※まぞが島物語 忌まわしき記憶の序章
シチュエーション


※スカトロ・汚物注意※


今から29年前、アヤが9才の時の出来事。

当時、アヤは両親と家族3人で、本土の地方都市に暮らしていた。
父は大企業の優秀な会社員で、仕事のため単身赴任を繰り返し、1年のほとんどを留守にしていた。
母は、アヤの通う小学校で教職に就き、優しく美しい女教師として、誰からも尊敬される女性だった。
幼いアヤは、そんな両親を誇りに思い、尊敬していた。
経済的に恵まれたアヤの家族は、郊外に瀟洒な家を建て、幸福な生活を送っていた。
…そう、表面上は幸福に―


その日、一日の授業が終わり、アヤが校舎を出ると、母が校庭で待っていた。

「アヤちゃん 一緒に帰ろうか」
「あっ! ママ! 今日はもう帰れるの?」

アヤは思わぬ出来事に喜び、母にかけよった。

「ええ 今日はご用があるからね」

母の顔は心なしか上気して、白い顔が薄くピンク色に染まって見える。

アヤの母は美しい。
年齢は29才だが若々しく、20代の前半に見える。
腰まで伸ばした艶のある黒髪は、サラサラしていて、風に揺れるとキラキラ輝く。
透きとおる白い肌は、日本人形のように繊細で、シミ一つ無い。
唇はピンク色に染まり、健康さと可愛らしさを、際だたせている。
黒く大きな瞳は、潤んだ宝石のようだ。
そして均整の取れた肉感的な肢体は、美の神が創りあげた一級の芸術品だ。

母は学生時代に知り合った父と結婚し、20才でアヤを産んだ。
母はその美貌に似合わぬ努力家で、子育てをしながら学業を続け、教職に就いた。
熱心な教育者でもあり、上司、同僚、保護者から厚い信頼を得ている。
誰にも平等に接する真摯な態度は、教え子達になつかれて人気がある。
校内外でその美貌と人柄は知れ渡り、憧れの美人教師と噂されている存在だ。

「アヤちゃん その ご本はなあに? 図書館で借りたの?」

母はアヤが大事そうに抱えた1冊の本に目をとめる。

「うん! 悲しい物語なんだ」
「どんなお話?」
「あのね 小さい女の子が おかあさん達に死なれちゃって ひとりで苦労しながら 生きていくお話なの」

母はアヤの顔を愛しげに見つめ、優しく笑って問いかける。

「ふうん 結末は どうなるの?」
「まだ わからないよ。 今夜 読むんだよ。ママ読んでくれる?」

「ううん 今夜はダメよ。 お客様があるの」

母は少し戸惑った顔で応える。

「お客さま?」
「ほら 先月もいらしたでしょ。 あの 拓男おにいさん」

母の笑顔は変わらないが、かすかに慌てた様子だ。

「ええぇ! あのおにいちゃん また来るのぉ…」

アヤの表情が突然曇る。

「あらぁ どうしたの?」
「だってぇ…」

アヤは拓男が嫌いだった。
拓男は母が大学を出て教職に就いたときの、最初の教え子である。
拓男は小学校を卒業しても、母を訪ねて数ヶ月に一度、家を訪れていた。
それはアヤが物心ついた頃から、ずっと続いている。
しかし最近はその間隔が短くなり、月に1度程度に増えている。
拓男が家に来ると、母は決まってアヤを早く寝かしつける。
3人で一緒に食事をとった後、母は急かすようにアヤに言う。

「さあ アヤちゃんはもう寝なさい。おにいちゃんとママはこれからお勉強なの」

そのたびアヤは自分の部屋に入って、いつもより早い時間に眠らされるのだ。

アヤは拓男を思い出し、憂鬱になった。
拓男は不潔を絵に描いたような男だ。
いつ体を洗うのかと思えるほど、常に不快な体臭を放っている。
ボサボサの髪はフケだらけ。
ニキビ顔に無精ひげ、そして銀縁のメガネ。
メガネの奥には陰湿そうな目が光っている。
身長は低いが、豚のようにまるまると肥え太っている。
今年19才という年齢だが、むさ苦しい中年に見える。

しかし母はそんな拓男になぜか優しい。
ガツガツと行儀悪く食事をしても窘めない。
テーブルに落ちたご飯粒を、黙って取り、自分の口に運ぶのだ。

拓男の態度は横柄だ。
拓男が来る日は、決まって父のいない日だ。
女と子供しかいない他人の家の中を、我が物顔で歩き回る。
誰もいない母達の寝室に入り込み、ベッドの上でくつろぐこともある。
ときおりアヤの前で、母を見下した態度をとる。
それでも母は、唇を噛みしめて困惑の表情をするだけだ。

母は、拓男が家に来るときには、普段よりお洒落になる。
学校での母は、うっすらと化粧をして清楚な服装をしている。
もちろん、それでも十分、母は美しいのだが。
拓男の来る日の化粧は、なぜか念入りになる。
真っ赤なルージュに、太めのアイライン。
服装も薄手のブラウスに黒い超ミニスカート。
白く長い足に真っ赤な網タイツ。
ブラウスの下にはブラジャーが透けて見える。
ブラは深紅やピンク、濃紺など派手な物が多い。
アヤは一度だけ着替えている母の姿を、偶然覗いたことがある。
母は透きとおった白い裸身に、尻が丸出しの真っ赤なパンティを穿いていた。

その夜、アヤは早い時間に床についていた。

「アヤちゃん 拓男おにいさんはこれから受験勉強なの。 早く寝ましょうね」
「まだ7時だよぉ。明日はお休みなんだし…」
「だめよ おにいさんの邪魔になるでしょ」

そう言われ仕方なく、アヤはベッドの中で数時間、眠りに落ちていた。

アヤはふと、深い眠りから目覚めた。

「何時かなあ」

枕元の時計を見て、あくびをする。

「午前1時…もう拓男おにいちゃん 帰ったかな」

アヤはベッドを抜け出し、廊下に出る。
長い廊下の先にリビングルームがある。
アヤはリビングの前まで歩き、廊下の床に赤い布が落ちているのに気づく。

(なあに これ?)

それはいつか見た、母の小さな小さなパンティだ。

(ママのパンティ なんでこんなとこにおちてるの)

アヤはリビングの中が気になり、耳を扉にあてて、聞き耳をたてる。
話し声も物音も聞こえず、しんと静まりかえっている。

(だれも いないのかなあ)

アヤは扉を少しだけ開けて、そっと室内を覗き込んだ。

(わあっ!…)

部屋中の照明が点けられて、深夜なのに昼のように明るい。
20畳ほどもあるフローリングのリビングルームの様子がいつもと変わっている。
部屋一面に青いビニールシートが敷かれ、テーブルなどの家具は部屋の隅へ移されている。

(なにかの 作業があるのかな)

アヤは扉を開けてリビングに入る。

(ママ!)

アヤはその室内に、母の姿を見つけ息をのんだ。

部屋の中央、ブルーシートの上で、ポツンと母は正座していた。
それもなぜか丸裸で、乳房の上下に沿って赤いロープが巻かれ、両手を後で縛られている。
だが母は抗うそぶりも見せず、神妙に正座を続けている。
母の横顔は、新学期の教壇に立つときと同じように唇をキッと噛みしめて、少し緊張している。
その視線は自分の縛られた乳房に落とされている。
乳房はロープによって大きく張り出し、乳首がピンと起っている。

「ママ どうしたの?」

アヤは母の姿に心配して声をかける。

「アヤちゃん!」

アヤに気づき、驚きあわてた様子だ。

「アヤ ちゃ ん 眠ったん じゃ なかったの?」

あきらかにうろたえている。

「ママ…拓男おにいちゃん 帰ったの?」
「おにいさん まだ勉強中なの だから眠りなさい お部屋に戻って!」
「でもお ママ なぜ はだかなの ロープでなぜ まかれてるの?」
「それはね…それは…」 

母は返答に困り、口ごもる。

「それはね アヤちゃん。 ママはおにいちゃんの奴隷だからだよ」

母の言葉を続けるように、拓男が扉を開けてリビングに入ってきた。

「拓男おにいちゃん!」

拓男も、白いブリーフだけの半裸になっていた。
その両手に銀の皿を持ち、その上にはトイレットペーパーと、見慣れぬガラスの筒が載っている。
ガラスの筒はその丸い表面全体に水滴が滴り、冷たく光っている。

「どれい?」

アヤは聞き慣れぬ言葉に首をかしげる。

「やめてください! こんな子供の前で」

母は裸身を振るわせて懇願する。

「いいじゃないか。 いずれ わかることだし」
「許してください  この子はまだ9才なんです」
「オレがお前と最初にやったのは、12才 小6のときだったな。先生」
「あれはあの時 あなたが無理矢理に…」

母は正座を崩さず、頭を垂れる。

「アヤちゃん 今夜はこの部屋でママと一緒に居たいかい?」

拓男は母に目もくれず、アヤの肩をたたく。

「うん!」
「だめよ! アヤちゃん 自分のお部屋に戻るのよ!」

「よし!いいだろう 今夜はアヤちゃんの知らないママを見せてあげようね」
「わたしの知らないママ?」
「そう 優しくてきれいなだけじゃない いやらしい本当のママをね」

拓男はニヤリと笑う。

「ああ こんな年端もいかない娘に秘密を知られて、もし あの人にも知られたら 私 破滅だわ」

母は唇を噛んで、辛そうに呟く。

「大丈夫だ この子は誰にも言わない 言うことができないよ。 お前の血を継いだ娘だからな マゾ女の血をな」

拓男はアヤを抱き上げて、話しかける。

「アヤちゃんは いつもママとお風呂にはいるのかい?」
「うん いつも一緒だよ」
「じゃ 昨夜と比べて ママはどこか変わってないかい」
「…おまたに おけけが ない」

アヤは母の股間を指さす。

「そう よく気づいたねえ」
「ねえママ どうしたの? いつもと ぜんぜんちがう」

アヤは拓男を見て、さっきから気に掛かっていた疑問を口にする。

「ママが自分で剃っちゃったんだよ!おにいちゃんの命令でね」
「わたしと おんなじになってる」
「そうだよ アヤちゃんのおまたと一緒でツルツルだね。ママはおにいちゃんの前では子供みたいな物だ」

「ママはね おにいちゃんの命令は何でも聞くんだよ」
「おにいちゃん ママより えらいの?」
「そうだよ! だから おにいちゃんが来るときには お洒落をするだろ?」
「うん おけしょうだってこいし、それにヘンなパンティはいてた」
「それはもちろん おにいちゃんの命令だからさ おにいちゃんが これを着ろって言えば着るし、脱げって言えば このとおり真っ裸になるのさ」

拓男は愉快そうに饒舌に続ける。

「それにねママはあ おにいちゃんの前でウンチもするし 食べたりも するんだよ」

「やめてくださいっ! そんなことまで」

たまらず母が言葉をさえぎる。

「ウンチ食べちゃうの ママぁ」

アヤは不思議そうに母の顔を見つめる。

「アヤちゃん ママを見ないで!」

母は首を振り叫ぶ。

だが、拓男の言葉は続く。

「そうだよ ママのだけじゃない おにいちゃんのウンチも食べちゃうんだ!」
「ウソだよ! ママはウンチはきたないって 教えてくれたよ」
「そうだよね ウンチって汚いよね!臭いよね! でも ママは食べちゃうんだ! 残さずに舐め尽くすんだよ」
「パパのも食べるの?」
「いや パパのは食べないさ おにいちゃんのだけだ」
「なぜなの?」
「アヤちゃんはパパのことが好きかい?」
「うん! 大好き!」
「ママもきっとパパのことが大好きさ でもね パパのウンチは食べない」
「なぜ…なぜなの?」
「ふふふ なぜなら ママはおにいちゃん専用の奴隷だからさ」

「あああっ!」

母は悔しそうに肩を振るわせる。

「ママが 泣いてる おにいちゃん ママをいじめないで!」

拓男はその言葉を無視して問いかける。

「アヤちゃん ママがウンチ食べるとこ 見たいかい」
「見たくない!」
「そうかい じゃ 自分の部屋にもどって おにいちゃんとママを二人だけにするのかい」
「そんなの いやっ!」
「じゃ 行儀よくして最後まで見なさい ママをしっかり見て 大人になる勉強だからね」


数分後、母に巻かれたロープは取り払われていた。
母は部屋の中央で、四つん這いになっている。
観念したのか母は従順になり、拓男の言葉に無抵抗に従う。
その後方でアヤと拓男が、母の尻を見つめている。

「ほら 綺麗だろ ママのお尻の穴だよ。 アヤちゃんは見たことあるかい?」
「ううん はじめて」
「そうだろ でも おにいちゃんには いつも見られてるんだよ」

拓男は母の尻の肉を拡げて、肛門を明るい照明の下にさらけだす。

「それだけじゃないよ。 おにいちゃんはママのお尻の穴を好き勝手にできるんだ」
「すきかって?」
「きゅうりだって鰻だって なんでも入れさせてくれるのさ。 そうだ!先月、一緒に鰻を食べたよね」
「おぼえてる」
「おいしかったよね あの鰻は、ママのお尻の中で泳いでたんだよ」
「ウソだっ!」

アヤは怒って、首を振る。

だが拓男の嬲りは終わらない。

「でもね 食べ物だけじゃない」

母の肛門に人差し指の先をゆっくりと沈める。

「アヤちゃん 音楽で使うリコーダー持ってるよね」
「持ってる」

アヤは母の肛門に出し入れされる指先を見つめる。
母は肩を小刻みに震るわせて、じっと耐える。

「ママは おにいちゃんに それを貸してくれたんだ」
「そんなの 聞いてないよ」
「おにいちゃんは リコーダーを このお尻の中に突っ込んで吹いたのさ」

指先は第2関節まで入り込んだ。

「へんだよ ママ そんなことしないよぉ」
「いい音色だったよ ママのお腹の中から笛の音が聞こえて ママはそれに合わせて歌ったんだ」
「うそだぁ ぜったいうそだよ!アヤ信じないっ!」

「じゃ これから ママを喜ばせてあげようね」

拓男は銀の皿の上のガラスの筒を手に取る。

「なにするの?」

それは妖しく光る、30センチほどもあるガラスの円筒だ。
中に透明の液体が満杯に入っている。
先端は細くなっていて巨大な注射器のようだ。

「これでね。ママのおなかの中を綺麗にするんだよ」
「ママ きれいになるの?」
「そうだよ! もっともっと綺麗になるんだ。 だからママは喜ぶんだ」
「ほんと?」
「じゃ アヤちゃん ママを綺麗にしちゃおうか」
「わたしが?」
「簡単だよ。おにいちゃんと一緒にママを綺麗にしようよ」

拓男はしばらく母の肛門を揉み上げると、ガラスの筒の先端を、グッとそこに差し込む。

「ひいっ!」

母の美しい顔が一瞬歪み、眉間に皺を寄せる。

「ママ いたそうだよ」

心配してアヤが拓男に話しかける。

「大丈夫さ いつものことだよ」

拓男は構わず、アヤの手をガラスの筒の底部に持っていく。

「さあ アヤちゃん ここを押すんだ ゆっくりとね」
「中のお水が ママのおなかに 入っちゃうよ」
「そうだよ ぜーんぶ そのお水を お尻から飲ませてあげるんだ」
「ママ おしりから お水のむの?」
「そうだよ  ママはこれが大好物なんだ」

おそるおそるアヤは筒の底を押し始める。
少しずつ中の液体が、母の体内に消えていく。
母の白い裸身が艶めかしく揺れて悶える。

「ああっ! いいっ! いいわあっ!」

「アヤちゃん 全部 飲ませちゃったね」
「うん! すごく簡単だった」
「よおし じゃこれからは ママから少し離れていようか」

拓男はアヤの手を取って、部屋の隅のソファに腰掛けさせる。

母の白い裸体が震えて、汗が噴き出している。
便意にさいなまれる表情が険しくなる。
両手両足の指先に力が入っている。
息づかいが荒い。

「ママ 苦しそうだよ」

アヤは心配して、拓男に話しかける。

「そうだね でも おまたを見てごらん」
「ぬれてる おもらしみたい」
「これはね ママは喜んでるんだ」
「ウソ!」

「アヤちゃん よく見るんだよ」

拓男はそう言うと母に近寄り、起たせて背後に回る。
そして乳房を鷲づかみにして揉みし抱き始めた。
母の息づかいが、いっそう荒くなる。
母は横を向き、拓男の舌を求め、必死で舌を出してくねらす。

「ご主人さまぁっ! くださいぃ! 舌が欲しいっ!」

拓男は母の白い頬をベットリと舐め上げ、その舌を呑み込む。
舌と舌の絡まる音が部屋中に響く。

(ママぁっ! パパ以外の男の人とチュウしちゃだめ)

「御主人さまっ 出ちゃうっ 出ちゃいますう!」

母は恥も外聞も捨てて叫ぶ。

「よし! 出せ!全部 ひり出すんだ!」

拓男は母から離れ、アヤの元へ後ずさりする。

「あああっっ!! ああっああああ!!」

母は両足を拡げて立ちすくんだまま、絶叫する。
間をおかず、シャアーッと勢いよく放尿を始める。
同時に肛門からは、薬液の混じった大量の大便をボタボタとひり出す。
解き放たれた汚物達が堰を切って母の足下に落下する。
たちまち部屋中が汚臭につつまれる。

なぜだか母の表情は安らかで満足げで微笑んでいる。
母の瞳は妖しく淫靡に潤んでいる。
母は自分の糞尿と薬液がおびただしく散乱している、ブルーシートの上に静かに横たわる。
白い裸身に茶褐色の便が付着し、黒く長い髪の1本1本に絡みつく。
しかし母はむしろ自分からその汚物に染まろうと、白い肉体をブルーシートの上で滑らせる。
ピチャッ ピチャッ…水音をたてて 体をくねらせる。
アヤの目には、浅いプールで水浴びを楽しんでいるように見える。
だんだんと、白い裸身が茶色い便に塗れて、体中から異臭を放ちだす。
そして拓男の次の行為をを誘うように、仰臥して両手を拡げる。

「アヤちゃん よおく見てるんだよ。ママの姿を」

そう言うと拓男は、ふたたびアヤをソファに残し、母に歩み寄る。

拓男はブルーシートを踏みしめて、母にゆっくりと近寄る。
足の裏が、母の大便に浸って汚れるが、拓男も母と同様、一向に気にとめる様子はない。

拓男は、仰向けになった母の顔を両足でまたいで、立ち止まる。

拓男は母を冷徹に見下ろし、母は期待の眼差しで見上げる。
そのまま、母と拓男がしばし、見つめ合う。

母は黒く長い睫を閉じて、妖しく笑う。

「頂戴いたします 御主人様」

母の目尻に一筋の涙が伝って、糞尿の みなもに落ちる。

拓男は沈黙したまま、白いブリーフを膝下まで降ろし、ゆっくりと尻を落とす。
まるで和式の便器で用を足す行為そのものだ。
美しい母は、自らの黄色い糞尿に塗れた、白い陶器の大便器と化している。
アヤの目には生きながら便器となった、母の姿が映った。
もはやそれはアヤのよく知る、美しく優しい母ではない。

(やめてえ ママのお顔に ウンチしちゃ だめ おねがいっ)

しかし、それは凄惨なショーの始まりにすぎない。
あろうことか、母は舌を伸ばし、肥満した醜男の肛門を舐め始める。
真っ赤なルージュをひいた唇からのぞくピンクの濡れた舌が蠢く。
愛しげに肛門の皺一つ一つを舐め上げる。
舌先をとがらして、肛門の中心をつつく。
拓男の体がわずかに震える。
それを待っていたかのように、母は大きく口を開ける。
拓男の尻の穴が広がり、焦げ茶色の固形の大便が、ゆっくりと降りていく。
より以上の強烈な便臭が加わり、部屋中に漂う。

(くさい くさいよう ママぁ…)

母はその大便を、自分の体内に取り込もうとさらに大きく口を拡げる。
重さの限界を越えた巨大なその固形便はちぎれ、ボトリと母の口中に収まる。
目を閉じて母はそれをゆっくりと噛んで味わう。
クチャクチャと便を噛み続ける音が続き、ゴクンと呑み込む。
舌を出して口の縁に付いた便を残さず舐め取る。

(食べちゃった! ほんとにママが…おにいちゃんのウンチを ごはんみたいに!)

さらに拓男は、母の顔の上にボトボトと、排便を続ける。
口中に入りきらない大便が、唇を汚し頬を茶色に染めてゆく。
母は両手でその大便を掬い取り、口へ持っていく。
華奢な喉が大きく波打ち、拓男の大便が母の胃の中へ運ばれていくのがわかる。

(ウンチが ママの おなかの なか に)

だがそれでも男の排便は終わらない。
直腸の奥に潜んだ軟便がブリブリ、と下品な音とともに落ちてくる。
凶悪な肛門は、母の口といわず、目といわず、辺り一面に軟便を撒き散らす。
芸術品と讃えられる母の美しい面影は、すでに無い。
顔一面を焦げ茶色の異臭漂う軟便で被われた、醜悪な物体。
巨大な便の塊と見まがう汚物に成り果てている。
それでもなお、母は口を拡げ舌を動かして、男の便を貪るのをやめない。

(ママ ママ…おねがい もうやめて いつものきれいな ママにもどって!)

母の肉体に変化が現れる。
母の全身が小刻みに震えだし、だんだん大きく震えていく。
そして突然、母の股間から透明の液体が、プッシャアーッと音を立てて噴出する。
二度 三度 四度と、陰部から潮を吹き続ける。
粘着した液体を激しく四方に飛び散らせ、ブルーシートを水浸しにする。
ついには弛緩した体中の穴という穴から、体液と糞尿を垂れ流す。

母の肉体は ピタリと 律動が止まり 失神した。

軟便に被われた茶色の顔面にぽっかりと口が開いて、ピンクの舌先だけがピクピクと震え続けている。
いつのまにか、ブルーシートの一面に母の噴出した潮のたまりが広がり、便と交わり溶けあっていた。

(ママが おトイレになっちゃった ウンチを たべる おトイレに…)

排便を終えた拓男が、ようやく立ちあがる。
片足を上げてブリーフを脱ぐ。
トイレットペーパーで自分の尻を念入りに拭く。
ベットリと大便が付着したその紙を、ポイッと母の口の中に放り込む。
紙の白い部分がたちまち黄色く染まり、母の口の中に溶けて消えていく。

「アヤちゃん 弟か妹 欲しいかい?」

拓男はニヤリと笑い、目を光らせて問いかける。
ぐったりとした母の足の間にひざまずき、両足を持ち上げて、自分の両肩に掛ける。
拓男の肉体もまた、便に塗れていく。
拓男はそのまま母の肉体に覆い被さる。

拓男は下半身の突起物に手を添えて、母のピンクのワレメにあてがう。
ズブッと、それをねじこむ。

「ううっ! いい ぐあいだ」

母の体内に満足して低い声でうなる。
腰を振って、その赤黒い突起物の出し入れを開始する。
意識を失った母の肉体が、腰の動きに合わせて揺れている。

(ママに なに してるの ? やめて へんなこと やめて)

拓男は口をだらしなく開けて、涎を垂らしている。
銀縁めがねの奥の目は虚ろで、焦点が定まっていない。
便に塗れたニキビ顔が、ニタニタと笑っている。

アヤは拓男の表情を見て、たまらない嫌悪感を覚える。
アヤは生きてきた中で、もっとも醜い物を見たのだ。

拓男の腰の動きが加速する。
付着した便が、汗とともに飛び散る。

「うおおおおっ!」

獣の咆哮とともにピタリと動きが止む。

「妹 できたら いいよね」

拓男はアヤを振り向き笑った。

「…」

アヤの視線は母の肉体に釘付けになり、その言葉に応える思考は停止している。
拓男はニタニタ笑い続けながら、部屋を出てバスルームに消えた。

後には使用済みとなった人間の形をした便の塊が残った。
便に塗れたブルーシートの海に、便そのものとなった母の肉体が転がっている。
顔面に積み重なる大便は固まりつつある。
全身の力は抜け、両足は蛙のように開いている。
その中心部、ピンクのワレメの中から白濁の液体が、ドロリと垂れ落ちている。

アヤは、未知の出来事を目の当たりにして、微動だにできない。
やがてアヤも、失神してソファの上にバタリと倒れ落ちた。

翌朝 アヤは自分の部屋で目を覚ました。
朝のまぶしい光が、大きな窓から、部屋に差し込んでいる。
柔らかな布団が心地よい。
小さな手で目を擦ると、大きく伸びをした。

「へんなゆめ みたみたい」

昨夜見た光景を、アヤは夢だと思いこもうとした。

「ゆめだ ゆめなんだ…」

アヤは部屋を出て、おそるおそるリビングルームを覗き込む。
いつもと変わらない、掃除の行き届いた清潔で明るいリビングだ。
大きなサッシは開かれて、朝のそよ風が吹き込んでいる。
上品な香水が香っている。

(やっぱり ゆめだよね!)

アヤは安堵して、胸をなで下ろす。

キッチンルームから、まな板をトントンとリズミカルに叩く音が聞こえてくる。
みそ汁の香りが流れてくる。
母の口ずさむ楽しげなハミングが聞こえる。

(ママごきげんだ!)

アヤは母の気分を察知する。

(ゆめだ! 昨夜 あんなことされてたら けさ 楽しいわけないし)

「ママぁ…」

アヤはキッチンに入り、甘えて母の袖にまとわりつく。

「あら アヤちゃん おはよう 早起きね えらいわよ」

母はニッコリと優しく微笑みかける。

「ママ…わたし ヘンな夢見たの」
「そう どんな夢みたのぉ?」

母は腰を落とし、アヤの黒髪を撫でる。

「あのね…ううん おぼえてない」

アヤは昨夜のことを言おうとしたが、思いとどまる。

「もう ヘンな子ねえ ほら 朝ご飯食べなさいね」

母はテーブルにアヤの朝食を用意する。

「ママは食べないの?」
「え? そうね ママは今朝はいいわ おなかが一杯なの」
「ヘンなのはママの方だよ。いつも 朝ご飯はきちんと食べなさいって言ってるくせに」

アヤは小さな口を大きく開けて、ご飯を頬張ろうとする。

「だめよ。ゆっくりと噛んで味合わなきゃ。アヤちゃんの栄養にならないわよ」

母はアヤの顔を覗き込み、白い歯を見せて笑った。

「今日は パパを迎えに駅にいくわよ」

朝食の後片付けを終えて、母はいたずらっぽくアヤの頬にキスをして見つめる。
甘い香水の香りがアヤの鼻をくすぐる。

「ええっ! パパ 帰ってくるの?」

アヤは驚いて母を見つめ返す。

「そうよ ついさっき 電話があったの!」

母の顔はほころび、声は弾んでいる。

(こんな すてきなママがウンチ食べるわけない ぜったい ぜったい 夢だったんだ)

「ねえ アヤちゃん 弟か妹 欲しい?」

アヤの外出着を選びながら、母はうれしそうに問いかける。

(あれ? どっかで聞いたような… でも 思い出したくない)

「…わかんない」

アヤは小声で応える。

「そう? きっと かわいいわよ!」

しかし母は、はち切れんばかりの笑顔だ。


母は化粧台の前に座り、ピンクのルージュを塗りながらアヤに話しかける。

「お出かけ前におトイレ済ませるんですよ」
「はーいっ」

アヤはトイレに駆け込み、便座に腰掛ける。

「パパが帰ってくる! おみやげ なにかなあ」

アヤは何気なく天井を見上げた。
棚の上に見覚えのない黒い革の箱を見つける。

「なんだろ?」

便座の上に立って、その箱を降ろす。

「なに これ?」

ふたを取って、中を見る。

そこには、ガラスの管が冷たく光っていた。


アヤがその後、両親を失うまで6年。
アヤが幼い心の深みに沈めた、一夜の出来事である。






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