精の誘いは淫魔の罠
シチュエーション


ユウが目をあけると、部屋が紫色の光に包まれていた。
机の上の魔法陣が妖しく輝き、その傍には半裸の女性が立っている。
ユウは頭の中のどこかで、あぁ、これは夢だと思っていた。

長い黒髪、黒い瞳、血のように赤い唇。ほとんど透けて素肌が見えるような布の下は
豊満な乳房、折れそうなくらい細い腰に下腹は黒い茂み。足もモデルのように細い。

妖艶に微笑むと、女性はユウに近づいておもむろに唇を奪ってきた。
鼻から、甘く脳を蕩かすような香りがする。女性の体臭だろうか。
胸に当たる女性の乳房の感触にも興奮する。

女性の舌がユウの口内に潜入し、舌を絡めとる。
それだけで、ユウのペニスははち切れそうなくらいに怒張する。
舌のザラザラが刺激しあって何ともいえぬ快感になる。

女性の右手がユウの下腹に伸び、陰嚢から陰茎、亀頭の先までゆっくりと撫で上げる。
それだけで達しかけるが、女性の指が根元を軽く握ると、陰茎が震えるだけで
射精できなかった。快楽が亀頭にじわじわと溜まっていき、出したくて
たまらなくなる。

女性がユウの耳元で囁いた。

「出したいでしょう?」

息を荒くしながら頷くユウ。

「出すのは私の中に…その前に、私の肢体をたくさん味わって」

仰向けになり、薄布を自ら剥ぐ。
白く染み一つない裸体。乳房は仰向けになっても型崩れせず、
先端の乳首が桃色にいやらしく尖り愛撫を誘う。
貴方も脱いで、との囁きにユウは慌てて服を脱ぎ、誘われるように乳房に手を伸ばした。

あふぅ、と女性が喘ぐ。
張りのある肌。手に吸い付くような肌で、揉んでいるだけでユウも気持ちよくなってくる。
顔をうずめてみた。柔らかく温かく、顔が融けてしまいそうだ。
そのまま、乳房を揉みながら顔に何度も押し付ける。
女性が喘ぐたび、肌から芳しい匂いが立ち込めるのだ。
吸っても吸っても匂いはさらに増し、その匂いが強い乳首にむしゃぶりついた。

甲高い女性の卑猥な声が耳から脳を犯す。
乳首が甘い。舐めると女性の喉が快楽を表す声を発し、更に乳首が硬くしこる。
乳輪の微かな凸凹もアクセントになる。愛撫しているのは自分の方なのに、
舌が亀頭になってしまったような、熱い快楽を感じるのだ。

女性が太ももをユウのペニスに当てる。
先端はぐしょぐしょに濡れ、射精寸前の状態で亀頭が赤く腫れ上がっている。
それを、容赦なく太ももで擦る。
ユウは声にならない叫びを上げる。
一擦りだけで、射精に匹敵する快楽。それを何度も。
しかも、何故だか射精できない。
先ほど女性がユウのペニスの根元をつまんだとき、光る輪のようなものをつけたのだが
それがユウにわかるはずもない。
そのまま、女性は太ももの間にペニスを導き、素股を仕掛けた。
女性の秘所の入り口もしとどに濡れそぼっており、そこにユウの亀頭を擦り付けさせる。
いつもの数倍は太くなった陰茎も、太ももが吸い付くように優しく締めている。

何度も何度もユウは射精を求めこすりつける。
女性の秘所の上の辺りに突起があり、そこを擦ると女性がはしたない声を上げるので
それに酔ったユウはそこに…陰核に、意図的に亀頭を擦り付ける。

感極まった女性がぎゅうっとユウを抱きしめてくる。
豊満な乳房に顔を再び押し付けられる。

「もぅダメ…挿れて…」

女性が足を開く。
初めて見る女性の秘所。誘うようにひくついている。
奥からどんどん、露がこぼれていく。
ユウは怒張しきったペニスを、一気に挿し入れた。

女性の膣の感触を味わう前に、その熱さと締まりに、ユウは射精していた。
うわ言のように出る、出る、と言いながら。
二度、三度、四度。
今まで味わったことのない快楽。放出するごとに、ユウはこの女性が愛しくてたまらなくなる。
ペニスのわななきが収まると、ユウは名を聞いた。

「サキ…サキって呼んで。愛しいユウ」

その言葉が麻薬のように、ユウの脳を、心を蕩かす。

「次はどこで出したい? どこでも、あなたの好きなところで擦って、出して」

ユウは乳房で挟んで欲しいと言った。
顔でもあれだけの気持ちよさだったから。
いやらしい笑みを浮かべながら、サキは形良く膨らんだ乳房でユウの下腹をうずめた。
途端、休んでいた陰茎がドク、ドクと音を立てて勃ち上がる。

太もも以上にペニスに吸い付く乳房。
サキが両手で乳房を左右から押し上げ、絶妙な圧力がかかる。
柔らかく温かく、乳房の海に溺れてしまいそうなペニス。
押し上げるたびに形のいい乳房は歪み、その卑猥さにユウが更に興奮する。

「こういうの、好き?」

サキは乳房で陰嚢を優しく包んだ。
何ともいえない、男性の急所を包み込むように愛撫する快楽。

「いっぱい出してほしいから」と微笑む。

ユウは心の奥底からサキが愛おしくなり、乳房の中で腰を振る。
サキの体にかけたくてたまらなくなる。

「ユウのおちんちん、とっても硬くて熱いの」

自分の分身を褒められ、背中がゾクゾクする。

「私のおっぱい、気持ちいい?」

融けてしまいそうなくらい気持ちいい。快感が強すぎ、やはり声にならない。
ペニスが乳房に余すところなく包まれ、柔らかくしごかれている。
吸い付く肌に擦り付けるだけでおかしいくらいに陰茎が大きくなる。
やがて限界が来たペニスは陰茎の中央がわななき、サキは放出の予感に気づく。

「私のおっぱいに、いっぱい、いっぱい熱いの出して」

そのサキの声に最後の一線を突破し、何度も乳房に包まれながらユウは射精した。

快楽が収まりユウが目を開けると、勢いあまった放精はサキの顔を白く汚していた。
美しい顔を自分の欲望の塊が汚している。
背徳のような昏い欲望がふつふつと湧き上がる。
二度も出したのに、陰茎にまた血が巡って来て、あっという間に勃起していた。

ユウはサキに、もう一度挿れたいと言った。
この体は貴方のモノです、とサキは返す。
その言葉に頭が沸騰し、気がつけばサキの秘所にペニスを挿し入れていた。

さっきのように入れた瞬間に暴発することはなかった。
ユウはゆっくりと抽送し、サキの膣内を愉しんだ。
濡れそぼる秘所と絡み合い、粘液のいやらしい音がする。
襞の一枚一枚がカリ首に絡み付いて至極の快楽をもたらす。
膣全体がひくついて、亀頭を奥へ奥へと誘う。
なのに陰茎は膣口に強く締め上げられ、この締まりをずっと味わっていたくて
動く気力を失せさせるのだ。たまらない。

サキもまた、動くたびに嬌声をあげている。

「ユウのおちんちん、おいしいの…」

この穴はペニスを咀嚼し溶かす、サキの下の口だ。
サキにペニスを味わわれている。
だから、こんなにも複雑に、ペニスに絡みつくのだ。

…ふと、ユウは陰核に指を当てて撫でてみた。
サキは背中を反り返らせ、今までで一番の喘ぎをみせた。
同時に、膣内がうねってペニスを舐るのだ。

ユウは抽送しながら陰核を撫でてみた。
女性の足がバタバタと跳ね、ユウの腰に絡みつく。

「あ、ああ、同時はダメ、ダメなの」

サキはこれがいいのか。ユウはサキにも絶頂を迎えて欲しくて、
放出をこらえながら何度も亀頭を膣の襞にこすりつけ、
更に陰核を責める。
膣のうねりが激しくなり、ペニスが膣に食べられてしまうかのような刺激に変わる。

「あ、あ、あ、ダメ、ダメ、あ、イク、イク、イっちゃう…!」

搾り取るような膣の動き。
ユウは腰の奥が痺れ、三度目の放出にペニスが大きく膨れ上がる。

「いっぱい、出してぇっ!」

叫ぶような嬌声と共に、膣がペニスを奥へと吸い込むように蠢く。
頭の中が、ペニスから湧き出る快楽で真っ白になる。
ユウはサキにしがみつき、顔を乳房にうずめて。
サキの奥へ、全身を震わせる快楽と共に、何度も吐精した…






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