心霊写真
シチュエーション


最近のデジタルカメラというものは、たいしたものだ。カバンの中の封筒を思い、私は考える。
一昔前なら現像屋に出して現像しなければならなかったものが、今なら自宅でプリントアウトできる。
初めは大したことじゃないように思っていたが、人に見られず写真を現像できるというのがこんなにも便利だとは。

コーヒーチェーンの一席で、益体もないことをかなえながら写真の入った封筒を矯めつ眇めつ眺めていたところ、
とうとう待ち合わせていた友人がやってきた。彼女はごめんごめんと謝りながら、向かいの席に座る。
気にすることないよ、とひと声かけた後わたしは封筒を取り出し、彼女に手渡した。

彼女はあたりをうかがうと、周りに見られないよう慎重に封筒の中身を取り出した。
中身は写真だった。私が撮影したものだ。映っているのは、先日私と彼女、そして彼氏たちの4人で行った旅行の様子。
彼女は写真を一枚ずつじっくりと、舐めるように凝視している。顔は紅潮し、息も荒い。

正直に白状すると、彼女は少し、いやかなり、はなはだマゾヒストの気があるのだ。
このたびの旅行も、そんな彼女の性癖を満たすためである。
つまり、マンネリな性生活に飽きた彼女は、いわゆる羞恥プレイに目覚めてしまったのだ。
とはいえ仕事も未来もある身、露出や青姦など、社会的に危険なことは避けたい・・・。
そう考えた彼女がたどり着いたのが、ハメ撮りセックスだった。
誰に見せるわけでなくとも、自分の痴態を写真に収めるというだけで存外興奮するものだ。

このたび私は彼女の専属カメラマンとして、私の彼氏は汁男優として旅行に同行。
オートタイマーも壊れている型落ちしてデジカメで、彼女の悶える姿をかなり撮影してきた。
彼女に渡した写真は、まさにその様子である。
執拗な前戯で失禁した瞬間や、下からの突き上げに白目を剥いた顔、二穴責めで口を引き攣らせて悶える姿など、
私としてもなかなかよく撮れたのではないかと思う。

彼女の手が写真をめくる。今見ているのが真ん中くらいだから、そろそろ私も写っているころだろう。
そうなのだ。目の前の嬌声に私の中の女も疼いてしまい、思わず撮影しながらもじもじしていたところを、
彼氏に押し倒されてしまった。そこからは、セックスをしながら彼氏が撮影したものだ。

正常位で犯されてよだれを垂らす私や、私と友人が並んで後ろから貫かれるところ、
女二人が重なって貝合わせをするところ、そこからの熱いキスなど、私の彼氏もなかなかいい腕している。
私の一番のお気に入りは、なんといってもその中の一枚だ。
私と友人を、それぞれの彼氏が後ろからおしっこをするような形で抱え上げ、尻の穴を肉棒で責めているところ。
私たち二人が両手でダブルピースを作り愛嬌をふりまくけど、その瞬間男たちは手の力を弱めたのだ。
私たちの体重で肉棒は菊門を奥の奥まで抉り、あまりの快感に私たちは二人ともアヘ顔状態。
思わずまんこからは潮が迸る。そんな瞬間を、ちょうど真正面から全員が入るように捕えた、最高の一枚だ。

メモリーの一番最後に写っていた一枚で、正直もう頭の中が真っ白だったから撮った瞬間はよく覚えていないけど。
彼女の手が、ついに最後の一枚、至高のベストショットにたどり着いた。彼女は写真の出来のよさにほくそ笑み、
すぐに困惑した表情を作った。そして、最後は青い顔になり、私に問い詰めてきた。

「あなたのデジカメ、オートタイマー壊れてたよね?」
「うん、そうだけど、どうしたの?」
「じゃあこの写真、誰がどうやって撮ったのよ!?」






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ