お願い
番外編


「ねえねえ」
「ん、どうしたの?」
この子は頑張ってもなかなか治療成果のあがらない子だった。悪いけどもう余命わずか。
「ぼく、もうすぐ氏ぬんだよね。11歳で人生終わりなんだよね。」
「そんなことないよ、頑張れば元気になるよ」
「いままで何度も手術とか検査とか頑張ったもん。でも全然元気にならないよ。」
このままでは、この子は希望を失ってしまう。何か・・・何とかしたい。
「うーん、そうかあ。じゃあお姉さんが何かお願いをかなえてあげる」
「本当?本当に何でもいいの?」
「ええ、いいわよ。」
「じゃあ・・・セックスしたい!」
「えっ!?そ、それはだめよ」
「うそ、何でもいいっていった。やっぱりウソなんだ!やっぱり氏ぬんだ!」
「だ、大丈夫よ・・・。」
「じゃあセックスしたい。」
「え、ええ・・・。」
私は承諾してしまったし、子供心を傷つけるわけにもいかなかったのでしてあげることにした。
入院中はなかなかお風呂に入れないからすえたにおいが聞こえる。私もごぶさただったので久しぶりに。
「こ、これが女の子のなんだ。内臓みたいで、ちょっと気持ち悪いなあ」
「こら、女の子にそういうこと言わない。ほら、胸触ってみて」
「こ、こうかな?こ、こう?あれ、これでいいのかな?ブラジャーのホック外れないよお」
本当に童貞を相手にしているようで、やわやわと触ってきたり、逆にそれが新鮮で保護欲を誘う。
「ほら、こうすれば外れるよ。あぁん、胸吸わないで。乳首とクリトリスがいいのよ。ああん」
「クリトリスって女の子のおちんちんだよね。ふーん、こんなんなんだあ」
「やさしく触ってね。なんかお姉さん気分が乗ってきたから入れてあげるね。」
「あ、うん。う、うあ、あったかくて、ぬるぬるで、すごい気持ちいい」
「そうでしょ、ちょっとまだ小さいから物足りない感じだけど、もっと動かしていいよ」
「ひ、ひい、あ、おしっこみたいなの、出る。でもなんか変だよ」
「出していいよ、はやく!」
彼は私の中にいっぱい出してきた。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
「どう、また頑張れる?」
「あ、はぁ、うん。頑張る・・・はぁはぁ」
その子は余命わずかだったのに、めきめきと回復して元気になったとさ。終わり。






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