マナブとシンジ
シチュエーション


A学園。
マリは学園の女王として君臨していた。
その美貌と、超強気な性格によるところが大きい。
他の男子も女子も、ほんの少し刃向かったならば、容赦ない制裁が加えられる
ことを自覚していた。

新学期、新しい1年生が入ってきた。
みな、上級生のマリの存在は事前に知っていて、登校初日から彼女に目をつけられない
ようにと、用心に用心を重ねていた。

その日、
マリは実に優雅に、傲然と、廊下を歩いていた。
周囲の生徒は、無意識に道を空ける。
至極当然というが如く、悠々と歩を進める。
彼女のオーラを裏打ちするのは、自らに対する絶対的な自信である。

ある男が彼女の前に立った。
とても背が高く、鍛え抜かれた体躯の男だった。
新入生のマナブである。
不敵な笑みを浮かべている。

周りの生徒がざわつき始めた。
あからさまにマリ先輩の歩みを止めた!なんたる無礼!
マナブにも独特の雰囲気があるものの、この学園でのタブーに踏み込んでしまった感は否めない。

マナブはにやりと笑いながら、その場を動こうとしない。
マリは当然よけることなどしない。そんな行為は、彼女にとってまったく必要のない行為なのだ。
よって二人は数秒間、対峙したままである。

「マリ先輩、はじめまして」
「どいて」
「いやはや噂に聞いたとおり、強気な人だなあ」

マナブの粘着質な言い回しに、周囲は騒然とし、マリは眉間に皺を寄せた。

「あんた、私が誰だかわかってる?」

最後のチャンスだとばかりに、強気に言い放つマリ。

「ええ、いまからあなたをレイプしますから」

信じられない光景だった。学園の常軌を逸している。
マリはあからさまに不快な表情をした。

「こんなバカがいるんだ」

と呟く。

そのとき、周囲のざわつきが異様さを増した。

「え?」

思わずマリが戸惑った。

目の前にマナブがいる。
それとは別に、自らの下着越しに、誰かの指の輪郭を、肛門に感じたのだ。
マナブは相も変わらず笑っている。

なんと、マリは体ごと浮いてしまった。
なんとか必死につま先を地面につけようとするが、届かない。
体表に感じる刺激は、肛門に挿入されているであろう誰かの指の感触のみ。

つまり、彼女は背後から誰かに肛門に指をひっかけられて、持ち上げられているということになる。
周囲の悲鳴にも似た驚きが、なおさらその光景を連想させる。
それはそうだろう。
学園の女王である自分が、そんな姿を晒すなんて、自他ともに信じられない。

「動かせ」

とマナブが合図を放つ。

するとすぐさま、マリは肛門の中を、掻きまわされる感覚に陥った。

「あ…ぁ」

つい喘いでしまう。

刺激は続く。
マリのつま先はヒクヒクしている。
顔面が火照るのを感じる。
刺激は続く。

「うぅ…」

表情を崩すのだけは、自尊心のダムでなんとか堰き止めていた。
眼前には、マナブが泰然とこちらを眺めている姿が見えた。

「さあ、マリ先輩。許しを乞いてください」
「あぁ…な…なんなの…ぁ」

女王のマリ先輩が、スカート越しとはいえ肛門を弄られている姿に、
幾人かの生徒はすでに勃起を終え、射精していた。

「さあ、言え」

圧力をかけるマナブ。

必死に堪えるマリ。しかし、もはや我慢の限界だった。

「や…め…てぇ」

絞り出すように言ってしまった。

刺激が止み、体は地に降ろされた。
紺色のハイソックスに包まれた足がガクガク震えている。
それを見て、満悦のマナブ。

「女王も一瞬で堕ちたな」

顔を俯けて、何も言えないマリ。
すると、背後にいた男がマリをむりやり振り向かせた。

「マリ先輩、自分のお尻の匂い、嗅いでください」

爽やかに、卑猥な言葉をぶつけるその男の名は、シンジ。
シンジは、半ば放心状態のマリの鼻先に、自らの中指を近づける。
息を飲んで見守る生徒たち。

下着越しとはいえ、自分の全体重をもって肛門を押しつけられた指先。
おそるおそるマリは匂いを嗅いでみた。

「いやあぁ…」

はっきりと排泄物の臭いが漂ってきた。

実は数分前にトイレに行ったばかりだったのだ。
恥辱の沙汰だ。

シンジは自分でも指先の匂いを嗅いでみる。
哀願するような表情のマリを尻目に、

「ちゃんとウンコ拭けよ」

と冷たく言い放った。

マリのプライドは崩壊した。

息つくひまもなく、マリは背後から自らの下着がずり降ろされたのを感じた。
マナブがやったのだろう。
膝のあたりまでずり降ろされた純白の下着は、公衆の面前に晒された。

学園の女王の下着の裏地は、茶色い分泌物に塗れていた。
先ほどの刺激で、大いに汚れてしまったのだ。

その後、学園の女王マリを壮絶に追い詰めたマナブたち。
自らの汚れた下着や蒸れたハイソックスを口に詰め込まれ、
マリは悲惨な最期を遂げてしまった。
あまりにもあっけない幕切れ。

季節は変わり、A高校の文化祭。
今年はなんと、人気絶頂のアイドル「徳澤愛里」がやってくるという。
マリをいとも簡単に陥落させた自信からか、
マナブたちは次のターゲットに愛里を選んだ。

ブラウン管や銀幕で麗しい魅力を放つ別世界の女。
どこか気の強そうな性格を匂わせる瞳も魅力のひとつといえる。
こんな女の、苦悶の表情を見たら、どれだけ気持ちが昂ぶることだろう。


文化祭当日。

愛里目当ての生徒たちが男女構わず講堂に犇めきあっている。
異様な熱気が、彼女の登場をまだかまだかと急かしている。

舞台裏で、その熱気を感じながら待機している愛里。
勢いに乗っている自信からか、足を組んでイスに腰掛けて、
周りのスタッフにあれやこれやと偉そうに文句を投げかけている。

「あーあドラマの撮影で昨日からシャワーも浴びてないし、バスの中で
仮眠とっただけで、すっごくしんどい。ちょっとトイレ行ってくる」

気儘に喋り続けて、気まぐれに立ちあがって、トイレに向かう愛里。
スタッフもほとほと扱いに困っているようで、誰も我関せずだ。

講堂裏のトイレに入る愛里。
鏡で自分の顔をチェックして、やはり私はとても可愛いな、と微笑んだ。
黒のタイトブーツに包まれた細足で屹然と歩を進め、個室に入る。
鍵を閉めて、用を足そうかとした瞬間、

上から一人の男が降ってきた。マナブである。
一瞬、呆気にとられる愛里。

「初めまして。騒いだら殺すよ」

雲霞の如く現われて、すぐさま脅迫に移るマナブ。
しかし愛里は、そう簡単には怯まなかった。

「ばかみたい。私に指一本触れてみなよ。脳天貫かれるよ」

マナブを一瞥して、鍵を開けようとする愛里。

だが開かない。

「開かないよ。愛里ちゃん」

ドアの向こうから別の男の声が聞こえた。
シンジである。
少し狼狽した表情で、もう一度マナブを見る愛里。

「なんなの、あんたたち」
「いまからきみをレイプするんだよ」
「は?私が誰だかわかってるの?」
「いまこの国で、一番可愛い女の子だろ」

マナブはそう言って、愛里の口の中に強引に自らの人差し指を突っ込んだ。

「はうぅ…」

思わず呻く愛里。
マナブの腕を掴んで、なんとか口から指を出そうと尽力するが、
そこは所詮、女の限界である。
鍛え抜かれたマナブの腕力と指遣いに圧倒されるばかりである。

愛里の抵抗は数分続いたが、もうへろへろである。
マナブの指にまとわりついた自らの唾液が、自らの鼻先に当たって、
すっかり唾臭くなってしまっていた。
まさにそれがマナブの狙いで、
高慢な美女に、己の恥臭を嗅がせているのだ。

「うぅ…」

言葉にならず悶絶する愛里。

マナブはふいに指を退けた。
愛里は長い間、水中に潜っていたかのように、プハァと息を吐いた。
マナブは指についた絶世のアイドルの涎を鷹揚に眺め、
彼女を辱めるようにゆっくりと匂いを嗅いだ。
さすがに恥ずかしいのか、愛里は目を反らした。
まさか自分の涎を…他人に嗅がれるなんて…

「僕は匂いフェチでね…」

ゆっくりと語りだすマナブ。
その視線は、愛里の艶めかしい脚に注がれ出した。

「きみみたいな美女がどんな匂いを醸し出しているのかなあ、なんて」

愛里はとてもいやな予感がした。
昨日の撮影現場から、ブーツは履きっぱなしなのだ。
しかもストッキングに包まれた脚に密着するタイプである。
ファッションリーダーとしての自覚もある彼女にとって、
脚のラインを美しく見せるためには、当然のチョイスだった。

「な…なにをする気!?」

マナブの視線に屈辱の光景を想定した愛里は、慌てふためいた。

そのとき、突然ドアが開き、愛里は背後から雁字搦めにされてしまった。
思わず大声を出しそうになったが、マナブの持っているナイフを視界に捉え、
断念した。
マナブは小刻みに震えている愛里の足を見つめる。
ストッキングとブーツに包まれ、これからの凌辱に怯える脚。
マナブは満面の笑みを浮かべ、屈んだ。

「ああ…」

悶える愛里。

ゆっくりとした手つきで、片方のブーツのファスナーを下ろすマナブ。
男に捕らわれているという諦念からか、愛里は半ば抵抗を止めていた。
ファスナーを下ろしただけで、なんともいえない臭気が漂ってきた。

「くさい」

と一言、マナブ。
顔を真っ赤にして必死に堪える愛里。

ブーツは脱がされた。
半日以上履かれていたからか、愛里の恥ずかしいコンプレックスなのか、
後ろから押さえているシンジにもわかるほど、
蒸れた足の匂いがその場に充満した。

「愛里ちゃん、芸能人のくせに足臭すぎだろう」

ブーツの中身を彼女の顔に翳しながら、羞恥の言葉を浴びせるマナブ。
苦悶の表情を浮かべる愛里。

「だって…昨日から…履きっぱなしでぇ」

嗚咽する愛里。

「へえ、体も洗ってないのか?」
「あ…」

しまった、相手を欲情させてしまう発言だった、と自戒する愛里。
マナブはスカートを捲り、一気にストッキングと下着をずり降ろした。

愛里の秘部が晒された。
抜群の嗅覚をもつマナブは、すぐに小便の匂いを感知した。

「ほんとうだな、オシッコくさい」
「お願い、もう言わないで…」

マナブはずり下ろした愛里の下着の裏地に目をやった。
一日、履き続けていたことを思わせる黄ばんだ染みがそこにあった。

「下着もすごく汚れてる…おまえほんとうにアイドルか?」
「いやああぁぁ」

絶世のアイドルまでもあっさりと姦したマナブとシンジはある人の元へ向かった。

小柳リサ。
そう、二人の上に君臨する、大富豪の令嬢である。
彼女はその異常なまでのサド気質から、世を濶歩する他の生意気なS女に
マナブとシンジという高性能の男共を用いて愉快な制裁を加えていたのだ。
マリにしても愛里にしても、小型カメラで堕落の一部始終を撮影するように
と命じていた。

リサはその日、趣味のスケートを愉しんでいた。
リンクにマナブたちが姿を現す。
それに気づいて舞を止め、マナブたちに近づく。

「どうだった?」
「今回も楽勝でした。あの女、テレビではかっこつけているけれど、
足は臭いわ、パンツは染みだらけだわ、口は臭いわ、終いにはオシッコまで
漏らすわで、もはやプライドの燃えカスすら残っていないでしょう」

実に満足げに話すマナブ。
その報告を聞いて、リサも愉悦の表情を浮かべる。

実際に撮影した映像で、愛里への凄惨な仕打ちをリサに見せつけるマナブ。

「ふふ。よくやったわ。あなたたちも成長したわね」

余裕の態度で、マナブたちを褒めるリサ。

マナブはじっくりとリサの姿を見る。
今日の彼女は、女子フィギュアの選手のように、妖艶な衣装を身に纏い、
いつも以上に美しかった。
すでに何時間か滑っていたのだろうか、きめ細やかな肌に、うっすらと汗が滲んでいた。

マナブの視線にリサが気づく。

「私に見惚れるなんて、まだ百年早いわよ」

と言い放った。

なんたる高慢。マナブの全身にゾクゾクと刺激が伝った。

「すみません」
「そう。素直に謝ればそれでよし」

リサは幼い子を嗜めるように言って、リンクの外に出た。
しなやかな太腿、足元をキュッと覆うスケート靴、肌に密着した衣装。

マナブはもはや自らに絶対的な自信を持っていた。
シンジに目で合図をする。
リサを見ると、ベンチに腰掛けてスケート靴の紐を解こうかというところである。
彼女の前に立ち、彼女を見下ろすマナブ。
それに気づいて見上げるリサ。

「私、見下ろされるの嫌いなの。退きなさい」

リサは微塵の躊躇いもなく言ったが、マナブは動かない。それどころか、シンジも隣に立つ。

「あなたたち、なにか勘違いしているようね」

マナブはリサの髪を掴み、ベンチから立たせた。
下僕たちのまさかの反乱に、少し驚きを見せるリサ。

「リサさん。あなた、自分がどれだけ卑猥な格好をしているのか、自覚しているんですか?」

にんまりと問いかけるマナブ。
毅然とした表情で、「いい加減、ふざけるのはやめるのよ」とリサ。

「あなたたちは私の下僕…」

とリサが言葉を続けようとした瞬間、

堕ちるところまで堕としまくって、その後鎖に繋がれて飼われているいる所まで見たいな
まさか女王リサがビデオコレクションの仲間入りしようとは夢にも思っていなかっただろう
どんな辱めを受けるのか楽しみです

リサは股間に何かが突き刺さるのを感じた。
それを視認するひまもなく、リサの体は浮いた。
背の高いマナブと同じくらいの目線になった。
正面切って見たマナブの顔は、これ以上ないくらいの笑みに充ち溢れている。
リサは下を向くのを躊躇した。
なぜなら、自分がいまされている行為はほぼ見当がついたからだ。

(わ…わたし…こいつに指一本で持ち上げられてる…?
しかも…アソコに指を入れられて…)

究極のSを自負するリサにとって、俄かに信じ難い展開である。

「あれ?リサさん、表情から余裕がなくなってますよ」

なぶるように言うマナブ。

「ほらシンジ、見ろよ。このリサさんの顔」

そう言われてシンジもリサの顔を覗き込む。

「ほんとだ。ほらリサさん、ぼくたちこんなに見つめてるんですよ。さっきみたいに、ぼくたちを侮蔑してくださいよ」
「ばかね。あなたたちみたいなイヌにかける言葉なんて…あぁ…」

リサが強気な言動に踏み切ろうとしたとき、マナブはわずかに指を動かした。
リサはあまりの刺激に、言葉を続けられない。

(す…すごい…こんな強い…刺激…ああぁ)

赤子をあやすような感じで、リサの体を軽く上下させるマナブ。

リサの額から、汗が噴出していた。
表情をとり繕う余裕も失せ、あまりの恥辱に眉を歪めるリサ。

「リサさん、衣装のワキ、汗びっしょりですよ」

さらに辱めの言葉をかけるシンジ。

「うるさい!あんたたち、地獄に落とす!」

ブチ切れるリサ。

普段から悠然とした態度を崩さないリサの、あまりに珍しい激怒だった。
しかしそんな激怒にすら、まったく臆することなく、続けてリサを吊り上げるマナブ。
美しい足がガクガクと震え、うな垂れている。その先にある白いスケート靴は悲しそうに地上10cmに浮いている。

「なんかこうしてみると、リサさんも、たんなるメス犬だなあ」

驚異の指力でリサを高々と持ち上げながら(もちろん股間に指を引っ掛けて)、マナブはしみじみとリサを眺めた。
リサは失神寸前のような表情になっていた。
それを見て、シンジがマナブに目で合図をした。
なにやら話を合わせた様子で、マナブがリサを地上に降ろした。

「あぁ…」

安堵とも諦念ともとれる溜息を、リサは漏らした。
震え上がった足で、立位を保つのが精一杯の様子だ。

「ごめんなさい、リサさん。リサさんがあまりに魅力的なんでつい悪戯をしてしまっただけです。
ぼくたちはいつだってこれからもあなたの下僕ですよ」

抜けたような陽気さで、マナブがリサに謝罪し、忠誠を誓う。

「あ…あなたたち…ただじゃあすまないわよ」

奇跡的に立場を回復したと解釈したリサは、持ち前のS気質でもって、間抜けな脅迫を始めようとした。
そのとき、マナブの表情にリサは、明らかに、恐怖を感じた。






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