鈴木翔子 催眠
シチュエーション


「ん…………」

私は前触れもなく意識を取り戻しました。あたまががんがんします。
ぼんやりとする視界に何か影が映りました。その影の真ん中に、ぼわっと炎が灯りました。

「さぁ、この炎を見て下さい」

私は声に従いながら、これまでのことを思い出していました。




私は、伝統工芸研究の授業を四回程休んでしまったので、課題がまだ仕上がっていませんでした。
なので、課題を終わらせるために先生にお願いして二週間、放課後六時から九時まで教室を開けて貰って作業をすることにしました。
今日はだいぶはかどったので、早めに切り上げ帰ろうとしたら、男の人に呼び止められました。

「鈴木さん」
「え…?」
「俺のこと覚えてますか?」
「え……………」

誰だろう、見たこともない人でした。

「覚えてないの?ひどくない?」
「すいません………えっと……」
「ま、いいや。これ、あなたの忘れ物」
「あ、どうも………」

私は軽く会釈してそれを受け取りました。
それは写真みたいでした。

何だろう、と見た私はびっくりしました。女の人の裸の写真でした。
まず私は、その事実にびっくりしました。さらに、よくよく見ると、それは私の顔でした。

(なに?これ………?)

私はあたまが真っ白になりました。わけがわかりません。

「覚えてないのも仕方がないか。こないだね、俺君を薬で眠らせてこんなことしたんだ。かわいかったよー。意識ないのに感じちゃってびくんびくんしてさ。」この人は、何を言ってるんでしょう?逃げなきゃ、と思いましたが体もうまく動きません。

「でもさ、挿入はしなかったんだ。気を使って。でも、我慢出来ないからさ………………今日また犯らせて?」

次の瞬間には男は私を壁に押し付けてきました。同時に顔に何か布を押し当てられました。
布はぐっしょりと濡れていました。なんだかよくわからない香りがしました。甘酸っぱいような、苦いような。

私は抵抗しました。でも私の体はがっちりと押さえつけられていました。

「抵抗しない。もし逃げたら、この写真ネットにバラまくからね!」

急にそう叫ばれ、私は動けなくなってしまいました。男の言ったこともそうしたが、叫ばれた私は、怖くなってしまったんだと思います。

「薬でさ、意識がない方が楽だよ?ほら、吸ってー、はいてー、吸ってー、はいてー、ほら早く!!」

そう命令されて、私は言いなりになってしまいました。とにかく男が怖かったんです。
それに濡れた布と変な匂いのせいで、私は息が苦しくて仕方ありませんでした。
でも、いわれるがまま息を吸って、吐く度に、その気持ち悪さはどんどんひどくなりました。薬、というのは本当だったみたいです。
やがてあたまがぼんやりして、体の力が抜けていってしまいました。私は気絶してしまったんだと思います。

次に私は、首筋のチクリとした痛みで僅かに意識を取り戻しました。
だけども意識は朦朧としていて、体を撫で回されてもどうすることも出来ませんでした。
さらにべとべとした何かが肌の上を這いずりました。多分、ベロで舐められたんだと思います。
やがて、体の自由を取り戻した私は、舐められる気持ち悪さから抵抗しました。
でも、またあの濡れた布が私を襲いました。

「息を2分我慢すれば見逃してあげるよ?」

馬鹿な私は一生懸命我慢しました。

「さんじゅうはち、さんじゅうく、」

楽しく男が数えます。私はもう息が苦しくなってきていました。

「……………!!」

さらに男が太ももを左手でさすりながら、大事なところに近づき始めました。

「いゃ…………………」

ワンピースの中に腕を突っまれ私は足を閉じて必死に両手で押し戻そうとしました。
そうしているうちに私の息は限界になってしまいました。

「けほっけほっ!!」

限界が来て涙を流しながらむせる私。
そして私は薬の匂いが頭の中に広がっていくのを感じながらどうすることも出来ずに力が抜けていきました。その時の記憶はここまでです。

次に私は、乳首をぎゅぅううっとされる感覚で意識を取り戻しました。

また意識が朦朧としている私。もうずっと眠らせてくれればいいのにと思いました。

気付けば私はブラも取られショーツだけでした。

男はごそごそ何かを出していました。私の手を縛ったあと、何かを私の両乳首に取り付けてきました。

カチッという音がした後ヴーーン、という音と共にそれらは振動し始めました。

「あ………ぁあ…………」
(何………これ……)

不思議なもわもわした感覚が私に広がりました。
また首筋がチクリと痛みましたが、それ以上にその感覚が強かったです。

それが何なのかわかる前に、私は無理矢理ファーストキスを奪われました。ひどい…………。

「おはよう?どう、体の具合は?」
「…………………」

ショックで返事が出来ませんでした。

「だからさ、どう?て聞いてんの。返事は?」
「もぅ………やめてください…………」
「嫌。やめない。」

「なんで………こんな…………」

私は遂に泣き出してしまいました。もう嫌だ………
とうとう男に私の割れ目を下着の上からなぞられてしまいました。

(え…………………?)

何故か私のそこはぬめりと濡れていました。
何で?無理矢理されてるのに。
今までこんなことしたこともないのに。
感じる、なんてよくわからないと思ってたのに。
私は気づいてしまいました。さっきから乳首が振動し、指がショーツの上を上下する度にお腹の下がキュンキュンしています。

「っ…………ふ…………」

声が…………勝手に出てしまいます。必死に堪えていると、男は私のクリトリスをつついてきました。

「あ………!ん………あっ…………!」

下腹部のキュンキュンが激しくなっていきます。声がどうしても漏れてしまいます。

男はここで、私の顔にタオルを被せました。

今度は手を縛られているため、頭を振って逃れるしかありません。
さっきから、意識を失えばいっそ楽なのです。でもこの不思議な香りを嗅ぐのも嫌で咄嗟に私は抵抗しました。

男が同時に手で私のパンツの中に手を入れクリトリスを直にきゅきゅっ、と摘むと、
下腹部が爆発したようにキュンキュンして、私はびくん、と跳ねてしまいました。はじけるように頭が真っ白になりました。

人生で初めてイってしまった私。そのせいなのか、薬のせいなのか、私の意識はあっという間になくなってしまいました。

私はとうとう、男に貫かれて、初めてを失っていました。でも痛くはなくて、男が私をズンズン貫くたびに、私は気持ち良くなってしまいました。また声が出てしまいます。

そんな私に、男はまた薬を嗅がせてきました。同時に淫核をいじられ、私は、頭が快楽でぐちゃぐちゃになりながら、意識を失ってしまいました。

最後に意識を取り戻したときなんか、私はトイレの洗面台の鏡と対面させられながら犯されてました。
鏡の中の私は、ぼんやりした顔をしながら、乳首が見たこともないくらいそそり立って、その胸をもみくちゃにされていました。肌は真っ赤っかです。
そういえば、なぜかあそこの毛がなくなっています。つるつるにされた私のそこに、男のあれが何度も出入りしていました。
その度にあそこから快楽が全身に伝わりました。頭まで真っ白になっていきます。
やがて、また男は当たり前のように私に薬を嗅がせました。
鏡の中の私は、女性としての尊厳を全て失って犯されながら、無様に目をとろーんとさせていきました。 薄れいく意識の中、それでもとてつもない快楽が私を襲っていました。






「そこまででいいですよ。」

俺はそう言って翔子の告白を終わらせた。まず翔子に催眠をかけるにあたって、精神に作用する強力な薬を飲ませ朦朧とさせ、炎を見せてひとまず軽い催眠状態にしながら話をさせた。

やっぱり今日のことはほとんど覚えてしまっている。
記憶を忘れさせる必要があるな……………。

「翔子さん、この炎が見えますか?」

「はい………………」

「あなたはこの炎から目が離せません」

「はい………………」

炎を近づけたり、遠ざけたりしていく。

「これを追っていくと、だんだんあなたの瞼は重くなります。10秒後までには瞼は閉じてしまいます」

炎を激しく動かして、翔子の目を疲れさせる。

「5………4……3……」

数えながら頭をぐるんぐるんまわしてやると、翔子は瞼を閉じた。
いいぞ。うまく効いてる。俺は初心者なのに。薬のおかげかな。次はより催眠を深くしなければ。

「翔子さん、私の声は聞こえていますか?」

「は……い………」

「あなたは、私の声しか聞こえません。私の許可なしでは、動くことはできません。」

「はい……………」

「あなたは私の声を聞くと気持ち良くなる。気持ち良くなる。そして気持ち良くなって深いところに落ちていく。」

「きもち…………いい…………」

「私が手をあなたの頭の上におくとさらにあなたの力は抜けていきますよ。気持ち良くなるよ。」

そういって手をぽんと置いてやる。

「ほら、体から力が抜けていくよ?気持ちいい。何も考えられなくなる。頭がぼんやり、真っ白になっていくよ。ほら、気持ち良くなる」

「あ…………あぁ………」

翔子の体から力が抜けてきた。だいぶ催眠もクライマックスか。

「私が10数えるとあなたは1数えられる度にあなたは気持ち良くなって、深いところに落ちます。」

「10………9…………8」

そうやってゆっくり数えていく。

「3………2………1…………」

「翔子さん?聞こえていますか?」

「は…………い………」

「あなたは今深いところにいます。聞こえる声は深いところのあなた自身の声です。それには従わなければいけません。わかりましたか?」

「わかりました…………」
「あなたは、今日の夕方から夜、午前0時までのことを忘れてしまいます。思い出せませんし、疑問にも思いません」

「わす…れ…る…………」
「そう。わすれてしまいます。3つ数えたら忘れてしまいます。3、2、1、はい。忘れてしまいました。」

「わす……れま……した」
「何を忘れたんですか?」
「わか……りま………せん」

よし、これで記憶は消せた。

「あなた、鈴木翔子は私○○君に、眠れ、と言われるとまたこの深い状態に落ちてしまいます。いいですね?復唱してください。」

「わたし、鈴木翔子は……○○君に、ねむれといわれると………ふかいじょうたいに………おちます」

なんだかろれつが回ってないが、確かに復唱した。よし、確認するか?

「では、あなたは私が手を叩くと深い状態から戻ります。でもあなたは私の言うことを必ず聞きます。」

催眠状態から戻したら命令を聞かないかもしれないので、念のためクロロホルムを用意して、パンっと手を叩く。

「う…………ん……………」

瞼を開いてこっちをじっくり見てくる

そして、自分が裸なことに気付いた。何か言おうとした翔子に、

「声は出せない。体も動かせない。」

と言ってやる。
すると翔子はびくん、と動かなくなった。催眠は効いているみたいだ。
せっかくだ。催眠で遊ぶとしよう。

「君は今、体が動かない。さらに触られても何も感じれなくなる。ただし、体が動くようになったら、その触られた感触はその瞬間に現れるよ」

そう言って翔子の胸をいじってやる。乳首と乳房の境目をなぞり、胸全体を揉み、乳首をぐにぐにする。翔子はなんの反応もしない。
5分間胸をいじったあと、次はクリトリスをいじってやる。指ではじき、転がすを同じく5分間繰り返す。さっきまでならびくんびくんしたが、今は何も反応しない。

さて、そろそろ頃合いだ。「私が手をパンっと叩くと、あなたは体が動くようになります。声は少し出せます。」

パンッ

「あぁああああ…………」

翔子は小声でのけぞりまくった。一気に快感が襲ったんだろう。
潮も吹いたみたいだ。翔子の太ももの当たりはびしゃびしゃだ。
軽く意識を失って肩で息をしている。
「眠れ」

そう言うと翔子はまたとろーんとした。

それから色々試したが、催眠状態なら翔子は何でもしてくれた。

右腕を操ってクロロホルムを自分自身に嗅がせたりもした。

翔子は自分自身の右腕を引き剥がそうとして、抵抗して意識を失った。勝手に動く右腕に攻められる気分はどうだったろう。

それに興奮して、一回抱いた。快感を5倍にして抱いてやった。気持ちいいと感じたらそう言うように命じた翔子は素晴らしく可愛かった。

他にも色んなことを試した。

今は催眠状態を解いて、右手左手を操って強制的に自慰をさせている。自由に動かせるのは首だけ。声は喘ぎ声だけ出せる。

胸を30秒いじり、あそこを30秒いじり続けるのが翔子に与えた指令だ。そして10回イったらもう一度、今日の記憶を失う。そして後は一人で帰宅するよう命じた。

「あぅ………はぁ………んっ…………あぁん!!」

ようやく3回イった。
快楽から逃れようと首をぶんぶん振っている。

俺はその場を後にした。翔子は身も心も俺のものなのだから。また今度やればいい。






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