エッチなすごろく
シチュエーション


あたしは菅原 飛鳥。16歳の高校一年生。

毎年行われる親戚一同が集まる新年会。そこであたし……正確にはあたしを含めた4人の女の子はあるゲームをさせられる事になった。
そのゲームとは「すごろく」
今更説明するまでもないだろうけど、サイコロを振って出た目の数だけコマを進め、
止まった先のマスの指示に従いながらゴールを目指すというシンプルなルールのゲームだ。

しかし、これからあたし達がやらされるすごろくは普通のものではなかった。
まず第一に盤面がすごく大きくて……プレイヤーであるあたし達をそのままコマに見立てて、盤の上を進んでいくような作りだった。
今年の新年会は二百畳なんて大宴会場を借りると聞いて「何考えてんの?」と思ってたらこんなくだらないことのためとは……
そしてこのすごろくの普通じゃないもう一つの所は……通常なら「3マス進め」とか「一回休み」とか書かれているマスが

「3人の人にお尻を触ってもらう」だの「自分の番まで全裸になる」だのろくでもない内容になっているという事。
要するにこれはプレイヤーの女の子にエッチなことをしたりさせたりして楽しむすごろくなんだよね。

普通に考えればこんなアホなものやるわけないのだけれど、おじさん達の出した条件につい釣られてしまった。
その条件とはこのゲームに参加したらお年玉追加10万円。さらに1位になった子には100万円。
自分の孫や姪、娘にあたる女の子たちをお金で釣ってエッチな事させようとはなんちゅー大人達だ。

……それに釣られるあたし達もどうかと思うけど、十代の子供がこんな未知の額提示されたら心が揺れてもしょうがないでしょ。
親戚同士でこんな不謹慎なゲーム、大人の女性陣は反対しないのかって?
そっちはそっちでこことは別の場所で、十代の若い……自分の甥や息子にあたる男の子達とお楽しみ中だよ。
子供を自分達のオモチャにして……あたし達一族はろくな末路を迎えないだろうね……

まぁそんなわけであたしは現在。このふざけたすごろくのトップバッターとして、いいともで使われるような大きなサイコロを握っているわけだ。
一番最初にサイコロを振れるのはわずかとはいえ確実なアドバンテージだから喜ばしいんだけど、真っ先に恥ずかしい目に逢うかもしれないってこと。
一マス一マスは1メートル四方くらいの大きさなのにそこに書いてある字は小さくてその場でしゃがまないと読めそうになかった。
どうやらこの無駄に広い盤面はあたしたちに先を読ませないことが一番大きな目的みたい。

スタート地点から3、5、6マス目にそれぞれエッチな内容が書かれているようだ。
普通は5か6が出て欲しいんだけどここは4が望ましいね。

「せいやっ!」

4出ろと念を込めてサイコロを転がしたけれど……

コロコロ……と転がったサイコロの出した目は3だった。

……こんなことなら6の方が良かったよ。

周りの親戚のオッサンたちは早くも大喜びだ。あたしのお父さんまで喜んでいる。……死ね。
あたしがずかずかと歩いていくとそこに書いてあったのは……

「パンツを膝まで降ろし、次の自分の番までお尻丸出しで立っている」

……早くも「帰っていい?」と言いたくなったけれど、これぐらいは覚悟の上。
やってやるわよ。ちくしょー。

あたしはスカートに手を突っ込んで下着を一気に膝までずり降ろす。
そしてスカートの後ろを自分で捲り上げて……お尻を感染している親戚一同に向かって晒した。

「おーーっ!!」という歓声があがる。

……なんで女子高生が正月早々親戚のオッサンたちにお尻見せなきゃなんないのよ。
で……次のあたしの番までずっとこのままなの?

ほらっ!次!……早く!
早くサイコロ振りなさいよっっ!!

二番手にサイコロが渡った。

二番手はあたしの妹の弥生……12歳の小学6年生。
妹はあたしに比べて引っ込み思案で大人しい性格。
このすごろくにも、お金に釣られた……というより、他の子も参加するから断れなくて……ってトコだろう。
そんな妹だから緊張した面持ちでサイコロを持ったまま微かに震えている。

……早くふりなさいよ、いつまであたしはお尻丸出しで立ってなきゃいけないのよ。
もっとも3マス先で実の姉がパンツ降ろして立ってる事がよりいっそう、あの子を躊躇わせてるんだろうけど。
もし、3が出たら自分も同じ運命だもんね。
だけど、あたしという先客がいるぶんしょっぱな一人で生贄になったあたしよりマシじゃない?
あーでも、姉妹で並んでお尻丸出しとかもっと情けなくて恥ずかしいかも。おっさん達も喜びそうだし。
あたしもそんなのヤだから弥生!あんた3だけは出すんじゃないわよ!

弱弱しく弥生が転がしたサイコロの出した目は2。
弥生はほっとした表情を見せてるけど、もうねバカかと。2で喜んでるんじゃないわよ、2で。明らかな出遅れでしょうが。
だいたい2ってことはもし次に1を出せば結局あたしと同じ運命ってことだし。
周りの残念そうなオッサンたちに律儀にも少し申し訳なさそうな顔をしながらヒョコヒョコと2マス弥生は進んだ。
そして目の前でお尻を出してるあたしにもなんか申し訳なさそうな視線を投げかけてきた。

うぁーー!やめてくれーーー!!余計恥ずいじゃないの。
ほらほら次行こ!

三番手は……従妹の皐月ちゃん。13歳の中学一年生。
無造作な短髪とパンツルックでボーイッシュな雰囲気。
一見すると目の大きな可愛い男の子といった感じだ。
この子は弥生と対照的に、なんかやる気マンマン。

「そりゃー」とか掛け声を出して元気にサイコロを転がす、というか投げた。

……出た目は6。その先にはエッチな指示が書いてあるマス。
当然オッサン達は喜んだが、皐月ちゃんも「やったー!」とか喜んでいる。
その先の内容は気にせず、単純に6という結果だけ喜んでいるようだ。

……まぁ、確率的に何も書いてないマスだけ通ってゴールできるなんて甘い話はないだろうから
もう開き直って高い数字を望んだ方がいいのかもしれないけど。
皐月ちゃんは楽しそうにピョンピョンと飛び跳ねながら6マス進んでいく。
3マス目を通りすぎる瞬間にあたしのお尻をぺちっと軽く叩いていきやがった。
くそっ!あたしより恥ずかしい内容になれ!(次自分が3出したらそこに止まることはこの瞬間忘れていた)

6マス目の内容は「スクール水着に着替えてゲームを続ける」

どこに用意してたのかスクール水着が皐月ちゃんに手渡された。
……ってここで生着替えさせる気かよ。これは恥ずかしいねぇ。
とあたしは自分がお尻を晒して立ってるのも忘れてほくそ笑む。
……しかし、皐月ちゃんは余裕の表情で服を脱ぎ捨てるとあっという間にすっぽんぽんになった。
ちょっと13歳にしては発育が遅い肉付きが少ない少年みたいな肢体を惜しげもなく晒す。
まだ毛の生えてない股間の一本線が辛うじて女の子を主張していた。
その割れ目に食い込ませるように、皐月ちゃんはスクール水着を身につける。
その間もずっとお尻を晒し続けてたあたし、オッサンたちはあたしのお尻も見飽きたのか、
皐月ちゃんが着替えている時はもちろん着替えた後もそっち中心に視線を送っているようだ。
……見られるのも恥ずかしいけどお尻を出したまま無視されるのはある意味もっと恥ずかしい。というか空しい。

ようやく最後の一人がサイコロを握った。
……早く振っとくれ。

最後の四人目にサイコロが渡ろうとした時。

「やってるみたいね〜」

いきなり宴会場の襖が開かれた。
廊下に向かってお尻を晒してる形になるあたしは思わずビクリと震える。

「……どうやら始まったばかりのようね」

オーガみたいな事を言って入ってきた声の主はあたしの叔母にあたる……と言ってもまだ23歳の小春姉さん。
長い黒髪と細身ながらあたしらとは比較にならない成熟した身体を持つ女の人だ。

「おや?小春ちゃん、向こうはどうしたんだい?」

オッサンの一人が小春姉さんに声をかける。

「男の子たちがちょっとお疲れみたいなの、だからこっちに遊びに来たんだ」
「なんだい、ボウズども。若いのに情けネェな。じゃあ……おじさんがお相手してやるかい?」

親族同士とは思えない会話が展開されている……ちなみに小春姉さんと話してるオッサンはあたしのお父さん。
しかし小春姉さんはそれを軽くあしらうと……あたし達のいるすごろくの盤面の中に入ってきた。
オッサン達がゲームとは関係なくこの中に入ってきたり、ましてやあたし達にちょっかい出すのはタブーになってるみたいだけど、どうやら女である小春姉さんはその限りではないようだ。
だけどこのヒトはある意味男より危険だ。
小春姉さんはオジサンなんかより若い男の子。さらに若い男の子より若い女の子が好きなのだ。
特にあたしなんか今、襲ってくださいと言わんばかりの格好で……

「……飛鳥ちゃん綺麗なお尻ね」

そう思った矢先に小春姉さんのねっとり絡みつくような視線があたしのお尻に注がれた。
その視線は、大勢のオッサンたちのもの以上にあたしに羞恥と緊張と……なんともいえない不思議な感情を与えてくる。

「ひっ!!」

つつっ……と姉さんに指でお尻を撫でられ、あたしは思わず悲鳴が漏れる。
指の先端がわずかに肌に触れるか触れないかぐらいの……とても繊細な撫で方。
でもそれはなまじ掌全体で強く撫で回されたりするよりもたまらない感覚で……

「うぁ……!や、やめてよ小春姉さん!ゲーム続けらんないでしょ!……ほら、若葉!早く振って!」

あたしはたまらず4人目に早く犀を振るように言う。

「……あなたに言われるまでもない」

彼女は無表情であたしの方に顔も向けずそう答えた。
皐月ちゃんとはまた両親が違う、従妹の若葉。14歳の中学三年生。
可愛げのない子だけど別にあたしと特別仲が悪いわけじゃない。誰に対してもこんな態度だ。
黙ってコロコロ……っと転がしたサイコロの出した目は5。
まだ誰も止まってない、エッチな内容が書かれたマス。
あたしとお尻を撫でてる小春姉さんには一瞥もくれずその先まで進む若葉。
そこに書かれた内容は……

「下着の上下を脱いでゲームを続ける」

……は?それっていきなりマッパ?しかもこの先ずっと?ちょっとキツくない……?
別に若葉がどうなろうと知ったこっちゃないけど万一、いや、それよりずっと高い確率で次にそこに止まるかもしれないあたしはビビる。
しかし当の若葉は表情を変えぬまま、誰に視線を合わせるでもなく口を開く。

「……下着を脱ぐって事はその上に着てるものは脱がなくていいんですね?」

なるほど……別に全部脱がなくてもいいのか。それはそれでマニアックな気もするけど。
若葉が上手くルールの抜け穴をついた……というわけではなくどうやら発案者のオッサン達も最初からそういう意図だったみたい。
……あたしが先に止まってたら危うく全部脱いで二重に恥かく所だったよ。

「…………」

若葉は無言で着ていたセーターの袖から腕を抜いて中でモゾモゾと動かす。
服の下でブラを外す動作が見てとれ……暫くすると首の部分から外したブラの紐が姿を現す。
そして若葉はそれを袖を戻した手でスルスルとつまみ出す。
ブラを抜取る一連の流れは……肝心な所はどこも見えないのに、同性のあたしから見ても……不覚にも艶かしく見えた。
その場に居る男共はもちろん小春姉さんもその様子を一瞬も目を逸らすまいとじっと見てる……でもその間もあたしのお尻を撫で回すのはやめない。
それどころか興奮のせいかさっきより思いっきりお尻の肉を掴むように触ってくる……
若葉の服から出てきたブラは……意外にも薄紫色のセクシーな感じのものだった。
ちょっと若葉……あんたカタそうな顔して……しかも中学生の分際で結構シャレになんないのつけてるじゃない。

で……ブラを外したはいいけど下はどうするつもりなのよ。あんたパンツルックじゃん。
それじゃ下は完全に脱いで下半身裸になんなきゃいけないよ。
……と思ったら今度は若葉は自分のズボンの腰あたりに手を突っ込み、何かを解くような仕草を始めた。
それを反対のサイドでも行い……そして先ほどのブラ同様にズボンの下に穿いていたものを若葉が引っ張りだした時あたしは理解した。

……そ、それって紐パン!?上と同じく薄紫色で……ちょっと透けてない?

「きゃー若葉ちゃん。結構ダイタンなのね〜!ギャップ萌え〜!」

ちょっと小春姉さん!
興奮するのはいいけどあたしのお尻バンバン叩かないで。痛い!
ん?若葉が終わったという事はやっとあたしの番?

「ほら!あたしの番なんだからもうやめてよ!」

あたしは小春姉さんの手を振り払うと、スカートの裾を戻して、膝のパンツを穿きなおし、ようやく尻丸出しの屈辱から逃れられた。

「あーん、飛鳥ちゃんのお尻もっと眺めて弄りたかったのにー!」

なおもスカートの上から頬ずりしてくる。カンベンして。

「……でも次のターンでひょっとしたらもっと恥ずかしい事になるかもね♪ついてってイタズラしてあげるから」

……○鉄の貧乏神かあんたは。次のターンで前の奴になすりつけてやるよ。






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