綺麗だ
安岡信郎×梅子


「なんだか出戻ってしまった気分ね」
「笑...これでいいんだ。
光男くんが言ってたなー.......苦労はー買ってでもしろ」
「こういうのもあるから。案ずるよりー産むが易し」

私は久しぶりの自分の部屋で、ノブとそんな他愛もないことを話していた。

「まさか、この部屋でノブと一緒に寝ることになるとは
思いもしなかったなー。」
「俺だって、梅子と同じ部屋で寝ることになるなんて思ってもみなかった。」
「そうよねー」「そうだよ。」
「じゃあ...また改めて、宜しく、ノブ♪」「お、おぅ///」
「何よ、照れちゃってー。ノブのばーかw」
「梅子!」

いきなりノブが真剣な目で私を見た。

「な.....なに///」

気付いたら、ノブのよく見ると整った顔が私の目の前にあった。

「ん/////」

息が出来ない。

「んんー///」

好きな人とのキスってこんなに気持ちの良いものだったの。
ゆっくりと離れて行く唇に寂しさを感じる。

「ノブ!」

勢いよく自分から口付け、離れた。

「梅子...」

ノブが吃驚しているのがわかる。

「ノブ。好きよ。」
「梅子!」

力強い腕で抱きしめられた。

「なぁ、お前がいやじゃなければ.......」

じっと私を見つめる熱い視線。

「嫌なわけないじゃない。夫婦でしょ!」
「.....容赦しねぇぞ。良いんだな?」
「う...」

頷こうとした瞬間・・・

「ゴメン。もう我慢できない。」

私の身体は床に.....

あっと言う間に帯がほどかれ、素肌が露わになった。

「は、はずかしい」

隠そうとすると...

「綺麗だ、梅子。」

優しい目でノブがそう言った。

「ほんとに綺麗だ。」

甘い、甘い体温に触れて・・・優しさを、見せつけ合う。
長い夜が、始まろうとしていた。






SS一覧に戻る
メインページに戻る

各作品の著作権は執筆者に属します。
エロパロ&文章創作板まとめモバイル
花よりエロパロ