上條くんと仁美ちゃん+さやか
番外編


※NTR、グロ、鬱展開


「さやかさん…私たち」
「付き合う事になったんだ」

さやかの目の前で仁美と恭介が初々しく口を揃えて告白した。

結局、さやかは約束の放課後まで何もしなかった。出来るはずがなかった。
今の私は魔法少女。恭介や仁美を守る為なら見返りなんて何もいらない。私はアイツラとは違う。
こんな幸せな日常を守りたくて私は魔法少女になったんだから。

「そ…そっか。良かったじゃん」
「うん。さやかには入院中もお世話になったし…ちゃんと報告しておきたかったんだ」
「さやかさん…」
「や、やだなー。仁美が何でそんな顔するの?
恭介。仁美を泣かせたらぶっ飛ばすからね」
「大丈夫。ずっと大切にするから」

仁美の肩を抱いて恭介が頼もしく笑う。

後悔なんてある訳ない。
痛くなんか、ない。

「あ〜ごめん。私、これから用事あるんだ!」
「あ、さや…」

精一杯の笑顔で二人に背中を向けて走る。

痛くない。
マミさんだってずっと一人で戦っていたじゃないか。

「さやかちゃん…あの―あのね…」

いつの間にか側にまどかが並んでいた。

「何しょぼくれてるのさ、まどか。今日も魔法少女さやかちゃんがこの街の平和を守っちゃいますからね〜!」
「さやか…ちゃん…もうやめて…」

何を言ってるのかな、この娘は。
私がやらなきゃ恭介や仁美、まどかやまどかの家族だって危ないんだよ?

手足に鈍い痛みが走る。
エビと蟹を混ぜた様な魔女の手がピチピチと食いついていた。

「はは…やっぱり痛くない。こんなの全然痛くない!私が痛いのは―」

屋上で仲睦まじくお弁当を食べる恭介と仁美の姿がオーバーラップする。
違う!
私は見返りなんて求めない!自分の為に魔法を使ってやるもんか!
私は恭介や仁美やまどかの為に使うんだ!
痛くなんか―

「さやかちゃん!逃げてー!」

気が付くと手足に張り付いた魔女の触手が
ウネウネと体内に侵入し頭部に向かって登ってきていた。


「ない!!」

一瞬で上空に移動し、魔女たちの触手が体から抜け出した。
本来なら這いずり回る胃カメラの様な異物感に悶絶していただろう。
獲物を見失い、おろおろとする魔女目掛けて刃ごと体を急降下させた。
固い甲羅の様な外角にヒビが入り食い込む。
ビクンと跳ねた魔女が再びエビの様な触手を体にねじ込んでくる。
さやかはそれを無視して素手で甲羅を引き剥がしていく。

「あはは!コイツ蟹みたい!」

不思議と笑いが込み上げてくる。
戦いってこんなに楽しいモノだったっけ?
何もかもが最高!

再び、恭介と仁美の姿が頭にオーバーラップする。
恋人繋ぎをして休日の街を散策してるのだろうか。
夕暮れの公園で別れ際、二人はぎこちなくキスをした。
最初は遠慮がちに、次第に激しく夢中になって。何度も、何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も。
名残惜しい様に、何度も。

「しつこいんだよ!」

さやかは絶叫し、ウネウネと侵入してくる魔女の触手を切り落とした。

グヂャ!グヂャ!グヂャ!グヂャ!

四肢を切断される度に、魔女は何度も再生したがその度にさやかは刀でそれを切り落とした。
マウントを取ったさやかにもう反撃の余地のなくなった魔女は再生のスピードが鈍くなっていく。
さやかはその隙に残った甲羅を引き剥がし始めた。

中身に爪を立てる度に「もう殺してくれ」と懇願する様に魔女が跳ねる。
さやかに残酷な笑みが浮かぶ。

まだだめ。楽にしてやらない。
私がこんなに必死に苦しい思いをして戦っているんだ。
だからオマエラももっと必死に苦しい思いをして消えなきゃ。
―不公平でしょ?

むき出しになった魔女の腹部に両手をつっこみ真綿で首を絞める様に力を込めていく…

「あぅっ!」

仁美が恭介の腕の中で小さく跳ねた。
二人は一糸纏わぬ姿で抱き合っている。
視線の定まらないまま、引き寄せられる様にキスを重ねた。
それは互いに互いの気持ちを受け入れているからこそ出来る…
全てをさらけ出した様なキスだった。

グヂャッ!

さやかの指先に力がこもる。

「あっ」

四つん這いになった仁美を後ろから恭介が貫いた。
シーツを噛んで痛みを堪える仁美の背中を恭介は優しく撫でる度に彼女はピクピクと痙攣した。

「き…恭介くん…も、もう平気だから」
「仁美…大好きだよ」

そう言って頬を撫でた後、恭介は遠慮がちに腰を動かしていく。

グチュ…グチュ…グチュ…グチュ…

「あぃぃぃーっ!あぅっ、あぅっ、あ、アッ、恭介、くんっ…恭介くんっ」
「ひ、仁美、仁美、仁美、ァっ」

仁美の中で恭介が弾け、二人は同時に絶叫した。

「あああああ!」

さやかの手に力がこもる。

「あっ」

四つん這いになった仁美を後ろから恭介が貫いた。
シーツを噛んで痛みを堪える仁美の背中を恭介は優しく撫でる度に彼女はピクピクと痙攣した。

「き…恭介くん…も、もう平気だから」
「仁美…大好きだよ」

そう言って頬を撫でた後、恭介は遠慮がちに腰を動かしていく。

グチュ…グチュ…グチュ…グチュ…

「あぃぃぃーっ!あぅっ、あぅっ、あ、アッ、恭介、くんっ…恭介くんっ」
「ひ、仁美、仁美、仁美、ァっ」

仁美の中で恭介が弾け、二人は同時に絶叫した。

「あああああ!」

魔女の臓器の一部がトマトみたいに小さく潰れた。

ブシュッ。

魔女は最後の抵抗を試みる様にさやかに仁美と恭介の情事を流し続ける。

「あはは!そうこなくっちゃね!もっともっと必死に抵抗してくれないと!
盛り上がらないんだから!
まだまだ付き合って貰うよ!あははハハハはハハはハハハ!」

「ィ…ィクっ…いくっ!恭介くん…恭介くん…アっアっあっアっアっアぁっぁっ…」
「ひっ!?仁美っ!気持ちいい!気持ちーよっ!うぁっ!」

二人の体液がぶつかる音と魔女の肉が潰れる音が重なる。

「あぁーっ!あぁーっあぁーっ!あぁぁーーっ」

達して尚、引き寄せられる様に腰を動かし続ける仁美と恭介。

「うぉぉぉぁぁあ!」

さやかは容赦なく魔女の内腑に両手で握りしめた。

プヂュっ!

恭介と仁美が息も絶え絶えに舌を絡ませ合う映像が頭一杯に浮かんで、消えた。

「さ…さやか…ちゃん…」

脅える様なまどかの声にハッとする。
ほむらや杏子も呆然と魔女を見る様な目で自分を見てる。

「大丈夫だよ、まどか。
この街の平和は―恭介や仁美やまどかやまどかの家族は
私が守ってあげるから」

魔女の黒い体液に染まったさやかが精一杯の優しさを込めて笑う。

「ひっ」

さやかと目が合い、腰を抜かしたまどかが失禁した。

「あははは!まどか、心配し過ぎ!たっくんみたい」
そう言ってさやかは吹き出した。

―私ってホント、バカ。

そう呟いてさやかはいつまでもゲタゲタゲタゲタと笑い続けた。






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