小ネタ2
番外編


【前提】
お兄ちゃんの職業柄、裏社会系とのつながりはそれなりにある

・車ごと海に飛び込んだ後、世間的には死んだ事になっている
・ツテを使って秘密裏に国外逃亡(密航)を計画
・クリスマスのあのシーンは逃亡前のちょっとした挨拶

【クリスマスシーン】
 振りむいた先には兄の姿
 目を見張り、その姿を凝視する遼子
 咄嗟に言葉が出ない
 兄は近づき、まさに目の前という距離に立った時、近くにいるであろう鷹藤に
 助けを求めようとその口を開いた
 だが一歩及ばず、兄は叫ばれる前に遼子の口を手で塞ぐ
 目的の為なら手段を選ばなかった兄だ、何をされるかは分からない
 色々な感情がない交ぜとなって遼子はただ、その場に立ち尽くす
 そんな遼子に「メリークリスマス」とだけ耳元で囁いて兄は去っていった
 いなくなった途端、遼子の体には震えがくる
 それは兄と対面した事による恐怖故なのか、それとも兄が生きていたという
 歓喜故なのか
 自らの体を抱きしめ、意を決して振り返ってみればそこに兄の姿は無い
 ついてこない遼子を心配したのか先に行っていた鷹藤がその場に戻ってくる
 「どうかしたのか」、と鷹藤が問えば「お兄ちゃんがいたの……」とだけなんと
 か搾り出すように遼子は言う
 その言葉に弾かれるように鷹藤は警戒を強めながら周囲を見回すが、その
 姿は見えない
 いまだに震えている遼子の体を抱きしめながら、鷹藤は「俺が守るから」と
 誓いを立てた

・そんな二人を目撃した兄はイラッとしながらも国外逃亡
・とりあえずお隣の国(他でも可)
・マフィア系統に就職
・それなりにのし上がっていく
・偽の戸籍を手に入れた後、帰国
・そこから始まる鷹藤VS兄

……と、ここまでを妄想
日本語崩壊、エロなしでスマン






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