「江戸のクロキン2」〜後編〜
黒木泰則×野田恵


〈前回までのあらすじ〉
ご隠居(みるひぃ)と無事再会を果たしたクロキンは、彼の助けを借りつつも
最後の敵に立ち向かう。その胸に、淡い恋心を秘めたまま……。
その腰のオーボエは誰が為に振り落とさるるのか? 
行け! 行け! 我らがクロキン。愛する人を守るために!! (←ウソです)

「江戸のクロキン2」〜後編〜

彼らが大きな屋敷の門前に辿り着いたのは、日が落ちて辺りが薄暗闇に
包まれた時分であった。
旅籠を出てから町の人々にさまざまな情報を聞きまわった結果、黒木の言った通り
やはり代官と越後屋には黒い繋がりがあるらしい。
そして代官の屋敷をつきとめ、ここまでやって来たのだが……。

「で、どうするの?」

黒木の質問に、ここまで来てすることは一つでしょ? 清良が呆れたように言う。

「もちろん、乗り込むのよ」

やっぱり……。黒木は諦めの表情で溜息をついた。

「そのメンバーには僕も入っている、と」

当然、と頷く清良と、足手まといになるなよ新入り! ポンと肩を叩く峰。
あんたのほうが心配なのよと峰の胸倉を掴む清良を横目に
何故こんなことに! と黒木は頭を抱えた。

ちょうどそのとき、道の向こうから籠屋の掛け声が聞こえてきて。
その目的地がここ代官の屋敷と見てとれるや、清良の「隠れて!」という声を
合図に三人は塀と同化し息を潜める。
やがて門の前に籠が降ろされ、中から越後屋と思しき男が出てきた。
大河内は門番と二言三言会話をし、手間賃を与えてから屋敷の中へ入っていく。
その様子をじっと窺っていた清良は不敵な笑みを漏らした。

「越後屋まで揃うなんて。ちょうどいいわね」

そして彼女は懐から先に錘のついた麻紐を取り出し、ぶんぶんと振り回してから
勢いをつけて空に投げる。
するとその紐は塀の向こうに見える松の枝に絡み、お見事! と峰は手を叩いた。
具合を確かめるようにぐいっと引っ張ってから、その紐の先を黒木に渡す。

「じゃ、行くわよ」

お侍さん上れる? 訊ねる清良に、黒木は腹を括って頷いた。

潜入に成功した三人は、話し声を頼りに屋根裏から代官の部屋を目指した。

「どうやらこの下がそうらしいわね」

耳をすませると、なるほど下のほうから大河内のものと思われる声がボソボソと
聞こえてくる。
天井に空いた僅かな隙間から覗いてみると、二人の男がなにやら密談していた。
片方は越後屋の大河内。そしてもう一人が恐らく代官の……。
き、菊池くんじゃないか!? 
あまりのことに声を上げそうになるも、清良のシーッ! と人差し指を唇にあてる
仕草で我に返り、あわてて自分の口を手で塞ぐ。
お代官が菊池くんだなんて。ププッ、に、似合いすぎ……。
今度会ったらお代官グッズをプレゼントしようと密かに思う黒木なのであった。

「お代官様、つまらないものですが、ささ……」

大河内が菓子包みをすすっと菊池の前に出す。「銘菓 ひよこ」と書かれた蓋を開けると
菓子の下には光を放つ小判の束がぎっしりと入っていた。

「フフフ。その様子だと、お前の策もうまくいっていると見える」
「ええ、それはもう。すべてはお代官様のお陰にございます」

やはりこの二人の陰謀か。三人は屋根裏で互いに顔を見合わせ頷いた。

「それで、越後屋。あの旅籠の若女将の件もうまく運んでおろうな?」
「もちろんでございますよ。最早時間の問題かと……」

手を揉んでニヤリと笑う大河内に、菊池も満足げに頷いた。

「越後屋、お主も悪よのう」
「イエイエ、菊池様には敵いませんて」

そうして二人いやらしい笑い声をたてるのを合図に、清良が立ち上がる。

「よし。ここまでわかったら、あとは証拠を手に入れるだけね」
「ま、まさか姐さん、アレをやるつもりじゃ……」

アレって何? という黒木の疑問は放置され、峰は清良にしがみついた。

「イヤダァァ〜!! 姐さんそれだけはやめてくれっ!」

ちょっと放しなさいよっ! 振り払おうとする清良になおも縋りついて涙を流す峰。

「姐さんのハダカをあんな奴に見せるなんて耐えられねぇ!」
「別に見せないわよっ! それにコレやんないと視聴者が納得してくれないし」

視聴者って誰? という黒木のつっこみは無視され、二人のじゃれあいは続く。

「姐さんの入浴シーンを覗くのはオレ一人だけでいいんだ〜っ!!」
「あんた覗いてんのっ!?」

頭をはたかれてもヤダヤダ姐さんはオレの真っ赤な☆ルビーなんだとダダをこねる峰に
清良は顔を赤くしながらわかったから黙りなさいと彼の頬をつねる。
なんだ結局こっちでも二人はそういう関係なのか。
黒木は微笑ましく思いながらも少し面白くなかった。やれやれと肩をすくめる

「じゃあ、この作戦でいくわよ」

コホンと咳払いをしつつ、清良は作戦の内容を説明した。

「失礼します」

そう言って代官と越後屋のいる部屋の襖を開け、中に入ってきたのは
髪を芸者風に結いなおし、着物姿になった清良であった。
その手に持つ盆の上には酒の入った徳利とお銚子が乗せられている。

「おお、越後屋。気が利くではないか」

愉快そうに笑う菊池に、こんなの頼んだっけ? と大河内は首を傾げるも、
代官が機嫌よく酒を口に運ぶので、まあいいか、と深く考えないことにした。

「ささ、お一つ」

隣でお酌をする清良の太ももに手を伸ばそうとするお代官、菊池。
あらいけませんわ、と清良は艶っぽくその手を振り払いながら立ち上がる。

「ここでは恥ずかしくて……。私、湯浴みしてきますから」

お代官様もあ・と・で。うふん、と笑う清良の後姿を目で追う菊池のメガネが光る。
どうやらここまでは順調にいったようである。黒木は峰とともに風呂場へ移動した。

カポーン。

中から湯浴みする水音が聞こえ、菊池はいそいそと着物を脱ぎ始めた。

「湯加減はどうかな?」
「ええ、ちょうどいいですわ。お代官様も、は・や・く〜♪」

その色っぽい声に辛抱堪らんといった様子で菊池はがらりと戸を開ける。
そこには……。

「いや〜ン。お代官様のエッチィ〜☆」

両腕で胸を隠しながら恥じらいの表情を浮かべる、赤ふん一丁の峰の姿があった。
その光景のあまりのおぞましさにゲロゲロゲロ〜とリバースする菊池の後ろから

「隙あり!」

黒木がオーボエで脳天をぽかりと打つと、菊池は「ユッコちゃん、ゴメン」と言いながら
気絶した。
思い知るがいい! 背後に黒いオーラを纏わせつつその額に「肉」の文字を書く峰を
置いて、黒木が先程の部屋に戻ると。
そこにはすでに大河内をふん縛って部屋の中を物色する清良がいた。

「どう? 何か証拠になるものあったかな?」
「いいえ、なさそうね」

でもコイツを連れて帰っていろいろ吐かせればいっか。
そう言って大河内にニッコリ微笑むと、彼女はその水月に拳を打ち込んだ。
途端にぐへえ、とのびる大河内。

「姐さん、敵は討ちましたぜ☆」

戻ってきた峰に越後屋を担がせて、三人は屋敷を後にした。

旅籠に戻り、ご隠居一行と黒木は大河内を囲んで相談をしていた。

「で、どうやって吐かせるの?」
「ご隠居さま、ここまできたらアンタの出番でしょ?」
「だ〜か〜ら、ワタシはオフだって言ってるデショ?」
「ボヘ――ッ!! ドコ触ってんですカ!」

まったく話の進まない彼らを見て、峰がふふんと得意げに笑う。

「ここはいっちょ、オレに任せとけ!」

そう言ってヴァイオリンをどこかから取り出し、弓を引いた。
途端にギーコギーコとこの世のものとは思えない凄まじい音色が辺りを包み。
皆耳を押さえて悶絶する。大河内にいたっては、縛られているため耳を塞ぐことも
出来ずに口から泡を吹いて気絶した。
アホか――っ!!! 清良のハイキックが峰の頭に炸裂する。

「私たちにまで拷問してどーするのよっ!」

やっぱりここはエリさんに頼むしか……、という彼女の提案にシュトレーゼマンが
やデス〜! せっかくのオフなのに〜と泣き叫ぶ。
だまらっしゃい! 怒鳴りつける清良に黒木は尋ねた。

「でも、その人温泉バカンスなんだよね。どーやってここに呼ぶんだ?」

その言葉にふふ、と彼女は余裕の表情を顔に浮かべる。
そしておもむろに窓を開けると

「ああっ! ベッキャム様がこんなところに!!」

と意味不明なことを叫んだ。

するとドタドタドタと階段をものすごい勢いで上ってくる足音が聞こえ。
バタンッ! 彼らのいる部屋の襖が開けられる。

「どこっ! ベッキャムどこっ!?」

必死の形相でたたずむ女性と、その後ろから強面のおにいさんが現れた。
あれ、この人たちどこかで見たことある。たしかニナ・ルッツの……。
シュトレーゼマンのマネージャーであることに思い当たる黒木であった。

「それで、コイツを拷問して知ってることを吐かせればいいのね?」

あ〜あ、せっかくの温泉だったのに。エリーゼは信じられないというふうに首を振った。

「ご隠居、この貸しは高くつきますからね」

あとできちんと払ってもらいます、という彼女に

「ワタシが呼んだワケじゃないモ〜ン。お清サンに言ってよ」

ふてくされるシュトレーゼマン。
その膨らんだ頬をムギュウと引っ張りながら、エリさん頼みます、と清良が言った。

「コイツ、なかなか口を割らないのよ」
「ふん。何をされたってしゃべらないぞ」

いつのまにか気絶から立ち直り強がる大河内に、エリーゼが怪しげな笑みを見せる。

「ウフフ♪ そうやって強がっていられるのも今のうちよ」

そう言って取り出したのは、なぜか2本の孫の手だった。
オリさん押さえて! イエス・サー! 息の合った二人の背後に、キラリと目を光らせる
鷲の幻影が黒木には見えた気がした。

「な、なにをするコラやめろギャハハハハッいやヤメテ―――ッ!!!」

こしょこしょこしょー、とエリーゼは孫の手を駆使して大河内のあんなところや
こんなところをくすぐり続ける。

「そ、壮絶デスネ」

ごくりと唾を飲み込みながらも、自ら孫の手を持ちこの拷問に参加するのだめ。

「ウキュキュー♪ 話しちゃえば楽になれマスヨ〜」
「ほ〜ら、早く言っちゃいなさい」

こうして変態と魔女に責められた大河内は

「ワハハッやめてお願い全部話すから――っ!!」

悲痛な叫び声とともに陥落したのだった。

彼の話によると。
代官はチンピラを寄せ集めて町人をいたぶり金を巻き上げさせ、その一部を懐に仕舞い。
まったく関係の無い人を犯人として挙げ、手柄を立て。
その男たちを旅籠を乗っ取る計画を立てた大河内に貸し付け謝礼を受け取り。
たんまりと私腹を肥やしているのだという。
ついでに女好きの菊池は旅籠の若女将をも手中に入れる算段だったらしい。

「まったく、あの方も物好きで。なんでこんな女を――」

バキィッ! 彼の言葉はのだめの一撃によってぷっつりと途絶えた。

「許しマセン! 殺しマス!!」

吊るしマスーッ!! 憤るのだめを清良がまあまあとなだめる。

「ここは私たちに任せて、ね?」

その時である。
表の方から「女将とジジィ一派、出て来いっ!」と男の大声が聞こえた。
気を失った大河内を置いて全員が外へ出てみると、そこには部下を引き連れた
代官・菊池が腕を組んで仁王立ちする姿があった。

「誘拐と不法侵入の罪で、お前ら全員ひっとらえる。おとなしく縛につけぃ!」

ご隠居さま! 真剣な面持ちで振り返る清良にシュトレーゼマンはウム、と頷き、

「エリさん、オリさん!」

行きマスヨ! 隣にいる二人に声を掛けた。

「ええいええい、控えオロー。こちらにおわす方をどなたと心得る!」

決まった! とオリバーが横のエリーゼに台詞を継ぐよう窺うと。
なにやら懐をがさごそと探っている。

「エ、エリさん?」

あれ? ないわね〜。あ、そっかバカンス行くからご隠居に預けたんだわ。
ぶつぶつと独り言のようにエリーゼは呟き、「ご隠居!」と声を掛ける。

「え? ワタシが持ってたんデシタッケ?」

そしてシュトレーゼマンの胸からハラリと出てきたのは……。
大量の春画であった。

コレはワタシのお宝ネ♪ と拾い集める彼を除く全員がその場で固まった。

「わはははは。ただのエロジジィではないか」

やっておしまい! と声高に命じる菊池に従い、男たちが襲ってくる。
何故ドロンジョ口調なんだろう? 黒木は思いながらも腰のオーボエに手を掛けた。

「なんで印籠失くすのよ〜っ! このエロ馬鹿ジジィ〜!!」

そう嘆く清良と視線を合わせ、二人で腹を括る。
もう頼りになるのはコイツしかいない! お互いにそう思ったのであった。
清良がその華麗な足技で迫る男をなぎ倒し、黒木がオーボエで叩き伏せる。
そうして一人、二人とパタパタ倒れていく男連中に菊池は歯軋りした。

「何をしてるんだっ! さっさとこいつらを捕まえんか!」
「誰を捕まえるって?」

突然頭上から落ちてきた言葉に驚き振り返ると、そこには馬に乗った武士の姿が。

「あ、あんたは火付盗賊改方の……」

ま、松田さんじゃないか! 黒木は目を丸くした。

「ちょうどいいところに。松田殿、こいつらを捕まえてくだされ」

越後屋をかどわかしたばかりか、私の屋敷にまで……、と菊池は訴える。
んー、と松田はやる気のなさそうな顔で見渡していたが、ふとその視線が止まる。
その先にはシュトレーゼマンがいた。

「久しぶりデース」

彼が手を挙げると、あなたですか、と松田は嫌そうに首を振った。

「てなわけで、お前が悪人。決定」
「えぇ!? な、なんで……」
「あの人、俺より偉いんでね。長いものには巻かれろってコト」

引っ立てろ! と言う松田の言葉に、彼の部下たちが菊池どもを連れて行った。

「そんじゃ、一件落着ってコトで」

貸しにしときますよ、と彼が言うと、コレ一枚あげマスとシュトレーゼマンが春画を渡す。
それを懐に仕舞い込んで、松田は告げた。

「それと、あなたが俺に預けた男、釈放しときましたから」

逃げたほうがいいんじゃないですか? そう言い残して彼は去っていった。

「エリさん、オリさん、逃げマスヨ」

シュトレーゼマンは顔色を変え、二人を連れて走り出す。

「ちょ、ちょっと!」
「待ってくれよ〜」

清良と峰もあとに続き、旅籠の前には黒木とのだめが残された。
な、なんだったんだろう?
呆然と事の成り行きを見届けていた黒木だったが、はっと我に返った。
ま、まずい。このままでは恵ちゃんとふたりきりに……。

「お侍さん、助けていただいてお礼のしようもアリマセン」

有難うございマシタとぺこり頭を下げるのだめにしどろもどろになる。

「いや、あの僕はほとんど何もしてないし」

じゃ、僕もこのへんで。立ち去ろうとするものだめがその袖を掴み。

「お茶でも飲んでいってくだサイナ」

強引に黒木を部屋の中に招きいれた。

通された部屋には掘り炬燵が置かれており。
黒木はそわそわと落ち着きなく部屋の中を行ったり来たりしていた。
いや、彼女はお茶を勧めてくれただけで。この間の夢とは……。
またも思い出して、黒木は赤くなる。
そこへお茶を運んできたのだめが入ってきて、どうぞお座りになってクダサイと笑った。
とりあえず落ち着こうと茶を啜る黒木の前で、おもむろに着物を脱ぎ始めるのだめ。
ブ――ッ! と茶を噴出し、黒木はむせた。

「な、なな何を!」
「何って、この間の続きデス」

なぜかキャミソール姿になったのだめは妖艶な笑みを見せる。

「おこたプレイっていうのも、なかなかオツでショ?」

そう言ってのだめは掘り炬燵にもぐりこんだ。

(ここからはやっぱり音声のみでお楽しみください)

「ウキュキュー。黒木くんたら、逞しいんデスネ」
「いやあの恵ちゃん、キミご主人いるんじゃ……」
「いいんですよ。あの人ちっとも帰ってこナイんですカラ」

もぞもぞ。んばっ!

「クスクス。ここはどうデスカ〜?」
「あっ、そん…な、やめ……」

くりくりくり。ちゅばっ。

「くっ、だ…だめだ……よ、っあ」
「そんなコト言って。もうこんなになってマスヨ」

くちゅくちゅ。びろんびろんびろん。

「うっく、こんなのだめだっ…てばっ」

ばるんっ。りるるるる。

「あ、も、もう……っ!!」

こうなったら、とヤケになった黒木はのだめを炬燵から引っ張り上げ、
その身体を押し倒そうとした。

その時――。

「お〜い。今帰ったぞ」

こ、この声は千秋くん!?
黒木がそう思う前に、のだめはムキャ――ッ! と飛び出していき、
千秋の胸に飛び込んでいった。

「どこ行ってたんデスカ?」

心配してたんデスから、と彼の胸にのの字を書くのだめ。

「いや、変なジジィに騙されて何故か牢屋に入れられてたんだよ」

あのジジィ、今度会ったらただじゃすまさねぇ! 怒りに震える千秋にのだめが
もしかして、と呟く。

「そのオジーサン、帽子かぶった髭のあるエロい人ですカ?」
「そいつだ!」
「その人ならさっきまでウチにいましたヨ?」

なんだって!? 言うが早いか二人は表の方に駆け出して行ってしまった。
そ、そんな……。
ぽつーん。ひとり残された黒木の、恵ちゃーん、と呼ぶ声が
辺りに虚しくこだまするのであった。

「恵ちゃーんっ!」

がばっと起きた黒木の腕は、天井に向けて伸ばされ。
その額には汗が粒になって浮かんでいる。

……そっか、夢だったんだ。
そうだよな。恵ちゃんは千秋くんがいない間にそんなことするような人じゃないし。
僕の後ろめたさが見せた夢だったのかな。
フフ、と黒木は自嘲気味に笑う。

でも、やっぱり気持ちよかったなー。
暖房が壊れたままの部屋で、早朝に洗濯機を回しながら頬を染めて呟く黒木は、
やっぱりお年頃の男の子なのでした。

ぽくぽくチーン。合掌。






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