新年
番外編


 鬼形礼がコタツに入って蜜柑を食べていると――
 突然コタツが揺れ出した!

鬼形礼「ええ?新年あけましてポルターガイスト現象なのか?」
奇妙な妹「お兄ちゃん!バア!」

 鬼形礼子がコタツの中から出てきた。

鬼形礼「わあ!礼子、いたのか?しかもコタツの中に」
奇妙な妹「あたいは神出鬼没なのよ」
鬼形礼「鬼没すぎるぞ。さっきまで人の気配なんてなかったのに、おまえ、
   テレポートでもしたのか?」
奇妙な妹「ねえ、チョーダイ」

 礼子は鬼形に手を差し出した。

鬼形礼「なんだ。年賀状か。ほぼ毎日会ってるんだから必要ないだろう」
奇妙な妹「そんな薄っぺらなもんじゃないわよ。
   ほら、正月にくれるもんあんじゃない?」
鬼形礼「も、もしかしてお年玉のことか?冗談じゃない。
   俺だってまだ子供だ。もらう側なんだぞ」
奇妙な妹「じゃあそのお兄ちゃんがもらった分を少し分けてよ。あたい、
   誰ももらう人がいないのよ。ポルのおっちゃんは現金持ってないし」
鬼形礼「そんなの知るか!」
奇妙な妹「ねぇ〜ん、ちょ〜だい。ちょ〜だいよぉ〜」

 礼子は体をくねらせて、鬼形にまとわりついた。その手が鬼形の股間に伸び
優しくさすりだす。

鬼形礼「あ、何をするんだ?こら…」
奇妙な妹「ああ、お兄ちゃん、ココ固くなってるよ。何考えてるのぉ?」
鬼形礼「くそ、卑怯だぞ、礼子…小学生のくせにこんな手を使うなんて」
奇妙な妹「いいよ…お兄ちゃん…思いきり…しよ」

 まぁ、そういうわけで―― 
 鬼形礼と偽妹の鬼形礼子は、全裸になって新年早々、初合体した。

鬼形礼(どうせ俺は来年まで命がもたんだろう。
   だったら今のうちに好き放題してやるぜ!)

 鬼形礼は、やけくそになって小さな礼子の体を突きまくり、思う存分精液を
中出しした。

奇妙な妹「お兄ちゃん、すごぉい。礼子ニンチンしちゃうよぉ」
鬼形礼「ほーら、お年玉だよ」
奇妙な妹「わーい。じゃあ延長ね!」

 その後二人は、一緒に風呂に入り、そこでプレイが再開された。

 その一部始終を、外から覗く者があった。

ポルターガイスト(くそう…鬼形礼のやつ。小学生相手に気持ちいいことしや
   がって…俺の出番がまるでないじゃないか!)
竹の市(あんまの因縁霊)(気を落とすなよポル。今日は正月だ。俺んちにき
   な。肩を揉んでやるから…何なら前立腺マッサでもすっかい?)
ポルターガイスト(なあ、頼むからお前までポル呼ばわりしないでくれる?)






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