ありふれた一日
安岡信郎×梅子


信郎は梅子の匂いが好きだった。
幼馴染として小さい頃から一緒に遊び汗をかき一緒に昼寝もしたことはあったが妻として毎日暮らすようになって知った梅子の匂いは甘く優しい匂いがする。
その匂いに包まれたくて、信郎は今日も梅子を求めた。

「梅子…」
「うん。」

梅子が腕の中に来ると、信郎はいつものようにハジマリの合図を唇に伝えた。
まぶたに鼻に頬にと愛を伝える信郎の唇が梅子の唇を捉え割入る。
舌先で梅子を追いかけ、追い詰め、答える梅子をさらに攻めたてる。
スラリとした信郎の親指は柔らかい膨らみの先で円を描き、梅子は甘い刺激に前進を貫かれビクリとしながら熱い吐息で呻いた。

「ふ‥ぅんっ」

信郎は更に時に優しく時に強く揉みしだきながら乳首を唇でその指先で丁寧に弄んだ。
梅子がその甘い刺激を一番感じるのは、胸では無く足の間‥。

信郎が梅子の浴衣の帯を解くのを合図に2人は自分の寝まきを脱ぎ捨てる。
信郎は梅子の上に乗り愛しむように乳房を口に含むと堅く堅く隆起した乳首を音を立てて吸った。

「‥っはんっ」

たまらず梅子は熱い吐息を吐きだし信郎の背中を強く抱く。
信郎の長い指は狡猾な蛇のようにゆっくり腰を撫で足をつたい梅子の中央を捉えた。

「はぁぁ‥」

梅子は首を振りながら甘い息を吐きだしけだるくなった手足を強張らせながら馴染んだ夫の指に感覚の全てを委ねた。
信郎の人さし指は梅子の中を確認し熱さはあるがまだ蕩けてはいないそこに続けて中指も挿し入れ、探るように融かすように柔らかく愛撫した。

「んんん‥」

身体を揺り動かし敏感に答える梅子の甘い声なき声は信郎を更に興奮させ巧みにしつこく梅子を弄ぶ。

「‥ノブ‥」

身体を固くし訴えた梅子の言葉を、信郎は優しく甘い口づけで遮る。
信郎の口づけを堪能しながら梅子は本能的に手を伸ばし信郎の足の間から頭をもたげているモノに手を伸ばし小さな手のひらには収まらない固く熱いそれを刺激する。

「フウッ」

梅子の小さなひんやりした手に信郎はたまらず息を吐いた。
唇を離し目を開け見ると、梅子は眉間を寄せ信郎の指先が摘む乳首への刺激に身を委ねている。

信郎はもう一度梅子の唇を強く吸うと乳首を、舐め滑らかな腹を舌先で味わい甘い匂いがする茂みに向かっておりて行った。
広い両肩は梅子の細い太ももを押し広げ信郎は梅子の中心に顔を埋めた。

「んっ」

温かく湿った舌が柔らかく蕾や甘い蜜を出す森の中を追うと、梅子のやり場を失った両手が夢中で信郎の髪を掴んだ。
ビリビリとふわふわととめどなく襲う信郎の舌先。
梅子は夢うつつになりながらついには自ら更に脚を開き腰を揺らし始めた。
梅子の中心からは溢れるようにたっぷりの甘い蜜が溢れだしている。
信郎は肩にある梅子の両腿を押し上げた。
甘い蜜の溢れかえる匂いと共に信郎は自分の分身を梅子の入口にあてがい円を描くように前進した。
梅子の口から弾むような喘ぎ声がするともう信郎は容赦なく突入し、リズムを刻みながら深く深く更に奥を探る。

「ぁあっ‥はぁっ‥んっ‥うっ‥」

梅子は敷布を強く握りしめながら信郎の動きと同じリズムで息を吐く。

「んっあっノブ‥あっはぁっノブ‥」

汗で濡れる信郎の背中を撫でながら梅子は小さな声で何度も信郎の名を呼んだ。

「梅子‥ハァ‥」

パンッパンッパンッパンッ

信郎はそれ以上は進むことができない梅子の一番奥深くに向け、何度も熱く滾った分身を突き刺す。

「んぁああぁああぁ」

梅子が叫ぶように熱い息を吐きだす時を待っていたかのように信郎は中指と人差し指で梅子の中心にある一層固くなった蕾を何度もこすりあげる。
両方の強い刺激に身体を固くしていく梅子を追いかけ、信郎も昇りつめ共に果てた。






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