりも強い。

(御免なさい、父様、母様、徹さん…でも私が責任を取らなければ………)

婚約者のいる身でありながら、その覚悟は賞賛されてしかるべきであろう。
例え無意味な申し出であっても。

「良いですけど、私は貴女がた全員犯すつもりですから、順番が変わるだけですよ?」
「なんですって!」
「貴女たちは『五人の心が一つになれば、悪を滅ぼす正義の刃・セイバーファイブ』でしょう?
おまけにレッドとブルーが襲い掛かってきたときに、止めずに見殺しにしましたよね…
黒澤さんも青山さんも黄瀬川さんも桃里さんも、全員に責任を取ってもらいます」

美少女戦隊セイバーファイブの最期は、まだ始まったばかりであった。






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