4人の男の悪念2
シチュエーション


「おお」

下着姿となった久美と沙耶をみて、男達は思わず声を漏らした。

「どっちもいい体しているぜ」

男の一人が我慢しきれず二人の胸を揉みだした。

「おいおい、そう慌てるなよ」
「ブラを取ってからにしようぜ」

そうたしなめられ、男は女達から離れる。
二人のブラジャーを一斉にとると、柔らかそうな乳房が現れた。

「いいねー」

彼らはその乳房を凝視している。

「胸の大きさは、久美の勝ちかな」

そう言って男は意識のない久美の右腕をとり、その腕を上げた。

「はは、久美選手の勝ちーってね」
「さて、この姿を写真に撮っておくか」

シャッターを切る音が聞こえた。

「せっかく眠らせたんだから、もうちょっと遊ぼうぜ」
「お人形さんごっこってわけか」
「そんな発想が出てくるなんて、お前は変態だな」

男達はくすくすと笑った。

「こいつら、経験あんのかな」
「こんだけの女なら、言い寄る男はそれなりにいたんじゃないか」
「確かめてみようか」
「じゃあ、まずは久美からにするか」

男が久美の秘部を覆っているその下着を脱がす。

「へぇ、意外とあるな」「可愛い顔してなんとやら」

久美の陰毛を見た男たちがそれぞれの感想を言う。

「では、膜の具合を見てみますか」
「膜っていっても、実際はちっちぇからなぁ。そんなんで分かるのか?」
「あくまで参考にする程度だよ」

男が久美の秘部に触れた瞬間、

「・・・ん・・」

と、久美の口から艶かしい声が漏れた。

「おい、起きたんじゃ」
「いや、大丈夫だ」
「何、起きそうになったらまたクロロホルムでも嗅がせればいい」

男は構わず秘部をいじくり、そして処女膜を確認した。

「まったく損傷がない、きれいだ」
「ということは経験なしかな?彼氏がいたことないのか、身持ちが固かったのか」
「ラッキーじゃん。俺の経験だと、清楚にみえて実はそうじゃない奴の方が多いからな」
「ちっ、俺も久美にしとけや良かったな。処女とは一度やってみたかったんだが」
「おいおい、まだ沙耶が経験ありと決まったわけじゃないだろ」

男達は沙耶の下着も脱がした。

「今までやった女で、こういう活発そうな奴はもう全員経験済みだったぜ」
「まぁ、それでもいいじゃん。喪失の痛みで目を覚まされる心配をせずにすむ」
「そうそう」「だな」

沙耶の秘部をいじった瞬間、久美同様、

「・・・んぁ・・・」

嬌声が聞こえた。そして、左を向いていた頭を右に動かした。

「大丈夫だぜ、ぐっすり寝ている」

男が秘部を覗き見る。

「こいつもきれいだ」
「まじかよ。すげー意外」
「まぁ、きれいだからといって経験がないとは限らないんだけどな」
「何でもいいよ、早くやろうぜ」

ついに二人の女を犯そうとしたとき、男の一人が声をかけた。

「なぁ、ちょっといいか。俺思ったんだがよ」
「ああ」
「こんな可愛い子達が経験ない感じなのはおかしくねぇか」
「それで」
「だから、こいつら――」

男はそういって、久美と沙耶の体を密着させた。
そして、横になっている久美の腕の中に、沙耶の体を入れた。二人の女は抱き合っている形をとった。

「こういう関係なんじゃないか」
「はは、なるほど。これなら男になびかないわけだ」
「そういや、小学校からずっと一緒の学校って言ってたな。大学まで同じなんて妙だとは思ったが」

男たちは勝手な推測を始めた。

「何にせよ、今は俺達とつながってもらわなきゃな」「それが本来の自然の摂理ってもんだな」「この姿もカメラに収めておくか」

その後、沙耶を久美から引き離し、そして横たわっているそれぞれの上半身を起こした。
これから自らの身に降りかかる惨劇も知らず、彼女達は穏やかな寝息をたてていた。

「さて、お遊びはここまでにしてそろそろ始めるか」

彼らは二人組みとなって目的の女の傍へと寄り、ついに彼女達の貞操を奪いにかかった。

久美の傍にいる男達は早速その豊満な乳房を揉み出した。

「柔らかくて、すごくいい感触だ」
「清純そうな顔して、こんないやらしい体してんだもんな」

一人が久美の後ろに回り、もう一人が前方に座り、同時に胸の感触を味わっている。
後ろの男は、右腕で胸を揉みながら、左腕で久美の長い黒髪を撫でだした。

「この髪からもいい匂いがしてたまらんぜ」

前にいる男が、今度は乳首を舐めだした。

「・・・ん・・ぁ・・・」

久美が嬌声を漏らす。

「はは、久美ちゃんってば感じているみたいだ」
「初めての経験らしいから眠ってても感じるんじゃないか、知らんけど」
「うちの部のマドンナを抱けるなんてな」
「ほかの部員どもが見たら、あまりの羨ましさに悔し涙を流すんじゃないか」

前にいる男は久美の唇を吸い始めた。

「いい味だ」

男は舌を久美の口内へと侵入させた。久美の舌と絡み合う。
そして、深い口付けをしながら、指で乳首を弾いている。

「んっ・・・あぅ・・」

久美がかすかに声を漏らす。
十分に久美の唾液を味わった男は、自らの口を離した。

「こんなにおいしいキスは初めてだ」

そう言って男は久美の頬や頭を撫でた。

「じゃあ、次は俺の番だな」

すでに全裸となっているもう一人の男が言った。
その男は自分の陰茎を久美の口の中にねじこんだ。

「あー、あったけぇ」

口内の温もりが男のモノに直接伝わる。
男は腰を前後に動かして、意識のない久美とフェラを楽しむ。
その締め付け具合の気持ちよさに、男は快感の表情を浮かべている。

フェラ行為におよんでいる男をよそ目に、相方の男が久美の太ももを撫で回している。
やがて、太ももから陰唇の方へと手を伸ばした。
その割れ目を指でゆっくりとなぞった。

「んぁ・・・ふぁ・・・」

久美が小さな声で喘いだ。しかし、口が男根で塞がれているため、くぐもった声となっている。
その声とともに、久美の温かな吐息が出た。それが男のモノを刺激する。

「ぐわっ、やべっ、もうイきそうだ」

あまりの気持ちよさに、男のモノは爆発寸前となった。
相方の男はさらなる行動に出た。久美の陰核を愛撫し始めたのである。

「ふぁあ・・・んぁう・・・」

久美はモノを咥えながら、さらに大きなくぐもり声を出した。
男のモノに熱い吐息が強くかかる。ついに男根は限界点を越えた。
口内に男の白濁液が発射された。男はとろんとした表情になっている。
陰茎が脈をうちながら精液を吐き出す。それが久美の口にたまっていく。
男が欲望を解放し、萎びたモノを離した。

「まだ前戯だってのに出しちまったぜ」
「ごまかしがきくよう、あとで掃除してやらないとな」

久美の半開きな口の端からは、白い液体が垂れ流れていた。

「それじゃ、下の口は俺が最初にもらうよ」

欲望を解放していないこちらの男のモノは、まだ最大限にそそり勃っていた。

「ちっ。おい、ゴムをつけるの忘れるなよ。妊娠されたら面倒だからな」
「分かってるよ」

彼は脱ぎ捨てられた上着のポケットからコンドームを取り出し、それを装着した。

「いくよ、久美ちゃん」

眠っている彼女には無論聞こえているはずもない。当然、返事などなかった。
男はモノを久美のなかへとゆっくり挿入していった。

「んっ・・・あぁっ・・」

久美が声を出した。

「おい、いま少し苦しそうな顔したぞ。起きるんじゃないか」傍で行為を見ている男が言った。
「念のため、薬を嗅がせておくか。悪いけど頼む」
「ああ」

男はハンカチにクロロホルムを再び染みこませ、それを久美の鼻と口に押し当てた。

「ん・・・」
「しばらくそのまま嗅がせておいてくれ」

久美と交接している男はそう頼んだ。もう一人はハンカチ越しに口を押さえている。

再び久美への陵辱が始まった。

「んぅっ・・・ふぅ・・・」くぐもった呻き声が聞こえる。
「微妙に苦しそうな声を出しているってことは、やっぱこいつ処女なのか」
「だとしたら、俺が最初の男になるわけだ」
「喪失の痛みはすごいらしいからな。眠っている間にやれば痛みは意識できないから良かったかもな、久美」

ハンカチを押し当てている男は、久美の頬をぺちぺちと叩いた。

「くっ、よく締まる」

最後まで挿入した男は久美のなかの感触を味わっていた。

「ここを写真に撮っておくか」

一方の男はハンカチを久美からを離し、カメラを構えてシャッターを切った。
つながった男はしばらく久美の唇、胸、尻を順番に触っていた。そしていよいよ――

「久美ちゃん、動くよ」

と言い、腰を前後に動かした。

「はぁん・・・んぅ・・・」

久美が小さな嬌声をあげた。どことなく快楽が混じったような声であった。

「あぁん・・・はぁ・・」
「おいおい、初めてでこんなに感じるなんて淫乱の素質があるんじゃないか、この女。早く俺もやりてぇぜ」

男の突くスピードが上がった。久美の豊かな胸が上下に激しく揺れた。
その揺れが目に付いたのか、二人の男は同時に胸に手を伸ばした。
性交をしている男は揉み、していない男は乳首をいじくっている。
また、していない男のほうは、もう一方の手で腰や腋を愛撫し始めた。
複数の性感帯を刺激され、久美の快感は頂点に達しようとしていた。

「ふぁん・・・あぁん・・・あぁっ・・」

かすかではあるがしっかりとした喘ぎ声が聞こえた。
しかし、その目は固く閉ざされている。

「くっ、もう出そうだ」

久美のなかにある男根は白濁を吐き出した。

「はぁ、最高だったよ、久美ちゃん」

男は陰茎を抜き出し、コンドームを捨ててから、久美の頭を撫でだした。

「おーい、こっちも写真を頼む」

別の部屋で陵辱を楽しんでいる男が声をかけてきた。

「お前が行ってきてくれ。今度は俺がこいつと楽しむからよ」
「はいよ」

「さて、俺とつながる番だな」

精力を回復させた男が久美の上半身にまたがった。

「その前に、また前戯といくか」

男は自分の男根を胸の間に挟ませた。

「パイズリにはもってこいのオッパイだな」

胸を上下に動かし、自らのモノを刺激させる。

「ん…」

胸を激しく動かされ、久美が呻いた。
男の逸物は徐々に膨れ上がっていった。久美に突き刺す準備は整いつつあった。

またも辱められようとしている久美の陰唇からは、純潔を失った証として一滴の赤い雫が流れていた。






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