峰の裏試験
番外編


「す・・・すげ〜。一発でイッちゃたよ。
ブラボーのだめ!!最高のフィーリングだ!!オレたちは最高のパートナーだ!」

峰に見初められ、のだめは試験のパートナーになった。

「のだめ、ますますわかりませーん!!」
行き詰まり、茶碗片手に千秋の部屋を訪れるのだめ。
「おまえな・・・わからないならビデオぐらい観ろよ!」

「わたしと峰くんのと全然ちがいマス・・・
・・・先輩、ちょっと相手してくれませんか?」
「1回だけだぞ。
じゃあ風呂入れ。」

(1回ビデオ観ただけでこれだ・・・恐ろしい奴・・・。)

「くっ・・・!」
「あへ〜・・・。気持ちよかったデス、はうん〜」

のだめ昇天。

「オレはあわせるのでいっぱいいっぱい。
最近やってなかったし、やっぱだめだな。」
「え〜〜!?すごくうまいですヨー千秋先輩!」

「なんでだろー?峰くんとはうまくあわせられなかったのに・・・
でも峰くんは“気持ちよかった”って―」
「そーゆーのはいわゆる・・・」

「オナニープレイってゆーんだよ!デスよ。意味はひとりよがり。
「は・・・はい?」
「それから―峰くんは前戯がわかってねぇ!デス!
水音ちっともきいてないだろ1?ひとりで気持ちよく先走ってどうする!?
それから〜、テクニックばっか気をとられるな!
ふい〜・・・以上4つ!のだめからのアドバイスでした―。」

落ち込む峰。

(なにもかも見透かしたように・・・)

「どうせオレはヘタクソだよ!才能なんかねーよ!」
「でも・・・千秋先輩峰くんのことヘタなんて言ってませんでしたよ〜?
‘体位がおもしろい‘とか‘前戯はダメだけど体力はある‘とか、ホメてたしー」

(千秋・・・)

「ね、だから練習しよー峰くん。」

試験当日―

風邪をひいて使い物にならないのだめ。

「もういい・・・わかった。峰の相手はオレがする!ただし、おまえが受だ!」

一発勝負だ!

「そんなーー!」


そして、峰の番―。

「今日はテクニックとかそんなに気にするな。でも、オレ様の技はちゃんと感じろよ―
あとはてきとーに、好きに動いていいから。」

本番開始―。

(ったく・・・好きにしろって言ったとたん素直な奴!
のだめといっしょでメチャクチャだ。でも、あわせてみせる!)
(あ・・・すごい。来てほしいときに来る・・・。
千秋が指揮する。すごい安心・・・。
気持ちがいい――。)

――花畑―――

教官室にて―

「いやーしかし、やっぱり千秋くんてすごいですねー。」
「まったく・・・感動しましたよ。」
「あんなのにあわせられるなんてねぇ。」
「ああ・・・峰くん。」
「でも・・・あのふたり、すごくルックスのよいカップリングでしたねー。」
「ああ!それ、わたしも思いました!」
「迫力あったね―」
「ドキドキしちゃいましたよ―」

・・・教官たちの萌えトークはつづく――(完)






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