だべないで
番外編


グロ表現有


「杏子ちゃん、やめてー!」

まどかの悲痛な叫びが、ほむら宅に木霊する。
杏子はそこで、四肢を切断した美樹さやかの腹を裂き、かき出した臓物をガツガツと食らっていた。

「ひぃ……まどか、たすけて……」

痛みを感じないとはいえ、生きたまま腑分けされて食われる恐怖に、さやかの精神は耐えられなかった。

「なんで……どうして……せっかく助けてくれたのに、こんなのってないよ!」

まどかの問いに答えるように、杏子は真っ赤になった顔をさやかの腹部から離し、血を滴らせながら言った。

「きまってんだろー、さやかをあたしの物にする為だよ……こいつはもう、わたしのもんだ、誰にもやらない、全部わたしのもんだ」

そう言って、また頭をさやかの腹部に突っ込み、水音をたてながら中身を咀嚼する。

「ひぎぃぃ!やめで…だべないで・・・」
「お願いやめたげて、さやかちゃんが死んじゃう!」

「しなねぇよ、わたしが死なせねぇ……こいつは刻まれたって魔力がある限り回復しつづける……わたしはこいつが魔女にならないように、グリーフシードを与え続ける……
な?最高だろ、さやか……もうずっと一緒だぜ……次は卵巣いくぜ・・・・・・」

「ひぎゃぁあああ!」
「ほむらちゃん、お願い!さやかちゃんを助けて!」
「……美樹さやかがあなたの近くにいれば、またインキュベーターの交渉材料にされかねない。あなたを魔法少女にさせるわけにはいかない。美樹さやかの事はあきらめて……」

「そんな・・・・・・」






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