nightmare
千秋真一×野田恵


「ううっ…んんっ……」

隣で眠っているのだめが、苦しそうにうなされているのに気がつき、千秋は目が覚めた。
のだめの方を見ると目からは涙が一筋流れていた。

「のだめ!のだめ!」

揺すりながら声を掛けると
ハッ!とベットから身体を起こし、ハァ…ハァ…と大きく肩で息をしている。
のだめの背中をさすりながら

「大丈夫か?」

と千秋は尋ねた。

千秋はベットから降り、キッチンへ向かい、水の入ったペットボトルを持ってきて蓋を開け

「飲め、少しは落ち着くから」

と言ってのだめに手渡した。
ペットボトルを持ったのだめの手は、ブルブル震えている。
飲もうとして口に持っていくが、上手く飲むことが出来ずこぼしてしまう。

千秋はペットボトルをのだめの手から取り返し
自分の口に水を含み、のだめの顎に手を添え、顔を上に向かせ少しずつのだめの口に水を流し込む。
コックン、コックン、のだめは流し込まれた水を飲んでゆく。

「ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

大きく息をするのだめ

「少しは楽になったか、何か嫌な夢でも見たのか?」

のだめは、しばらく俯いていたが千秋にしがみつき

「…嫌な…夢を、先輩とRuiがキスをして…それから二人で…」

のだめのは泣いているのか肩が小刻みに震えていた。
千秋はのだめの身体を優しく包むように抱きしめた。

のだめの息が落ち着くのを見計らって

「のだめ?今のだめを抱いているのは誰だ」
「だって、先輩、のだめとはただの成り行きで、本当に好きなのはRuiだって…Ruiを抱きしめて…」
「それは、お前の見た夢だろう。前にもいったよな、俺とRuiは何でもないって」
「そうデスけど、あまりにもリアルな夢だったから」
「リアルってどんな風に」
「そんなこと…思い出したくありまセン…」

口を尖らせてそっぽを向くのだめ。

千秋はベットに仰向けに寝転がりその上にのだめの身体を乗せ
のだめを胸元に埋めるように抱きしめた。

「先輩の匂い…」

と言って、のだめはしばらく千秋の胸に顔を埋め匂いを嗅ぎ鼓動を聞いていた。
どのくらいの時間が過ぎたのだろうかのだめは

「先輩、もう大丈夫です」

と顔を見上げて来た。

千秋はのだめの瞳を見つめながらキスをすると、のだめもすぐに応えてきた。
激しく深いキス、しばらくの間かすかな水音とのだめの吐息だけが部屋に響いた。
唇が離された後、大きく呼吸をしているのだめの体位を入れ替えキャミソールをたくし上げ脱がした。

「ゃん…」
「嫌か」
「…いゃじゃ、ないデス…」

のだめの柔らかい胸に触れる、両手で持ち上げるように揺らすとだんだん立ち上がって硬くなる乳首

「あんっ…や…はぁ、んっ…」

ピンクの乳首に舌を這わす、片方の手で乳首を弄りギュッと摘み上げると

「ひゃんっ…やぁ…」

千秋の指と舌は、絶えず動きを変えながら胸元でのだめに快感を送り続ける。

のだめの胸の谷間に思いっきり吸い付き真っ赤な花を咲かせる。

「っや…!いたぁ…」
「しばらく消えないな」
「先輩…いじわる、デス!」
「でも、これは俺の物だって言う印」
「じゃあ、のだめもお返しデス」

と言って千秋のシャツを脱がせ胸元に吸い付く。

「んんっ…はぁ〜」

のだめは顔を離し自分が吸い付いた場所を見る。

「ん?あまり付いてまセン」
「お前ヘタなんだよ」

とクスクス笑う。

のだめは悔しがって胸元に何度も吸い付く。

「や…やめろ、くすぐったい」

「こうやってやるんだよ」

千秋は鎖骨や胸元に吸い付いた。

「っあん!…や、あっ…」

硬くなっている乳首を口に含み、中で転がす。ぴくんと背が浮いて一層高い声が漏れる。

千秋はのだめの紐パンに手を掛けた。

「腰、上げて…」

スルリと剥ぎ取りベットの下に落とした。
千秋は優しく腿を撫でる。

のだめの足を開かせ、秘所の入り口を指でかき回すと、くちゅ…くちゅ…と音が響く。

「あんっ…や…はぁ、んっ…」
「こんなに濡れて嫌らしい身体だな」

千秋にそう言われて恥ずかしいのに、気持ちいい…

「あっん…せんぱいが、そうさせたんデスよ…」

のだめが小さく囁いた。

千秋は濡れそぼったそこに顔を埋め、割れ目に舌を這わしていく。
まだ皮をかぶったままの突起を舐め上げる。
舌を膣口の入り口ふきんをぴちゃっぴちゃっ舐め回す。

「いやぁっ、だめ……あぁんっ」

のだめのは女の喜びの声を上げる。

千秋はのだめの秘所に再び指を差し込んだ。
先ほどより深く2本の指を使い女の一番感じる場所を責める。

「はぁ……んっ…あぁ……んっ」

千秋の一番長い指が奥まで到達し内壁を擦ると
のだめの身体がピクンピクンと跳ねる。

指を3本に増やしのだめの柔らかい内壁をリズミカルにぐちゅっぐちゅっ掻き混ぜる。
のだめは快感に耐えきれないのか腰を振り

「あ…あぁっ、せんぱ…い…もっと…」

可愛いおねだりをする。

千秋は指と舌で容赦なくのだめを刺激する。

「っああぁ!いや……ああぁっ…だめ……あぁんっ…もうだめぇ!!」

指がきつく締め付けられる、食いちぎられそうで、引き抜く事さえ出来ないくらいだった。

のだめは少し落ち着くと

「せんぱい、来て下サイ…」
「ん、大丈夫か」
「ハイ…」

薄紅に染まった身体で千秋を誘う。

千秋は早く一つになりたかったが、時間をかけてゆっくりゆっくり根元まで埋めていった。

「あぁ……っ、んぁ…はぁんっ…ふぁ……」

のだめの中は柔らかくじっとしていても内壁が締め付けてくる。

「動かなくても、これだけで、十分気持ちいい…」

千秋はのだめに囁いた。

入れただけで自分の気持ちが満たされていくのはのだめだからこそ
絶対他の女だと、ここまで満たされないだろうと千秋は思った。

「でも…のだめはもっと気持ちよくなりたいデス」

背中に回されたのだめの手に力が入った、千秋は思いっきり腰を引き一気に奥まで突き上げた。

「ああぁんっ!やぁ……っ」

高い声で啼くのだめ。
千秋に合わせて腰を揺らす。

千秋はもう我慢ができなくなり本能のままにのだめを突いていた。

「ああぁんっ…ああっ…んんっ…もう…イっちゃ…」
「くっ…出そう…」

のだめの中が痙攣を起こし、きつく締まりそれに合わせて千秋の亀頭が広がり
のだめの中に全てを解放してしまった。

息も絶え絶えの二人は身体を寄せ合って余韻に浸っていた。

千秋はのだめの耳元で

「俺がこうやって抱きたいと思う女は今はのだめだけだ。それは信じて欲しい」
「今だけデスカ?」
「…多分これからもそう言う女に出会うことはないと思っている」
「せんぱい…」
「ん?」
「大好きデス」そう言って首に手を回し抱きついてきた。
「…ん、知ってる…」
「せんぱいは、のだめのこと好きデスカ?」

千秋は一瞬間考えて

「好きじゃなくて……………………愛してる………恵…」

そう言ってのだめの鼻先に優しくキスをした。






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