満足
○○○×ミザリィ


今まで沢山の男と寝てきたミザリィ
しかし気に入る男は居ても誰一人としてミザリィを女として満足させる事はできなかった

「いつになったら私を満足させてくれる男が見つかるのかしら…」

切れ長で大きく吸い込まれそうな瞳、嫌味なく存在するスッと通った鼻梁、
取れたての果実のように瑞々しくプルっとした薄桃色の唇
過度な演出をせず光り輝くペンダント、ボディラインを強調するタイトミニの黒いワンピース、美しい脚を隠しきれないロングブーツ
その衣服の下に眠る残酷なまでに豊満な肉体、たわわに揺れる乳房、腰は健康的に括れ、重厚感溢れ形良くつき出した臀部
ミザリィの肢体を前にすれば男は五感を奪われ平伏し縋り股間を熱くさせる
女でさえ嫉妬心を抱く暇もなく心奪われてしまう

誰も居ない夜道を一人歩くミザリィは「まったく今日もハズレね」と冷たく言葉を吐き出した

今夜もいつもと同じだった
一人満足し果てた行きずりの男を捨てさっさとホテルを出ていつもの様に憮然としていた
いつも所在不明の痒い所に手が届かないもどかしい想いをして、それを確かめようと満たそうとするも結果は同じだった

「果たしてアウターゾーンの案内人が人間で満たされるのかしら?」と言う疑念を抱きながら足を進めた

ふと目の前にある公園内で蠢く小さな黒い塊をミザリイは捉えた
夜も更けこんな時間になんだろうとミザリィはその黒い塊を確かめようと近づいた。
なんの恐れもなくその塊に近づき次第に暗闇に浮かび上がってきたのは、蹲る○学生程の男の子だった






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