まぞが島物語 繋がれた女
シチュエーション


島の港の小さな居酒屋。
数人の男達が、まだ昼間だというのに、酒を酌み交わしていた。

男達の話題はアヤの噂話だった。

「南の浜のアヤちゃんは、最近どうしとる?」
「ここんところ、妙に色っぽくなったようじゃの。好きな男でも できたのかのう?」」
「網元さんが しつこく言い寄ったらしいが、そっけなく振られたそうじゃ」
「一年もあの肉体を弄べたんじゃ。これ以上は贅沢すぎるっちゅうことじゃな」
「それじゃ、アヤちゃんは今 独り身か?」
「将晃が帰ってきたらしいが、まだつきあっとるようには見えん」
「それならワシが狙ってみようかの」
「ワシも誘いたいのう。あの見事な裸を毎日見せられて、手を出せんのは拷問じゃ」
「まったくじゃ」

そこへ松吉が、軒先の暖簾をかき分けて、ふらりと現れる。

「旦那さん達 アヤが欲しいんですかいのう?」

ニヤリと笑い、もみ手で話しかける。

「おお 松吉爺か。なんじゃ 急に」
「いや アヤの名が聞こえたものでな いい話を持ってきたんじゃ」
「いい話?」
「まあ まずは酒を戴けませんでしょうかのう」

松吉は薄ら笑いを浮かべて、コップを差しだした。


1時間後、松吉は酒に酔って、上機嫌になっていた。

「・・と言うわけでぇ、アヤはワシにぞっこぉん 惚れておるわけでしてな」

「信じられねえな。あの気だての良いアヤちゃんが こんな爺と できてるなんて」
「そうじゃ! アヤちゃんはこの島一番の美人。 松吉はうだつの上がらねえ爺じゃからな」

松吉は鼻の下を伸ばし、だらしない顔で笑う。

「へっへっへ 今もアヤはぁ、剥き卵のような尻を突き出してぇ ワシの帰りを待ってるんじゃあ。アソコをたあっぷり濡らしてな」
「やめろっ! これ以上アヤちゃんの悪口言うと 只じゃおかんぞ!」

男の一人が、松吉の胸ぐらを掴む。

松吉は男達の怒りに触れたことにたじろぎ、ひるみながらも話し続ける。

「ひいっ! わ 悪口だなんて・・せっかく皆さんにも いい話を持ってきたのにのう」

「いい話だと?言うてみろ!」

忌々しそうに男は、掴んだ手を突き離す。

「実はな アヤはワシが貧乏しとるのを助けると、言うとるんですじゃ」
「助けるって? おい!勿体ぶらずにさっさと喋れ!松吉!」
「つまり 島の男衆のお相手をして、いくらかのお金をもらえれば、と言うとりましてな」

他の男がまたもや、松吉の胸ぐらをきつく締め上げる。

「おいっ!アヤちゃんを売ろうって言うのか?!」
「く 苦しい・・離しとくれ!これじゃ 話すことも・・」
「おい、手を離してやれ。戯れ言でも聞いてみよう」

「げほっ・・げほっ!! おいやなら 無理にとは申しませんでな」

松吉は自分の首をさすりながら、意味ありげに笑う。

「ワシを信用して、アヤを抱いてみたい、と思う旦那さんだけでいいですのじゃ」

「どうも爺の話は信用できねえな」
「なんてったって、未だに嫁のきてもいねえ松吉爺の話じゃからな」

男達はそっぽを向く。

「疑り深い旦那さん達じゃのう」
「証拠がねえからな」
「じゃ、これはどうじゃな よおく見てくだされ」

松吉はズボンのポケットから丸めた白布を取り出す。

「これは アヤちゃんの・・!」

男達がその白布に見入り一斉に叫ぶ。

それは、アヤの褌だった。
薄い小さな白生地と麻縄の褌。
島中の海女を探しても、この褌を纏っている女はアヤだけだ。

「ほおれっ!」

さらに松吉は、その丸めた白布を拡げる。
その三角布の中には、黒々と縮れた陰毛が数十本入っていた。

「さあ! とくと見てくだされ。なんなら酒のお代に差し上げてもよいぞ!」

松吉はその数本を摘み、一本ずつ男達に手渡す。

「そうそう手に入る物ではありませんぞ!そうじゃ。これはアヤの毛じゃ。アヤのアソコから刈り取った毛じゃ!」

男達はそれぞれ、アヤの陰毛を手にとって見つめ、口々に叫ぶ。

「そういえば、昨日、アヤちゃんに浜辺で会うたが、確かに変じゃった!」
「いつもは褌の下に、黒々と毛が透けとったのに・・昨日は恥ずかしそうに片手で隠しとったぞ!」
「わしは わしは見た!確かに毛がなかった。割れ目が透けておった!」
「いつもと違うて、俺が話しかけると、走って逃げおった。そうか!剃り落とされたのを知られたくなかったのか!」

男達は松吉を囲んで嬌声を上げる。

「と ということは爺の話、本当の話か!」
「お 俺は買う!一度は抱いてみたかったんじゃ!」
「俺が先だ!いくらだ!」
「わしの方が先じゃ!みんなの倍の値、払っても惜しくはない!」

「へっへっへ まあ減るもんじゃなし。皆で仲良く買うて下され。ただし、安売りはしませんがな」

松吉は笑いながら、なみなみと注がれた酒を一息にあおった。


松吉が居酒屋で酔い始めた頃。
アヤは自宅の裏庭の物干しに繋がれていた。

(アヤ、ワシはこれから港へ行って、欲深い客どもを探してくるでな)
(縄を 縄を解いてください!)
(どうしたんじゃ 青い顔をして?)
(で そ う なんです)
(何がじゃ?)
(・・・)
(黙っておれば わ か ら ん で は な  い  か   ア  ヤ )
(・・・)
(さあて ワシは出かけるか)
(まって! うん う  う ん ち  うんちです!)
(おお よし よし よく言えたのう)
(は はやく 解いて!)
(どれ どれ ほう この穴か ここから出るんじゃな この穴から)
(いやあ みちゃ いや)
(どれ 味見をしてやろう)
(な なめちゃだめ  でそうなんだからっ! おなかが いたいい あついいっ!)
(そうか こんなものを 着とるからじゃろうて)
(服 やぶかないでえ)
(アヤ、ワシを裏切ろうとした罰じゃ。このままたっぷりと苦しむがええ!)
(お な か が)
(ワシは出かけるで。アヤ。 ぶざまに 糞をひりだして 撒き散らすんじゃ)
(まって!いかないで!ほどいてえ! ま つ よ し さ  ん)

アヤは太腿を擦り合わせて、強烈な便意に耐えていた。
便意は断続的に襲い、幾度目かの波が来ていた。

アヤはきつく瞼を閉じて、精神を集中し、肛門の括約筋を締める。
歯がガチガチと小刻みに震える。
裸身の汗が引き、悪寒を感じ始める。

「だめっ!こんなところで おもらしなんて・・だめえっ!」

アヤの中では、理性と生理が戦っている。

「この鎖と縄さえなければ・・」

どうにか便意の波は引き、アヤは恨めしげに物干し竿を見上げる。
そこは、首輪に繋げられた鎖と、手首を縛った荒縄が複雑に絡み合い、物干し竿に巻き付けられている。
アヤ一人の力で外すことは到底叶わない。

しかし、ここで排泄をしてしまえばどうなるのか。

「松吉さんが帰ってくる。男の人たちを 大勢引き連れて」

アヤはその恐ろしさに怯えていた。

「みんなに見られちゃう 毛のないアソコも うんちを撒き散らした後も」

アヤはこの数日間、松吉と暮らしてその冷酷さを、身をもって感じていた。
「松吉さんは必ず私を売る。私が抱かれて苦しむのを 平然と ううん むしろ 喜んでるんだ」

またもや便意の波が、腹の底から湧いてくる。
今まで以上の猛烈な大波が。

「だめえええ! だれか! たすけて! ま まさ あきくん・・!」

だが腹の中の猛獣はグルグルと唸り、体外への開放を求めている。
意識が遠のく。
生理が勝ちどきを上げ、理性が屈するのは時間の問題だった。

「アヤちゃん!」

突然、背後から聞き覚えのある若い男の声がした。
アヤは朦朧とした眼差しでその方向を振り向いた。

「あなたは   瞭さん!?」

アヤは、消え入りそうな声で小さく叫んだ。

「た す けてっ!」






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