アキヒコ
○○○×ミザリィ


「出てらっしゃいアキヒコ君」
「ちぇ、また見破られたか」

シーツをかけられたキャスターの下から顔を出したのは私立光原学院付属病院に入院中の○学○年生、野田アキヒコ(十○才)。
しょっちゅう病室を抜け出しては潜入調査と称して院内を徘徊している問題児である。

「どうしてミザリィは僕を見つけられるんだい?」
「秘密よ」

悪戯っぽく笑うエルフ耳の美女。
床に仰向けになったアキヒコからはミニスカートの白衣の奥が丸見えになっているにもかかわらず平然としている。

「オレも一応男なんだけどな」
「ハイハイもう寝ましょうね」

病室に連行され、ふてくされるアキヒコに背を向けてベッドを整えるミザリィ。
アキヒコも目の前で、屈みこんだミザリィの見事に盛り上がったヒップがゆらゆらと揺れる。
突然アキヒコはミザリィの背中に抱きつき、両手を前に回す。

「ええか?ええのんか?」

タイトな白衣の布地越しに鷲掴みにしたミザリィの胸を、ムニムニと揉みしだく。
ミザリィは恐るべき腕力を発揮してアキヒコの腕を引き剥がし、人形を扱うように軽がるとベッドに放り投げた。
ヤバイ、怒らせたかと焦るアキヒコの腰に跨り、甘い息がかかる距離まで顔を近づける。

「……私としたい?」

囁くミザリィの瞳には妖しい光が宿っている。
思わず息を呑むアキヒコの目の前で、ミザリィの指は白衣の胸元を留めるボタンにかかり−








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