亜宇他荘物語4
○○○×ミザリィ


ある日の亜宇他荘

オカルトショップ「美沙里」の真上にある201号室では、峰岸家の一人息子である宙明
少年が、ミザリィの部屋のベランダに干してあったものを失敬した黒のレースのパンティ
を自分のナニに巻きつけ、ミザリィの寝室に仕掛けた小型カメラで盗撮し、ノートパソコ
ンに再生された裸ワイシャツでくつろぐミザリィ、下着姿で美容体操をするミザリィ、腰
に手をあてて風呂あがりの牛乳を飲む全裸のミザリィといった動画をオカズに自家発電に
勤しんでいた。

「ミ、ミザリィ…」
「なにかしら?」

今まさにフィニッシュを迎えようとしていた宙明少年は、背後から聞こえた声に度肝を抜
かれ、身体ごと振り向くと同時にに発砲してしまった。

ドピュッ!

ミザリィの美麗な顔に白濁液が飛ぶ。
致死量の放射能のような沈黙が室内に満ちた。

「…お話聞かせてくれるかしら?」

見るもの全てを凍りつかせるような笑みを浮かべ、ミザリィが言った。
ところ変わってオカルトショップ「美沙里」
宙明少年はぱんつを履くことも許されず、下半身ムキ出しのままミザリィの寝室に連行さ
れていた。

「そんなに恐縮しなくていいのよ、君くらいの年頃の男の子が異性のカラダに興味を持つ
のは自然なことだもの」

下半身ムキ出しのまま、市場に売られていく仔牛のような表情で立ち尽くす宙明少年に、
不気味なほど優しく接するミザリィ。

「宙名クン…」

ミザリィの瞳が妖しい輝きを宿す。

「…私を見たい?」

宙明少年の目の前で服を脱ぎはじめるミザリィ。

「見てもいいわ……」

スカートを下ろし、ブラウスを脱ぎ、ブラとパンティも取り去って、一糸纏わぬ姿となっ
たミザリィは、輝くばかりの裸身をベッドに横たえると、化石のように固まった宙明少年
に手招きする。

「さあ…」

その言葉が引き金となり、宙明少年の理性は吹っ飛んだ。

「ミザリィィィィィィィィィィッ!」

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色魔ミザリィ清童を喰らう。
ただそれだけの話。






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