誠意
シチュエーション


まぁ、ちょっと聞いてくれ。
先日、仕事でむしゃくしゃして、勢いあまって、課長に辞表をたたきつけてやったんだ。
で、さっさと、午後半休を取って、街中を歩いてたんだ。
しばらくして、行くところもなかったので、公園に行ったんだけど。
なんだか、ブランコに乗ってたら、自分が情けなくて、悲しくなってきたんだよね。
やるせない怒りというか、鬱屈した何かが、目の前に落ちていた小さなバケツを蹴とばしちゃったんだ。
そしたら、2mくらい後ろの方で泣き声が聞こえてきた。

どうやら、この子供のおもちゃだったのか何だったのか…
一人でおままごとをやって遊んでいたらしいのだが、そのなんだか大事な部分を蹴散らしてしまったらしい。
大声でなく子供をあやしながら、なんで、これはこんな事をやっているのか…と思った。
しばらくして、説得が功を奏したのか、泣き疲れたのかわからないが、泣きやんで、こちらを見た。
これが、また、かわいい少女だったりするのだ。
大きな瞳が可愛い。ぷっくりほっぺも可愛い。くりんくりんの短めの髪も似合ってる。ジャンパースカートがその間から見える白いパンツが可愛かった。
年の頃は、たぶん小学校4〜6年?いや、よく判らない。
もっと上かもしれないし、もっとしたかもしれない。
ただ、おままごとをしてるので、中学生ではないような気がすると思っただけだ。

『おじちゃん、私のおうちを壊した!』

と、とがめてくるのだが、実際に蹴散らしてしまったので、詫びるしかない。

『ごめんごめん、ついつい、むしゃくしゃして…』

と、酔っぱらいのような謝罪だが、事実でもあった。

『お詫びするときは、誠意を見せるものよ』

と、どこで覚えたのか、おしゃまな事を言ってきた。
苦笑いをこらえながら

『はい、すみません。どのようにお詫びいたしましょうか』

と、茶化したように丁寧に応える。

『それじゃ、身体で払ってもらおうかしら…』

ん?何のドラマで覚えたんだ?そんなセリフ…

『はっは〜、いかようにでも、罰を甘んじて受けましょう。』

と、苦虫をかみつぶしたような顔で、応える。

『それじゃ、こっちに来なさい。』

と、彼女が案内してくれたのは、公園の隅にある、掃除用具などが入っている倉庫だった。
なぜか、内側からカギがかけれる。
二人が入ると、かちゃりと鍵を閉めて、小さな電球に明かりをともす。
なれた手つきに見えるのが、みょ〜だった。
彼女は、私に背中を向けて、せっせと準備をしていたようだが、2分もたたないうちに、段ボール箱に座って、足を組む。
これが、妙齢の美女だったら、絵になるのかなと、思っていたら、彼女が言う。

『なにを、してるんだい。さっさと足をお舐め。誠意を示すんだよ!』

って、女任侠ものの映画のワンシーンみたいなセリフを、可愛い声で言うのだ。

ついつい、『はい、ただいま…』と、反応してしまった自分にくすりと笑ってしまった。
彼女の足もとにひざまづいて、彼女の足の指をなめる。
砂場などでも遊んでいたせいか、時折口の中にじゃりっという砂の感触が残る。
舐めさせたはいいけど、くすぐったかったのか、身をよじりながら、俺の事を見下している。
しばらくして、くすぐったさに耐えれなくなった彼女は

『ふむ、そちの誠意をみせてもらったぞ。くるしゅうない。』

と、このセリフはどこで覚えたのだろう?

なんだか、みょ〜なことになったな。
明日から無職の俺が、小学生にいいようにあしらわれてるんだもんな…
社会の構図って、こんなものなのかな…
などと、らちもない事を考え始めていた。

あらためて、考えてみると、なんだか人生そのものがバカバカしくなってきた。
なので、まずは、このバカバカしい場所から抜け出すことを考え付いたのも、当然の成り行きなのかもしれない。

『これくらいでは、私の誠意は全部は伝え切れておりません』

と、彼女に合わせて、続ける。

『え?なに??』

やっと、彼女の本来の言葉が出てきた。

俺は、彼女の両足を持つと、ガバッと広げて、さらにうちももに手を伸ばす。
なでながら這いまわる両手の10本の指が、彼女を硬直状態に追い込む。
怖いというか、気持ち悪いというか、気持ちいいというか…
たぶん、理性では判断できない感触に覆われているのではないかと思う。

『もういい、もういいから、わかったから…』

彼女の声は消え入りそうな声になっていた。

『そんなに良いですか。それでは、もっともっと、誠意をお見せしましょう。』

わざと、聞きちがえて、さらに続ける。

彼女の白いパンツを細い足から引き抜く。
ほんのりと産毛のような毛がぽわぽわと柔らかそうだ。
迷わず、そこに顔を近づける。
すでに、うちももをなでられただけで、けいれんしはじめているうちもも。
逃げることもかわすこともできずに。俺の顔を、足の間に迎え入れてしまう。

『あ、そんなこと、だめ、ママにおこられちゃう…』

もはや、彼女の懇願は、俺の耳には届かない。
そのまま、両手で彼女の足の付け根を更にガバっと開いて、真ん中の敏感な部分に舌を這わせる。

『きゃひぃ〜〜ん…っっく』

彼女は何かを耐えるかのように、身を固くする。
身を固くしたからと言って、別に邪魔になるわけではないので、さらに無遠慮に舌が彼女の敏感な部分を這いまわる。

『…っっ…ぁふ…だっ…ぇめ…ぁん…ぃゃ…』

彼女の息はどんどん荒くなる。彼女の吐息もどんどん熱くなる。
しばらくすると、足の指の先まで、ピーンっと何かに引っ張られるかのように、つっぱり。
その直後に、糸が切れたように、全身の力が抜ける。
まるで、糸の切れた操り人形のように…

『わたくしの誠意を分かっていただけたでしょうか』

あくまで、彼女の申出の続きという事をアピールする。

『ありがとうございます。じゅうぶんでございます。』

たぶん、彼女自身も何を言ってるのか理解してないのだろう。

『もし、私の誠意が足りてないようでしたら、続きもいたしますので、連絡ください』

と、携帯電話番号の書いてある紙を彼女に渡した。

『それでは、失礼いたします。』

と、紳士のような感じで片腕を胸にあてたまま礼をして、この場を去る。

さて、明日から、どうやって生活するかな、と呟きながら、なんだか、すっきりした感じで、俺は公園を後にした。

翌日の放課後の時間あたりに、彼女から続きをせがむ電話があったのは、また別の話である。






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