呪われたブルマ(非エロ)
番外編


 鬼形礼が40インチ液晶テレビで鮮明な映像を見ていると、小さな邪魔者が
入ってきた。

奇妙な妹「礼兄ちゃん大変よ!」
鬼形礼「なんだよ?てか、またお前か!いい加減消えろ」
奇妙な妹「うちの小学校でヘンな事件が起きたんだってば」
鬼形礼「石堂小学校で?知るか!今『霊能コイル』見てるから後にしてくれ。
   今日は感動の最終回なんだ」
奇妙な妹「そんなのいいから来てよ!どうせ録画してるくせに」

 鬼形礼は偽妹の鬼形礼子(8)に引きずられて仕方なく石堂小学校に出向いた。

鬼形礼「夜の学校か。まあ怪談には格好の舞台だな。で礼子、事件というのは
   どこで起きているんだい?音楽室か、理科準備室か、それともトイレ?」
奇妙な妹「違うよ。運動場だよ」
鬼形礼「え、運動場だって?」

 奇妙な妹は運動場のすみの遊具が設置されているコーナーに走った。

奇妙な妹「ほら、夜中なのにヘンな人がいる」

 礼子が指さした先は、登り棒だった。五メートルある登り棒の先に誰かが
つかまって呻き声を上げている。

 女!……だった。

奇妙な妹「礼子、確かめてくるぅ!」

 女が登っている登り棒に、礼子はスルスルと登りだした。
 すると、

奇妙な妹「ウ〜ウ〜ウ〜…!」

 同じくして礼子も呻きだしてしまった。
 途中で登るのを止め、腰をクネクネと棒に擦りつけている。

鬼形礼「礼子!何をやってるんだ?降りろ、降りてこい!」

 鬼形礼は下から、思い切り登り棒を揺すった。

 女と礼子は、力が抜けて、地面に降りてきた。
鬼形礼「大丈夫か礼子…あ、君は!」
 鬼形礼は先に登っていた女を見て驚いた。
鬼形礼「エリナ松岡じゃないか。な、なんで…」

 エリナ松岡はいつもの格好ではなく、体操着とブルマを着用していた。
鬼形礼(エリナがこんな格好で登り棒してたなんて…すごいシチュだ!
   襲いかかりたいくらいだよ…いや、ダメだ。そんなこと)

鬼形礼は体がカッと熱くなるのを必死に堪えた。
エリナ松岡は我に返った。

エリナ「あ、鬼形君…私、なんでこんな所に?…え?」

 エリナ松岡はさらに自分がブルマを着用していることに驚いているようだった。

エリナ「やだ!これ誰のブルマなの?私のじゃないわ」

 エリナ松岡は学校など行ってないので体操着など持ってないはずである。

エリナ「きゃっ…やだ…ダメ…あぁあっ!」
奇妙な妹「あ、大変だよ、礼兄ちゃん!お姉ちゃんのカラダが何か
   ヤバくなってる!」

 エリナ松岡の着用しているブルマがどんどん体に食い込んで、彼女に
得体の知れない快感を与えている。
 鬼形礼はエリナの体に食い込んでいくブルマを見て呆然とした。

 はっきり言ってチンコが立っていた。

 そのとき――

『しんぶーん!!』

 きた!恐怖新聞が来た!
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恐怖新聞 深夜刊 ――UFO少女、呪われたブルマで絶頂?――
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ポルターガイスト(やい鬼形!見とれてる暇があったら、その女の着て
   いる体操着を全部脱がせろ!)
鬼形礼「え?何を言っているんだポル」
ポルターガイスト(いいから丸裸にするんだ。でないと女は超次元の
   快感で狂い死ぬぞ!膣と子宮が体外にはみ出して女がグチャグチャに
   なるのを見たいのか?!)
鬼形礼「わかった!」

 鬼形礼は渾身の力を込めて、エリナ松岡の体操着を上も下もビリビリ
に引き裂いた。
 エリナの乳房や生尻が、中学生・鬼形礼の目に飛び込んでくる。

奇妙な妹「お兄ちゃん、なんかエロい、けど頑張って!」

 小学校の運動場で全裸に?かれるエリナ松岡だが、すぐに恐怖新聞が
巻き付いて、体にピッタリと貼り付いた。

ポルターガイスト(これで女の体に残った淫らな怨念が浄化するはずだぜ)
鬼形礼「なんだポル?やけにエリナに優しいじゃないか!」

 エリナ松岡の裸身をじっくりと鑑賞したかった鬼形にとっては実に邪
魔な新聞紙であった。

ポルターガイスト(黙れ鬼形礼!悪霊というものは、自分のテリトリー
   に他の悪霊が侵入すると、意地でもそれを排除しようとするもの
   なのだよ)
鬼形礼「ほう、縄張り争いってワケかい」

 エリナ松岡はようやく正気を取り戻した。

エリナ「ごめんないさい。恥ずかしいところを見られちゃったわね」
奇妙な妹「大丈夫だよ。礼兄ちゃんは、姉ちゃんの裸、もうちょっと見
   てたかったって…」
鬼形礼「こら礼子!つまらんことを言うな!」
エリナ「私としたことが悪霊に取り憑かれるなんて、なんてジャンル違
   いなのかしら…。本当に有り難う。このお礼はいずれ……」

 エリナ松岡はテレポートして消えた。
 あとにエリナ松岡の体の形を保存したままの恐怖新聞が残された。

ポルターガイスト(おい鬼形、新聞にまだ女の匂いが残ってるぜ。
   嗅いでみるかい?)
鬼形礼「どうせ新聞は読まなきゃならんのだろ。仕方ないな」
ポルターガイスト(くだらん弁解すんじゃねぇ!)
鬼形礼「くんか!くんかぁっ!(なんか虚しい…)」

鬼形礼「礼子、帰るぞ」
奇妙な妹「ま…待ってよお兄ちゃん!」
鬼形礼「どうした?」

 鬼形礼が振り返ると礼子は登り棒に興じていた。幼い股間を固い棒に
ぐいぐい擦りつづけ喘いでいた。

鬼形礼「な…何やってんだ?」
奇妙な妹「霊に取り憑かれちゃった。止まんないよ。ああ〜」
鬼形礼「それは霊の仕業じゃない。ただ気持ちいいだけだろ。
   俺は帰る。じゃあな!」
奇妙な妹「あーん、待ってぇ…お兄ちゃーん」

 置いてきぼりにされながら登り続ける登り棒。これまた格別――(完)






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