一線
キュウ×メグ


「い、いいんだよね、メグ…ぎゃっ」
「バカっ! 今さら躊躇わないでよ」
「って〜…叩くことないじゃんか」

高校生になってめでたくカップルとなった二人は、今キュウ宅にて一線を越えようとしていた。
メグはキュウのベッドに腰掛け、目の前で立ち往生している彼を眉を寄せて見上げた。

「もう、キュウったらムードも何もあったもんじゃないわ」
「〜〜…メグ。そ、その…今日のパンツ可愛いね」
「!?」

反射的にスカートを押さえる。しかしそれもあまり意味のないことだと気付いた。

「こ、こんなことで恥ずかしがってちゃ、ダメよね」

メグは顔を赤く染めて改めてキュウを睨む。手を離すと、短い丈のスカートから白い脚とピンク色の下着がのぞいた。キュウは頬をポリポリとかいて、メグの睨みに臆することなく口を開いた。

「オレは…キミが好きなんだ、メグ。だから…」
「…あっ」

メグはキュウに強く抱き締められ、そのままベッドに押し倒された。ジタバタと足を動かそうと思っても、いつの間にか自分よりもずっと成長してしまった彼の重さに、それはかなわなかった。

「メグ、いい匂いする」
「…キュウっ」

メグは我慢が出来なくなり、キュウに口付けた。今までにキスは何度かしたが、どれも触れる程度のものだった。

「……っ……んんっ」

初めてメグの口内にキュウの舌が侵入する。含みきれなかった唾液がメグの頬を伝った。

「はあっ……やだ、キュウっ…」
キュウはメグの制服に手をかけた。ぎこちない手つきで、何とかメグの上半身を露にする。白い肌に、綺麗に手に収まる胸。
「ぜったい、メグって大きくなったよな」
「ひゃんっ…」

ブラの上から強く揉み始める。メグは抑えられない高い声を上げた。

「最初はAカップだって思ってたのはホントなんだけどさ…」
「う、うるさっ…やあんっ」
「これからは、オレがもっと大きくしてくから」

キュウは乱暴にブラまで外してしまうと、先端に吸い付いた。

「はあっ…ああんっ…」

メグの身体が大きく震える。白い肌は汗ばんできていた。まだスカートを履いたままの腰は時折小さく揺れていてる。

「メグ、オレも…我慢できない」

キュウはメグの制服のスカートを一気に下ろした。ピンク色の下着は大事な所に染みを作っている。キュウの手は迷わずそこへ伸びた。

「ああんっ!…やだ、ああっ…」

しっとりと濡れた布ごしにメグのそこを撫で回す。メグの腰は一層大きく揺れた。

「いいんだろ? メグ…」
「やっ…は、恥ずかしい…っ」
「正直に言えば、もっとちゃんとやってあげる」

キュウの声は高ぶっていた。メグは生理的な涙を流ししばらくいやいやと首を振っていたが、キュウのじれったい手つきに耐えられなくなり、自ら甘い声でねだることとなった。

「ううんっ、きっ気持ち、いいよおっ……ねえ、お願いぃっ!」

そう言った瞬間、またどっとメグから愛液が溢れだした。キュウはすっかり濡れてしまった下着を取りはらうと、メグのクリトリスを弄った。

「自分で言って、興奮しちゃったんだよね? 可愛いよ、メグ」
「んんっ、あ、やんっ…」

膣に指を差し込むと、メグは両腕で顔を覆ってひたすら喘ぎ続けた。

「顔、見せてよ」
「キュウっ…あたし、もうだめっ…」
「どうしたの?」
「なんか、変なのぉっ…もうっ」
「いいよ、イかせてあげる」
「えっ? あ、やあああっ!」

中を一気に掻き回し、メグを絶頂へと導く。

きゅうっと指が締め付けられたと思うと、一際高い産声を上げてメグは達した。

「ふあっ…はあっ…」
「オレも、限界近いんだ。入れるよ」

キュウはカチャカチャとベルトを外し、ズボンを下ろす。痛いほど張り詰めた自身をメグにあてがった。

「メグ……いくよっ」
「キュウ…きて」

慎重に腰を進めていく。熱いメグの中に触れ、今にも欲望を吐き出してしまいそうなのを必死で抑制した。

「あうっ! 」
「大丈夫、メグ…?」
「うん…平気…っ」

メグはキュウの首に両腕を絡ませた。強く強く抱き締める。

「ああ、メグっ」
「はあっ! ふあ、あんっ」

キュウは強く腰を打ちつけ始めた。すぐにメグにも快楽の波がやってくる。

「はああんっ、いあっ」
「むっ…んんっ」
「ぷはっ……好き、好きっ…キュウっ」

再びキュウの唇を奪い、何度目かわからない告白をした。それでもメグの中のキュウはズンと質量を増す。メグもより強い快感を求めいやらしく腰を振っていた。

「ああんっ、はあっ、ふああん!」
「メグ、オレもうイくっ…」
「いいよっ…あたしも、だめえっ…イくっ、イっちゃううっ!

あ、あああああんっ!」
先に、メグが激しく身体を痙攣させて達した。キュウは自身を外に出して、メグのお腹に向かって射精した。

「やっ、熱っ!」

メグは顔にも受け止めてしまい、ぎゅっと目を瞑る。

「あ、ああメグ、ごめんっ」
「もうっ…バカ」

メグはぺろりと唇についた精液を舐めとると、もう一度キュウに抱きついた。

「ムードないとこも、バカなとこも、ぜんぶ好き」
「へへ…ありがと、メグ」

自分の胸の中で瞼を閉じる彼女の頭を撫でながら、キュウもまた眠りの世界へと落ちていった。






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