汗かくと
千秋真一×野田恵


いつもならうるさいぐらい、フガフガ言いながらが
朝飯を、食うのだめだが、今朝は半分も食べない。
顔を覗くと目は潤んでいて、頬は真っ赤だ。

「お前、熱でもあるんじゃないか」と額をくっつけると熱い。
「やっぱ熱があるじゃないか、いつからだ調子が悪かったの」
「昨夜から…デス…」
「何でその時言わないんだ」
「だって真一君…のだめのピアノ聴きたいって…だから…」
「お前な………体調が悪けば…
もう良い、とにかく今日は学校休め。俺から連絡しておく」

千秋はそう言って、のだめを自分のベットに連れて行く。

「…お姫さま抱っこ…」

普通ならギャビーとかギャボーとか奇声を上げるが、その元気もないようだ。

千秋はのだめをベットに寝かせ熱を測った。
ピピッ、ピピッ、体温計の音が鳴ったので見ると、体温計は38度5分を表示していた。

「高いな、熱下げないとな、それから薬」

千秋は冷凍室からアイスノンを取りだし、タオルでまいてのだめの頭の下に入れた。

「はぅん、冷たくてきもちがいいれすぅ」
「これ薬、飲んで大人しく寝てろ」
「しんいちくん…お仕事…?」
「なるだけ早く帰ってくる。ミネラルウォーターここに置いておくから、こまめに飲むんだぞ、わかったな
それから具合が悪くなったら直ぐ連絡するんだ」

真っ赤な顔をして、苦しそうな息づかいをしているのだめを、一人で置いていくのは心配だったが
どうしても今日は、仕事に穴を開けることが出来ない。
千秋はのだめの額にキスをし、部屋を出て行った。

なるだけ仕事を早く切り上げ、買い物をして帰ってきたら、のだめは薬が効いているのか寝息を立て寝ていた。

アイスノンを変えようとのだめの頭を少し持ち上げた時

「し…んいち…くん?」
「ゴメン起こしたか」

起きたついでに体温計を渡した。

「37度2分か、もう一息だな」
「しんいちくん…汗でパジャマがベトベトで気持ち悪いデス」

触ると確かにしっとりと湿っていた。

「パジャマの着替えは」と言いながらクローゼットを探す千秋、一緒に下着も持ってきた。
「ちょっと待ってろ」

千秋は熱いお湯とタオルを持って

「身体拭いて着替えろ」

とタオルをのだめに渡して向こうへ行こうとした。

「しんいちくんが拭いてくだサイ…まだ身体がだるいデス」

潤んだ目でそう訴えるのだめ

千秋は仕方なく拭いてやる事にした。

パジャマのボタンを外させ片腕を抜く。
暖かいタオルで優しく拭いていくと

「気持ちがいいデス」

嬉しそうに言う

「次はこっち」

のだめはパジャマの上着を全部脱ぎ、もう片方の腕を拭いてもらう。

「しんいちくん優しいデスね」

「胸は自分で拭け」

とタオルをのだめに渡す。
のだめはブラを外しのろのろと拭く

「そんなにゆっくり拭いていたら、また熱が上がるぞ、かせ」

と言って千秋はタオルをのだめから奪い、手際よく胸と背中を拭いて、のだめに新しいパジャマを着せた。

「次は…」

と言うと同時にのだめはパジャマのズボンを抜き

「拭いてくだサイ」

足を千秋の目の前に出す。
千秋は渋々足下から太股へ、そしてもう片方の足拭いた。

のだめは紐パンに手を掛け、千秋の前にさらけ出した。

「ここも綺麗に拭いてくだサイ」
「はぁ〜」

溜息をつく千秋

千秋は暖かいタオルをのだめの秘所にあてた

「あ…ん…」
「お前、病人が何感じてんだ」
「でも…暖かくて、気持ちよくて…」
「お前バカか」

しかし千秋は悪戯心が起き、のだめの花芯の中に指を入れてみた。

「あっ…ゃん…しんいち…くん…」

のだめのそこは蜜でヌルヌルしていた。

千秋はのだめに耳打ちした

「のだめ、汗かくと熱が下がるって事知ってるか」
「へっ?」

と言ったが、千秋はさっき着せたパジャマを脱がせにかかった。

「しんいちくん…のだめ病人なんデスよ」
「誘ったのは、のだめの方だろう」
「冗談だったのに…」
「冗談で済まされることと済まされないことがある」

そう言うと、ピンク色の乳首を口に含み、片方の胸を揉みしだいた。
優しく優しく胸を揉み、乳輪を舐め、そのまま身体中舌を這わせた。

「あぁっ…んぅ…」

のだめは腰をくねらせ

「しんいちくん…焦らさないで…あっちも…」
「お前病人だろう」
「だってしんいちくんが気持ちよくするからぁ〜」

千秋は下半身に手をやった。
濡れているのは先ほど確認済みだ。
指をのだめの中にするすると埋めていき、ぐりっと廻す。

「あっ…ああんっ!はぁっ…」

ゆっくりと抜き差ししながら反応を見、親指で突起を触るとぴくんと腰が浮いた。
さらに突起をつんつん付くと、そのたびにのだめの身体がピクンピクン反応する。
突起をグリグリと揉んでやると甲高い声で喘ぎ始める。

どんどん乱れていくのだめの中に指を2本入れて、奥を突いた。同時に突起への刺激も忘れずに。

「あんっ…ん、ふぁ…あぁっ!はぁ…んっ…んっ…ああっ…んんんっ………ふぁん…ああぁっ!」

のだめの身体がピクピク痙攣するのと同時に、奥まで入れていた指がちぎれそうなくらい締め付けられた。

息が落ち着いたのだめは自ら足を広げ

「しんいちくん…来て下さい」

と誘う

そこからはヌラヌラと光る蜜が溢れ出していた。
千秋は顔を近づけ蜜をじゅるりと飲み込んだ。

「ひゃん!あっ…んん」

千秋は時間をかけてのだめのそこを責め上げたかったが
やはりのだめの身体のことを思って、今日は蜜を吸うだけでやめてしまった。
そこから顔を外すと、のだめは恨めしそうに千秋を見た。

千秋は自らの服を脱ぎ、のだめの膣口に大きくなった己自身をあてがい
ゆっくり押し込んで行くと、のだめの方からも腰を押しつけてきた。
千秋はしばらくのだめの中を感じていた。
溢れる愛液により、ぬるぬると纏わり付いてくる内壁
ザワザワザワザワと千秋を刺激する。

「ああ…のだめ…良すぎ…」

と千秋が小さく囁く

「んっ…あ…しんいち…くん…あっ!ああん…うごいて…奥まで」

千秋は足を持ち上げ小刻みな抽送をし、上部のざらついた場所を擦り上げる。

「あ…やあんっ!そこ…だめ…」

吐息交じりの声に身体が反応する。
ぐちゅぐちゅぐちゅといやらしい音が聞こえる。

身体を密着させ、奥を思い切り突き上げる。子宮口を突きあげるがごとくのように。
のだめの中が小刻みに痙攣を始めた

「んぁっ!やぁっ…ああんっ!あんっ!もぉ…いっ…いくぅ……」

のだめの痙攣は次第に強くなり、ぎゅうぎゅうと千秋を締めつける。
最奥を強く突いた瞬間、のだめの身体が反り返り力が抜けていった。

「くぅ…出る…うううぅぅっ…」

千秋は射精感に逆らえず堪えていたものを、のだめの中で爆発させた。
のだめはしばらく千秋を咥えて離さなかった…

「のだめ?」
「もう少し…」

のだめの身体でキラキラと汗が光る、
大きな息をしているのだめの胸の谷間に、小さな水玉がコロコロと転がっていた。

のだめの身体を、千秋は綺麗に拭き、パジャマを着せ布団に寝かせつけた。

のだめの額に手を置き

「ごめんな無理させて」
「ううん、のだめもデス、もし熱が下がらなくても真一君のせいじゃないデスから」

のだめはそう言って目を閉じた。

朝、千秋は自分の身体を揺すられているのに気がつき起きた。

「真一君、真一君、お腹空きマシタ、何か食べたいデス」

身体を揺すっていたのはベットの上に正座していた、のだめだった。

千秋は昨夜無理させたこともあって心配になり
額に手を当てたが熱は下がっていた。

「卵がゆでも食うか?」

とのだめに問うと

「ハイ!」

と言ったのだめの顔は、千秋の知っているいつもの笑顔だった。






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