恐怖スポーツ
番外編


ある深夜−−

鬼形礼は、配達された恐怖新聞を一瞥すると畳に投げ捨てた。

鬼形礼「おい、ポル」
ポルターガイスト「なんだよ?ポルって言うなー」
鬼形礼「最近、恐怖新聞のレベル下がってね?明日隣の家の飼い犬がひき殺されるとか、
石堂神社に狒狒が住んでるとか怖くもなんともないぞ」
ポルターガイスト「猟奇的な怪事件がそう次々と起こるわけねーだろ。鬼形よ、頭を冷やせ」
鬼形礼「あー、やってらんねー。これじゃあ一部につき命百日分の価値はねーな」
ポルターガイスト「しょうがない奴だな。じゃあ他の新聞でも読むか?」
鬼形礼「他の新聞?そんなのあんのか?」
鬼形礼の目の前に別の新聞が舞い降りてきた。
鬼形礼「げっ!こ、これは…!」目を剥く。
ポルターガイスト「『恐怖スポーツ』だ。主に色情霊関係の事件を集中的に取り上げてある。
また、ギャンブルや株の予想はかなり信頼度が高い」
鬼形礼「すげえ!エリナ松岡のビキニのグラビアまであるぞ!ビクビクビクッ」
鬼形礼は我慢できずにパジャマを脱いでシコりだした。
鬼形礼「すごいよ。すごいよポル。僕はこういうのを待っていたんだあ!」
ポルターガイスト「おっと言い忘れたが、恐怖スポーツの記事をおかずにすると、
一回射精するごとに精子が百万匹ずつ減少するからな」

鬼形の手がピタリと止まった。

鬼形礼「ポル…そ、それはないよ…」
ポルターガイスト「だからその、ポルって言うなって!」






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