小ネタ 某絵師ネタ(非エロ)
番外編


「なるほど、イマイチ信用できねーが一応信じてやる。ワルプルギスの夜は一週間後なんだな?」

ここは暁美ほむらの部屋。そこに魔法少女たちが集っている。
二日程前の『たまには他人を信用してもいいんじゃないかな……私達、友達でしょ?』という鹿目まどかの台詞により、今回のループでは誰かしらに頼ろうということにしたのだ。
無論、信じて貰うには相当の危険を犯した。保険としてマミのをさやかに渡させた上で杏子に自分のソウルジェムを渡し、ある程度まで距離をとって貰ったのだ。
何も知らない杏子が戻った後説明したら殴られた。『もっと自分を大事にしろ』なんて、貴女に言われたくないわね。

「でもさ、もしこれが本当のことだったら……転校生は異世界人って事じゃない?」

先の杏子の台詞を受け、満場一致で現状把握できたところで。美樹さやかは『魔法少女になったのにこんなファンタジー要素現実味がないわー』とぼやいていた。
ちなみにこの世界。彼女の親友は恋敵ではなかったらしい。人魚の魔女を退治する羽目にならないのは少し助かる。

「私も漸く落ち着いてきたわ……」

マミは信用ならん。以前ヒステリーを起こしてみんなを殺そうとしたのはちゃんと教えた。彼女への戒めとして、ね?

「でも私や美樹さんの暴走みたいな悪夢を見せられてもやり遂げるあたり、鹿目さんに少ーし嫉妬、かな?」「もう……マミさんてば〜!ほむらちゃんも顔真っ赤にしないでー!」

何よりまどかと仲良くできる。これだけでも正体を明かしたかいがあるわね!(興奮気味

「あっ、いいこと思い付いた!対ワルプルギス作戦!」

確かにその名目で来て貰ったけど、貴女から来るなんてね……どんなのかしら?


「オイ、どういうことだてめぇ」「時間停止が出来るけど決定打に欠けるんでしょ?なら攻撃力のある杏子にほむらがくっつけば強靭無敵な最強コンビな訳よ!」「………」

名付けて、『神の共犯者』! さやかはそう言い放った。何処の休載漫画だ。

「さやかちゃん、もっとおぶさる形にしてマミさんの銃をほむらちゃんに撃ってもらうとか」「そういう問題じゃねえんだよ」「なるほど」「え暁美さん何を」「マミさんファイト!」「ひゃぁああ」「理論上人間一人分の枷を付けて戦えるかっての!あっこらマミから離れろ」

勿論やってみた。見事に失敗。美樹さやかなんてもう頼らないことにした。はぁ……






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