試着室
雪平桜子×メグ


「あら、美南さん」
「ゆ、雪平さん」

同じ団探偵学園に通う二人は、この日偶然にも同じ店内に居合わせた。それも、下着専門店に。
メグの手にあるものを見て、雪平は訝しげな表情をする。

「あなた、そんなに買うの?」
「え、ええ。最近きつくなってきて…」

雪平はメグの持つ下着を手に取りまじまじと眺める。

「あなたには大きすぎないかしら?」
「なっ」
「この柄も無いと思うわ。水玉なんて、中学生みたい」
「あたしは中学生です!」

雪平の言葉に、カチンときたメグは負けじと言い返す。

「あら、そうだったわね」
「雪平さんこそ、高校生のわりにはちょっと小さいんじゃないでしょうか?」
「何ですって!」
「こう言っちゃなんですけど、あたしの方が大きいかも」
「………」
「それに、黒とか、紫とかおばさんみたい」

雪平は拳を握りしめ無言で立ち尽くしていた。
メグはそこまで言って、思った以上に雪平を怒らせてしまったらしいことに気付く。

「…言ったわね」
「え? ちょっと、雪平さっ…」

雪平はメグの腕を掴み、試着室に連れ込んだ。

「あたしにケンカ売るなんて、いい度胸してるじゃない。そんなにいい胸だって言うのね、あなたのは?」
「そんなこと、…きゃっ!」

雪平はメグの制服を引き剥がした。今の下着では確かに少しきつそうな、立派に成長した胸が露となってぷるんと揺れる。

「何するんですか!、あっ」
「ふうん。一体何したら、こんなに大きくなるわけ? ちょっと、ブラも外させてもらうわよ」

雪平はメグの下着を取ると、その真っ白な胸を思い切り両手でわしづかみにした。思うままに感触を確かめる。

「やあっ…はっ…」
「確かに触り心地いいわね。

もしかして、自分で触って大きくしてるの?」

「し、してないっ」
「ウソ。あなたって、ホントは淫乱なんでしょ」
「ちがっ! …あんっ」
「こうやって反応してることが、何よりの証拠ね」

容赦のない雪平の手付きに、メグは声を抑えることが出来ない。だんだん足に力が入らなくなってきて、よろよろと壁にもたれ掛かった。

「そんなに良かったの? ここ、立ってる」
「…ううっ」
「探偵になろうって者が情けないわね。あたしにも力負けしちゃうなんて」
「……」

雪平は手を止め、座り込んだメグを見下ろすように立ち尽くす。

「まあ、中学生と高校生とじゃ色んな面で差がありすぎるわね」

メグは強気の上目遣いで雪平に口を開いた。

「あ、あたしだって…」
「何よ」
「あなたを恥ずかしい目に合わせるくらい、わけないんだから!」
「な、…きゃあっ」

メグは、雪平のスカートを一気に引きずり下ろした。淡い紫色の下着と、健康的な太ももが露になる。

「さっきからスカートの中、丸見えです。これ、上とお揃いの下着?」

反射的に雪平は両手で前を隠し、真っ赤な顔をして叫んだ。

「何するのよっ!」
「あたししかいないのに、隠す必要ないじゃないですか。第一、そんなことで動揺してたら、探偵になんてなれませんよ?」

すっかり強気な姿勢を取り戻したメグは、力任せに雪平の上の服を脱がせようとする。

「ち、ちょっと、やめなさいよっ」
「あたしの服は取ったくせに。雪平さん、ずるいっ」
「あっ、いやあ!」

とうとう雪平の服が全て剥ぎ取られた。メグはその様子を良く良く観察する。

「ふーん。こうやって見ると、そのラベンダー色っぽいのはカワイイですね。ちゃんとお揃いだし」
「あなたに褒められたって嬉しくないんだからっ」
「でもやっぱり、小さいと思います」
「…ちょっ、同じことする気!? あっ」
「当たり前でしょ。あたしが触って、雪平さんのおっぱい大きくしてあげる!」
「い、いやっ…ん!」
「あたしのこと淫乱だなんて言って、ホントは雪平さんがそうだからじゃないんですか!?」
「っ、あ、はあっ」

雪平はふるふると首を振りながら、手を伸ばした。先端が立ったままのメグの胸を掴む。

「ゆ、雪平さんっ」
「どっちが淫乱なのか、わからせてやるわっ」
「はああっ…あ」
「さきにイった方が負けね!」

二人にはすでに立っている力はなく、いつの間にか座り込んだままでお互いの胸や先端を激しく弄り合っていた。

(やだっ…相手は雪平さんなのに、なんかすっごくヘンな感じ…っ)
(なかなかしぶといのね…! でも、絶対に、負けたくないわっ)

雪平は下に手を伸ばし、メグのそこを強く撫で回す。

「ひゃあんっ!」
「さっさとイきなさいよっ」
「あ、あんっ、…そ、そっちこそ!」
「やっ! お、押さないでっ…」

時間が経つのに比例して、じんじんとした下腹部の疼きはこれ以上ない程の状態へ到達していく。

試着室のカーペットに、雪平とメグの作った愛液の染みが広がっていた。

「も、もう…限界っ…雪平さん…」
「み、美南さんっ…

…あたし、もうダメっ…ーーあ、ああああっ!」

「雪平さん……あたしも…あっ、ああああんっ!」


ーーーーーーー

「少しの差だけれど、今回は負けを認めるわ」
「ほとんど同じだったから、おあいこです」

一通りの下着を購入し、二人は店を後にした。

「やっぱりなかなかやるわね、あなたも」
「いいえ、雪平さん。あたし、すっごく気持ち良かったんです」
「ふふ。あたしもよ。ねえ、何か食べていかない? お腹空いちゃったわ」
「あっ、いいですね! あたし、最近オープンしたすっごくオシャレな喫茶店知ってます」
「じゃあ、そこ行きましょ」
「ええ!」

お互いの実力をまた認め合った二人は、午後の街中を楽しくおしゃべりしながら歩いていたのだった。






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